DSC04171
DUNU Titan Sという現在69ドルで販売されているダイナミック1発構成イヤホンのレビューです。この製品自体は結構前から日本でも売られているイヤホンなのですが、今回のはサンドストーンブラックのモデルです。音は同じと聞いていますが、元々のTitan Sの音は試聴したかどうかすらうろ覚えなので(多分してない)何とも言えません。とりあえずデザイン的には個人的にはこのサンドストーンブラックのほうが圧倒的に好みですね。
HIFIGO販売サイトはこちら Amazon販売サイトはこちら
dunu-tit
注目ポイント
・まったく新しいサンドストーンブラック仕上げ。
→これは個人的には結構カッコいいと思います。黒と赤の配色も写真で見たときは正直ミスマッチかなーと思ったのですが、実機で見た印象としては結構アリ
・液晶ポリマー振動板の11mmダイナミックドライバを採用
→液晶ポリマーというとSonyのMDR-EX1000等から多くで採用され始めましたが、最近は100ドル以下の製品も使ってるんですね~

良い点
・良い意味で非常にトゲの無い、それでいて元気な音造り。軽いドンシャリ傾向ではあるものの、高音域にピーク感、キツさが無く、抜けの良い音なのが好感。
・全体的に音の分離が良くスッキリとした音造り
・装着感が軽く、長時間の使用も問題無い
・筐体のサンドストーンブラックはなかなかカッコいい、良くも悪くもちょっと厨二くさいデザインで好みは分かれそうだが個人的にはアリ(サイバーパンクにインスパイアされているデザインだとか)
・付属のケースが非常に使い勝手が良く質感も良い。普通に小銭入れとして買い増ししたいw
悪い点
・元気な音の割に刺激が少ないのは長所だが、逆に言うと音のレンジ感は少しだけ狭く感じるかも。
・重低音域の表現力はイマイチ
・デザインが好みが分かれそう。
DSC04178TITAN S
音質評価 85点
1、良い意味でとても普通の音を鳴らしてくれるイヤホン。軽いドンシャリの元気な鳴り方でありつつ、音の抜けが良く音にトゲトゲしさがなく聴きやすいのがポイントが高い。

音はなかなか良いと思います。というかDunu製品って結構良いものも多いんだけど、毎回あんま話題にならないですよね。このイヤホンもサンドストーンブラックではないグレーの物は結構前から日本で販売されているのですが、あまり話題になっている印象が無いですし、毎回結構良いものを出しているのにどうも地味な印象が勿体ないなと思っています。(言うて私もこのイヤホンそこまで注目してなかつたので人のこと言えませんがw)
音は良い意味で普通です。取り立てて「高音域がメチャクチャ明瞭」とか「低音域の力感やスピード感が凄い」みたいなのは正直あまり無いです。このイヤホンの最大の魅力は音の抜けの良さによるトゲの無い音だと思います。音の傾向としては軽くドンシャリ傾向の派手な音造りなのですが、その割に高音域にシンバル帯域が耳につくことなく、とても抜けの良い聴きやすい音になっています。この塩梅は結構難しくて、例えばタイトすぎる音にすると「面白味の無い音」と評価されやすくなりますし、あまりに個性的な音だと「良い音だけど人を選ぶ」という評価を受けやすくなります。その点、このイヤホンは元気な鳴り方で音の楽しさはしっかりと表現しつつも、聴きやすい刺激の少ないチューニングになっていて、なかなか上手いチューニングだと思います。ただ、私はどちらかといえば高音域は少しピーキーになるくらいの製品のほうが好きなので、それもあって少しだけ音のレンジは狭めに感じるのも本音ではあります。(抜けの良さは勿論あるのですが、それにしてもピーキーになる帯域が聴きやすすぎる印象もあるので)
DSC04176DSC04181DSC04174
音のバランス
高音域 □□□■
中音域 □□□
低音域 □□□□
2、軽く低音域寄りのドンシャリだけども、過剰にならない適度に楽しさを表現してくれる音のバランス。

