メタラーのヘッドホンブログ

 
CYBERDRIVE SEIUN Player MicroSDスロットアリのレビューです。これはクラウドファンディングのロットでは無くその後にamazonで販売されたロットなため仕様は少し違うかもしれません。現在8400円で販売中です。
最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。
良い点
・現在8,400円という最近のハイレゾを売りにしたプレーヤーの中では比較的安価。
・最近では珍しいスティックタイプのDAPでとても小さくスマート
・24/192までのハイレゾ音源に対応
・音質は値段の割に良く、とても癖の少ない良い意味で普通の音
・ボイスレコーダー機能アリ
・操作性は癖はあるもののスティックタイプのDAPとしては良好と言っていい
悪い点
・micro SDカードは本体でフォーマットした物しか読み込まない
・イヤホンを抜いても音楽を停止してくれないので停止してからイヤホンを抜かないとスピーカーから音が出る
その他
・電源投入時に大きなポップノイズが入るという報告を複数見たが、私の手持ちでは全く問題ない。（恐らくamazon販売ロット以降改善されてる）
・ポタフェスの時のモデルよりスピーカーの音質か向上している。

1、スピーカーの音質が良くなったかも
上のは2015年の冬のポタフェスにて販売された内臓容量のみのseiunで下の黒がamazonにて購入したマイクロSDスロットアリのモデルです。見た目の違いは真ん中のスピーカー部のデザインが少し違っていますが現行ロットにも上のような見た目の物もあるそうなので基本的に同じと思っていいです。変更点は触ってる感じではあまりありませんが、真ん中のスピーカー部の音はamazon販売分のほうが良くなっていると思います。ポタフェスモデルは音量を上げていくと音割れがかなり気になってスピーカー部はあまり使い道が無い印象でしたが、今回のamazonモデルはちゃんと聴ける音になっています。といってもあくまで確認程度の物で過度の期待は禁物ですが、ボイスレコーダー機能も備えたDAPですので撮った音声を本体のスピーカーで確認出来るのは地味に便利かもしれません。ただ、イヤホンを抜いても音楽を停止してくれず、停止してからイヤホンを抜かないとスピーカーから音が出る仕様なため、イヤホンを抜く前に電源を切るか一時停止する癖を付ける必要があります。

2、操作性はスティックタイプの割には快適
片手にスマホを持って撮影しながらのため、ボタンの押し方がたどたどしいですが実際はもっと選曲はしやすいですw
操作性はスティックタイプで画面は2行しか表示されないモデルなので、大型のプレーヤーと比較すると流石に分が悪いですがレスポンスは結構良いので選曲は慣れればストレス無く出来ますし、スティックタイプの割には操作性は結構いいんじゃないかなと思います。

3、音質はなかなか良好。この低価格で癖の少ない音が出せるのはとても好印象。
 音質は価格の割になかなか良いと思います。低価格帯のDAPという物はどうもパッと聴きは悪くないものの、強いドンシャリな音作りで誤魔化しており中音域はスカスカなんていう物が多い印象がありますが（Xduoo X2とか）この製品は良くも悪くも癖の少ない至って「普通の音」を鳴らしてくれます。褒めてるんだかよくわからない表現になってしまいましたが、この価格帯で音のバランスが極端では無い普通の音が出てくる物は意外と少ないと思っているため個人的にはなかなか好印象です。また意外と音量もとれMusicMaker TO300（300Ω）といった音量の取りにくい機種でも不満の無い音量を出すことが出来ます。

4、鞄に入れておくと重宝する良いサブDAP
音は価格の割にかなり健闘していますし、1万円以下でメインDAPを探している人にも十分良い選択肢になると思いますが、この小ささと価格からサブのDAPとして本当に優秀な機種だと思います。サブDAPとしてとても優秀なだけにMicro SDカードは本体でフォーマットした物しか読み込んでくれない仕様が残念ですが、まぁマイクロSDカードを新調した時に1度本体でフォーマットしちゃえば、あとは気にする必要無いのでここは慣れるしか無いですね。
スティックタイプで安く音質もかなり頑張っているこのSEIUN PlayerはサブDAPとしてとても優秀な機種だと思います。最近はこういうスティックタイプのDAPは減っており、久しぶりに良い機種が出てくれたなとい思っています。1万円以下のスマートなサブDAPを探している人に是非オススメしたい機種です。しかし、こういう胸ポケットに入れてても邪魔にならないスティックタイプのDAPって結構需要あると思うんですけど、何で減っちゃったんでしょうね？