


TENHZ P4 PROという現在15,000円にて販売されている4BAイヤホンのレビューです。今回はkinboofiより読者向けに10%オフクーポンを頂いています、クーポンコードは「8KG6HVJX」になります(2018/11/16 16時より有効)
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特徴等
・4BAのうち低音域にKnowles製のCI-22955を採用
・MMCXリケーブル対応
・付属ケーブルは4N銀メッキのものを採用
・付属ケーブルは4N銀メッキのものを採用
・装着感は概ね良好、シェルがあまり大きくないので耳に収まりが良く快適に使用できる。
・遮音性、音漏れ防止は比較的良好。音抜け用のベント穴も無く遮音性は比較的優れているように感じる。
音質評価 82点
・音はなかなか良い、最近多い派手なタイプの音ではなく少し暗めな音を鳴らすのが独特で面白い
・音の大まかな印象は「全体的にタイトな音で、かつ少し落ち着いた暗めの音を鳴らすイヤホン。暗めの音といっても高音域は主張は少ないが曇らず綺麗な音を鳴らし、中低音域の密度の高い音が独特の音の雰囲気を作ってくれる。落ち着いた音調ではあるがバランスの整ったイヤホンであるといえる。」
・音の傾向は軽く低音域寄り
・音の傾向は軽く低音域寄り
・音場は少し広め、中低音域に適度な厚みと広がりを感じ広い音場を演出している印象である。
・高音域は主張が少なく刺激の少ない耳当たりの良い音を鳴らす。高音域はあまり主張はしないのだが曇り感はなく綺麗な音を鳴らしてくれるのだが、シンバル音のような耳に刺さる帯域を音の鮮やかさは維持しつつ刺激の少ない音で鳴らしてくれるのが好印象。高音域は名脇役的な存在として上手くチューニングされている印象で、基本的には高音域が派手なイヤホンを好む筆者としてもなかなか好印象。
・中音域は特に凹むことなく癖のない音を鳴らす。この帯域ボーカル帯域は適度に厚みのある音を鳴らしてくれることは好印象なのだが、非常にアッサリと鳴らす印象があり、音の伸びの良さや余韻の良さはあまり感じることが出来ないのが少し残念
・低音域は密度の高い音をタイトにカッチリと鳴らしくれる。重低音域の表現力はそこまで高くなく、低音域の量感の割には音の圧力を感じることはないのだが、淡々と1音1音を確認しやすい音で聴かせてくれる印象であり、スラッシュメタルのような疾走感のある音源をカッチリと聞き取りやすい音で鳴らしてくれる、この低音域のタイトな質感はER-4Sに似ている印象があり、音の密度は高いのにタイトで淡々とした音を鳴らしてくれるのが少し面白い。
・音の分離は良く、過度に音が被りやすいテクニカルデスメタル音源でも問題なく分離して再生されるが、これは重低音の表現が低いことも原因の1つに感じられる(Cryptopsyのtwo pound torchにて確認)
・音の分離は良く、過度に音が被りやすいテクニカルデスメタル音源でも問題なく分離して再生されるが、これは重低音の表現が低いことも原因の1つに感じられる(Cryptopsyのtwo pound torchにて確認)
・相性の良い音源は、スラッシュメタル、パワーメタル、ロック、バラード、POPSなど。全体的にタイトな音を鳴らしてくれるので疾走感のある音源と相性が良く、また少し落ち着いた音調であることから聴き疲れしやすい電子音が多めの音源とも相性が良いかもしれない。
・相性の悪い音源はハードロック、デスラッシュ、R&Bなど、重低音の沈み込むような迫力のある音はあまり出ないので、低音域に迫力を求める音源とは相性は良くない。

音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□□
オススメ度 83点
・音はなかなかよく、全体的に落ち着いたタイトな音を鳴らしてくれる最近珍しい傾向のイヤホンで好印象だったのだが、せっかく中低音域に厚みのある音を出しいるのでもう少し重低音の表現力が高かったら良かったなという思いからこの点数。
・非常に上手くチューニングされたイヤホンという印象で、基本的に派手で高音域の主張の強い音が好きな筆者でも「これはこれで上手いチューニングだな」と思えるイヤホンである。
・タイトな音のイヤホンを探してる人、高音域の主張の強くない落ち着いた音のイヤホンを探している人などにお勧めしたいイヤホン