IMG_20190419_021408IMG_20190419_021501IMG_20190419_021543IMG_20190419_021656
CCA CA4という現在2,450円にて販売されている1BA+1DDのハイブリッド構成イヤホンのレビューです。今回はHCKからですがAliとAmazonで価格が大差なさそうでしたので参考リンクはAmazonのみ掲載しています。なるべく安く買いたい方はAli expressのほうでどうぞ。
販売サイトこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら 

特徴等
・1BA+1DD構成の割にはお手頃な2450円という価格。
・2pinでのリケーブルが可能だが、QDCのような本体側が出っ張った端子になっているのでケーブルの互換性は少し低め
・装着感はなかなか良い、ケーブルが柔らかく取り回しが良いのと筐体の大きさが適度であることから長時間使っていても特に気になることはない。
・遮音性はカナルとしては一般的で特別良くも悪くなくといったところか

音質評価 85点 
・音質はなかなか良い、2,450円であれば十分すぎる性能でコストパフォーマンス的にも上々だとは思うが、厳しく言えばありがちな少し元気な音のハイブリッドサウンドなので、特別面白みのある音ではない。
・音の大まかな印象は「スッキリハッキリとした少し元気な音の鳴るハイブリッドサウンド。とてもノリの良い音で高音域の主張はしっかりと明瞭に鳴らしてくれるし、全体的な音の分離も良好でどんな音源にも上手く対応してくれるタイプのイヤホンである。ただ最近の中華系では結構アリがちなタイプの音で面白みのある音では無い」
・音の傾向は少し低音寄りの音
・音場は少し広め、適度に広がりのある音でKZ系の低価格機の中では余裕のある音場表現といえるだろう。
・高音域は明瞭でありながら主張しすぎない聴きやすい音を鳴らしてくれる。曇り感の無いスッキリとした音で、きちんとドラムのシンバル音のような煌びやかな音も鮮やかな音で鳴らしてくれるが、刺さりやすい帯域の音の主張はそこまで強くないので音の明るさの割には疲れにくい音になっている印象。
・中音域は特に凹むことも無く、少し広がりある音で聴きやすい音を鳴らしてくれる。ボーカル帯域は適度に広がりのある音が功を奏して聴きやすい音造りになっており、それでいて声に変な加工を加えた感じのしない適度な聴きやすい音になっている。音の伸びも必要十分に確保されており、ボーカル帯域の質はこの価格帯としてはなかなか優秀であるように思える。
・低音域は量感があり適度に分離の良い、歯切れの良い音を鳴らしてくれる。低音域はガツガツと量感のある音を鳴らしてくれ、それでいて音の分離が良いおかげでスピード感のある音源でもしっかりとスピード感を殺さない音を出してくれる。ただ重低音の再現力は若干物足りない印象があり、デスメタル音源等では低音の量感の割には低音の重みを感じない場面があり、そこは少し残念だが、ここは2,450円のイヤホンに求めすぎかなという印象もある。
・相性の良い音源は、ロック、ジャーマンメタル、POPS、明るいアニソン等、基本的に少しノリの良さを付加して明るく元気に鳴らしてくれるので、明るい曲調の音源と相性が良い。
相性の悪い音源は、デスメタル系、打ち込み、ジャズ音源等だろうか。重低音の表現がイマイチなのでもう少しガツンと来る低音域を求めたくなる
CCA CA04

音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□□

オススメ度81点
・音は普通に良いし、コストパフォーマンス的にも上々な上手く鳴らしてくれる機種だと思うのだが、欲を言ってしまえば最近こういう元気な傾向の低価格ハイブリッドのイヤホンは多いので沢山イヤホンを所持している人にとって使い分けて面白みのある機種では無いというのも本音。
・低価格ハイブリッドにありがちな傾向の音ではあるが、その中でも比較的広がりのある聴きやすい音になっているので、低価格機として良いものが欲しい人には勧めやすいイヤホンである。
・低価格で使いやすいイヤホンが欲しい人、元気でノリの良い明るい音のイヤホンが欲しい人におススメしたいイヤホン。イヤホン入門として人に勧めやすいイヤホンである。