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QingYin-20という1D1BAのハイブリッドイヤホンです。通常価格は58ドルですが、いつもの通り当ブログの合言葉「METAL」をHCKに伝えて頂くと49ドルで販売して頂けるそうです。販売サイトはこちら 割引方法をはこちら In-Canal Earbuds Rankingこちら
 特徴等
・1D1BAのハイブリッド構成イヤホン
・BAドライバにはED29689というER-4Sなどに使用されているドライバを使用。
・エージングにより音の変化の大きいイヤホンなため、なるべく長めのエージングを推奨する(どのイヤホンではエージングは大切ではあるが。)
・遮音性や音漏れは一般的なカナルイヤホンレベルで良くも悪くも無い印象。  
音質評価 □□□□
・音はなかなか良い、49ドルという価格ならなかなか良いのではないかと感じる。 
・音の大まかな印象は「見通しの良い高音域が鳴りつつ低音域が結構主張してくる少し珍しいイヤホン。高音域は明瞭で伸びの良い見通しの良い音を鳴らしつつ、低音域は少し膨らみがありつつ低いところから沈み込む深みのある低音域を鳴らす。」
・音の傾向は少し低音寄りか
・高音域は見通しの良く伸びの良い音が鳴るが低音域の多い場面では少し曇る印象もある。基本的にはとても明瞭で伸びの良い音を鳴らしてくれ、ドラムのハイハット音等もしっかりと鮮やかに再現をしてくれるのだが、重低音の多いような音源だとその良さが少し隠れてしまう印象がある。スラッシュメタルやデスラッシュのような低音は多いけど重低音はそこまで含まれないような音源とはとても相性が良くとても鮮やかでノリの良い音を鳴らしてくれる。
・中音域は特に凹む印象なく鳴る。少し膨らみのある音で女性ボーカルの表現が上手く包まれるような広がりのあるボーカル帯域を鳴らしてくれる。
・低音域は少し膨らみがあり、とても沈み込みの良い音を鳴らす。ドラムのバスドラムの音がとても特徴的で「ドンドン」という音が「ドゥンドゥン」と少し膨らみつつ芯があり低いとこまで再現された音が鳴る。(trysail コバルトにて確認)こういう言い方をすると飽和気味の低音域を想像されそうだが、膨らみがあるといっても音に味付けとして膨らみを持たせているというよりは、重低音域が再現された事により低音域の本来の膨らみ方を再現してくれているという印象であり音の分離自体は悪くない。
・低音域の分離はテクニカルデスメタル等は少し分が悪いが、一般的なデスメタル、デスラッシュ等の音源では全く問題なくドラムの音数を追うことができる。
・相性の良いジャンルはロック、少し明るめのアニソン、デスラッシュ等か。高音域の見通しの良さからポップスや少し明るめのアニソンではノリが良く 楽しく鳴らしてくれ、低音域の圧力感からデスラッシュ等の音源は迫力をもって鳴らしてくれる。
・相性の悪い音源はクラブミュージックや重低音が連発するようなゲームミュージック等だろうか。低音域の沈み込みがとてもよく深みのある低音域を鳴らしてくれるのだが、あくまでアクセントとしては良いのだがこの音域が主体となるような音源だと高音域を邪魔する事が増えてくる印象があり、電子音で重低音を連発してくるような音源とは相性は良くない。
音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□■
低音域□□□□□

オススメ度□□□□
・音としてはなかなか良いのだが、せっかくとても鮮やかな高音域を持っているだけに、もう少し低音は少な目のほうがその良さが分かりやすかったなぁという思いからこの点数。
・この価格帯だとBOSSHIFI B3ととても良い勝負をする機種で、BOSSHIFI B3でもう少し高音域に鮮やかさが欲しいと思った人に是非検討してほしいイヤホン。
・この芯がありしっかりと沈み込む深みのある低音域は結構クセになる人が多いのではないかと思う。