メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

TANCHJIM 4Uのレビュー 〈PR〉

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TANCHJIM 4Uという現在9,190円で購入することが可能なダイナミック1発構成イヤホンのレビューです。今回のはTANCHJIMのイヤホンではありますが箱にHIFIGOのロゴが印字されているあたりからHIFIGOとのコラボ製品のようですね。今回はHIFIGOからのレビュー依頼となります。
今回のイヤホンは4種類音を変化させられることがウリなため、その中で一番印象が良かったATOMOSPHREモードを基本としてレビューを書いていきます。

販売サイトはAmazonはこちら HIFIGOはこちら 
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注目ポイント
・音をスイッチで4段階に変更可能
→4種類の音に変更が可能です。こういう回すタイプのスイッチは左右のバランスを整えるのが難しいのですが、このイヤホンは4種の音の所定の位置で止まってくれるので、左右でズレることを心配しなくて良いです。

良い点
・音はなかなか良い。全体的に寒色系のスピード感のある音で、HZsoundの心境シリーズが好きだった人は相性が良いと思う。
・筐体の造りが非常に良く1万円以下のイヤホンとは思えない質感の良さ。
・全体的な解像度が高く、分離性能が良い
・音の変更ギミックは4種類の所定の位置で止まってくれるので、左右のバランスが崩れる心配が無い。
・4種類の音は低音域の量感を微調整する感じなので、どのモードでも基本はバランスが大きく崩れない
悪い点
・高音域は金属筐体イヤホンにありがちなピーキーさが少しあり。
・POPモードは低音が暴れてしまって音源によってはビビりを感じる場面がある。
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音質評価 90点
1、寒色系のスピード感のある、分離性能の高さが印象的な音。寒色系ではあるものの低音域にしっかりと量感があるのでロック音源でも力感のしっかりとした音でノリの良さを表現してくれるのがポイント高い。

音はかなり良いと思います。過去にレビューをしたHZsoundの心境シリーズに似た傾向の音で、心境よりもう少し寒色傾向を減らして低音の力感を増したような音に感じます。全体的に良い意味で金属筐体らしいスピード感のある音で、傾向としては軽いドンシャリで高音域に少しピーキーさがあるので、ここは好みが分かれるところかなと思いますが、良い意味で金属的な煌びやかな響きが乗ってくれることから、全体的にスピード感のあるハッキリとした音になっているのがとても良いです。
正直TANCHJIMというと、どちらかと言うとボーカルにもう少し厚みのある音の製品が多い印象だったので、こういうドンシャリ傾向の寒色系でボーカルもサッパリとした鳴らし方のイヤホンは意外な音造りだなと思ったのですが、全体的な音の分離の良さと、ドンシャリ傾向でありつつも誇張感は比較的少なく全体のバランスは結構まとまっているのが、流石に上手いチューニングだなと感じました。
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音の傾向(ATOMOSPHREモード)
高音域 □□□■
中音域 □□□
低音域 □□□□
2、全体的に金属的な響きの乗った明るく少しピーキーな鳴り方なのが好みが分かれると思うが、高音域の煌びやかな鮮やかな音が好きな人はかなり刺さる音だと思う。4種類の音が選べるが正直POPモードだけは低音域が音源によってビビる印象があり微妙。

音の傾向は軽い低音域寄りのドンシャリ。音場は広くも狭くも無くといった印象。
高音域は非常に煌びやかな、良くも悪くも金属筐体にありがちな特有の響きが乗った音で刺さりは強めです。ドラムのハイハットの音がとても煌びやかに主張してくるので、刺さりが気になる人は合わないと思いますが、個人的には刺さる音を強調しているというよりは「刺さる音をありのまま鳴らしてくれる」くらいの鳴らし方だと思うので、むしろ好感(私が基本刺さるくらいの高音域が好きなだけかw)
中音域は音像の大きさが少し小さめで、音の抜けが少しイマイチで窮屈に感じる場面もあるものの、ボーカルの質感自体は悪くないです。ドンシャリ傾向の音でありながらボーカルが後ろにいかずに、適正位置でハッキリと音像が分離して鳴ってくれる感じは中々良いのですが、もう少し音の抜けが良ければより良かったなと思います。まぁ1万円以下の有線イヤホンに求めすぎかな。
低音域は非常に分離の良いハッキリとして、少し音の輪郭を強調したキレのある音を鳴らします。重低音がドーーンと鳴るタイプではないのですが、重低音の再現度も悪くないので、分離が良くスピード感がありながらも、力感のしっかりとした下支えのある音が鳴ってくれるのがとても良いですね。ただ、前述したように少し音の輪郭に強調感はあるので、この少しソリッド感を強調した音をどう捉えるかで好みが分かれそうです。個人的にはこういうスピード感のある粒立ちの良い音はとても好き。
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おススメ度 92点 
3、筐体の造りが非常に良く、音もとても分離の良いノリの良い音で好印象。1万円以下のイヤホンに良い物が減っている昨今に、こういうクオリティの高い製品が出て来るのは個人的にもとても嬉しい。

