メタラーのヘッドホンブログ

・音質はなかなか良い、最近の3万円以下の中華イヤホンは良いものが多いのでレビューを書く身としては甲乙をつけにくくて少し困る、、、w
・音の大まかな印象は「濃密な中低域が印象的なイヤホン。多BAにありがちな濃い低音域の量感がしっかりとした音であるが、高音域はきちんと明瞭で、尚且つ各帯域がきちんと整理された音で鳴りゴチャゴチャ感が無い」
・音の傾向は中低域寄り
・音場は広くも狭くもなくといった印象
・高音域は基本的には鮮やかな音を鳴らすが、低音域の量感の多い音源では少し曇りを感じる場面がある。高音の質感はKinboofiのMK4、MK6のような少し派手めに鳴らす性格ではなく、控えめに伸びの良い音を鳴らしているためPOPS、ロックといったミドルテンポの曲では自然で聴きやすい高音域が聴けて好印象なのだが、デスメタル音源のような音源では中低域の量感に押され少し音が陰る場面がある印象。
・中音域は特に凹むことなく少し広がりのある厚みのある音を鳴らす。ボーカル帯域は特に変な味付けの無い自然で、かつ量感のある厚みのある音を鳴らしてくれる。ただ、ボーカル帯域の伸びはイマイチな印象で、クリーンボイスの突き抜けていくような高音域を聴くと、少し音の鮮やかさに欠ける印象がある。
・低音域は量感タップリの厚みのある音を鳴らす。ガツンと響くような重低音の表現はそこまで高くないのだが、非常に厚みと量感のある低音域を鳴らしておりロック音源と非常に相性が良い。ただ音の分離はイマイチな印象がありテクニカルデスメタル系の音源は相性が良くない。
・相性の良い音源は、ポップス、ロック、ハードロック、明るいアニソンなど。整理された濃密な中低域がミドルテンポの曲で適度に楽しい音を演出してくれる
・相性の悪い音源は、デスメタル系、スラッシュメタル、クラシックなど。スピード感を求める音源や、高音域の鮮やかさを求める音源とは相性が悪い。