
Symphonium audio Meteorという599ドルで販売されている3way構成イヤホンのレビューです。3wayであるとは聞いているけど、BAの構成とかは書いてないんですよね。多分3BAとかじゃないかな?先に言っときますけど、基本的には同社製品ならHeliosをおススメしますw
販売サイトはこちら Symphonium audio Heliosのレビューはこちら 割引キャンペーンはこちら

良い点
・量感のある低音域と、広めの音場による音はまさにMASSIVE Soundって感じがする。
・全体的に音像が大きめでありながら、音の分離はそこそこ良いので、ノリが良く楽しく聴ける。
・低音域が量感だけでなく、音像の大きめな太い音で鳴るのが独特で面白い
・筐体がカッコいい
・Heliosと比較して装着感がかなり改善している
悪い点
・高音域はも少し明瞭さがほしい
・低音域が正直邪魔に感じる場面もある。


音質評価 80点
1、音はかなり低音域が主役となる音で、全体的な音像が大き目な太い音がとても印象的。メーカーがMASSIVE Soundと銘打っているのでがかなりわかる音。
音は悪くないのですが、正直同社のHeliosの分析的な高解像度な音が大好きだった人としては、あまりに真逆な傾向の音に結構面食らったのが本音だったりしますw
音の傾向は結構ハッキリとした低音域寄りの全体的に重みのある音です。高音域は綺麗に出てはいるのですが、低音域の量感が強い場面では少し物足りなさを感じますし、音の分離も大雑把です。ですが、このイヤホンの魅力は全体的な音の太さと、太い音でありながら音場が広く、分離もそこそこは良いので、太く音像の大きな音を「ちゃんとノリの良い楽しく聴ける音としてまとめている」ところだと思います。ぶっちゃけ音の圧的には破綻していてもおかしくないような野太い音が鳴るのですが、決して音がブーミーになりすぎることはなく、非常に厚みのある楽しい音として再生されます。


音の傾向
高音域 □□□
中音域 □□□■
低音域 □□□□□
2、低音域の野太い音がかなり特徴的。これだけ野太い圧のある音を鳴らしつつも、音場の広さのおかげで破綻せずに楽しく聴けるのが面白い
音は低音域寄り。音場は広めです。
高音域は単体では綺麗な音が鳴りますが、低音域の量感に負け気味で曇りを感じる場面があります。音の質自体は悪くなく、ドラムのシンバル音も明瞭に煌びやかな音を鳴らしてくれるのですが、低音域の量感の多い場面では、少し埋もれる印象はあります。でも、この低音域の量感に合わせて高音域も上げてしまうとドンシャリ感の目立つピーキーな音になってしまうと思うので、コンセプト的にはこういう音で正解なのかもしれません。でも私はもっと高音域は明瞭のうほが好きw
中音域は音像が大き目な広がりのある音を鳴らします。低音域がかなり強めですが、ボーカル帯域は音像がしっかりとしていて埋もれることなく、力強さのある音を鳴らしてくれます。印象としては女性ボーカルより男性ボーカルを情感たっぷりに鳴らしてくれる印象ですが、演出感はそこそこ強めです。
低音域は太く、とても圧の強い音を鳴らします。最近こういう低音域を強調した音のイヤホンをあまり聴いてなかったので、久しぶりに強烈な低音だなと一聴して笑ってしまいましたw低音域は量感が強いだけでなく、音像が大き目に鳴るので本当に文字通り「野太い音」が鳴ります。一般的なロックやハードロックくらいのスピード感の音源なら問題ないのですが、メタル系のスピードは音の分離性能が追いつかない印象です。ですが、ハードロックの音源はライブ会場で聴いてるかのような臨場感のある音で鳴らしてくれるので、個人的にはそういったライブ感のある音を目指した低音域なのかなと思います。このイヤホンで聴くAC/DCは最高ですw



おススメ度 81点
3、万人ウケする音では無いけど、このイヤホンでハードロックを聴いたときの楽しさは唯一無二の楽しさがある。とにかく、これでAC/DCを聴けw
ハッキリ言って相当人を選ぶし音源も選ぶイヤホンです。でも、この低音域の圧があり、全体的に音像の大きな野太いMASSIVE Soundがハードロックの音源を聴くのに非常に楽しく、良い意味で使い分けにはこれ以上ないくらいの面白味のある音を鳴らしてくれます。もう音源も指定ちゃうけど、AC/DCをこのイヤホンで聴いてみれば私の言っていることはわかると思います。
ライブハウスというよりは野外や大型ホールでのフェスのように低音域の暴力感をイヤホンで味わいたい人におススメのイヤホンです。こういうクセの強いイヤホン、私は嫌いじゃないです。
いや、もう別にこのイヤホンじゃなくてもいいからAC/DCを聴いてくれ、リンク貼っとくから!w