

CCZ Plume羽という現在23,999円で販売されている1D4BA構成のハイブリッドイヤホンのレビューです。
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良い点
・音はかなり派手だがとても良い、ゴリッとした強いベースラインの音を重低音からしっかりと再現してくれて聴いていて楽しい音。
・1D4BAの構成でありながら音にゴチャゴチャ感が無い分離の良い音
・こんな見た目だが密閉イヤホンなので遮音性は高め
悪い点
・かなり派手なドンシャリ傾向の音で音の刺さりも強めなので好みは分かれる音だと思う
・2pinリケーブル対応仕様だが、標準ケーブルが2.5mmバランス仕様で他を選べない(4.4mmと3.5mmの変換プラグは付属するが、つけて外使いは、長さによる端子の負担を考えると、ちょっと現実的ではない)
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音質評価 89点
1、音質はかなり派手な音造りで好みが分かれそうだが、個人的にはかなり好印象。重低音の再現度が高くベースラインの音をしっかり力感のある音を再生してくれるのが好印象。
音質はなかなか良いです。1D4BA構成ということでゴチャゴチャした音のイヤホンなのかなぁと思っていましたが、そんなことはなくとても分離の良いハッキリとしたドンシャリ傾向の音です。全体的にかなり金属的に響きが強めに乗る、かなり派手な音を鳴らすので好みは分かれると思いますが、個人的にはこういう振り切った元気サウンドは結構好きです。高音域はかなりキラキラと煌びやかな音が鳴りますし、低音域はイヤホンらしからぬ、かなり重みのあるゴリッとした太く深い力感のあるベースラインを再生してくれるのが非常に好印象です。派手な音ではありますがロック系のサウンドを聴くのであれば最高に楽しめるイヤホンではないかなと思いますね。


音のバランス
高音域 □□□□■
中音域 □□□■
低音域 □□□□□
2、音のバランスは低音寄りのドンシャリ。高音域は煌びやかで派手な金属的な響きの乗るキラキラサウンド。中音域は少し遠めではあるが、特に誇張表現の無い自然な音。低音域は分解能は高いがしっかりと重低音まで再現された重みのあるゴリッとした音を鳴らす。
音のバランスは低音域寄りのドンシャリで、全体的に金属的な響きが乗る刺さりやすい派手サウンドです。
高音域は見通しが良い、かなり派手な煌びやかな音を鳴らします。ドラムのシンバル音のように刺さりやすい音が、金属的な響きが乗りかなり煌びやかで派手な誇張感のある音で鳴ります。刺さりを気にする人には絶対合わないと言えるレベルの音ですが、私のように多少刺さるくらいの音が好きな人には楽しく聴ける音でしょう。
中音域は全体のバランスとしては一番少ないですが、しっかりと分離されているので他の帯域に埋もれることはありません。ボーカル帯域に関しては特に特徴は無い味付けの少ない音を鳴らしますが、少し音の伸びやかさには欠ける印象があるので、バラードのようにボーカルが主体となる音源では表現力に少し不満を覚えるかもしれません。
低音域は分離の良い歯切れの良い音を鳴らしつつ、重低音の再現度が高い、非常に力感の高い音を鳴らします。重低音の力感を重視すると音の分離が悪く、音が団子になりやすいようなチューニングになってしまうことが結構多いのですが、このイヤホンは歯切れの良い分離の良い音でありながら、ベースラインの重低音をゴリゴリと深みのある音で再現してくれるので、スピード感のあるハードロック等の音源でも非常に楽しく聴けます。


3、こんな見た目だが密閉イヤホンで遮音性は高い。付属ケーブルが2.5mm固定なのは個人的にはちょっとマイナス。
見た目的に開放のイヤホンに見えそう、というか私も開放のイヤホンだと思って到着を待っていたのですが、横のメッシュ状のところはただのデザインで完全な密閉のイヤホンとなっています。なので音漏れは少なく、遮音性も一般的なカナルとして平均以上の性能があります。
ケーブルはやわらかく取り回しが良いですし、全体的に使い勝手が良いのですが、付属のケーブルが2.5mmのバランス仕様になっており、他の仕様は選べないのが個人的には微妙なポイントです。付属で3.5mmと4.4mmの変換プラグもつくのですが、L字ではないストレートタイプなので、正直外で使う場合はDAP側に負担がかかるため、変換プラグで常用するのは現実的ではないですし、ケーブルの仕様が選べるようにしてくれたら良かったのにとは思います。

おススメ度 90点
4、かなり派手な金属的な音が鳴るドンシャリ傾向のイヤホンだが、私のような派手系サウンドが好きな人にはたまらないイヤホン。かなり派手でありつつも、やりすぎない絶妙な楽しく聴けるサウンドバランス。
音はかなり派手で、金属的な響きもかなり乗る刺さりやすい音なので、間違いなく好みはかなり分かれるイヤホンです。ですが、私みたいに多少刺さるくらいの音のほうが好きという人には「こういう音にのイヤホンいいよねぇ、わかってるねぇ」と言いたくなるような楽しく聴ける音に仕上がっていると思います。イメージとしてはオーディオテクニカのCK100PRO、あれよりはもう少し金属的なキラキラ音を少し抑えて低音を強くした音、みたいな感じですかね。賛否は分かれるイヤホンだと思いますが、個人的にはこういう楽しく聴ける派手系サウンドは、良い意味で中華イヤホンらしい楽しいバランスの音でかなり好印象でした。
キラキラとして高音域が好きな人、分離が良く力感のある低音域を鳴らすイヤホンが欲しい人、ハードロックやロックと相性の良いイヤホンを探されている方にお勧めしたい元気サウンドイヤホンです。