
SeeAudio YumeⅡという現在199ドルで販売されている2BA1D構成のハイブリッド構成イヤホンのレビューです。国内でも最近販売が開始されましたが、今回は依頼を受けている相手のLinsoulの販売サイトを載せています。どこで買うかは自由ですので、自分のお好きなところでチェックしてもらえたらと思います。
販売サイトはこちら
注目ポイント
・航空グレードのアルミニウム合金シェルの 3D プリント技術
→初代Yumeは樹脂筐体でしたが、金属筐体にアップグレードされました。
・再設計された最適化された液体シリコンダイヤフラムでコーティングされたダイナミックドライバー
→初代Yumeと同じ液体シリコン振動板ですが同じものではなく再設計されたもののようです。
・Knowles RAD シリーズ ツイーター + Sonion 2300 BA
→BAの構成もしっかり明記されています。変なドライバ使ってないよということと、明記しても問題無い自信があるのかなと思います。
良い点
・良い意味でハイブリッドらしくない、とてもバランスの取れた綺麗な音。明瞭な音でありながらも音にトゲが無くハイブリッドにありがちな主張の強いガチャガチャした音ではない、とてもスッキリとした音なのが非常に好印象。
・音の繋がりが非常に良くて自然。所々高音域の主張の仕方とかを聴くと「ああそういえばハイブリッドだったな」と思うくらいで、良い意味で本当ハイブリッドらしくない自然さ。
・良い意味で万人ウケする音だと思う。同価格帯で綺麗な鳴り方をするイヤホンを探している人は第一候補にしていい。
・金属筐体になってかなり見た目も良くなった。フェイスプレートのデザインも金のバナナとか言われてるけど、個人的には全然嫌いではないw
悪い点
・正直ほぼ無い。強いて言うなら低音の量感重視な音源は少しだけ物足りなさがあるかも?


音質評価 98点
1、非常にスッキリとした綺麗な音で、ハイブリッドにありがちな特定帯域の悪目立ち感も無く、とても自然でまとまりの良い音。誰にでも勧めやすい良い意味で万人ウケしそうな綺麗な音が好印象。
音は非常に良いです。正直初代Yumeは私はそこまで好きでは無くて「この価格帯のSeeAudioはBravery一強だな」と思っていたのですが、このイヤホンが出たおかげでかなり状況は変わるんじゃないかなと思います。Braveryは限定版も含め以前にもレビューを何度もしていますが、あれは素晴らしい音ではあるものの暖色系のゆったりとした音ですが、こちらのYumeⅡは寒色系のスッキリとした音で、良い意味で対局の方向性で良さを突き詰めた音になっています。
音の傾向はフラット傾向、厳密には少し高音域が強めのほんの少しドンシャリかな。音の傾向は本当にスッキリとした見通しの良い音で、ハイブリッドらしい高音域のBAの主張感はあるのですが、過度にならず欲しい所で明瞭な音を鳴らしてくれて、全体的に音にトゲが無くとても聴きやすく透き通った音が鳴ってくれます。この高音域の鳴りっぷりが本当に絶妙で「これならハイブリッドの意味無いじゃん」となるような音ではなく、しっかりドラムのシンバル音のような音をBAから煌びやかな音を鳴らしてくれるので、ハイブリッドらしい良さもしっかり感じられるのですが、そのBAからの高音域の鳴りっぷりが絶妙に主張し過ぎない自然さを崩さない、でも明瞭でハッキリとした音で、良いアクセントとなっていてとても聴いていて楽しい音です。


