





MeeAudioのPinnacle P1です。本国では199ドルにて販売されている製品で、国内での販売価格は25800円となっています。メーカーサイトはこちら 国内販売サイトはこちら
特徴等
・筐体は亜鉛合金で、なかなか造りが良く高級感がある。・ドライバにはアルミニウムボイスコイルを使用
・銀メッキ銅ケーブルを採用
・MMCXでのケーブル交換方式で、ケーブルは銀メッキ銅のハイグレードケーブルとマイク付きケーブルの2本が同梱
・装着感はなかなか良好。いかにもShureかけ以外では使え無さそうな見た目なのだが、ケーブルをそのまま下に垂らす装着も出来るように設計されており、どちらの方式でも装着感は良く、またどちらの装着方式でも音に変化は感じられない。
・遮音性や音漏れ防止は比較的優秀で、電車内で使用して回りの音が気になるような事はほぼ無く、音漏れも相当大きな音量で聴かなければ特に気にする事は無いだろう。
音質評価 □□□□□
音質評価 □□□□□
・音はかなり良い。正直この音で2万円代という価格なら文句の付けようが無いと思ってしまうほど。
・音の大まかな印象は「全体的にスッキリとした音で音の伸びやかさが良好な美音イヤホン。中高音域の音の伸びや繊細さが素晴らしい。また、細い音をちゃんと細い音で出してくれるイヤホンで、弱く弾いているヴァイオリンの音をちゃんと細く繊細な音で鳴らしてくれる。」
・音のバランスは少しだけ高音域寄りか
・音場は広め、音の響きがあるのもあり小ホールで聴いているような心地よい音場が広がる。
・音の伸びの良さ、繊細さが大変素晴らしい
・高音域はとても鮮やか、かつ伸びやかな美しい音を鳴らす。正に美音と言いたくなるような音で、オーケストラでヴァイオリンの音の伸びの良さは本当に素晴らしい。バンド曲ではドラムのシンバル音がシャリシャリと主張しつつも耳に付かない絶妙なバランスで鳴ってくれる。あまり刺激的な音は鳴らないので、少し刺さるくらい鮮烈なシンバル音が好きな人には物足りなさもあるかもしれない。
・中音域は特に凹む事無く鳴るが、デスメタル等の低音域の多い音源では少しボーカルが遠めに感じる事もある。この帯域も音の伸びが素晴らしく、ソプラノ歌手やシンフォニックメタル等の音源での高音域の伸びやかさや繊細さは息を飲むほどの良さがある。イヤホンでボーカル帯域に良さを感じられる物というと、少しゆったりとした膨らみのある音で雰囲気を演出する物が多かったが、この機種は素直な音でありつつ聴き入ってしまうほどのボーカル帯域を鳴らす。
・低音域はなかなかタイトな音を鳴らす。タイトで分離も比較的良くテクニカルデスメタル等は流石に少し荷が重いが、デスメタル等は全く問題無く分離して鳴らしてくれる。全体的に音に筐体の響きが乗り、ドラムの音も少し響いてしまうためスラッシュメタルやデスラッシュのような疾走感を必要とする音源には相性はあまり良くない。
・相性の良いジャンルはオーケストラ等のクラシック、シンフォニックメタルにあとはポップスや軽めのアニソン等だろうか。私はオーケストラ音源は基本的にカナルイヤホンでは聴けないと思っている人なのだが、このイヤホンの伸びやかで繊細な積極的にオーケストラ音源を聴きたくなる。生楽器の音をこれほど不満なく鳴らしてくれるカナルイヤホンはそう無いのではないだろうか。
・ 比較的相性の悪い音源はスラッシュメタルやデスラッシュ等の疾走感を求める音源。聴けない事は無いし、しっかりと音の分離もしてくれるのだが、全体的に優しい音になりすぎてしまい物足りなさを感じる面があるかと思う。
・あまりにオーケストラやシンフォニックメタルとの相性が良かったため、そちらの話ばかりになってしまったが、それらに特化した音というわけではなく、適度な音の響きと全体的な音の分離の良さから、基本的には幅広い音源を楽しく鳴らしてくれるイヤホンである。
