Smabat ST-20 Proという現在38,977円ほどで販売されているインナーイヤー、イヤホンのレビューです。インナーイヤーでありながら1BA1Dのハイブリッド構成になっているのが特徴的な製品です。
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良い点
・適度に高い解像度
・低音域が厚く、ゆったりと余裕がある音を鳴らす。
悪い点
・面白い点はあるのだが、正直この音で約4万は少し厳しい
・正直BAの音はあまり必要なかった気がする
・装着感は悪い


音質評価 62点
1、音質は正直約4万円と言われると首を傾げざるを得ない。適度に広い音場と、それなりの解像度の高さがあることは魅力だが、BAから出ていると思われる高音域が主張してきたり、まとまりの無い音に感じる。
正直音はあまり良いと思いません。そもそも装着感がかなり厳しく、イヤーパッドをつけた状態でやっと安定しましたが、付けられない人も多いと思います。最初はその影響により音質も微妙に感じているのかと思いましたが、指で押さえながら聴いたりしても大きくは印象が変わらなかったので、そのまま評価させてもらいます。
音は、大人しい音源だと、そこそこ魅力のある音を鳴らしてくれます。全体的にゆったりとした広がりのある音場と、余裕のあって膨らみのある中低域のふくよかさ、厚みが魅力的なイヤホンです。そのため、ピアノの弾き語り、バラード系の音源を聴くとボーカル帯域の艶やかさが良い意味で強調されて非常に楽しく聴けます。ただ、高音域の表現力がかなり微妙で、恐らくBAから出ていると思われる音が変に主張をしてくるので、少し音数の多い音源だと、中、低域の魅力を高音域が邪魔をします。また、BAとダイナミックが上手く帯域が分かれられていない影響か、ボーカルの高めの帯域で少し歪みによる刺さり感があります。正直、全体的に非常にうーーんという印象の多いイヤホンというのが本音。

音のバランス
高音域 □□□■
中音域 □□□□
低音域 □□□□■
2、音のバランスは少し低音域寄り。高音域は伸び切らなさ、変な主張の強さの割に質が良くないのが気になる。中音域は広がりのあるゆったりとした音で魅力を感じやすい。低音域は中音域同様ゆつたりとした深みのある質の良い音を鳴らす。
音のバランスは若干低音域寄りです。
高音域は、ハッキリいって質が微妙です。曇り感は無いものの、変な音の伸び切らなさや、歪み、歪みによる刺さり感があります。
中音域は広がりのあるゆったりとした音で、非常に聴き入ってしまうような魅力があるのですが、少し高めの帯域で歪みっぽう刺さりがあります。そのため、非常に楽しく聴き入っていたところに、急に高い帯域で「うーん?」と思う音を鳴らしてくるので、せっかくの魅力を半減させてしまいます。
低音域は、ゆったりとした広がりのある音で、インナーイヤーらしからぬ深みと厚みのある音で、なかなか質が良い思います。ただ、音の分離はそこまで良くないので、音数の多い音源とは相性が悪いです。

おススメ度 59点
3、そこまで悪い音のイヤホンでは無いが、約4万という価格を考えると個人的には落第。装着感の悪さも合わせておススメしにくい製品。
このイヤホンは本当に惜しい製品だなと思います。中低域には厚みがあり、適度な音の広がりが気持ちよかったり、色々魅力は帯域ごとに見ればあるのです。しかし、高音域の質の悪さ、そして聴けば聴くほどBAから出ていると思われる音が邪魔に感じるなど、何だか凄く聴いていて釈然としないモヤッと感ある製品です。「3、4年前くらいなら価格なり」くらいの評価をしたかもしれませんが、最近インナーイヤーの平均レベルが上がってきているので、今約4万で出す製品としては、申し訳ないけど少し微妙かなというのが本音なイヤホンでした。Smabatは需要の少ないインナーイヤーで色々独特な製品を出しているのでがんばってほしいのですが、個人的に今回の製品の評価は「うーーん」って感じです。
コメント
コメント一覧 (5)
ヤンネさんは外出先のオーディオ環境は基本的にスマホ+DAC的な物だと認識しておりますが
正しいでしょうか?
単純にリスニング環境に興味がありお聞かせ願えたら幸いです。
有線で聴くときはスマホ+DAC系が多いです。
最近よく使っているのはHIFIMAN HM901R、ifi gryphon、Shanling UP5、luxury & precision w2あたりです
ただLDACでの接続はありきかなと、iphoneはLDAC無理なのでキツイです
おお!!音の感想までありがとうございます。僕はAndroidなのでLDAC使えますし相性よさそうですね。
今度試聴しに行ってみます。