メタラーのヘッドホンブログ

ヘッドホンやイヤホン集めが趣味のメタラーのブログです。

ヘッドホンアンプレビュー

Audirect Atom2のレビュー

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Audirect Atom2という現在8,810円で販売されているポータブルDACアンプのレビューです。

HIFIGOの販売サイトはこちら 
良い点
・何より小型で手軽
・音もクッキリ明瞭でなかなか良い
・LEDでハイレゾ音源などを確認しやすい
・DACチップにES9281AC
・DSD native再生やMQAに対応。
・LightningとUSB type Cモデルがあり、iphoneでも手軽に高音質で音楽を聴ける
悪い点
・端子への負担は比較的大きめだと思うので、これをつけたままケーブルをひっかけたり落としたりすると接続しているスマホとかの端子が少し心配
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1、小型でありながら音質はなかなか良い。これだけ手軽でこれだけの音質が手に入るのは非常に魅力。
音質はなかなか良いです。これだけ小型で手軽に聴ける製品なので音質はそんなに期待できないかなと思っていましたが、良い意味で裏切られました。音質は少し元気なクッキリとした明瞭な音鳴ります。意外と駆動力もあり、大型ヘッドホン等は流石に厳しいですが、2BA1D程度のハイブリッド構成のイヤホンでも十分不足感の無い音で鳴りますし、鞄に入れっぱなしにしておけるDACアンプとしては必要純分すぎる音質かなと思います。また、L字になっておりケーブルが横から出せるおかげで、本体の向きを逆に刺せばケーブルを右側から出したり、左側から出したり変えられるのが地味に便利です。
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2、筐体の造りはなかなかしっかりしていて安心感がある。ただ端子への負担は少し大きそうで不安かも。
筐体はしっかりとした金属?で作られていて、結構造りは良く安っぽさは無いです。しっかりとした筐体なので鞄のポケットに直接ぶち込んでおいても簡単に壊れることは無いでしょうし、手軽さという面では本当にこれ以上の選択肢は無いかもしれません。ただ、少し心配なのは一般的なケーブルを伸ばすタイプのDACアンプと違って、端子部が大きめになっているため、端子にかかる負荷はそれなりに大きそうというところです。これを繋いだままケーブルをどこかにひっかけたり、本体を落としたりしたら、このDACアンプだけじゃなく接続しているスマートフォンの端子への負担も大きそうですので、使用時にはある程度注意したほうが良いと思います。
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3、PAW S1、luxury&precision w1、Hidizs S3 Proとの比較。
単体の音だけ語っても何が何やらと思いますので、PAW S1、luxury&precision w1、Hidizs S3 Proと比較していこうと思います。価格差もありますので、あくまで音の違いとしてわかりやすく比較をするものであって「~に近い」とか表現していても「安いけど匹敵する」ものではないと考えて見てください。
・PAW S1 (約170ドル)
この中で一番派手な音を鳴らす。ドラムのシンバル音のような煌びやかな音の主張は結構強めであるが、帯域レンジが広く伸びの良い音なので音の鮮烈さの割に耳につく印象は無い。4機種の中で一番鮮烈でハッキリとした音を鳴らすのが印象的。
・luxury&precision w1(約200ドル)
PAW S1より落ち着いた音のバランスになっており、特に高音域の刺激感はかなり抑えられ、全体的にしっとりとした自然な聴きやすい音になっている。帯域レンジの広さこそPAW S1より劣るもののの、良い意味で自然で違和感の無い音を鳴らしてくれる印象で4機種の中で一番音源を選ばないのが好印象。
・Hidizs S3 Pro (69ドル)
どちらかと言うとluxury&precision w1に近い音造りで、W1より少し明るい音造りになっている。W1は本当に落ち着いた音であったが、S3 Proはもう少しドラムのシンバルのような煌びやかな音や、低音のバスドラムのキック感といった刺激の強めの音も、力感のある音で鳴らしてくれる。印象としてはW1よりも少しロックとかも楽しく聴けるバランスで、W1は落ち着いたバラードとかを聴くのにより適しているという印象。
・AUDIRECT Atom2 (約80ドル)
どちらかというとPAW S1に近い音造りで結構派手な元気系サウンド、PAW S1ほどの帯域レンジの広さが無いため、高音域は鮮烈で少し疲れやすくドンシャリ感は強めになっているが、非常にノリの良い元気な音で、楽しく聴けるバランスになっている。
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おススメ度 92点
4、非常に手軽でありながら十分すぎる良い音を鳴らしてくれる製品であり、マニアのサブ機としておススメしやすい逸品。
何といってもこの製品の魅力は「手軽さ」だと思います。今のこういった小型のDACアンプは色々な会社が作っていますが、ここまで小型の一体型で、音質も良いというものはかなり少ないんじゃないかと思います。そりゃあPAW S1やらluxury&precision w1やらの価格が倍以上の大き目の製品群と比べたら、音質面ではそれなりに見劣りはしますが、この大きさとこの価格で、これだけの音が鳴れば文句のつけようがないと個人的には思います。
手軽に使えるUSB DACアンプを探している方。ハッキリとした明瞭で元気な音造りの製品が好きな方にお勧めしたい、マニアのサブ機として丁度いい痒いところに手が届く名機です。

