





SEMKARCH SKC-CNT1というダイナミック1発のイヤホンです。新しいブランドですがLZ-A5等で有名なLZの別名義ブランドなんだそうな。価格は10,479円でLZと同じく価格規制が掛かっているため基本的にはどこでも同じ値段で割引等は不可とのことです。今回は価格がほぼ同じということで販売サイトはすぐに届くamazonのリンクを貼っています。
販売サイトはこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら
特徴等
・デザインはハッキリ言ってダサい。筐体のSEMKARCHのデカイ印字が絶妙にダサいし、筐体の造りもそんなに良く無いので本当ダサいし安っぽい。
・10mmダイナミック1初構成で、振動版にはカーボンナノチューブを採用。
・金色、黒色の2本のノズル付属しており交換可能、LZ-A5等のようなノズルごとにフィルタが入っている感じではなく黒はプラスチック、金色は金属といった感じで素材ごとの音の違いを楽しむ感じ。ちなみにLZ-A5のノズルもハマる
・10mmダイナミック1初構成で、振動版にはカーボンナノチューブを採用。
・金色、黒色の2本のノズル付属しており交換可能、LZ-A5等のようなノズルごとにフィルタが入っている感じではなく黒はプラスチック、金色は金属といった感じで素材ごとの音の違いを楽しむ感じ。ちなみにLZ-A5のノズルもハマる
・MMCXリケーブル可能
・装着感はなかなか良く、長時間の使用も問題無い。
・音漏れ、遮音性は問題く一般的なカナルイヤホンとしては平均レベルか少し良いくらい。背面と内面に音抜けの穴が1つずつあるが小さい穴なため影響は小さいように感じる。
音質評価 □□□□■ 90点
・音はかなり良い。低音が強めな機種ではあるが、そこさえ気にならなければ文句なしに素晴らしいと言える一級品の音を鳴らしてくれる。
・今回のレビューは基本的に音の印象が良かった金色ノズル(金属)装着時の音を基準とする。
・今回のレビューは基本的に音の印象が良かった金色ノズル(金属)装着時の音を基準とする。
・音の大まかな印象は「かなりガッツのある低音域に圧倒されるが、よく聴くと高音域は非常に伸びやかで曇りがない綺麗な音を鳴らす。低音域の質感が非常に素晴らしく重低音の表現力の高さから量感が多く感じられるが、個々の音の癖は少なく音のバランスとして不自然には感じないのが好印象」
・音は低音寄り、最近では珍しいくらいにガツンとくる低音を鳴らすが個々の音域自体の癖は少なく全体で見れば意外と癖は少ない。
・音場は少し広めか、自然にスッと広がる音で違和感の無い音場表現を形成しているように感じる。
・音場は少し広めか、自然にスッと広がる音で違和感の無い音場表現を形成しているように感じる。
・高音域は伸びの良い綺麗な音を鳴らす。耳に刺さるシンバル音等の主張はあまり強く無いのだが、煌びやかさはきちんと保ち、尚且つ音の抜けが良くスッと伸びの良い音を鳴らす。低音域の量感がかなりあるにも関わらず音に曇り感が無く、きちんと見通しの良い音を鳴らしてくれるのが好印象。
・中音域は音のバランス的には少ないのだが、音の分離が良いためか意外と音が凹む印象は無い。ボーカル帯域は非常に伸びやかでハイトーンのボーカルでも耳に刺さる印象が無く、余韻まできちんと感じられる聴きごたえのある音を鳴らしてくれる。
・低音域はかなり力感のある音を鳴らしてくれる。「イヤホンでこんな低音を出すか」と思えるほど重低音の表現力が非常に高く、とても沈み込みの良い深みのある弾むような音が非常に聴いていて楽しい。沈み込みの良い音を鳴らしつつ音自体は歯切れの良い音を鳴らしてくれるため、テクニカルデスメタルのような音数の多い音源もきちんと対応してくれ、スピード感のある音源でも存分に低音域の魅力を発揮してくれる。他のイヤホンで「ドン」と鳴っていた音が「デン」という音で鳴るようなイメージで最初は違和感を感じるかもしれないが、よく聴くと重低音の表現力の高さを感じられるだろう。
・音の分離はなかなか良く、一部のテクニカルデスメタルでは少し低音域に被りを感じたが基本的にはテクニカルデスメタル系も問題無く聴くことが出来る(Cryptopsy two pound torchでは音の被りを感じたがOrigin Finiteでは問題無く分離して再生された)
・音の分離はなかなか良く、一部のテクニカルデスメタルでは少し低音域に被りを感じたが基本的にはテクニカルデスメタル系も問題無く聴くことが出来る(Cryptopsy two pound torchでは音の被りを感じたがOrigin Finiteでは問題無く分離して再生された)
・相性の良い音源はデスメタル、ジャーマンメタル、パワーメタル、アニソン、ハードロック等、少し低音域が多くても問題無い音源であれば基本的に何でも合うが、特にハードロックやパワーメタルといった音源では「こういう音が欲しかった」と言いたくなるような力感がありつつ歯切れの良い低音域を鳴らしてくれる。
・相性の悪い音源はオーケストラ、バラード等か。低音域の力感が凄いためしっとりとした音源では少し音の雰囲気を変えてしまうかもしれない
・黒ノズル(プラスチック)に変えると全体的に音場が狭まり全体的なシャープな分離の良い音になる。
・しかし、全体的に窮屈な音になってしまう、高音域の音の伸びの良さ等も鳴りを潜めてしまう印象で聴ける音のジャンルは幅広くなるものの、面白味の無い音になってしまうように感じた。音のバランス
高音域□□□■
中音域□□□
低音域□□□□□
オススメ度□□□□□ 90点
・音は文句なく素晴らしいと言っていいのだが、かなり低音域の力感がある音なため好みは分かれる機種だと思う。ハードロック、メタル等の音源をメインで聴く人であれば文句なしにお勧め出来る逸品。
・好みが分かれる音という事でおススメ度は少し下げても良いのだが、低音域の質感が非常に素晴らしく「こんな音を出すイヤホンは他にそう無い」という唯一無二さがあり、好みが分かれる音でも強く推したくなる魅力を持った機種なためこの点数。
・ガツンと来る低音域のイヤホンが欲しいけど高音域が曇るのはイヤという人や、「最近のイヤホンは小ぎれいな音かするがガッツが足りん!」と思っている人に是非お勧めしたいイヤホン。この低音域の質感は本当にクセになる、、、w
そちらと比べた場合の対比評価はどうでしょうか?よろしくお願いします。