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Shozy Midoriという11.2mmの平面駆動ドライバを採用した現在109ドルで販売されているイヤホンのレビューです。「新しいタイプのフラット・コンポジット・ユニット」とのことなんですけど、私には何のことかよーわからんので平面駆動と紹介させて頂きます。今回はAngelearsのレビュー依頼です。
ShozyというとAlienというかなり独特なDAPを出していたり、インナーイヤーでとても綺麗な音を出す製品を作る印象があり、結構楽しみにしていました。
販売サイトはこちら
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良い点
・音はまぁまぁ悪くない。全体的に厚みのある勢いの強い音で、良くも悪くも平面駆動という感じがある。
・全体的に音の抜けが良く、音の圧の割には綺麗な音が鳴る。
・中低音域の厚みがかなりあり、ロック音源が楽しく聴ける。
・筐体のデザインがとても良い。
悪い点
・全体的に音の分離が悪い
・全体的に勢い勝負な感じがあり、音が少し雑
・筐体に大きな音抜け穴が3つあり、音漏れは大きい
PXL_20231225_130627912shozy midri
音質評価 75点
1、重みのある中低音域の力感が楽しい音。中低音域の情報量が多くあるものの、帯域バランスとしては極端なドンシャリでは無いので、力感を感じつつもしつこさの無い音になっているのが良い。ただ、音の分離の悪さは気になる。

音は109ドルという価格を考えたら悪くはないのですが、積極的におススメするかと言われるとうーんと思うのも本音な感じです。音の傾向としては中、低音域寄りの重みのある音です。良い意味で中低音域の厚みは平面駆動らしい情報量が多い濃い音を鳴らしてくれるので、ガツンと低音域が来るようなハードロックの音源は楽しく聴けます。ただ、全体的に音がゴチャつきやすい印象があり、スピード感のある音源では、ドラムのシンバル音がモタついたり、ピーキーな感じで鳴る印象がちょっと残念かな。
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音のバランス
高音域 □□□
中音域 □□□■
低音域 □□□□
2、重みのある低音域の情報量の多い音が印象的。全体的に濃いめの音で濃密な音が好きな人には良いかも。

音の傾向は中低音域寄り。音場は少し広め
高音域は曇り感の無い抜けの良い音で鳴りますが、低音域が多い場面では少しピーキーさが目立つ印象があります。曇り感はそんなに無く、綺麗な音を鳴らしてくれるのですが、どうもドラムのシンバル帯域の音が少しピーキーな印象があり、音の分離の悪さも相まって悪目立ちする感じがあります。
中音域は厚みのある音で、定位の正確な適切な音像の大きさで鳴ります。ボーカル帯域はとても自然でありつつも、情報量が多く少し厚みのある音が鳴ります。厚みのある音というと、音像を拡散したような味付けがされた音になっているケースが多いのでずか、このイヤホンの中音域は音像の大きさはそのままに、音の情報量を多くしたような濃密さのある音なので、結構聴きごたえのある質感かなと思います。
低音域は厚みのある音で情報量が多い濃い音になっています。とても深みのある情報量が多い音で、良い意味で平面駆動らしい楽しく聴ける濃さの音だなと思うのですが、その反面意外と重低音域の再現度はイマイチな印象があり、低音域の量感の割には少し軽く感じる場面もあるのが残念です(全体的には力感のある音だとは思うのですが)
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おススメ度 72点
3、平面駆動らしい中低音域の濃い音が魅力的。筐体のデザインも良く濃い音のイヤホンが欲しい人には良い候補になると思うが、音の分離の悪さが気になるのも本音。

まず、平面駆動のイヤホンでこういう音の分離が悪いとか書くと「お前の鳴らしてれる環境の駆動力不足だ」とか絶対言われると思うので、今回はHIFIMAN HM1000 SilverやQuestyle QPMといった駆動力に余裕のある機材でも試した上で書いてますと言っておきます。
正直、shozyは過去のイヤホンがとても繊細な高音域を鳴らす、とても美音系のメーカーという印象だったので今回その印象もあって??となったところは正直あるかなと思います。109ドルという価格を考慮すれば、中低音域の厚みのある音は楽しいですし、ミドルテンポの力感のある音源を聴くのには楽しく聴けるイヤホンかなとは思います。
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