Hidizs S3 Proのレビュー

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Hidizs S3 Proという69ドルで販売予定の小型のUSB TypeC接続のDACアンプのレビューです。Kickstarterでの出資を募る予定でKickstarterでは55ドル~59ドルで出資できるそうです。現在Kickstarterで出資を募っている製品なので、私の手持ちのは一応「プロト」扱いになるのかなと思います(ほぼ製品版っぽいですが)Hidizsのレビューとなると、私のことを知っている人は「あれ?何で?」と思う人も居るでしょうが、今回はメーカーから直接のレビュー依頼を「直輸入推奨してもいいなら受けるよ」って話をつけて受けています(苦笑)

メーカーサイトはこちら Kickstarter出資サイトはこちら 

良い点
・音はなかなか良い。良い意味で強調感の無い自然で聴きやすい音。69ドルでこの音なら文句ない。
・DACチップにES9281C PROを採用 (同社のHIDIZS DH80Sと同じ)
・ケーブルが柔らかいOFC線を採用しており使いまわしが良く、音質的にも安心感がある
・当然ハイレゾも対応しており、MQA 8X、DSD128、PCM32bit384kまで幅広く対応
・ファームウェアで音質の変更が可能で3種類の音の傾向の違うファームウェアが配信予定(現在試せないのでレビューには記載していません)
悪い点
・特に無いが、無理やり挙げるとしたらPAW S1やluxury&precision w1等の高価格帯製品と比べると機能面等で劣る部分は多い(値段3倍とかなので当たり前だが)
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1、音質はなかなか良い。とても落ち着いた聴きやすい音のバランスになっており、万人ウケするフラットサウンド。
音質はなかなか良いです。69ドルという価格のUSB DACアンプとなると正直ある程度音質に拘りを持ったDACアンプとしては最廉価の製品となっていますが、かなりしっかりとした実力があります。音質の傾向はかなりフラットな味付けの無い音になっており、高音域のシャリつくようなシンバル音を強調せず、それでいて曇り感の無い伸びやかでレンジの広い音に仕上げているのが好印象です。手持ちのDACアンプだとPAW S1はちょっと派手な音で、luxury&precision w1は落ち着いた音という印象で、どちらかと言うとluxury&precision w1に音の傾向は似ています(同等レベルという意味ではありません)全帯域で本当に強調感の無い、良い意味で万人ウケする音で受け入れられやすい上手い音造りになっていると思います。
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2、ハイレゾ音源にも当然対応しており、Apple musicのハイレゾも問題無く再生可能。LEDでハイレゾかどうかの判別も出来てわかりやすい。
ハイレゾにも勿論対応しておりMQA 8X規格やPCMは32bit384k、DSD128まで対応と低価格ながら対応する音源の幅は相当広いです。まぁ32bit音源なんて現状ほぼ存在しませんけど、まぁ対応しといて悪いことは無いですからねw
今流行りのApple musicのハイレゾ音源にも当然対応しており、現在再生している音源のビットレートをLEDの色で表示してくれるので「本当にハイレゾで再生されているのか」というのも一目瞭然でわかるようになっているのが良いですね。お手軽でありながら、しっかりと機能面も担保されているところが良いです。
