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Edifier MR5という現在3万9800円で販売されている3way構成スピーカーのレビューです。パッと見は2wayに見えるスピーカーですが、背面のスリットの部分から重低音が出るようになっているようですね。
現在発売直後のキャンペーンとして公式販売サイトからだと3万1984円で購入することが可能です。今回はメーカーから直接のレビュー依頼です。
公式販売サイトはこちら amazonはこちら 
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要約
「90点。入門スピーカーでありながら、小型ブックシェルフらしからぬ音の広がりが特徴的で面白い。Bluetooth入力で気軽に聴けて、音質も全体的に明るく引き締まった音で好印象。」
良い点
・音はなかなか良い。サイドのスリット部分から低音が出るおかげで、ニアフィールドでも音に広がりを感じられて窮屈感が無い
・全体的にハキハキとしたパワフルな音で、軽いドンシャリの傾向ではあるが、ノリが良く楽しい音
・本体にBluetooth入力がありLDACで入力して聴けるのでとても楽。
・入力端子が豊富、アンプも内蔵なので凄く使いやすい
悪い点
・低音、高音の調整ダイヤルは使うと音が曇る印象があり(ある程度仕方ないことだが)
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1、サイド部分のスリットから低音が出ることで、安価なブックシェルフにありがちな音の窮屈さが無く、ニアフィールドでも広がりのある音を実現しているのがとても高印象。
音はなかなか良いです。4万を切る価格でこの音のスピーカーが買えるなら文句は無いと思います。音の傾向は全体的に元気でノリの良い、軽いドンシャリ傾向で、高音域のハッキリとした煌びやかな音が印象的です。それでいて、低音もしっかりと力感のある音を鳴らしてくれますし、全体的に音の輪郭がハッキリとした明るく引き締まった音が鳴ってくれるのが良いですね。
また、地味だけど個人的にかなり良いなと思ったのが、この横のスリット部分です。ここに重低音を鳴らすためのスピーカーを下向きで配置しているおかげで、全体的に引き締まった音でありながら音の広がりに余裕を感じられ、ニアフィールドで聴いたときでも、音の広がりに窮屈さが無く、自然な広がりのある音で聴けるのがとても良いですね。良い意味で卓上で使うエントリースピーカーとしては申し分のない性能が詰まっていると思います。
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2、パワードスピーカーなのでアンプは必要なく、本体にBluetooth入力があるためスマホでも気軽に聴けて利便性が高い。低音調節のボリュームは増やすと少し音が曇る(ある程度仕方ないけど)
音は価格を考えたらかなり頑張っていましたし、入力もこれだけ多くの規格に対応しつつ、それでいてBluetoothで直接LDACで入力をして聴くことができるので非常に快適です。前面にヘッドホンの出力もあるので、スピーカーを使えない時間帯はここにイヤホンを繋いで聴くこともできますし、流石老舗のスピーカーメーカーなだけあって、非常によく考えられた利便性の高い製品になっています。EDIFIERってあんま知らない人も多いかもれしませんが、実は結構歴の長いオーディオ系のメーカーなんですよ・・・?
ほぼ難点は無いのですが、無理やりに挙げるなら低音と高音の量感を調整するボリュームですが、こちらは低音を増やすと高音域がわかりやすく曇ってしまう印象があるので、私は基本使わないと思います。ただ、こればっかりは低音のボリュームが付いた製品はほぼ同じ現象が起きると思いますので、仕方ないところだとも思います。
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おススメ度 90点
3、満足度の高い入門スピーカー。音の広がりがとても自然でニアフィールドでも広がりのある音を聴けるのがとても良く、利便性もとても高い。

全体的にとても良いスピーカーだと思います。ぶっちゃけ最近スピーカーというと左右に分けない1つで鳴らすBluetoothスピーカーとかが主流になっていますけど、個人的にスピーカーは左右に分けて聴きたい派なので、こういった入門で音が良く、かつ利便性の高い製品はかなりポイントが高いです。そして、3Way構成にした低音を左右のスリットから出しているおかげで、卓上のニアフィールド環境でも、音の広がりが自然に感じられる窮屈さの無い音になっているのがとても良かったです。
スピーカー入門として、パワードの使い勝手の良い製品を探している人におススメしたい逸品です。ぶっちゃけこういう低価格のスピーカーって本当に今じゃ出しているメーカーが少ないから、このジャンルの製品を日本で積極的に出してくれているというだけでも、個人的に応援したい製品だったりもします、、、w