・音の大まかな印象は「全体的にスッキリとした音で音の伸びやかさが良好な美音イヤホン。中高音域の音の伸びや繊細さが素晴らしい。また、細い音をちゃんと細い音で出してくれるイヤホンで、弱く弾いているヴァイオリンの音をちゃんと細く繊細な音で鳴らしてくれる。」
・音のバランスは少しだけ高音域寄りか
・音場は広め、音の響きがあるのもあり小ホールで聴いているような心地よい音場が広がる。
・音の伸びの良さ、繊細さが大変素晴らしい
・高音域はとても鮮やか、かつ伸びやかな美しい音を鳴らす。正に美音と言いたくなるような音で、オーケストラでヴァイオリンの音の伸びの良さは本当に素晴らしい。バンド曲ではドラムのシンバル音がシャリシャリと主張しつつも耳に付かない絶妙なバランスで鳴ってくれる。あまり刺激的な音は鳴らないので、少し刺さるくらい鮮烈なシンバル音が好きな人には物足りなさもあるかもしれない。
・中音域は特に凹む事無く鳴るが、デスメタル等の低音域の多い音源では少しボーカルが遠めに感じる事もある。この帯域も音の伸びが素晴らしく、ソプラノ歌手やシンフォニックメタル等の音源での高音域の伸びやかさや繊細さは息を飲むほどの良さがある。イヤホンでボーカル帯域に良さを感じられる物というと、少しゆったりとした膨らみのある音で雰囲気を演出する物が多かったが、この機種は素直な音でありつつ聴き入ってしまうほどのボーカル帯域を鳴らす。
・低音域はなかなかタイトな音を鳴らす。タイトで分離も比較的良くテクニカルデスメタル等は流石に少し荷が重いが、デスメタル等は全く問題無く分離して鳴らしてくれる。全体的に音に筐体の響きが乗り、ドラムの音も少し響いてしまうためスラッシュメタルやデスラッシュのような疾走感を必要とする音源には相性はあまり良くない。
・相性の良いジャンルはオーケストラ等のクラシック、シンフォニックメタルにあとはポップスや軽めのアニソン等だろうか。私はオーケストラ音源は基本的にカナルイヤホンでは聴けないと思っている人なのだが、このイヤホンの伸びやかで繊細な積極的にオーケストラ音源を聴きたくなる。生楽器の音をこれほど不満なく鳴らしてくれるカナルイヤホンはそう無いのではないだろうか。
・ 比較的相性の悪い音源はスラッシュメタルやデスラッシュ等の疾走感を求める音源。聴けない事は無いし、しっかりと音の分離もしてくれるのだが、全体的に優しい音になりすぎてしまい物足りなさを感じる面があるかと思う。
・あまりにオーケストラやシンフォニックメタルとの相性が良かったため、そちらの話ばかりになってしまったが、それらに特化した音というわけではなく、適度な音の響きと全体的な音の分離の良さから、基本的には幅広い音源を楽しく鳴らしてくれるイヤホンである。
音のバランス
高音域□□□□■
中音域□□□■
低音域□□□■
オススメ度□□□□□
・文句なくオススメ出来るイヤホン。色々なイヤホンを聴いてきたが、ここまで音の繊細さや伸びの良さを表現してくれるイヤホンはそう無い。クラシック音源等をメインで聴かれる方には是非試して欲しいイヤホンである。
・音の分離の良さから基本的には音源は選ばなく、音の響きの良さから少し録音の悪い音源でも楽しく聴けるような寛容さも兼ね備えている。・文句なくオススメ出来るイヤホン。色々なイヤホンを聴いてきたが、ここまで音の繊細さや伸びの良さを表現してくれるイヤホンはそう無い。クラシック音源等をメインで聴かれる方には是非試して欲しいイヤホンである。
・最近では10BA、12BAと言ったBAドライバを大量に積んだ高級イヤホンが多くあるが、この繊細でどこまでも伸びていくような高音域はダイナミックイヤホンにしか出せないだろうなと思える良さがある。