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3、PAW S1、luxury&precision w1、AUDIRECT Atom2との比較。
単体の音だけ語っても何が何やらと思いますので、PAW S1、luxury&precision w1、AUDIRECT Atom2と比較していこうと思います。価格差もありますので、あくまで音の違いとしてわかりやすく比較をするものであって「~に近い」とか表現していても「安いけど匹敵する」ものではないと考えて見てください。
・PAW S1 (約170ドル)
この中で一番派手な音を鳴らす。ドラムのシンバル音のような煌びやかな音の主張は結構強めであるが、帯域レンジが広く伸びの良い音なので音の鮮烈さの割に耳につく印象は無い。4機種の中で一番鮮烈でハッキリとした音を鳴らすのが印象的。
・luxury&precision w1(約200ドル)
PAW S1より落ち着いた音のバランスになっており、特に高音域の刺激感はかなり抑えられ、全体的にしっとりとした自然な聴きやすい音になっている。帯域レンジの広さこそPAW S1より劣るもののの、良い意味で自然で違和感の無い音を鳴らしてくれる印象で4機種の中で一番音源を選ばないのが好印象。
・AUDIRECT Atom2 (約90ドル)
どちらかというとPAW S1に近い音造りで結構派手な元気系サウンド、PAW S1ほどの帯域レンジの広さが無いため、高音域は鮮烈で少し疲れやすくドンシャリ感は強めになっているが、非常にノリの良い元気な音で、楽しく聴けるバランスになっている。
・Hidizs S3 Pro (69ドル)
どちらかと言うとluxury&precision w1に近い音造りで、W1より少し明るい音造りになっている。W1は本当に落ち着いた音であったが、S3 Proはもう少しドラムのシンバルのような煌びやかな音や、低音のバスドラムのキック感といった刺激の強めの音も、力感のある音で鳴らしてくれる。印象としてはW1よりも少しロックとかも楽しく聴けるバランスで、W1は落ち着いたバラードとかを聴くのにより適しているという印象。
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おススメ度 90点
4、69ドルという価格でありながらしっかりとした音質で音楽を聴かせてくれるDACアンプで、落ち着いたクセの少ない音に仕上がっているのが流石上手いなと思わせる製品。
なかなか良い製品だと思います。69ドルという価格なので正直「安いDACにありがちなドンシャリな派手、派手音のDACアンプなんじゃねーの?」と思っていたのですが、予想外に落ち着いたクセの少ない聴きやすい音でまとまっており、なかなか好印象でした。Apple Musicがロスレス、ハイレゾに対応したことで、こういった小型のDACアンプを探されている人も多く居ると思います。その際に是非検討してほしい、上手い音造りに仕上がっている製品です。ES9281C PRO使って、69ドルで、この音なら、まぁ文句はないでしょうw
Hidizs製品まともに聴いたのは初めてですが、結構ヤリますねw

Razer THX Onyxのレビュー

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Razer THX Onyxという現在21,769円で販売されているUSB DACアンプのレビューです。この製品はFiio AM3D等で採用されているTHX AAAというTHXの独自技術を使ったアンプを採用していることが特徴の製品です。

