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Edifier W260NCというデュアルダイナミック構成TWSイヤホンのレビューです。今回はEdifierさんから直接のレビュー依頼です。通常価格は11900円ですが、現在10%オフのクーポンが出ているので10,791円で購入ができます。Edifierはちょくちょくクーポンを出すので、基本は1万円くらいの価格帯の製品と思っていいと思います。

最近レビューが滞っていましたが、ボチボチ再開していこうと思います。ちょっと仕事のほうが先月忙しくて全くといってレビューに時間をとれていませんでしたが、ノートパソコンで出先でレビューを書いたり、色々やり方を変えていこうと思っているところです。
販売サイトはこちら 
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良い点
・ノイズキャンセルの効きがなかなか良い
・約1万円でLDAC対応
・誇張感の無い聴きやすい分離の良い音でデュアルダイナミック構成とは思えないくらいバランスが良い。
・約1万円という価格でありながら見た目に安っぽさが無い。プラにレザー調の加工がされていたり価格相応な部分を上手く安っぽく見せない工夫がされている。
・新アプリのEdifier connect Xは安定の使いやすさ。
悪い点
・ノイズキャンセル性能はedifier neobuds pro2とかより劣る(価格差があるので仕方ないが)
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1、音はなかなかバランスが良く、少し弾むような低音域の元気な音が楽しいノリの良さがありつつも余計なクセは極力減らしているのが好感。
音はなかなか良いです。正直同軸デュアルダイナミック構成はチューニングが難しい印象があるので「約1万円のTWSで同軸デュアルダイナミックって大丈夫か?」と思うところはあったのですが、 流石にEdifierのイヤホンということで上手いバランスでまとめられています。音の傾向としては低音域寄りの軽いドンシャリ傾向です。高音域は曇り感は無いものの、そこまで明瞭という感じは正直無く高音域を重視するのであれば他のイヤホンのほうが良いかなと思うのですが、同軸デュアルダイナミック構成を採用しているおかげか低音域の力感がとても聴いていて楽しく、重低音域の表現力が高い聴いていて楽しい音造りがとても良いです。低音域の量感がしっかりとありつつも、全体的な音の分離性能は比較的高めで、スピード感のある音源を聴いても音の破綻感は全くなく、全体的には音のクセは少な目でまとめられているのが良いですね、デュアルダイナミックは本当変な音になりやすいので、、、w
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2、ノイズキャンセルの効きは価格を考えたらかなり優秀。安っぽく見せないデザインの工夫が非常にポイントが高い。
ノイズキャンセルの性能は約1万円の価格の製品としてはかなり健闘していると思います、流石に現行最高峰クラスのSONY WF-1000XM5とかと比べると静寂性は一聴してわかるほど劣るのですが、電車内で使うと十分周りの音を軽減させてくれ、元々のノリが良いそれでいてクセの少な目な音を外出先でも堪能することができます。ただ、同社のneobuds pro2とかは「この価格でここまでのノイキャン性能が出せるのか」と思えるくらいの静寂性があったので、それと比べると流石に同社内でも価格差をしっかりと感じられるくらいの差はありますね。ちなみにノイズキャンセルの効き方は二段階で調節ができますので、ノイキャン特有の耳への圧迫感が苦手な人も安心かと思います(このイヤホンは元々ノイキャン特有の圧迫感は比較的少ないほうだと思いますが)
筐体のデザインは全体的にレザー調の加工がされており、1万くらいのTWSでありながら見た目に安っぽさを感じにくくなっているのが非常に上手いなと思います。最近は高級なTWSでも露骨な安っぽいプラスチック筐体みたいな製品もある中で、こういう工夫の仕方は流石にTWS分野が強いEdifierの製品だなと感心させられました。
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3、新アプリのEdifier connect Xは安定に使いやすい。
今回の製品からEdifier connect Xという新しいアプリに変更となっていますが、基本的な操作感は大きく変わらず、今回も細かくタッチごとの動作を変えたり、タッチの制度を変えたりと細かく設定が出来てとても良いですね。TWSはアプリの使い勝手も含めてだと思っているので国産のTWSメーカーはこういうところ本当に見習ってもらいたい、、、w ちなみにLDACは初期状態では接続されないのでこのEdifier connect Xで有効化させる必要があります。Sonyのイヤホンも同様に設定が必要ですし、ここは何か制約があるのですかね?
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おススメ度 88点
4、非常によくまとめられた使い勝手の良さと、デュアルダイナミックらしい楽しさとクセの少なさを両立したバランスの良いTWSイヤホン。

全体的に流石Edifierという感じで、約1万円という価格でありながら音質的にも利便性的にもとても上手くまとめられている製品だと思います。特にデュアルダイナミック構成らしい低音域の重み、重低音の表現力の高さをしっかりと表現しつつも、音のクセは比較的少なく幅広いジャンルの音楽を違和感なく聴けるバランスになっているのが「相変わらず上手い塩梅で作ってくるなぁ」と勝手に関心してしまう安定感があります。
1万近辺の手ごろな価格帯で、トータルバランスに優れた製品を探している方、低音域の力感のある音やノリの良い音のTWSを探している人におススメしたい製品です。最近のEdifier製品、全体的にふつーに良く出来すぎてて逆にコメントがしにくいです(笑