音の傾向は軽く低音域寄りのドンシャリ傾向です。音場は広くも狭くも無く。
高音域は明瞭で抜けの良い音ですが、少しレンジの狭さを感じるところもあります。ドンシャリ傾向の元気な鳴り方で、ドラムのハイハットの煌びやかな金属的な音もしっかりと表現してくれ、とても気持ちの良い鳴りっぷりをするのですが、それでいてその刺さりやすい帯域も音の抜けが良いおかげで過剰に主張することがなく、とても聴きやすい元気でありながら優しい音を鳴らします。個人的にはFinal A8000みたいな「刺さりなんてそのまま鳴らせよ!これが高音域だろ!」みたいな音のイヤホンのほうが好きなので、こういう音は少し音のレンジが狭く感じる面も少しあるのですが、こういった元気でありつも刺激の少ない鳴り方も良いなと思います。
中音域はクセの無い音で、適度な音像の大きさの音を淡々と鳴らしてくれます。よく「淡々と」という表現をするとネガティブな印象と捉えられるのですが、個人的には淡々とというのは自然な音をそのまま演出なく鳴らしているという意味で使っているので好印象なところです。変に厚みを持たせるわけでも、音場を広げるわけでもなく、自然な音をそのまま鳴らしてくれる印象で、ボーカルラインに味付けがあるイヤホンとは鳴らし方が違いますけど、こういう音のほうがロックは相性が良いですね。
低音域は分離の良いスピード感のある音を鳴らします。とても引き締まった音を鳴らしてくれるのでロック、メタル等の音源と非常に相性が良いです。ただ、音の量感の割には低音域に重みを感じるところがあまり無く、良い意味で言えばこれも高音域と同様に「刺激の少ない聴きやすい音」なのですが、電子音とかでしっかりと沈み込む低音域が主張してくる音源とかでは、正直物足りなく感じる場面もあります。一般的なロック、メタル音源では、スピード感のある元気で聴きやすい音として問題無いんですけどね。
相性の良い音源は、ロック、パワーメタル、軽快なアニソン等。元気な音でありながら聴きやすいので、少しアップテンポの音源をのんびり聴くのに向いている気がします。
相性の悪い音源はEDM、ゲームサウンド等、デスメタル等、低音域の重みを求める音源では少し物足りなさがあるかなと思います。
DSC04166DSC04175
3、別売りのイヤーピースを付けると少し音場が広く、より聴きやすい表現豊かな音に。あと付属のケースが69ドルのイヤホンにしては無駄に出来が良い。
DUNU S&S (Stage & Studio) Silicone Eartips」と「DUNU Candy Silicone Eartips」というそれぞれ13ドルで販売されているイヤーピースも合わせて試して欲しいと言われて合わせて試しているのですが、正直S&Sイヤーピースのほうは全然良さがわからず、装着感は悪いし何コレと思ったのですが、Candy Silicone Eartipsのほうはなかなか良く、付属のイヤーピースより柔らかくソフトな装着感になりますし、音も音場が少し広がる感じでこのイヤホンの抜けの良い聴きやすい音の長所を伸ばしてくれる印象があります。せっかくなら合わせて買ってみてもいいかも。
あと、付属のケースが非常に出来が良く質感も素晴らしいです。正直このケースだけで10ドル以上取られそう。普通に小銭入れとして追加で買いたいくらいの出来の良さですね(無くしてもっと安くしろとか野暮なことは言わないw)
DSC04176DSC04190DSC04183
おススメ度 85点
4、元気な音でありながらトゲの無い聴きやすい、いい塩梅でチューニングされているイヤホン。音がタイトすぎるのもイヤだし、派手すぎるのもイヤって人におススメしたいノリが良く、かつ聴きやすい音。

音はなかなか良いです。正直もっと話題になっててもいいイヤホンだと思うなかなか絶妙なチューニングだと思いました。特にドンシャリの元気な鳴りっぷりでありながら、全体的にトゲがあまり無い聴きやすい音なところが魅力的で、タイトすぎる音もイヤだし、派手すぎる音もイヤという人におススメできる丁度いいくらいの楽しく聴ける音なんじゃないかなーと思います。サンドストーンブラックになって筐体もカッコよくなりましたし、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?(通販みたいで胡散臭いなww
このエントリーをはてなブックマークに追加