販売サイトはAmazonがこちら HIFIGOはこちら
良い点
・かなりハッキリとしたメリハリの効いた音。Fiio Q5S+AM3Dに似た傾向の派手さがある。
・駆動力はそれなりに高く大型ヘッドホンでなければ大抵は不満の無い音が鳴る
・ゆったりとした音のイヤホンでもカッチリとした音を鳴らす
・DACチップにES9281PROを採用
悪い点
・良くも悪くも音がかなり派手で自然な音、落ち着いた音を求めるならあまり向かない。
・Fiio Q5S+AM3Dのような圧倒的な駆動力は無く鳴らしにくいヘッドホンでの駆動は期待できない。THX AAA採用だからといって駆動力の過度な期待は禁物
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1、音はとても良いが、とても派手な音なので好みは分かれる。
音はかなり良いのですが、かなりカッチリとした傾向の音で音のエッジも結構強調する軽いドンシャリ傾向なため好みは相当分かれると思います。音の傾向として高音域が目立つドンシャリ傾向の音で、全体的に音の分離の良さ、解像感を重視したかなりカッチリと硬い音になっています。この傾向が良くも悪くもかなり極端で、ゆったりとした響きの良さを持ったゆったりと鳴らすFinal HeavenⅥのようなイヤホンもかなり分離の良いハッキリとした音で鳴らしてしまうため、正直音の自然さはあまり無いと思います。こういった派手な音の傾向はFiio Q5S+AM3Dの音に似ており「AM3Dの音の派手の傾向をもう少し強めた音」というと傾向は伝わりやすいかなと思います。正直ちょっとやりすぎ感は否めないのだが、Final A8000のように音の分離の良いイヤホンと組み合わせると、本当にキレッキレのスピード感の高い音を鳴らしてくれるのでなかなか楽しいです。
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2、ケーブルは直付けで、本体にボリュームが無くかなりシンプルな造りのおかげで非常に薄くコンパクト。
ケーブルは直付けで外せないものになっており、本体にボリュームが無くスマホのボリューム操作のみになっているため、正直2万円近辺の小型USB DAC製品としては同価格帯のluxury&precision W1やPAW S1等と比べて機能面で劣っている印象は結構あります。しかし、その代わり非常に薄くコンパクトなデザインになっているので使い勝手は良いかなと思います。ここは自分の使用用途に合わせて選んでいただければと思います。個人的にケーブル直刺しは外使いの時にケーブルと本体が外れる可能性が低くなりそうなので一長一短かなーと思っています(正直本体ボリュームは欲しいけど。
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3、PAW S1、luxury&precision W1との比較
単体の音だけグダグダ語っても分かりにくいと思うのでPAW S1、luxury&precision W1との比較を書いていこうと思います。全て3.5mmアンバランスでの音質比較となります。(写真には日本ディックスのPentaconn Cが写っていますが手持ちが4.4mm仕様で比較できないことに写真を掲載してから気が付いたのですが、面倒だからそのまま使っていますw)
・luxury&precision W1
3機種の中で一番大人しい、落ち着いた音を鳴らしてくれます。正直他の2機種と比較すると全体的に音のレンジは狭く、音の明瞭感や伸びやかさに欠け、パッと聴きは一番ダメな音に感じてしまうのですが、じっくりと聴きこむと音の自然な広がりが気持ちよく、音に刺激が少ないおかげで全体的にゆったりと聴きやすい優しい音になっているので、のんびりと長時間聴きたいときには一番使いたくなる音になっていると思います。3機種の中で一番ナローな音になっています。
・PAW S1
とても力感のある低音域を鳴らしてくれ3機種の中で一番全体的に芯の太い音を鳴らしてくれます。中低音域の下支えがある良い意味でアナログライクな少し濃いめの音が非常に楽しく、聴いていて「聴かせどころをわかっているな」と感じさせる非常に聴きやすい音になっています。3機種の中で一番バランスの良い音かなーと思っています。
・Razer THX Onyx
3機種の中で一番派手でPAW S1の音を派手にして、全体的な音の線を細く、それでいて鋭くしたような音を鳴らします。正直PAW S1と比較すると音の線が細いことがあり、音源によっては低音域の力感を感じる割には、音がシャープすぎて音の濃さが足りないなと感じる場面もあります。luxury&precision W1よりは音のレンジが広く、PAW S1よりは音の線が細い音といった感じでしょうか。正直かなり好みの分かれる派手な傾向の音だとは思いますが、個人的には結構楽しく聴ける音造りだと思います。
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おススメ度 79点
4、派手な音の傾向が嫌いでなければ悪くない選択肢ではあるが、正直同価格帯にPAW S1やluxury&precision W1がある現状では少し苦戦をしそうというのも本音。

