
https://snext-final.com/news/detail/id=1030
Final×Ditaの糸竹管弦のプレミアム試聴会に行ってきたので簡単なレポを挙げたいと思います。試聴会自体は12月20日の日曜日に行っていたのですが、段々コロナの状況も悪化してきていますし、こうやって「試聴会に行ってきました!」なんて気楽に言えなくなるのかなーと思うと今からテンション下がりますね。まぁ3月の緊急事態宣言が出る前に大阪に旅行行った時も、11月に福岡に旅行に行った時も自粛警察からゴチャゴチャ言われましたけど、本当ああいう輩共滅んでくれないかなーと思っているこの頃です。元々ネクラなのにこんな社会情勢なので書く文章のネクラ度も増してしまいますねw


今回の試聴会はFinal A8000かDita Dream XLSの購入者に限定したイベントとなっており、FinalのショップやEイヤホンなどの販売店ではなく「ホテル雅叙園」で行われました。こんなお高いホテルに行く機会はそう無いのですが、まさかイヤホンの試聴会で来ることになるとは誰が思っただろうか、、、w
今回はコロナもあるからホテル貸し切りでやつたのかなと思っていたのですが、finalの社長曰くコロナの前からこういった試聴会の構想はあったものの良い時期の高級ホテルは大抵予約が取れなくて、コロナ禍でたまたま空いていたので今回実施できたとのことでした。
こういった試みには賛否があるようでTwitterでも色々な意見がありましたが、個人的には非常に好感の持てる試みだと思いました。イヤホンって10万だろうが50万だろうがEイヤホンやらヨドバシカメラやらで適当に立ちながら試聴することが当たり前になっていますが、10万以上の製品って普通に考えたら相当な高級品なわけで、こうやって試聴の機会をフラグシップクラスの製品を購入した人に特別感のある環境で行うのはアリな発想ではないかなーと思うんですよね。


そんな感じで試聴会の雰囲気自体は本当に素晴らしかったのですが、本命であるFinal×Ditaのコラボ製品である糸竹管弦の出来は正直かなりガッカリさせられました。誰かが「A8000の20万に装飾の10万で合計30万」なんて皮肉言ってましたけど、装飾に関しても非常にチグハグな印象が強かったので個人的にはその皮肉未満の印象が強かったです。
まず音自体はDitaとFinalどちらに近いかと言われるとかなりFinal A8000に近いです。音の傾向としてはFinal A8000の音場を広くして、中低域の押し出しを強くしたA8000をDita Dream XLSに近づけようとした音という印象でした。ここだけ聞くと「なら良いじゃん」と思われるかと思いますが、この音をチューニングで広げた結果A8000で感じられた圧倒的な分離の良さや解像度の高さといった魅力が低くなっている印象があり、それでいてDita Dream XLSほどは音場も広くないし、どっち付かずの非常に残念な音になっている印象でした。
製品の音に対してどこに魅力を感じるかは人それぞれだと思いますが。個人的にはFinal A8000には音の分離の良さ、圧倒的な解像度が高くレスポンスの速い音が最大の魅力だと思っています。そしてDita Dream XLSはカナルイヤホンとは思えない自然で広大な音場と、響きからくる美しい中低音域が魅力だと思っており、どちらも最高級イヤホンとして文句なしの実力を持ったイヤホンだと高く評価しています。
今回の糸竹管弦は、A8000をベースにこの魅力のいいとこ取りをしようとした結果、どちらも中途半端になっている印象が強く非常にガッカリしました。そして、この魅力のポイントに似せようとしている印象があるのに、どちらも当該機種より劣っている印象だったので、そうなっちゃうと「じゃあこの機種の魅力って何? ?」って話になってくると思うんですよね。30万円なんてとんでもない価格のイヤホンなんだったら、1つくらい「他の製品には無い、圧倒的な魅力」持っていなくては話になりません。そしてA8000もDream XLSもその圧倒的な魅力を持った機種でした。しかし、この製品にはそれが全く感じられず、本当に試聴しながらずっと「何だコレは、、、」とモヤモヤした気持ちを募らせる一方でしたね。

また、デザインも正直凄くチグハグな印象でした。糸竹管弦の筐体には沈金という伝統技法を使い装飾をしているとのことで、ここは個人的には正直好みではありませんがまぁ筐体は理解できるのです。でも、A8000を黒と金の装飾のデザインにしたのに、繋いであるケーブルはDitaの茶色のケーブルで正直全く高級感がありません。イヤホンなんてイヤホンの部分よりケーブルの部分のほうが目に入る部分としては断然広いのに、このチグハグな色のバランスはちょっと私には理解できませんでした。それなら被膜だけでも黒とかの色を使って統一感のあるデザインにすればまだ高級感を出せただろうに、何故このデザイン??と写真を撮りながらかなり首をかしげてしまいました。プレミア感、ラグジュアリー感を出そうとした製品だと思うのですが、個人的にはそれは全く実現できていないと思います。

そんな感じでFinal×Dita糸竹管弦を聴いてきた感想を書かさせてもらいました。
途中でも書いたように試聴会の雰囲気は素晴らしかったです。高級なホテルの1室を貸し切り、写真のように試聴会のために専用のスイーツを用意が用意されていて、それを食べながら新作の高級オーディオ機材が聴ける。本当に特別感のあるイベントでとても好感を持てましたが「次はFinal単体の製品でこういうイベントに来たい」というのが本音でした。Finalのストアのほうも、こういった特別感のあるショップにしたいのかなーと外観からは思っていたのですが、結局溜まり場になりつつあって、同じ客のグループが関係ない製品聴かせあいながら何時間もたべっているような光景が目に付きますし、正直「やりたいことと、やっていることがズレている」感が最近のfinalにはちょくちょく見受けられるので、色々考えたほうがいいんじゃないかなーと思っていたりします。
個人的にFinalのこういった製品以外のところでも特別感を出そうという考えにはとても好感を持っているので、今後に期待したいと思っています。まぁ、こんな記事書いてりゃ次呼ばれないかもだけどw
本当はこの話と他の内容を色々混ぜた雑記にしようと思っていたのですが、試聴会の感想だけでかなり長くなってしまったので、ここまでにしたいと思います。
コメント