DARUMA AUDIO T-1000の試作機を送って頂いたので簡易レビューを書きたいと思います。
こういう私みたいなレビュアーの手元に来る試作機は大抵「ほぼ完成品」という状態のものが多いのですが、今回の筐体は鋳物なのですが製品版はアルミ筐体になり、造りも明らかに試作品という感じで本来の物とはかなり違いそうなので、今回は他価格帯との比較したIn-Canal Earbuds Rankingの掲載や、音質やおススメ度の数値は出さないで簡易レビューという形式で書こうと思います。
こちらのT-1000は現在アルミ板の試作機を2021年07/19 22時締切で抽選販売をするそうです。正式販売はここよりもう少し上がることが予想されますが、参考価格にはなるかなと思います。
アルミ筐体版T-1000試作機※ですが、数量限定の割引価格18,000円(税込)で販売いたします。
— ダルマオーディオ公式 (@Daruma2142) July 17, 2021
※本体、ケーブル(-骚II-)、イヤーピース
本体は公開中の①~④のいずれかランダムとなります。
電子メールにて抽選受付けいたしますので下記アドレスまで購入希望のご連絡下さい。
<daruma02@126.com> pic.twitter.com/VpJMkj6mf6
良い点
・音質は非常に良い。同社のイーサリアルの延長線にある音で、とても明るく伸びやかな高音域の気持ちよさが印象的。
・ダルマオーディオのイヤホンは結構特徴的な音で好みの分かれる物が多かったが、恐らく今までで一番素直な万人ウケするタイプの音
・かなり明るくハッキリとした高音域を鳴らすが、非常に伸びやかな音でピーク感を感じさせない、聞き疲れのしにくい音になっているのが素晴らしい。
悪い点
・当たり前だが試作機なので造りは悪め。ダルマオーディオの製品版で造りが悪かったことは今のところ無いので恐らく問題無いだろう。
・低音は少し軽めなのでここは好みが分かれそう。
ダルマオーディオ製品の中で一番素直で多くの人に好かれやすい音に感じます。音の傾向は過去にレビューしたイーサリアルの延長にある製品かなと思います。イーサリアルもとても良い音でしたが、この製品は中音域に独特の味付けがあったので好みは分かれるタイプの音に感じましたが、今回のT-1000は中音域も非常に素直で、イーサリアルのような抜けの良い明るい音を継承している印象です。
音の傾向は軽く高音域が強めの少しドンシャリ傾向です。
高音域は非常に明るくハッキリとした音を出します。明るくハッキリとした音を出すのですが、ドラムシンバルのような刺さる音を変に強調せず、全体的にピーク感の無い伸びやかな音を出してくれるので、非常に見通しが良く聴きやすいです。個人的にこのイヤホンの一番魅力のある帯域だと思います。
中音域はクセの少ない伸びやかな音を鳴らします。イーサリアルは少しボーカルの広がりに味付けがある印象がありましだか、T-1000はかなり素直な音を鳴らす印象です。ただし軽めのドンシャリ傾向により少しだけボーカルは遠めで、ここはイーサリアルに似ているかなと思います。
低音域はかなり分離が良く、それでいて音の輪郭の強調感の無い、とてもタイトでスピード感のある音を鳴らします。低音域の量感は少な目で、ハードロック等の音源では低音域にもう少し量感が欲しいなと思う場面もあるのですが、低音域の質自体は悪くないですし、全体的に分離の良いサッパリとした音が淡々と鳴ってくれるので、とてもスピード感、疾走感を出せる非常に楽しく聴ける音になっています。
T-800なんかはかなり濃い、低音の強い音でしたが、イーサリアル以降低音は少し弱めで、全体的にスッキリとした明るい音のものを多く出してくる印象で、かなり私の好みに近い音の傾向の製品を出すメーカーになりつつあります。これで変なコラボばっかしないで硬派なオーディオメーカーっぽい立場で居てくれたらもっと応援できるんだけどなぁ、、、w
完全な試作機で量産版の音がどうなるかはわかりませんが、試作機の音はダルマオーディオの歴代の中で1、2を争う魅力的な音になっているので、製品版が楽しみです。ていうか、製品版はよだ(ry
しかも試作機の日常使いなんてなんかかっこいい!とギリギリまで悩みましたが
どうせ当たらないしボーカルを近くに感じたく低音も欲しい自分と合わなそうなので諦めました
応募61人当選は25人という情報を見て、抽選参加しておけばよかったなと思ってます
これから買えた人の絶賛tweetと製品版の値段に怯える日々が始まりそうです