音はかなり派手な傾向で好みはかなり分かれると思います。個人的にはこういう派手な傾向の音も好きで少しボヤけた傾向のKojo Keyaguなんかでも比較的カチッと分離の良い音で鳴らしてくれるので結構重宝しているのですが、正直同価格帯にボリューム機能があり、ケーブルの着脱機能等もあるPAW S1やluxury&precision W1があるので少し苦戦するだろうなぁというのは本音でもあります。PAW S1やluxury&precision W1って国内価格だと29,800円くらいしますけど、輸入価格だと20,000円するかしないかという価格なので、今回のRazer THX Onyxとバッティングするんですよね。
ですが、Razer THX Onyxの派手で非常にカッチリとした鋭い音はスピード感のあるパワーメタル音源等と非常に相性が良く楽しい音を鳴らしてくれるので個人的には気に入っています。是非USB DACアンプ製品を検討する際に候補に入れてみてはいかがでしょうか。

日本ディックス Pentaconn Cのレビュー NEH1-21-001

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日本ディックス Pentaconn Cという現在13,200円で販売されているUSB-TypeC→4.4mmバランスに出力をするDACアンプのレビューです。今回は日本ディックス様よりレビュー依頼を受けて頂いたものにります。
今回レビューするのは4.4mmバランス端子版ですが、その他にも3.5mmアンバランス、2.5mmバランス端子バージョンも販売されています。