音はそれなりに味付け感はあるもののとても良いと思います。全体的のスピード感を重視したノリの良い音になっていて、高音域にある程度ピーキーさがあることが好みが分かれるかなと思いますが、非常に分離性能が良く、全体的にハッキリとした明瞭な音造りは個人的にはかなり良いです。ただ、音の4種類のモードのうちPOPモードだけは音源によって低音がビビるような印象があったので、ここだけはマイナスかなぁ。それ以外はどのモードでも基本的な音のバランスを大きく崩さず、低音域の量感を微調節してくれるような変化で使い分けしやすくて良かったと思います。
スピード感のある音源をノリ良く聴きたい人におススメしたいイヤホンです。

X-Melody すずらんのレビュー(ダルマオーディオ) 〈PR〉

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X-Melodyすずらん、という現在8,750円で販売されている、ダルマオーデイオの新しいブランドの1D構成イヤホンのレビューです。今回はダルマオーディオさんから直接のレビュー依頼となります。
直販サイトはこちら
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良い点
・音場が広めで、全体的にスッキリとした優しい音造り。良い意味でダルマオーディオらしさがわかりやすく表れている音。
・1万以下のイヤホンにはかなり珍しい上品な落ち着いた鳴り方をする。
・全体的に自然フワッとした広がりのある音で、ボーカルの質感がとても良い。
・解像度が高く、全体的に分離がとても良い。
・上品なドンシャリという売り文句ではあるが、あまりドンシャリという印象は無い。
・陶器のような綺麗な質感のシェル
悪い点
・全体的に優しい音で、ハードロック等のゴリっとパワーのある重低音を鳴らすような音源には少し荒々しさが足りない。
・低音域の量感、質感ともに力感は少な目。低音を重視する人向けのイヤホンではない。
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音質評価 94点
1、広い音場と、フワッと広がる華やかなボーカルの質感が印象的な上品な音がとても良い。良い意味でダルマオーディオらしさが非常にわかりやすい音造りになっている。

音はかなり良いと思います。過去にレビューをしたT-5000がわかりやすいドンシャリ傾向で良くも悪くも「ダルマオーディオもこういう音のイヤホン作れるんだな」という異色な鳴り方だったのに対し、今回のすずらんは同社のセレスティアル等に通じるものがある、自然な音場の広さと、フワッと広がる華やかなボーカルの広がりがとても気持ちが良い上品な音になっています。
高音域は非常に伸びやかでスッキリとしつつもピーキーさが無いとても自然な鳴り方をしてくれますし、ボーカル自然な広がりある質感の良い音はゆったりとした音源をのんびりと聴くのに非常に適したとても良い塩梅のチューニングになっています。正直ハードロックとかを聴くのには低音域の重さ、荒々しさが足りない印象はあるのですが、まぁそもそも低音域を重視する人向けのイヤホンでは無いと割り切るべきかなと思いますね。
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音のバランス
高音域 □□□□
中音域 □□□■
低音機 □□□■
2、音のバランスは軽く高音域寄り。全体的に良い意味で優しい音になっており、力感はそこまで無いものの、中高音域の華やかな伸びの良い音がとても魅力的なイヤホン。

