LZ-A3Sという2BA1Dのハイブリッド構成イヤホンです。見た目はLZ-A3の色違いだけのように見えますが、位置づけとしてはアップデート機でステムの長さが違ったり音質もかなり違っています。
今回もHCKさんに合言葉の「Metal」を伝えて頂ければ割引を受ける事が出来ますが、前回LZ-A3の際に他社と値引き合戦になってしまったので今回は金額を伏せて行いたいとのことです。通常価格が168ドルなので、とりあえずそれよりは結構安くなると思っていいかなと思います。そのまま合言葉を伝えて注文してもいいですし、具体的な価格が知りたい場合はHCKにメールかTwitterのDMにて聞いてみてください。
販売サイトはこちら 割引方法はこちら LZ-A3のレビューはこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら
特徴等
・2BA1Dのハイブリッド構成イヤホン
・MMCXリケーブル方式
・Shureかけとケーブルを下に垂らして付ける2通りの装着方法どちらも可能となっているが、Shureかけは私の場合ケーブルが耳から外れやすいため、Shureかけする場合はケーブルを針金入りの固定できる物に替えたほうが良いかもしれない。
・音抜け穴の関係でか、基本的にShureかけで使用したほうが音は良く感じる。ケーブルを左右逆にしてケーブルを下に垂らして使用すると音抜け穴を塞がずに使用できるので私はこの方法で使用している。
・装着感は正直あまり良くない。2、3枚目の画像でわかるようA3SはA3よりステムが長めになっているが正直これによっての装着感の改善はあまり効果を感じられず、どちらも装着感は大差無く感じる。
・遮音性は音抜け穴が2か所あるせいか一般的なカナルより少し悪め、ただしMDR-EX1000やEX90SLほどの遮音性の低さでは無いため電車等でも回りの音が聴こえすぎて使い難いという事は無い
・Shureかけとケーブルを下に垂らして付ける2通りの装着方法どちらも可能となっているが、Shureかけは私の場合ケーブルが耳から外れやすいため、Shureかけする場合はケーブルを針金入りの固定できる物に替えたほうが良いかもしれない。
・音抜け穴の関係でか、基本的にShureかけで使用したほうが音は良く感じる。ケーブルを左右逆にしてケーブルを下に垂らして使用すると音抜け穴を塞がずに使用できるので私はこの方法で使用している。
・装着感は正直あまり良くない。2、3枚目の画像でわかるようA3SはA3よりステムが長めになっているが正直これによっての装着感の改善はあまり効果を感じられず、どちらも装着感は大差無く感じる。
・遮音性は音抜け穴が2か所あるせいか一般的なカナルより少し悪め、ただしMDR-EX1000やEX90SLほどの遮音性の低さでは無いため電車等でも回りの音が聴こえすぎて使い難いという事は無い
音質評価 □□□□■
・音はなかなか良い、168ドルという価格なら満足度はなかなか高いと感じる。
・音のおおまかな印象は「とても明瞭で良くも悪くもしっかりと高音域が主張してくる刺激の強めな音、音場はそこまで広くないのだが音抜け穴のおかげか音の抜けが良くカナルにありがちな音の窮屈さを感じさせない伸びの良い音を鳴らす。」
・音質はA3とはかなり違っている。簡単な比較としてはA3は広い音場とゆったりとした中低域が印象的であったが、A3SはA3よりも音が締まっており1音1音がハッキリと聴こえるチューニングとなっている。解像度はA3Sのほうが高く、聴き疲れのしない雰囲気のある音がA3という印象。
・高音域は解像度が高くしっかりと主張する音が鳴る。A3と比較するとドラムのシンバル音等が顕著に違いがあり、A3Sのほうが少し高音域の音圧が増し煌びやかな少し刺さるくらいの音が鳴る。A3は刺さらないギリギリくらいの音であったのでここは好みが分かれるところだが、個人的にはシンバル音等は少し刺さる音のほうが自然だと思っているので、むしろA3Sの音のほうが好み。・音はなかなか良い、168ドルという価格なら満足度はなかなか高いと感じる。
