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URBANFUN YBF-ISS014という現在7,180円にて販売されているダイナミック一発構成のイヤホンです。

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特徴等
・10mmのベリリウムコート振動版ダイナミックドライバを採用。商品説明にはベリリウムダイヤフラムとあるがFinalやDunuのハイエンド機で使われているピュアベリリウムではなくあくまでベリリウムコートなのでそこは注意。
・ケーブルは取り回しが良く使い勝手が良い。タッチノイズも特に問題ない。
・装着感は好みが分かれそう。筐体がWhizzer A15に似ているのでA15の装着感が合わなかった人には合わないかも。私は問題無く装着できるが少し安定しなさがある。
・遮音性は良くも悪くもなく、普通という印象。電車などでの使用も特に問題になることは無いだろう。

音質評価 83点 
・音質はかなり良い。1万円以下のイヤホンとして文句なしにおススメ出来る実力を持ったイヤホンである。
・音の大まかな印象は「明るい軽めのドンシャリ系元気サウンド。高音域のスッキリとした明瞭さが印象的で、全体的に軽めのドンシャリではあるが音のバランスはそこまで極端ではなく、良い意味で非常にノリの良い音を作ってくれている。ドンシャリ機にありがちな低音域の軽さも無く、非常にパワフルで軽快な音を鳴らしてくれることが好印象」
・音の傾向は少し低音域寄りのドンシャリ
・音場は普通、広くも狭くも無くといった印象。
・高音域は明瞭で明るい音を鳴らす。ドラムのような煌びやかで刺さりがちな音もそのまま出すのでそこの好みは分かれると思うが、個人的にはこのくらいの刺さり感はむしろ自然な音と捉えられむしろ好印象。曇り感が無く、どんな音源を聴いても明るく元気な音で鳴らしてくれ、音の抜け感も良いので聴いていてとても気持ち高音域である。
・中音域はそこまで凹むことなく鳴らしてくれる。音のバランスとしては一番控えめなのだが全体の音の分離が良いため他の音域に邪魔をされることはまずない。ボーカル帯域の質感としては特に癖の無い自然な音を鳴らしてくれる。
・低音域はキレの良い硬質な音を鳴らしてくれる。非常に分離が良く硬質で、かつ少し金属的な元気な音を鳴らす。個人的にはこういう元気な音は大好物であるが、金属的な響き感から聴き疲れる音を嫌う人には合わない。重低音の表現力も良く分離が良く、それでいて重みのあるパワーメタル、ハードロックなどの音源にはもってこいの音を鳴らしてくれる。
・音の分離は非常に良く一般的なテクニカルデスメタルであれば全く問題無く分離して再生してくれるが、過度に分離を要求する音源では少し音の被りを感じた。(CryptopsyのShag Harbour's Visitorにて確認)
・相性の良い音源はパワーメタル、スラッシュメタル、デスラッシュ、POPSなど。基本的に何でも元気に楽しく鳴らしてくれるタイプのイヤホンなので、軽快な音源と相性が良い。
・相性の悪い音源はジャズ、クラシック、テクニカルデスメタル等。良くも悪くも脚色の感じられる元気サウンドなので、生音系とはあまり相性が良くない。

URBANFUN YBF-ISS014
音のバランス
高音域□□□■
中音域□□□
低音域□□□□

オススメ度85点
・音質はなかななか良い。金属的な響きからくる聴き疲れやすさと、比較的分離は良いがテクニカルデスメタルの一部音源で音の被りを感じられたことからこの点数。7000円ちょいという価格を考えると非常に優秀であり入門イヤホンとしておススメしやすい機種である。
・URBANFUNは結構アタリハズレのあるメーカーで、正直過去の機種は「うーーん」と思う物のほうが多かったのであまり期待していなかったのだが、今回の機種はアタリに感じた。
・優秀なイヤホンだと思う反面、最近の中華イヤホンにありがちな元気サウンドではあるため使い分けとしては面白さはそこまで無い気はする。(その元気サウンド系の中でもクオリティは高い機種だとは思うが)
・軽快で元気な音のイヤホンを探している人、力感のあるイヤホンを探している人におススメしたい機種です。