音の傾向としては軽く高音域寄り。音場は広め。メーカーの売り文句に「上品なドンシャリ」というのがありますけど、正直T-5000のような露骨なドンシャリではなくフラットに近い音造りなので、あまりドンシャリという先入観は持たないで試してほしいなと思います。
高音域は非常にスッキリとした音でありながらも、伸びやかで上品な耳へのアタリの優しい音を鳴らしてくれます。こういう優しい音造りの高音域というのは、厳密には少し曇り感がある製品が多いのですが、このイヤホンは全くとって曇り感の無い透き通った音でありながら、耳への刺激の少ない伸びやかでピーキーさの無い音になっているのがとても良いですね。
中音域は少し広がりのある、自然な響きの乗った味わい深い音を鳴らしてくれます。このボーカルの表現力の高さが「とってもダルマオーディオらしい音造りだな」と感じる部分で、ボーカルの質感が少し響きのある綺麗な鳴り方であるものの、音の厚みはそこまで無く良い意味で主張し過ぎない鳴り方をしてくれます。ボーカルが特徴的なイヤホンは俗にいう「ボーカルの口が大きい」と言われるような厚みを増した演出をする製品が多いのですが、このイヤホンは広がりのある聴きごたえのある音を、強調感の無い自然な音像の大きさで鳴らしてくれるのがとても好印象です。ただ一聴したら地味に感じるかもしれませんね。
低音域はサッパリとした分離良い音を鳴らします。正直低音域は少し軽めです。一般的なロック等を聴くにはそこまで問題にはなりませんが、EDMやハードロックといった低音域の厚みを求める音源でもかなりサッパリとした低音を鳴らすので、力感を求める音源はあまり合わないです。良くも悪くも中高音域の質感の良さにフォーカスをしたイヤホンという印象であり、低音域はそれらの帯域を邪魔しないように少し小さめのチューニングされている印象があります。ここはこのイヤホンの最も好みが分かれる部分だと思いますが、1万以下のイヤホンで全てを求めて、全て得られなかったみたいな中途半端な音になっている製品が多い中、こういう自分の強みを押し出してくるような割り切り方は個人的にはかなりアリです。
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おススメ度 96点
3、1万以下で非常に珍しい上品な落ち着いた質感の音造りで、中高音域の質感の高さと、自然な広がりのある優しい音色がとても素晴らしい名機。

本当に「とってもわかりやすい、ダルマオーディオが好きそうな音色」を1万円以下で詰め込んだようなチューニングで、個人的にはかなり好印象でした。正直弱点は少なくないです。特に低音域のかなりサッパリとした鳴り方はハードロック等の低音域の重みを求める音源には面白味が欠けますし、全体的に優しい音造りでジャンルはそこそこ選ぶタイプのイヤホンだと思います。ですが、こういった上品な中高音域の華やかさ、自然な音場の広さをしみじみと楽しめるようなイヤホンは1万円以下ではかなり珍しく、個人的にこういうターゲットを絞った割り切った音造りはとても好印象でした。
これでメタルを聴こうとは思わないけど、POPSやアニソン、バラードを聴くのは本当に最高!そういうタイプの良い意味でダルマオーディオらしさが詰まった、とても魅力的な音の鳴る名機です。ダルマオーディオらしい音造りの入門機として最適な良くまとめられたイヤホンだと思います。

Elysian Acoustic Labs PILGRIMのレビュー〈PR〉

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Elysian Acoustic Labs PILGRIMという現在399ドルで販売されている1DD+3BAのハイブリッド構成イヤホンのレビューです。今回はHIFIGOからのレビュー依頼です。同社のイヤホンはANNIHILATORを聴かせてもらってとても良かったので興味があったので、今回は結構期待して待っていました。
販売サイトはHIFIGOはこちら Amazonはこちら 
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注目ポイント
・9.2mm LSR(液体シリコーンゴム)ダイナミックドライバーを採用。
→一時期液体シリコンドライバって流行りましたけど最近減ってきた印象で久しぶりに聞いた気がします。
・Sonion BA ドライバー 3 基
→BAのメーカーがちゃんと明記されているのは安心感がありますね。

良い点
・音はとても良い。同社のANNIHILATORもとても空間表現の上手いイヤホンだったが、このイヤホンもとても空間表現が上手く、自然な広がりのある音がとても気持ち良い。
・広がりのある音ではありつつも、ウォームにはならないとても聴きやすい自然な音。
・LSRダイナミックドライバの恩恵なのか、全体的に暖かみのある音でありつつも重低音の沈み込みはかなりあるので、重みのあるロックも楽しく聴ける。
・ボーカルの自然な広がりのある表現力がとても良く、特にゆったりとした女性ボーカルの曲は同価格帯でも特筆できる魅力を感じられる。
・暖かみのある音でありながら、しっかりと分離が良くスピード感のある音源にも全く問題無く対応できる解像度の高さが素晴らしい。
・Pentaconn端子を使っているのでリケーブル時の接触不良の心配が少ない。
悪い点
・音漏れはそこそこ多め。
・Pentaconn端子のためリケーブルの選択肢は少し少な目(かなり増えてきているが)
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音質評価 90点
1、とても自然な広がりのある音場感が魅力的なイヤホン。暖かみのある音でボーカルの表現力の高さがとても魅力的。ただ音漏れはそこそこある。
音はとても良いと思います。音の傾向としては少しだけ中、低音域の厚みが強めなバランスですが、ハイブリッドにありがちな低音の量感がドコドコ来るタイプでは無くて全体的にフワッと広がりのある音場がの広さと音の広がりが気持ち良い、少し暖かみのある音がとても魅力的です。ぶっちゃけて言えば私は暖かみのある音と言うと「音の分離を犠牲にしている音」が多いのであまり高い評価をしないときに使う表現だったりするのですが、このイヤホンは自然な広がりのある暖かみのある音でありつつも音の分離、解像度が非常に高く、とても聴きやすい心地よい音を実現しつつもロック、メタルといった音源もとても楽しく再生できる基礎性能の高さがありとても好印象ですね。ただ、背面にそこそこ大きな音抜け穴があるので音漏れは少し多めです。ただ、電車内等でしたら相当な爆音で聴かない限りは基本は問題無いと思います。
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音のバランス
高音域 □□□
中音域 □□□■
低音域 □□□■
2、ボーカルの暖かみのある表現力の高さが魅力でありながら、低音域も分離の良い重みのある音を鳴らしてくれるのがとても魅力的。

