Fosi Audio K7という通常価格28,999円予定の、現在Makuakeにて23,999円からクラウドファンディングされているゲーミング用のDAC兼ヘッドホンアンプです。Fosi Audioさん自体は元から知っていて、安価なスピーカーアンプとかを作っていたメーカーですが、今回はゲーミングと結構違う分野の製品を出してきましたね。私はゲーミング機材が必要になるようなゲームを全然やらないので、あくまで音質をメインでオーディオオタク的視点から使用感をレビューさせて頂こうと思います。今回はFosi Audioさんからの直接のレビュー依頼です。
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注目ポイント
・AK4493SEQをDACに採用
→ゲーミングというと「音質もいいよ」とは書いてあるけど、具体的にどういう点で良いのか書かれていない製品も多い中、しっかりとDACチップに良い物を使っていることが明記されているのはポイント高い
良い点
・造りがとても良く、操作性が良い。
・小さい筐体でデスクサイドに置いても邪魔にならない
・USBだけでなくBluetoothの入力にも対応しており、気軽に聴く用途として非常に便利
・音も変なクセが無く、全体的に解像度の高いナチュラルな音が良い
・本体にイコライザ機能があり、低音、高音の量感をすぐに調整できる。
・マイクの音量操作やミュートがすぐに出来るのでゲームだけでなく配信とかでも便利そう
悪い点
・Bluetooth入力aptX HD、aptX LL、aptX、AAC、SBCのみでLDACには非対応(個人的にはaptX HDがあれば問題ないが)
1、音質は2万円ほどという価格であればゲーミングではなくただのオーディオ機材と考えても悪くない。
音はなかなか良いです。USBやBluetooth入力があって、3.5mmと4.4mmの出力にも対応していて、本体に液晶もあるので単体で完結出来る非常に使い勝手の良い製品なのですが、正直「ゲーミング」というと音質的にはどうなんだろうなと心配していましたが、音質は非常に良好です。音の傾向は良い意味で変な味付け感が無く、とてもフラットなクセの少ない音を、高い解像度としっかりとした駆動力の高さで鳴らしてくれます。勿論流石に大型の平面駆動等の極端に駆動力が必要な機材では厳しい面もありますが、写真のようにSennheiser HD620Sくらいのヘッドホンでも、しっかりと制動のとれた音で鳴ってくれますし、相当な高望みをしない限りは基本的に問題なく使えます。
全体的にはクセの少ない音を卒なく鳴らしてくれるタイプですが、本体の側でイコライザを使うことができ、ゲーム等で低音の量感が足りないと思ったらすぐにブーストが出来ますし非常に使い勝手が良いと思います。
2、マイクの音量調整やミュート操作が非常に使いやすい操作性の中で行えて便利。ゲームだけでなく配信とかでも良さそう。
ゲーミング製品なため当然マイク端子のあるヘッドセットとも繋ぐことが出来るのですが、マイク音量をホイールですぐに変更出来ますし、ボリュームノブを1クリックするだけでミュートにでき、しっかりとミュートの状態も本体の画面で確認ができるため、使い勝手がとても良く、ゲーミング用途だけでなく、最近流行りの配信とかでも便利そうだなと思いました。私も配信とは違いますが、Twitterのスペースで知り合いで世間話をグダグダしているときがありますので、そういった場面でも「マイクの音量小さいよ」とか言われたらすぐに対応できるので非常に便利そうです(まぁ、スペースはまだパソコンから対応してないんだけどさw)
おススメ度 90点
3、非常に利便性が高く、デスクサイドに1台あると非常に便利な1台。ゲーミングとしてでなく単純なオーディオ機材としても非常に便利。
音質は非常にフラットなクセの少ない音で、良い意味で「余計な味付けの無い」音であることがとても好印象でしたし、USBの、同軸、光デジタルの入力に加えてBluetoothの入力もあるので非常に便利な全部入り製品で、全文入りでありながらも非常にコンパクトでデスクサイドに置いても全く邪魔にならないのがかなりポイントが高かったです。私もメインではFiio K9PROとか大型のヘッドホンアンプを使用しているのですが、流石にデスクに置いておくことはできないので、このサイズ感で使える製品はとても便利です。
見た目もカッコよく、実際の筐体の質感もしっかりとした金属で安っぽさが全くありませんし、音質も2万円近辺のオーディオ特化な製品と比較しても引けを取らない、全体的に非常に上手くまとめられている製品だと思います。