



Peacock Audio P1という現在21,600円にて販売されているダイナミック1発構成のイヤホンのレビューです。レビューで使用している個体はなかなか奇抜な色ですが、カラーリングに種類があり落ち着いた色のものも選べます。
販売サイトこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら
特徴等
・筐体の造りは非常に良い。写真のよう奇抜な色使いの個体でも色の出方が非常に鮮やかなので実物は非常に綺麗なシェルとなっている。
・ダイナミック1発構成でダイナミックは7mmドライバを採用。今時2万円くらいでこういう樹脂筐体でダイナミック1発のイヤホンは珍しい
・2pinリケーブル可能、付属のケーブルは柔らかく取り回しが良い。
・Bluetoothのケーブルも付属するが、こちらは恐らく日本の技適とか通っていなそうなので評価外とする。
・遮音性、音漏れ防止は一般的なカナルの平均くらい。電車などでの使用で問題になることはまず無いだろう・ダイナミック1発構成でダイナミックは7mmドライバを採用。今時2万円くらいでこういう樹脂筐体でダイナミック1発のイヤホンは珍しい
・2pinリケーブル可能、付属のケーブルは柔らかく取り回しが良い。
・Bluetoothのケーブルも付属するが、こちらは恐らく日本の技適とか通っていなそうなので評価外とする。
音質評価 85点
・音はなかなか良い。こういうシェルでダイナミック1発構成ということで、正直デザイン重視で音は二の次な製品かと思っていたが、音質単体で考えても同価格帯で特筆できる実力を持った実力派である。
・音のバランスは少し低音が強めなドンシャリ傾向。良い意味で少し派手なタイプ
・音場は広くも狭くも無くといった印象。特に窮屈感を感じさせずに楽しむことができる。・音のバランスは少し低音が強めなドンシャリ傾向。良い意味で少し派手なタイプ
・高音域は伸びやかでスッキリとした音を鳴らす。低音域が強めのバランスであるが、高音域は埋もれることが無く透き通った伸びやかな音を鳴らしてくれる。高音域の質感は自然で強調感がなく、ドラムシンバルのようなキラキラとした主張の強い音も煌びやかに、刺さりを強調することが無く鳴らしてくれる。また、音の伸びも良く、刺さりやすいキツめの帯域の高音域を多く使う音源でも、強調感なく、それでいて柔らかい音に変えて誤魔化したりもせずに、そのままの音を耳に届けてくれる印象である。
・中音域は少しだけ遠めでボーカルが半歩くらい遠くで歌っているようなイメージになる。低音の量感が強くボーカルの音量は全体としては控えめだがら、全体の分離が良いので埋もれてしまうことはない。ボーカルの表現力は特別優れているという印象は無いが、良い意味で淡々と癖の無い音を鳴らしてくれる。ただボーカル質感としては低音域の量感に押されるのもあり、ボーカルの高めの帯域では鮮やかさが少し損なわれる印象がある。
・低音域はかなり力感と量感がありつつも、サッパリとした分離の良い音を鳴らしてくれる。このイヤホンで一番好印象であった帯域であり、ダイナミックらしい非常に重みのある力強い音を鳴らしてくれる。バスドラムのキック音がガツンと重低音の深いところから耳に響いてくれる感覚は良いダイナミックドライバのイヤホンならではの表現力だなと感じられる魅力があり、低音が多めのイヤホンが苦手な人にはお勧めできないが、量感と力感を兼ね備えたイヤホンが欲しい人には文句なしに勧められる魅力のある音である。また、量感がありつつも分離がよく、しつこさを感じさせない音になっている点も好印象である。
・分離は良いものの、量感のある低音域なため極度に分離を要求するテクニカルデスメタル音源では音の被りを感じられた。一般的なテクニカルデスメタル音源は問題ない(CryptopsyのShag Harbour's Visitorにて確認)
・相性の良い音源はハードロック、パワーメタル、デスメタル、デスラッシュなど。基本的にロック系のバンドサウンドと相性が良く、ガツンと重みのある低音域が欲しくなる音源は基本的に相性が良い
・相性の悪い音源は、ゆったりとしたバラード、オーケストラ音源など。問題なく聴くことはできるが、こういった大人しい音源や中高音域の質感の良さが重視される音源では、このイヤホンより良い選択肢があるだろう。

音のバランス
高音域□□□■
中音域□□□
低音域□□□□□
オススメ度88点
・音はなかなか良く、派手な音造りではあるが力感のある音が欲しい人にはぜひ候補に入れてほしくなるイヤホンである。シェルの造りも鮮やかで満足度が高い。
・全体的に低音が主体の派手な音造りのため好き嫌いは分かれるタイプの音である、個人的にはこういう音は大歓迎。
・ガツンとくる低音が欲しい人、ロック向きのイヤホンを探されている人におススメしたい一台。
・全体的に低音が主体の派手な音造りのため好き嫌いは分かれるタイプの音である、個人的にはこういう音は大歓迎。
・ガツンとくる低音が欲しい人、ロック向きのイヤホンを探されている人におススメしたい一台。