販売サイトはこちら 
良い点
・音質はかなり良い。とても明瞭でハッキリとした音造りで私好み。1万円ちょいの価格でこれだけの音が出るのだから、低価格のDAPは本当必要なくなってきたなぁと思える実力。
・ケーブルは柔らかく取り回しが良い。本体が小型で鞄に入れっぱなしにしていても全く邪魔にならない
・駆動力もしっかりあり、大型ヘッドホンなどは荷が重いかもしれないが、多ドライバ系のイヤホンくらいなら大抵は問題ないと思われる。
・造りが良い。Pentaconn端子を製造している日本ディックスの製品なだけあって純正Pentaconn端子が使われており、使われている「Pentaconn φ4.4mmバランス接続中継ジャック」だけでも5,093円するものなので、かなり割安感がある。
・ハイレゾ音源もPCM 最高384kHz/32bitまで対応。
悪い点
・特に無いのだが、強いて言うなら利便性自体はBluetoothレシーバーのほうが上かなというくらい。(本製品は電源が必要なく、音の途切れも無いのでアドバンテージも大きい)
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1、音質はかなり良い。ハイエンドイヤホンを鳴らしても全く不満の無い実力で、1万でちょいでこんな音が手に入るのは良い時代になったなと感じられる。
音はかなり良いです。最近の1~2万価格帯のUSB DAC製品やBluetoothレシーバー製品の進化は凄まじく、本当1万くらいのDAPでは全く太刀打ちできない実力になっている印象であり、今回のPentaconn Cもその印象をさらに強くさせる実力を持った製品になっています。
音質の傾向としては明るくハッキリとした、輪郭をクッキリと表現するタイプの音です。高音域のシャリつく音とかも少し強めの表現するため、音の刺さりや聴き疲れの少なさを重視する人には向かないかもしれませんが、元気な明るい音造りの製品が嫌いでなければ文句なしに勧められる製品だと思います。力感のある低音域と、明瞭でクッキリとした高音域のアクセントが楽しい、非常にノリよく楽しく聴ける音造りになっています。
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2、駆動力もしっかりあり、幅広い機材を鳴らすことができる。多ドライバ系のイヤホンでも全く問題なく鳴らしてれる。
駆動力がしっかりと確保されていて、大型ヘッドホンなどは流石に荷が重い場面もあると思いますが、多ドライバ系のイヤホンや、平面駆動の小型のイヤホンくらいであれば全く不満の無い音を鳴らしてくれる印象でかなり好印象です。
一枚目の写真のLittle Dot Cu KISは2D2BA構成のイヤホンで駆動力の無い環境で鳴らすと、立体感の無い音になりがちなのですが、本機ではきちんと立体感のある自然な音場を表現してくれますし、2枚目の画像のTINHIFI P2は平面駆動で、駆動力の無い環境では低音がかなり軽い音になってしまうのですが、本機ではしっかりと力感のある重低音が表現されます。スマホに1万円ちょいの追加投資をするだけで、これだけの音を得ることができるんだから本当良い時代になったなぁと思います。
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3、PAW S1との比較では、PAW S1よりPentaconn Cのほうがハッキリとした輪郭の明瞭な音を鳴らしてくれる。PAW S1のほうが落ち着いた自然な広がりある音で一長一短である。
PAW S1と比較をしてみた印象では、結構価格差のある製品での比較ですがPentaconn Cはかなり健闘している印象です。ちなみにPAW S1は国内価格は2万9700円となっていますが、内外差がかなりあり輸入価格では165ドルなので、18,000円を想定した価格差として書かせてもらいます。
Pentaconn Cはとても明瞭でハッキリとした音を鳴らすのに対し、PAW S1はとても落ち着いた自然な広がりのある音を鳴らします。Pentaconn Cはとてもハッキリとした音造りで高音域が鋭く、ドラムシンバル音などは耳に多少つく印象があるため好みがわかれそうな印象ですが、PAW S1はとても刺激が少なく伸びやかで聴きやすい音を聴かせてくれます。どちらのほうが好みかと言われると、個人的にはハードロック、メロディックスピードメタルを聴くならPentaconn C。ポップス、パワーメタルを聴くならPAW S1のほうが好みという印象でした。
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4、安価に良い音を得るための最適解の1つ。Pentaconn純正の高級なプラグを使っていてお得感もあり、幅広い人におススメしやすい製品。
本当聴けば聴くほど「この音と、このコンパクトさで1万円ちょいで買えるのかぁ、、、」と最近の小型DACの進化に関心させられる製品です。また、今回の製品はPentaconn端子を製造している日本ディックスの製品なだけあり端子は純正品で、使われている「Pentaconn φ4.4mmバランス接続中継ジャック」だけでも普通に買うと5,093円するので割安感が結構あります。
今回は4.4mm端子のものをレビューしましたが、ラインナップには3.5mmアンバランス、2.5mmバランスのものもあるので、自身の環境に合わせて選択出来ますし、鞄の中に入れておけば邪魔にならずにいつでも良い音で音楽を楽しめる、USB TYPE C端子のスマホが普及した今だからこその非常に魅力的な製品だと思います。本機でハイレゾ音源もPCM 最高384kHz/32bitまで対応していますので、ハイレゾ再生に興味がある人の入門機としても良いですね。(個人的にハイレゾはあまり興味無かったのであまり言及しませんでしたが)
文句なしにおススメできる利便性が高く、それでいて音質も満足できる製品です。

HIFIMAN JADE Ⅱのレビュー

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 HIFIMAN JADE Ⅱという現在267,300円にて販売されている据え置き静電式ヘッドホンのレビューです。静電式というとSTAXが有名ですが、何気にHIFIMANも結構前から作っているようで、今回のJADE ⅡもⅡというだけあってⅠも存在しますし、同社のShangri-Laという600万円のフラグシップシステムも静電式となっています。