音の傾向は少し中低音寄りの音。音場は広め。
高音域は明るいシャキッとした音を鳴らします。音の質感は金属筐体らしい煌びやかなハッキリとした音を鳴らすのですが、音のバランス的に中低音域が少し強めなこともあってドラムのハイハット音が耳につく印象は無く、音の抜けの良さもあり明瞭でありながらもとても聴きやすい音です。
中音域は自然な広がりや響き感のある音で、ボーカルの表現力がとても高いです。ハイブリッド構成は正直中音域の表現力は二の次という製品が多い印象なのですが、このイヤホンのボーカルは少し厚みがありつつも抜けが良く、それでいて自然なフワッと広がる音がとても気持ち良さがかなり印象的です。正直私はボーカルの表現力はそこまで重視しないほうなので、いつもボーカル帯域のレビューを書くときは少し悩むのですが、このイヤホンくらい暖かみがありつつも誇張感の無い、自然な広がりのある表現力豊かな音を聴くと自然とボーカル帯域の文章量が増してしまいますね。特にPOPS、アニソンといったジャンルの女性ボーカルと非常に相性の良いボーカル帯域だと思います。
低音域は非常に分離が良く重みのある音を鳴らします。こういう暖かみのある音のイヤホンは低音域は緩い音になりがちですが、このイヤホンはLSRのダイナミックドライバを使っているおかげか、非常に分離が良く、それでいて重低音までしっかりと表現された重みのある音を鳴らしてくれます。それでいて音の量感的には過度な主張をしてくるわけでは無いので、欲しいところでベースラインの沈み込むような音を出してくれる、全体の暖かみのある音の表現を邪魔せずにとても上手い塩梅で重みのある音を鳴らしてくれるのがとても良いですね。
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おススメ度 92点
3、自然な広がりのある暖かみのある音でありながら分離性能が高く、スピード感のある音源も楽しく聴けるのがとても魅力的なイヤホン。ハイブリッドとは思えない自然さと聞きごたえのあるボーカル帯域の表現力の高さが素晴らしい。

音はとても素晴らしかったです。私は基本的にソリッドで音のスピード感を上手く表現できるようなイヤホンを好むのですが、イヤホンはしっかりと広がりのある暖かみがある音と真逆の方向性でありつつも、全体の分離性能はかなり良く、暖かみのある音でありながら自然でわざとらしさの無い音なのがとても好印象でした。何よりボーカル帯域の自然な広がりと暖かみのある音は特筆ものであり、音の分離性能の高さも相まってボーカルが魅力的でありながらロック、メタルといった音源でも楽しく聴ける汎用性の高い音であることが非常に良かったです。
ボーカルの表現力の高いイヤホンを探している人、暖かみのある音が欲しいけど緩い音はイヤだという人におススメしたい意欲作です。まだこのメーカーのイヤホンは2つしか聴いたことがありませんが、もしかしたら音場表現の音造りがかなり上手いメーカーかもしれませんね。

Edifier W260NCのレビュー 〈PR〉


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Edifier W260NCというデュアルダイナミック構成TWSイヤホンのレビューです。今回はEdifierさんから直接のレビュー依頼です。通常価格は11900円ですが、現在10%オフのクーポンが出ているので10,791円で購入ができます。Edifierはちょくちょくクーポンを出すので、基本は1万円くらいの価格帯の製品と思っていいと思います。