・音のおおまかな印象は「とても明瞭で良くも悪くもしっかりと高音域が主張してくる刺激の強めな音、音場はそこまで広くないのだが音抜け穴のおかげか音の抜けが良くカナルにありがちな音の窮屈さを感じさせない伸びの良い音を鳴らす。」
・音質はA3とはかなり違っている。簡単な比較としてはA3は広い音場とゆったりとした中低域が印象的であったが、A3SはA3よりも音が締まっており1音1音がハッキリと聴こえるチューニングとなっている。解像度はA3Sのほうが高く、聴き疲れのしない雰囲気のある音がA3という印象。
・中音域は聴いていて特に凹む印象は無く、A3よりも少し前に張り出すような印象がある。音のバランス的にはA3とあまり変わらないのだが、音場が少し狭くなり全体的に音がクッキリとした事からボーカルも目立つようになった印象。
・低音域はとても締まった音を鳴らす。音がA3よりも音の輪郭がかなりクッキリと分かる音になっており、低音域の少し膨らむような独特の雰囲気感はA3Sには無い。この点が一番A3との一番違いがわかりやすく、A3のゆったりとした中低域の雰囲気が好きだった人にはA3Sはあまり合わないように思う。個人的にはメタルを聴く場合には音の輪郭がハッキリとして分離が良くなったA3Sのほうが好みである。
・音の分離はとても良くテクニカルデスメタル等の音源でも特に問題なく分離をしてくれる。A3はギリギリ分離してくれるという印象だったが、A3Sは試すまでもなく分離出来るだろうと思えたほどに低音域はとても締まりの良い音を鳴らす。（Cryptopsy Shag Harbour's Visitorsで確認）
・相性の良いジャンルは、ロック、明るい音調のアニソン、メロディックデスメタル等か。A3よりも音の分離が良くなり、高音域の煌びやかさも増したのでキラキラとしたキーボード音が主張するメロディックデスメタル等との相性が良くなったように思う。
・比較的相性の悪い音源は比較的何でも卒なく鳴らしてくれるが、A3と比較してジャズのウッドベース等の膨らみを持たせた低音域には面白みが無くなってしまったなという印象がある。
音のバランス
・低音域はとても締まった音を鳴らす。音がA3よりも音の輪郭がかなりクッキリと分かる音になっており、低音域の少し膨らむような独特の雰囲気感はA3Sには無い。この点が一番A3との一番違いがわかりやすく、A3のゆったりとした中低域の雰囲気が好きだった人にはA3Sはあまり合わないように思う。個人的にはメタルを聴く場合には音の輪郭がハッキリとして分離が良くなったA3Sのほうが好みである。
・音の分離はとても良くテクニカルデスメタル等の音源でも特に問題なく分離をしてくれる。A3はギリギリ分離してくれるという印象だったが、A3Sは試すまでもなく分離出来るだろうと思えたほどに低音域はとても締まりの良い音を鳴らす。（Cryptopsy Shag Harbour's Visitorsで確認）
・相性の良いジャンルは、ロック、明るい音調のアニソン、メロディックデスメタル等か。A3よりも音の分離が良くなり、高音域の煌びやかさも増したのでキラキラとしたキーボード音が主張するメロディックデスメタル等との相性が良くなったように思う。
・比較的相性の悪い音源は比較的何でも卒なく鳴らしてくれるが、A3と比較してジャズのウッドベース等の膨らみを持たせた低音域には面白みが無くなってしまったなという印象がある。
音のバランス
高音域□□□□■
中音域□□□■
低音域□□□□
高音域の量
A3S > A3
中音域の量
A3S > A3
低音域の量
A3 > A3S
オススメ度□□□□■
・基本的に音は好印象で個人的にはA3よりもA3Sのほうが好印象なのだが、相変わらずの装着感の悪さ等を考慮してこの点数。・200ドル以下のハイブリッドイヤホンの中ではかなり良い音であり、A3よりも優れていると思える点も多いのだが、正直A3とA3Sどちらのほうが唯一無二な音がするかと言われたらA3を挙げるだろう。
・A3SはA3の音に全く文句が無かった人よりも、A3の音に「もう少し分離が良ければ」「もう少し明瞭な音だったら」と感じた人に勧めたい機種である。
・ただ、メタル音源をメインで聴くならA3Sのほうが断然オススメ。
