
Musehifi M6 Doubleという現在399ドルで販売されているBluetooth対応のUSB DACアンプ製品です。今回は真空管を使った製品でありますが音質だけでなく、音量表示もニキシー管を使っているという非常に趣味性に特化した製品となっています。今回はHIFIGO経由でのレビュー依頼です。
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総評 95点
・非常に趣味性の高い機材で所有欲を満たしてくれる。良くも悪くもあまり真空管らしい音は強くないが、純粋に解像度の高い綺麗で聴きやすい音を鳴らしてくれる。
良い点
・非常に趣味性の高い構成。ニキシー管を音量表示に使うという発想は良い意味で非常に頭が悪くて最高。
・真空管のオンオフが切り替えられ、DACにES9039を使っているだけあり真空管無しもとても解像度が高い良い音
・真空管をオンにしても、良くも悪くも解像度の高さは損なわれず、自然と少しだけ中音域の広がりのある音にしてくれる。
悪い点
・全体的に筐体はちょっと安っぽい
・付属のケースを付けると音量調節しにくい。
・良くも悪くも真空管らしいゆったりした音を期待すると、真空管をオンにしても結構サッパリとした音なので少し裏切られる。

1、音はDACにES9039を使っていることもある解像度が高くなかなか良い。真空管も主張し過ぎずに聴きやすい中低音域の広がりを適度に出してくれる。
音はなかなか良いです。正直良くも悪くも露骨に真空管っぽい音という感じでは無いので、ここは好みが分かれそうですが、全体的に音の解像度が高くサッパリとした音で鳴ってくれます。ES9039を使っているおかげか真空管を使っていない状態での音もなかなか良く、全体的に非常にサッパリとした味付けの少ない音が出てくれます。
そして、真空管をオンにすると、クセの少ない音に中低音域に少し広がりと、適度に味のある艶やかさが乗る感じでアクセントとしてとても良い味を付加してくれます。正直この真空管らしい音の味が結構薄めなので、一聴して「うぉぉ、これが真空管だよな!」となるように感動は正直あまり無いのですが、逆に言えば全体的に味付けが少な目で、音の雰囲気を改変することなく、適度に味を出してくれる感じでコレはコレで個人的には好きです。


2、ニキシー管が音量表示になっているのが最高すぎる。ただ筐体は正直全体的に少し安っぽい。
正直、これだけで買っていいレベルの魅力だと思います。音量の表示がニキシー管になっていて、非常にエモい雰囲気を醸し出してくれます。個人的にニキシー管の味のある表示って大好きで、これが見られるだけで買っていいというレベルまでテンションが上がるポイントです。
ただ、少し残念なのは全体的に筐体は安っぽいです。正直持った時の第一印象は「思ったよりチャッチいな」でした。ケースも正直あまり合っておらず付属のケースを付けるとボリューム操作がやりにくくなったり詰めの甘さは正直結構多いです。全体的にニキシー管を積んだ趣味性の高さと、解像度が高く適度な真空管の味を楽しみたい人向けって感じですかね



おススメ度 95点
3、真空管が好きならとりあえず買っとけ、それ以外は買わなくていい。
この製品は良くも悪くも真空管ラバーな人向けの趣味性が高い機材です。単純な音質だけなら個人的には81点くらいで、音だけで選ぶなら正直別にこれじゃなくても良い部分はあると思います。でも、この製品は何といってもニキシー管の圧倒的に見ていて楽しい趣味性の高さと、そういった「遊び」の部分を出しつつも、しっかりと音質もちゃんと良くまとめていることが非常にポイントが高いです。ぶっちゃけ音質的にはニキシー管なんて使うの何の利点にもならないですからね、コストかかるだけでw
良い意味で非常に真空管好きの人達に向けた趣味性の高い機材で、こんなコンセプトモデルみたいな製品をしっかり商品化したMusehifiには大きな声で「よくやった!」と言いたいです(笑
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