最近レビューが滞っていましたが、ボチボチ再開していこうと思います。ちょっと仕事のほうが先月忙しくて全くといってレビューに時間をとれていませんでしたが、ノートパソコンで出先でレビューを書いたり、色々やり方を変えていこうと思っているところです。
販売サイトはこちら 
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良い点
・ノイズキャンセルの効きがなかなか良い
・約1万円でLDAC対応
・誇張感の無い聴きやすい分離の良い音でデュアルダイナミック構成とは思えないくらいバランスが良い。
・約1万円という価格でありながら見た目に安っぽさが無い。プラにレザー調の加工がされていたり価格相応な部分を上手く安っぽく見せない工夫がされている。
・新アプリのEdifier connect Xは安定の使いやすさ。
悪い点
・ノイズキャンセル性能はedifier neobuds pro2とかより劣る(価格差があるので仕方ないが)
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1、音はなかなかバランスが良く、少し弾むような低音域の元気な音が楽しいノリの良さがありつつも余計なクセは極力減らしているのが好感。
音はなかなか良いです。正直同軸デュアルダイナミック構成はチューニングが難しい印象があるので「約1万円のTWSで同軸デュアルダイナミックって大丈夫か?」と思うところはあったのですが、 流石にEdifierのイヤホンということで上手いバランスでまとめられています。音の傾向としては低音域寄りの軽いドンシャリ傾向です。高音域は曇り感は無いものの、そこまで明瞭という感じは正直無く高音域を重視するのであれば他のイヤホンのほうが良いかなと思うのですが、同軸デュアルダイナミック構成を採用しているおかげか低音域の力感がとても聴いていて楽しく、重低音域の表現力が高い聴いていて楽しい音造りがとても良いです。低音域の量感がしっかりとありつつも、全体的な音の分離性能は比較的高めで、スピード感のある音源を聴いても音の破綻感は全くなく、全体的には音のクセは少な目でまとめられているのが良いですね、デュアルダイナミックは本当変な音になりやすいので、、、w
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2、ノイズキャンセルの効きは価格を考えたらかなり優秀。安っぽく見せないデザインの工夫が非常にポイントが高い。
ノイズキャンセルの性能は約1万円の価格の製品としてはかなり健闘していると思います、流石に現行最高峰クラスのSONY WF-1000XM5とかと比べると静寂性は一聴してわかるほど劣るのですが、電車内で使うと十分周りの音を軽減させてくれ、元々のノリが良いそれでいてクセの少な目な音を外出先でも堪能することができます。ただ、同社のneobuds pro2とかは「この価格でここまでのノイキャン性能が出せるのか」と思えるくらいの静寂性があったので、それと比べると流石に同社内でも価格差をしっかりと感じられるくらいの差はありますね。ちなみにノイズキャンセルの効き方は二段階で調節ができますので、ノイキャン特有の耳への圧迫感が苦手な人も安心かと思います(このイヤホンは元々ノイキャン特有の圧迫感は比較的少ないほうだと思いますが)
筐体のデザインは全体的にレザー調の加工がされており、1万くらいのTWSでありながら見た目に安っぽさを感じにくくなっているのが非常に上手いなと思います。最近は高級なTWSでも露骨な安っぽいプラスチック筐体みたいな製品もある中で、こういう工夫の仕方は流石にTWS分野が強いEdifierの製品だなと感心させられました。
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3、新アプリのEdifier connect Xは安定に使いやすい。
今回の製品からEdifier connect Xという新しいアプリに変更となっていますが、基本的な操作感は大きく変わらず、今回も細かくタッチごとの動作を変えたり、タッチの制度を変えたりと細かく設定が出来てとても良いですね。TWSはアプリの使い勝手も含めてだと思っているので国産のTWSメーカーはこういうところ本当に見習ってもらいたい、、、w ちなみにLDACは初期状態では接続されないのでこのEdifier connect Xで有効化させる必要があります。Sonyのイヤホンも同様に設定が必要ですし、ここは何か制約があるのですかね?
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おススメ度 88点
4、非常によくまとめられた使い勝手の良さと、デュアルダイナミックらしい楽しさとクセの少なさを両立したバランスの良いTWSイヤホン。

全体的に流石Edifierという感じで、約1万円という価格でありながら音質的にも利便性的にもとても上手くまとめられている製品だと思います。特にデュアルダイナミック構成らしい低音域の重み、重低音の表現力の高さをしっかりと表現しつつも、音のクセは比較的少なく幅広いジャンルの音楽を違和感なく聴けるバランスになっているのが「相変わらず上手い塩梅で作ってくるなぁ」と勝手に関心してしまう安定感があります。
1万近辺の手ごろな価格帯で、トータルバランスに優れた製品を探している方、低音域の力感のある音やノリの良い音のTWSを探している人におススメしたい製品です。最近のEdifier製品、全体的にふつーに良く出来すぎてて逆にコメントがしにくいです(笑

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