
毎年恒例の最高級オーディオ製品が集まるイベント、インターナショナルオーディオショウに行ってきました。
置いてある製品の大半はそうそう買えるようなものでは無いので参考になるかと言われると微妙なのですが、最高級スピーカー群を一気に試聴できる機会なんてそう無いですので毎年楽しみにしているイベントです。今年は2日目と3日目の2日間参加しました。
さて、ここからは試聴の感想を書いていきますが、スピーカーのイベントでの試聴は基本殆ど意味の無い物だと思っているので、今回音に関しての感想はいつもより更にザックリと書きます。そして毎回のことですが、あくまで試聴、しかも短時間かつイベント会場の騒音下での試聴ということで、基本的にアテにならない物と思って見てください。

avalonのスピーカー
Avalonのスピーカーは毎年空間表現の良さに驚かされますね。今年もとても自然な音の広がりかつ少しタイトめな音で好きな音でした。

今年インターナショナルオーディオショウに初参加となったKisoAcousticです。
小型スピーカーとは思えないスケールの大きな鳴りっぷりで驚いた人も多かったブースではないかなと思います。ただ確かに大きさの割には悪くないんだけど、これに税別170万円は流石に高くないかという気持ちも正直大分あったり、、、w

MagicoのS7です。
いやーいい音ですね、圧倒的な音圧、音の伸び。 毎年Magicoのスピーカーは良いなと思っているので音の傾向の相性が良いのかもれないです。 買えないけどね、、、w

Westlake Audioのスピーカーです。
なかなか良い音ですね、会場の中では少し古臭さを感じるような少しパワー押しみたいな音がしますが、これはこれでとても良いです。こういうのがよく「楽しい音」なんて表現される音の1つだよなぁなんて思いながら聴いてました。

Enigma AcousticsのヘッドホンDHARMA D1000です。
「50mmダイナミックドライバ+セルフバイアス型静電ユニット”SBESL” の2ウェイハイブリッドタイプヘッドホン。 」という何とも独特なヘッドホンですが、音はなかなか良かったです。ハイブリッド系にありがちな音の違和感も特に感じず普通に上質な音でしたね。価格もHD800とかと同レベルらしいので、それなら選択肢としては十分アリだなーと思いながら聴いていました。


B&Wの新しい803Dです。
流石人気のあるB&Wの新製品ということで、このブースは入場制限が行われ並ばないと入れない状況と、間違いなく今回のインターナショナルオーディオショウの中でば1、2を争う人気でした。
音は、正直な感想としては「何かほぼ全ての設計を刷新した割には、いつものB&Wやなぁ」とか思いながら聴いていました。何だか前世代の802Dあたりを試聴した時とあんま印象が変わらないというかw 良くも悪くもB&Wのこのクラスのスピーカーは低音の質や広がり方に独特の癖がありますね。決して悪くは無いのですが、間違いなく好みは別れる音だよなーと思いながら聴いていました。

AirtightのAL-05です。
個人的にイチオシのフルレンジ1発スピーカーで、知り合いにも前機種のAL-03を勧めて一緒に試聴しに行ったりとかしていたのですが、今回のAL-05も主だった印象は変わらずとても好印象でした。多分箱が少し大きくなったから前モデルよりは低音が強めなのかな?
フルレンジ一発とは思えないレンジの広さ、とてもすっきりとした高音、小型スピーカーとは思えない音の広がり、これが16万とかで買えるのは凄いんじゃないかなと思いました。1000万とかのスピーカーを沢山聴いた後に16万円のスピーカー聴いて「ああ、これは良い音だ」なんて思えるんだから、それだけでもとても良い物であることは十分伝わるのではないかと思います。うーーーん、流石にメインスピーカーのKripton KX-5から買い換える気は無いですが、サブにこんなスピーカーがあったら楽しいだろうなぁ、、、

LinnのEXACKT 530 Systemです。
正直、いくらこれだけで済むからとはいっても、これが約200万ってのはちょっと無謀じゃあと思って聴いてました。何か全てにおいてビミョーとしか言えない、、、

LinnのKLIMAX EXAKT 350です。
こちらは中々良いですね。少し人工的な音にも感じましたがレンジが広く堂々たる鳴りっぷりでした。でも正直LinnはEXAKTじゃない頃の製品のほうが良かった気がしてならない。

YG AcousticsのHailey1.2かな
低音モリモリなブースが多いなら、とてもすっきりとした音でとても好印象でした。 600万かぁ、、、w

YAMAHAのNS-5000です
こちらも名機NS-1000Mの血統ということで注目度の高いブースでした。音は、、、うーん悪くないのですが正直かなりスケール感の小さい音に聴こえました。これに関しても他の方が「調音パネル置きすぎだからじゃないか」と言っていましたが、自分もそんな印象は受けたのでまた聞き直したいですね。高音の伸びや1音1音の質自体は悪くなかったので、試作機ではない製品版がお披露目になるのが待ち遠しいです。

lumenwhiteのwhite light anniversaryです。
いやーーこれは良いですね。少し寒色系の音で、すっきりとしすぎてるという印象の人も多かったようですが、個人的にはこのくらいスッキリと透明感のある音のほうが好きです。
ただ、アクシスのブースは他の部屋と違い小ホールみたいな場所で物凄く広いので、大型スピーカーを鳴らすには圧倒的に良い環境なので比較にはならないですね。このブースで聴いたmiles davisのtime after timeは鳥肌ものでした。今までで一番ハイエンドオーディオの圧倒的さを感じられたブースでしたね、あんな音一般家庭で出せるわけないわw
他にも色々聴いてきたのですが、正直覚えていないものも多いので感想はこのぐらいにしておきます。
いやー毎年このイベントは本当に楽しいですね、今年も時間一杯ハイエンドオーディオの音に触れられて大満足でした(*゚∀゚)っ
最後に、少しでも会場の雰囲気等が伝わればと思い、その他に見たブース等も含めた写真を最後にまとめておきます。





























