
https://www.fujiya-avic.co.jp/shop/pg/1headphonefes-2022a/
フジヤエービック主催の秋のヘッドフォン祭2022に行ってきました。
今回は久しぶりに制限がかなり無くなったイベントということで楽しみにしていましたが、しっかり台風接近で大荒れの天候というのがある意味フジヤのイベントらしいというか、、、w
今回はちょっと疲労がたまっていた影響で、いつもより試聴したブースがかなり少なかったので、レポの内容としてはかなり薄いので予めご了承ください。
今回は中野でヘッドホン祭が出来るのも最後かな?というタイミングなのもあったので、久しぶりに105人入れる会場を借りて大規模のオフ会を開催してみました。その様子も後半に書いていますので是非ご覧ください。
ここからいくつかヘッドホン祭で試聴したものの感想を書いていきます。毎回のことですが、あくまで試聴、しかも短時間かつイベント会場の騒音下での試聴ということで、基本的にアテにならない物と思って見てください。

MOONDROP VOID 参考URL 参考価格約2万円近辺
Moondropは好きなメーカーだったので期待していたのですが、これはザ・期待外れって感じでかなり微妙でした。全体的に音が薄く、低音域の厚みに欠け、それでいて高音域にも別に繊細さ、鮮明さがあるわけでもなく、ただただ音が薄くて軽い、、、価格的にもそんなに高くない製品とはいえ、正直その価格を考慮しても「安っぽいな」という印象は拭えませんし、色々どうしてこうなった?と思った製品。

BQEYZ Winter 参考URL 参考価格2万円くらい?
音はスッキリとした寒色系の音でAutumnに似ている感じ。良い意味で飾りっけの無い、少し冷ための音を淡々と鳴らしてくれるタイプの音で、スラッシュメタル等の音源と相性が良さそうな印象でした。BQEYZは最近アタリなイヤホンが多いので、個人的には株の上がっているメーカーですね。良い意味で安牌。

ピッドホン 参考URL 参考価格 8万円くらい?
AVIOTが出す新作、そしてピエール中野氏チューニングということで、良くも悪くも話題性の高い製品ですね。個人的にピエール中野氏のコラボ製品での手法は好感を持っているものの、正直つくる音は合わないなぁと思うことが多く、AVIOTにも良い印象はほぼ皆無でしたが、、、今回のピッドホンは非常に良かったです。良い意味で平面駆動っぽくない高音域のキラキラとした音が印象的なヘッドホンで、煌びやかでハッキリとした高音域の繊細な音がとても印象的な、正直今までの低音寄りな製品が多かったピエール中野氏チューニングは何だったんだ?と思うくらいの美音系な音で拍子抜けしましたw10万円以下というと色々と大手の良いヘッドホンがいくらでも買える価格帯なので、これを積極的におススメするかと言われると悩むところは正直ありますが、十二分に良い選択肢になってくれるヘッドホンだとは確信しました。

SoftEars Turii 参考価格1399ドル 参考URL
個人的に結構期待外れな製品でした。全体的に音の輪郭の強調感が強く、ザラザラとした粗めの音。金属筐体の響きがあまり良くない方向に働いている印象があり、変に音が尖っている印象が強くクセの強い音だなと感じました。微妙

Softears Turii Ti 参考URL参考価格2,499ドル
Softears Turiiは微妙でしたが、こちらは非常に良かったです。とても綺麗な伸びやかな音が出る美音系のイヤホンで、良い意味でVictor HA-FW10000に高音域の鋭さを少し足したような、綺麗な音でありながらノリの良いロック等も楽しめる非常に幅広いジャンルで楽しめそうな音。2,499ドルという価格は決して安くありませんけど、Turii買うくらいなら個人的には絶対に差額を考慮してもTurii Tiのほうが良いなと思いました。