音のバランス
高音域 □□□□■
中音域 □□□□
低音域 □□□□■
2、全体的に見通しの良いスッキリとした音でありつつ、低音域の量感もしっかり感じられる本当絶妙なサウンドバランス。綺麗な音でありながら、しっかりと聴きごたえのある音も両立している。
音の傾向はフラットより、厳密には高音域が強めのほんの少しドンシャリ。音場は少し広め。
高音域は、非常に明瞭でスッキリとした音で伸びやかで綺麗な音を鳴らします。この高音域の質感がとても絶妙で、ハイブリッドらしいドラムのハイハット音の主張が適度にあって「ああ、ハイブリッドだなぁ」とわかるような場面が音楽を聴いていてあるものの、それが良いアクセントとして働いていて、主張はしすぎずに欲しいところで綺麗な音を目立ちすぎずに鳴らしてくれます。何というか、すごく空気読んだ音を出してくれます(笑)ハイブリッドらしい高音域の主張がありつつも、ここまでいい塩梅にまとめられているイヤホンは珍しいと思いますね。
中音域はクセの少ない音で脚色感が無い、適切な音像の大きさで鳴ってくれます。このボーカルラインの音は変に音を広げることもなく、あるがままの音を出してくれるのですが、適度に音場の広さのおかげもあって伸びやかで綺麗な音を鳴らしてくれます。筐体の響きも上手いこと作用してくれている印象で、音像が大き目に鳴るボーカルが主体となる音源では、しっかりと広がりのある音でボーカルラインを鳴らしてくれますし、どんな音源でも淡々と鳴らすようなイヤホンとは違い、音源によって適切な音をちゃんと鳴らしてくれる印象があります。
低音域はスッキリとした分離が良い、それでいて音の輪郭の強調感が無い、自然で解像度の高い音を鳴らします。こういう綺麗な鳴り方のイヤホンは「綺麗なんだけど、俺のロックがロックじゃねぇ」っていう大人しくなり過ぎるパターンも結構あるのですが、このイヤホンはしっかりと低音域も量感もしっかり最低限以上にはありますし、重低音域も重みのある音を鳴らしてくれて、メタル音源も楽しく聴ける力感がある音で鳴らしてくれます。勿論力感重視のイヤホン群と比べたら劣るところはありますけど、こういった綺麗な音でありつつもしっかりとロックも楽しく聴ける音になっているのは、かなり良くできていると思いますね。スピード感もあり、しっかりと芯のある低音が鳴るのが好印象です。
相性の良い音源は、アニソン、POPS、ロック、パワーメタル、クラシック等、基本的にどんな音源でも合いますけど、あまりガチャガチャとした音源より、ミドルテンポで楽しく聴ける軽快な音源のほうが相性が良い気はします。
相性の悪い音源は、そんなには無いのですが、強いて言うならEDM、デスラッシュ、ハードロック等はもっと力感の強い音を鳴らすイヤホンのほうが楽しく聴けるかなと思います。(このイヤホンでも十分すぎるほど楽しく聴けますが)


おススメ度 98点
3、同価格帯で綺麗な音を鳴らすイヤホンを探している人は第一に候補に入れていいイヤホン。スッキリとした音でありながら、しっかりと聴きごたえのある音に仕上がっているのは本当に見事。
音は文句なしに良いです。199ドルでよくこんなイヤホン作ったなと思えるイヤホンで、良い意味で守備範囲も広い音のイヤホンだと思いますので、自分だけでなく人にも勧めやすいイヤホンだと思います。同社はBraveryが圧倒的に人気が高く、最近Braveryの限定版を出しまくっていたのでCampfire audioが一時期Andromedaを出しまくっていたようにBravery一強のメーカーになっちゃうのかなと思っていたのですが、このイヤホンで一気にその状況は変わるなと思いました。
Braveryが暖色方向の良い音を突き詰めたような製品だったのに対し、このYumeⅡは寒色方向のスッキリとした音での良さを突き詰めたような製品となっていて、本当に200ドル近辺のSeeAudio強すぎない?と(笑)
スッキリとした綺麗な音のイヤホンを探している人に文句なしにおススメできる名機です。恐らく同価格帯でトップクラスの人気が出るイヤホンだと思います。
コメント
コメント一覧 (2)
装着感も良さそうな感じですし、ボーカルも良さそうな感じがします。
最近のイヤホンは付属品が充実しすぎてるような気もします。
(HZSound Heart Mirror Proも実際購入して、色々付属してましたし)
本年もありがとう御座いました。色々と情報があるのはとても助かります。
世の中のニュースは色々考えさせるのが多かった年でしたが、
来年は良い年でありますように、と切に願うこの頃です。
体を大事にして、良い年を迎えてくださいませ。
確かに付属品はやたら充実しています。正直もう少し簡素でもいいんじゃと思う本音はありますw
今年もいつもブログをご覧くださりありがとうございました。Karuさんのような定期的にコメントをしてくださる方が居ることが書くモチベーションになっています。来年もよろしくお願いします。