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現在129ドルで販売されている平面駆動ドライバを採用したイヤホンのレビューです。
販売サイトは Amazonがこちら HIFIGOがこちら
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注目ポイント 
・選択の自由交換可能なチューニングノズル:TRNキリンには、サウンドのチューニングを変更できる3つの金メッキ真鍮ノズルが装備されています
→200ドル以下の平面駆動イヤホンが最近かなり多く発売されていますが、ノズルでの音質調整ができるのは珍しいと思います。

良い点
・音はなかなか良い。とても明瞭で少し荒々しい元気な音が楽しい。
・半開放な構造なだけあり、音の抜けが良く音場も広めで開放感のある音造り。
・煌びやかでとてもハッキリとしたキラキラとした高音域が楽しい(刺さりやすくはある)
・ノズルを交換して音が変えられるイヤホンは少なくないが、200ドル以下の平面駆動イヤホンとしては珍しい。
・ケーブルの端子が脱着式で変更可能で、4.4mm、2.5mm、3.5mmがどれも使える。
・筐体は金属でしっかりとしている。
悪い点
・かなり金属的で耳につきやすい高音域が好みが分かれる
・音漏れは多め
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DSC02806TRN Kirin
音質評価 86点 (中間のreferenceフィルタを付けた状態)
1、非常に元気な荒々しい音で私は好きだが好みはとても分かれる音造り。高音域の煌びやかなキラキラとした音はとても楽しいが刺さりを気にする人は間違いなくやめたほうがいい。

音は正直最近の200ドル以下の平面駆動系のイヤホンとしてはかなり評価が分かれる音造りだと思います。(音の印象は一番印象の良かった中間のreferenceフィルタを付けた状態を基本として書きます。)音の最初の印象は良くも悪くも高音域の金属的なキラキラとした音がかなり耳に残る音だなということです。全体的にとても明瞭でハッキリとした音造りなのですが、全体的に金属的な少しキンつく音が乗っている印象で、少し前のオーディオテクニカのチタンハウジングを使ったヘッドホン群のような金属的なキンつく感じがあります。個人的にはこういう派手な高音域は好きなので全然アリなのですが、それでも聴き疲れはしやすいだろうなと思います。半開放な構造のおかげもあり音はかなり派手な傾向でありつつも閉塞感の無い音のおかげで出音の割には違和感なく聴ける音ですし「あくまで派手な音造り」というところだけわかっているのであれば非常に楽しく聴けるイヤホンだと思います。
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音のバランス
高音域 □□□□
中音域 □□□
低音域 □□□□■
2、高音域はかなり派手な金属的な明るい音を鳴らす、煌びやかで綺麗な音だが刺さりも強め。中音域は少し遠めに鳴るが音の質感は比較的自然に鳴る。低音域は引き締まったスピード感のある音を鳴らす。

音の傾向は低音域寄りの強めのドンシャリ。音場は少し広め。
高音域は非常に明瞭でハッキリとした金属的で煌びやかな音を鳴らします。ハッキリ言って刺さる音が苦手な人はまず候補から外したほうが良い音です。非常に高音域は派手でドラムのシンバル音のような刺さりやすい帯域の音が少し強調気味に、金属的な響きが乗って再生されます。オーディオテクニカのチタンハウジングを使ったヘッドホン群に多くあった、あの独特のキンつく感じの質感の音に似た良くも悪くも耳につきやすい音です。個人的にはこういう音は全然アリなのですが、苦手な人も多いでしょう。(Atmospheric Immersionノズルを付けることである程度解消できますが、それでも焼け石に水程度)
中音域は少し遠めに再生されます。低音域の量感が強めでボーカルは少し遠めに感じられますが、音の質感自体は比較的自然で、かつ音の抜けが良いことから意外と音の余韻まで美しいさを感じられる音を鳴らしてはくれますが、それでもボーカルを主体に聴く音楽にはそこまで向かないでしょう。
低音域はとてもスピード感のある引き締まった少し音のエッジを強調するような音を鳴らします。こちらの帯域も少し金属的な響きが乗る印象で、音は引き締まってはいるものの少し音のエッジが強調ぎみに再生される印象があり、自然な音という感じは正直あまりしません。ですが、スラッシュメタル等のスピード感のある音源では、この少し強調される感じが元々の全体的に荒々しい音造りとも相まって、とても攻撃的な音で再生されるので、これはこれで楽しいなと思います。
相性の良い音源は、スラッシュメタル、メロディックデスメタル、ハードロック等。基本的に荒々しい音でスピード感のある音源との相性が良いです。
相性の悪い音源は、クラシック、ジャズ、バラード系等、かなり派手な音造りなので生楽器系はしっとり聴く音源とは相性は微妙です。
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3、半開放な構造なだけあり音漏れは大分多め。フィルタの交換ができるのは楽しいが、どれを付けてもかなり派手めな音造りではある。
音漏れは結構多いです。平面駆動なイヤホンは比較的音漏れの多いイヤホンが多いですが、このイヤホンはその中でも1ランク上の音の漏れ安さと思ったほうがいいと思います。フィルタが3種類付いているので、1つ1つの音を簡単に書きたいと思いいます。
「transparency」
一番派手な明るい音。高音域の刺さりやすさが最も目立つ印象で、刺さりはあまり気にならない私でもちょっとやりすぎ感がある。全体的に明瞭でとてもハッキリとして音である反面、音の金属的な荒々しさが目立つ。
「reference」
こちらも高音域のキラキラ感は残っているが、音の刺さりはtransparencyよりは抑えられる(それでも結構あるが)低音域がtransparencyより力感が強めになることもあって、派手な傾向ではあるものの楽しく聴ける音になっている。
「Atmospheric Immersion」
一番大人しい音で高音域の刺さりも結構マシになる。ただ、全体的な音の元気さや荒々しさが亡くなって聴きやすくなる半面、このイヤホンの特徴である音の開放感の良さがあまり感じられず少し窮屈な音になるのが残念。
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おススメ度 83点
4、非常に派手な明るい音造りで間違いなく人は選ぶが個人的には結構嫌いじゃない音造り。良くも悪くもいつものTRNらしい音造りとわかった上で買うなら全然アリな、明るく楽しい派手な音造りのイヤホン。

個人的には非常に楽しく聴ける音造りのイヤホンで好感を持てましたが、高音域の刺さりやすさ、金属的な響きが好みはかなり分かれるだろうなと思ったのでこの点数にしました。個人的な好みで言えば価格を考慮したら90点くらいあげてもいいのですけどね。良くも悪くもTRNらしい結構派手な音造りのイヤホンだと理解した上でなら、非常に楽しく聴ける良いイヤホンだと思います。大分じゃじゃ馬な鳴り方だけどねw
高音域の煌びやかな少し荒々しい音のイヤホンを探している人、ドンシャリ傾向でノリが良い音のイヤホンを探している人におススメしたいイヤホンです。派手な音だけどこれはこれで楽しいですよ。
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