HIFIMAN HE-R9 参考URL 参考価格85,800円
同社のHE-R10 Dynamicはかなり微妙な印象だったので期待していなかったのですが、これはなかなか良かったです。R10と違って変な音の反響感が無く、HIFIMANらしいスッキリとした音でしたし、それでいて中低音域に厚みもあって、味付けはあるものの適度に幅広い音源を楽しめる音造りだなと思いました。見た目もR10よりこちのほうが良いしね。

Campfire Audio Trifecta 参考URL 参考価格43万円
ダイナミック3基を積んだことで話題のイヤホンですが、、、これはヒドイとしか個人的には言いようがないです。別に聴けない音じゃないです、音のバランスも極端に変ということはありません、ですが「ただ、それだけ」なんです。感想としては「ダイナミック3発積んだ割には普通の音だね」というだけ、ダイナミック3発積んだことによる恩恵は感じられない。単純な音だけの感想としては、少しゴチャついた濃いめの音で、それ以上でもそれ以下でも無い。これで43万円という価格は個人的には舐めてんのかと思いますね。普通に10万円以下でダイナミック1発とかのシンプルな構成のイヤホン買ったほうがよっぽど良いと思います。まだ発売前で音変わる可能性もあるけど、現状は個人的には地雷候補。
以上でヘッドホン祭での試聴の感想は終了となります。
他にも色々あったんですが、大抵は整理券を入手する必要があるもので、正直そこまでの元気はなかった&YAMAHAの新作高級ヘッドホンは開始15分くらいの時に行ったら既に整理券もう無くて結構萎えたりで、、、w
今回は久しぶりに制限がかなり解除された状態で開催されたヘッドホン祭でしたが、正直規模としては前回の制限アリなヘッドホン祭miniとほぼ変わらず、正直寂しい印象はかなりありました。ポータブルオーディオ系は正直そんなに景気の良い話を最近はあまり聞きませんし、もう斜陽な感じなのですかねぇ、、、個人的にはサブスクサービスが流行して音楽を聴くことがかなり手軽になった今、ポータブルオーディオの需要も持ち直してほしいなーと思うところなのですけどね。そういった意味ではこのフジヤ主催のヘッドホン祭やEイヤホン主催のポタフェスといったイベントには今後も頑張ってほしいなと思います。



http://headphonemetal.ldblog.jp/archives/52442100.html
中野サンプラザで出来るヘッドホン祭も、もうこれが最後かもしれないなーと思い、今回はちょっと気合を入れて大規模なオフ会を主催しました。今回は105名入る会場を借りて、コロナ対策として60名に参加上限を絞って開催したところ、有難いことに60名フルの方に参加して頂きました。本当にありがとうございます。



今回はNICEHCK 、ダルマオーディオ 、Hisenior Audio、SIVGA Audio 、EASY EARPHONE、 EDIFIER JAPAN 、TRN、YU9 Audioにご協力頂き色々な試聴機なノベルティを用意して大規模に開催することができました。参加して頂いた方々、会場設営を手伝って頂いた方々、協力して頂いた企業に方々本当にありがとうございました。


ここまでの大規模なイベントはしばらくやらないつもりですが、もう少し規模を縮小したオフ会は定期的にやろうと思っていますので、また遊びに来ていただけたら幸いです。


今回のヘッドホン祭は大雨での開催+大規模オフ会の準備+前日まさかの休日出勤というトリプルパンチで非常に疲れたので、ヘッドホン祭の時間の大半を近くの宝島24 中野店というビデオ試写で仮眠をとって過ごすというなかなかに本末転倒なことをしていました、、、w
ビデオ試写の食べ放題なカレーライス、ただのありがちなレトルトのカレーなんですが、逆に言えばそれがとても安心できる味でなかなか良かったです。カレーが食べれて数時間個室で寝て1000円くらいなんだからコストパフォーマンスは良いですよね。まぁ基本的にエロビデオを見るための店なので、色々怪しい雰囲気は漂ってますけど、、、w
そんな感じで、色々ありましたがヘッドホン祭、オフ会ともにとても楽しめた週末でした。次回の開催も楽しみにしています。次回はまだギリギリ中野サンプラザでできるのかな?もしかしたらもう移動かしらね?