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RAPTGO x HBB HOOK-Xという現在259ドルで販売されている平面駆動ドライバーと圧電(PZT)ドライバーのハイブリッドイヤホンのレビューです。ハイブリッドでもうダイナミックもBAも使っていないというねw
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注目ポイント
・Raptgo は、オーディオファンの世界で伝説的なオーディオ レビュアーの 1 人である「Bad Guy, Good Audio Reviews」 (Hawaian Bad Boy としても知られています) と提携し、以前の成功であるフック X インイヤー モニターを次のレベルにアップグレードしました。
→もうお馴染みとなってきた海外のレビュアーHBB氏とのコラボモデルですね。ぶっちゃけレビュアーコラボモデルってそんなに好きではない製品も多いのですが、個人的にHBB氏チューニングは好みに合うことが多いです。

良い点
・音はとても良い。HBB氏コラボらしい中低音域に厚みがある軽めのドンシャリ傾向音でとても楽しい。このイヤホンのベースとなっているHOOK-Xはもっと暗めの音色だったので、個人的には今回のコラボモデルのほうが好き。
・ハイブリッド構成ではあるが、ハイブリッドにありがちな特定帯域の悪目立ち感が無くバランスの取れた楽しい音。
・高音域の煌びやかな質感がとても良い、明瞭でハッキリとした音で良い意味でピエゾドライバらしい明るさがある。
・低音域にしっかりと厚みがあるので、ロックも楽しく聴ける。
悪い点
・遮音性は悪く、音漏れもかなり多い。開放型のイヤホンであることは覚悟して買ったほうがいい。
・ベースモデルのHOOK-Xとは真逆に近い音のチューニングなので、ノーマルのHOOK-Xが好きだった人には多分合わない。
DSC03923Harmonic Dyne
音質評価 97点
1、音は素晴らしい。ノーマルのHOOK-Xが暗めな落ち着いた音色だったのに対し、軽くドンシャリなノリの良い楽しめる音造りになっていて、良い意味でいつもHBB氏らしいチューニングだなと思う。ただ遮音性の低さは注意。

音は非常に良いです。良い意味でノーマルのHOOK-Xとは真逆に近い音の傾向で、とても元気でノリが良い音です。音の傾向としては軽めの低音域寄りなドンシャリ傾向で、低音域の平面駆動らしい厚みのある音と、高音域の煌びやかなピエゾドライバの明るい音がとても良い塩梅でマッチした音を鳴らしてくれます。こういうハイブリッドのイヤホンは、クセを少なくしすぎるとハイブリッドらしい良さが無くなって「なんでドライバ複数積んだの?」ということになりかねませんし、だからといって派手にし過ぎると「音が不自然すぎる」と思われてしまうので非常に難しいところなのですが、このイヤホンは良い意味でそれぞれのドライバの強みを生かしつつも、しっかりと楽しく違和感の少ない音で鳴らしてくれているので、非常に上手い塩梅のチューニングだなと思います。ただ、元々のHOOK-Xはもつと落ち着いた良い意味で暗めの音が鳴るイヤホンだったので、ノーマルの音が好きだった人がこれを聞いたら「 HBBは何もわかってねぇ!」って思うかもしれません(笑
あと、このイヤホンは半開放、、、というよりほぼ完全な開放タイプのイヤホンなので、音はかなり漏れます。電車等で使う場合は音量を注意しましょう。
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音のバランス
高音域 □□□□
中音域 □□□
低音域 □□□□
2、派手めなドンシャリ傾向の音でありつつも、違和感の無い嫌味の無い音で鳴ってくれる。特に高音域の煌びやかでありつつピーク感の少ないハッキリとした抜けの良い音は、開放型のカナルだからこその強みかなと思う。

音のバランスは軽く低音域寄りのドンシャリ。音場は広め。
高音域は非常に煌びやかでハッキリとした音で、非常に彩度の高い音でありつつも、抜けが良く耳につきにくい嫌味の無い音を鳴らしてくれます。ピエゾドライバを使ったイヤホンは高音域が変にピーキーで耳に負荷がかかるようなキツめの音が鳴るイヤホンが結構多い印象があるのですが、このイヤホンは耳につく印象が無くとても印象がいいですね。ただ、それなりにドラムのシンバル帯域のような刺さりやすい帯域は強めに再生はされるので、苦手な人は苦手かなと思います。
中音域は音のバランス的には少ないのですが、音像がハッキリとしていてかつ音の分離が良いおかげで意外と映えます。この帯域も流石に開放イヤホンなだけあり音の抜けが良くとても伸びやかで窮屈感の無い音が鳴ってくれるので、ボーカル帯域の余韻の美しさまでしっかりと再現してくれドンシャリ傾向のイヤホンの割にはかなりボーカルの質感も良好だと思います。
低音域は厚みがある良い意味で平面駆動らしい情報量の多い音を鳴らします。もーね、最近の平面駆動のイヤホンは平面駆動なのに中、低音が控えめで高音域が強いような製品が結構多いんですが、平面駆動の強みは中低音域の情報量の多い濃い音だと私は思っているので、聴いて「あーHBB氏とは意見が合いそうだ」と勝手に共感をしています(笑)厚みと深みのある音でありながら、しっかりと分離が良くスピード感のある音を鳴らしてくれるのが非常に良いですね。こういうノリが良くありつつも深みのある音の低音を鳴らせるイヤホンは、なかなか同価格帯には少ないと思いますね。
相性の良い音源はロック、パワーメタル、ジャズ、EDM、軽快なアニソンなど、基本的に軽めのドンシャリ傾向のノリの良い音ですので、少しアップテンポな元気の良い音源と相性が良いです。また、低音域の濃い情報量の多い音のおかげでジャズとかも結構いけます。
相性の悪い音源はクラシック、声楽系、バラード等、少しノリが良いドンシャリ傾向の良くも悪くも脚色感はある音なので、もっと素直な音のイヤホンのほうがこういうジャンルは楽しいかなと思います。
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おススメ度 90点
3、音は文句なしにおススメできるが遮音性がかなり低く使用できるシーンが限られることから点数を下げてこの点数。低音域の厚みを感じつつ、ピエゾらしい高音域の鮮烈さを感じられるチューニングバランスは流石HBB氏といった印象でとても良かった。

音は個人的にはかなり良かったです。正直個人的には同価格帯で間違いなくトップ10には入るであろう実力の音質だと思います。私が元々少しドンシャリ傾向なイヤホンのほうが好きなこともありますが、こういうドンシャリの元気な音でありつつ、極端に不自然なバランスにならない「適度に楽しく聴けるバランス」というのは、本当に上手い塩梅でチューニングされている製品だなと思います。ただ、開放型のイヤホンで音は結構漏れるので、そこだけは注意です。
ノリの良い音のイヤホンを求めている人。高音域の鮮烈さと、低音域の厚みのある音を求めている人におススメしたい名機です。個人的にHBB氏チューニングへの信頼度がまた上がりましたw
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