・書けば書くほどに褒めちぎってしまっているが、久しぶりに一聴して「これはかなり凄いぞ」 と思えたイヤホンである
・BAよりダイナミックのいい機種が欲しいんだよ!と思っていた方に是非聞いてほしいイヤホン。価格抜きに、ここまで綺麗な音の出せるカナルイヤホンはそう無い。
コメント
コメント一覧 (13)
primacyと比較すると癖がなく、Pinnacleの方が万能で曲を選ばないですね。
primacyは響きが多く音場も広いので、よりオーケストラには合います。
なんにせよこの価格でこの音質はコスパ良すぎです。
あえて欠点としてあげると、結構鳴らしにくい気がする点くらいですね。
ですね、2万ちょいでこの音は相当頑張っていると思います。見た目もカッコいいですしねw
そうですね、それなりにパワーある機種で鳴らしてあげたほうが楽しく鳴りますね。
Pinnacle P1に関するこの前の記事でMDR-EX1000に言及しておられましたが(遮音性について)、
音の傾向や品質について比べるといかがでしょうか?
EX1000のほうは解像度がとても良いですが、全体的に乾いた音で、音場も広いですがあまり響く感じでは無いかなと思います。
Pinnacle P1は解像度が高いのは同じですが、全体的に伸びのある音が特徴的で、音場も筐体の響きが乗るため音の雰囲気は大分違います。EX1000がドライな音、Pinnacle P1はウェットな音みたいに思って頂けるとわかりやすいかなと思います。
純粋な解像度とかでしたらEX1000のほうが上だと思うのですが、高音域の伸びの良さ、音の繊細な表現力等はPinnacle P1のほうが上かなと思います。また良くも悪くもEX1000のほうが素直な音で、Pinnacle P1のほうが演出的な音である面はあると思います。
EX1000もこのところは値下がり傾向にあったりして悩ましいところですが、Pinnacle P1も魅力的ですね。伸びが良いイヤホンというのは本当になかなかないと思いますので・・・
是非試聴機を探してみたいと思います。
Eイヤアキバのはやけに音篭っていたんですよね、もしかしたら少し調子おかしいのかも。こちらにコメントして頂いた方の情報で大阪のEイヤはケーブルをマイク付きのほうが付いた状態で展示されているので音が落ちているとのことです。
ヤンネさんおっしゃるように解像度はモニター気質なEX1000の方が高いですが、音楽的な良さはPinnacleですね。
音場もEX1000の方が横に広く、前後のホール的な表現はPinnacleの方が楽しめます。
装着感や好みもあるので是非試聴を。
久しぶりにおおっ!っと思ったイヤホンでした。
何よりインピーダンスが50Ωと高くて音量取りづらいと色々書かれており、スマホorA10直刺しでも大丈夫なのかがわからず、ぽちっとできていません。
手軽に行きたいのでポタアン無しで使えなさそうなら諦められるのですが、直刺しだとどんな感じなのでしょうか?
音量は比較的取りにくいですが、そこまで気にするほどでも無い印象です。私は結構音量は大きめで聴くほうですがipod touchやスマホ(Nexus6P)の直挿し等でも音量に不満を感じた事はありませんし、むしろ最大音量だと音が大きすぎて聴けませんw普段より1、2割音量を上げる必要がある程度に考えて貰っていいかなと思います。
また、音質的な意味でパワーのあるアンプやDAPが必要かという点については、これは勿論出来ればあったほうが好ましいですが、これはどの製品にも共通する事だと思います。その前提の下でPinnacle P1は音の雰囲気を筐体の響きで作っているためパワーのあまり無い製品でも結構上手いこと雰囲気を出して鳴らしてくれる印象があり、比較的アンプや上流は選ばない機種では無いかなと考えています。