販売サイトはこちら

最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。

良い点
・約27万円と高級なヘッドホンシステムだが、アンプ+ヘッドホンでこの値段なら安いと思えるほどの説得力のある音を鳴らす。
・端子はSTAXと同じでSTAXのアンプに繋げても鳴らせるとのこと(私はまだ試せてないが)まだ日本ではヘッドホンの単体販売はしていないが、海外では1000ドルちょいで単体販売もあるため、STAXのアンプを所持している人なら安く済む。
・ヘッドホン部は325gと軽く長時間の使用も問題ない
・音が抜群に良い。冗談みたいに良い。物凄く綺麗で透き通った高音域が病みつきになる。
悪い点

・正直あまり無いのだが、敢えて上げるなら据え置きなため家でしか使えないことや、価格が高価であることくらい。
・厳密に言うと低音域の質感は同価格帯のヘッドホンと比較したら軽めかな。個人的には全く気にならないが
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1、音質は文句なしに素晴らしい。冗談みたいに良い音。27万円と言う価格でも破格と断言できる。
音質は文句なしに素晴らしいです。正直このヘッドホンを最初試聴させてもらったとき「良い音だけど、どーせ50万円近くするんでしょ」と思っていたくらいだったので、27万円という価格を聞いて値段聞き間違えたのかと思ったくらいです。
音質の傾向は少し高音域の主張が強めのハッキリ、クッキリサウンド。STAXを聴いていても思うことなのですが、静電式ヘッドホンの高音域の煌びやかさは素晴らしいです。特にこのJADEⅡは物凄く見通しが良く透き通った高音域を鳴らしており、音の主張としては強めでありながら全く嫌味の無い聞き惚れてしまうような音を鳴らしてくれます。無理やり難点を探すとすると、低音域は静電式の弱点と言われており、このヘッドホンも同様に少し軽めの音を鳴らしています。ですが、個人的にデスメタル音源などを聴いても全く量感、質感ともに気になる印象は無いですし「敢えて挙げるなら」レベルの欠点であり、静電式ヘッドホンとしてはかなり健闘していると言えます。
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2、ヘッドホン部は325gと軽く付け心地が良い。長時間の使用も全く苦にならない。
ヘッドホン部は非常に軽く付け心地が良いです。少し側圧は強めなためそこが気になる人はいるかもしれませんが、個人的には問題無し。同社のANADAも装着感は良かったですが、それより更に軽い325gと軽量なため「こんな軽いヘッドホンからよくこんな音が出るな」と感心するほどです。これだけ軽く付け心地が良いと、音楽だけではなくゲーム中の音を高音質で聴いたり、映画などを聴くときに使ったり、Youtubeなどで適当な動画を見るときなど、用途を選ばずどんなときもヒョイっと頭に乗せるだけで高音質が体験できるので使い勝手はかなり良いと思います。しかも手軽でありながら冗談みたいな高音質が手に入りますからね、、、w

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3、アンプ部の造りはなかなか良く、音も良好であると思われる。
付属するアンプは端子もしっかりとしたものを使用しており質は良さそうです。手持ちのSTAX SR-303 Classicをこのアンプで鳴らしてあげたところ、SRM-006tsで鳴らしたときよりハッキリ、クッキリとした見通しの良い音となっており、この元気な音の傾向はアンプの性格による部分もありそうです。(SRM-006tsは真空管アンプなので、本来比べるのはナンセンスですが。)本当なら比較としてJADEⅡをSRM-006tsに繋いだ状態の音も書くべきなんでしょうがJADEⅡは本当に気に入っているので、もし壊れたりしたら嫌なため今回はスルーさせてください(苦笑)
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4、約27万円という価格を「安い」と断言できる素晴らしい名機。
27万円と決して安くはない製品ですが、アンプも込みでこの音が27万で手に入るなら安いと断言できる魅力が詰まった機種です。正直最初27万円と聞いたときはアンプ無しでヘッドホン部だけの価格かと思いましたからw 
かなり絶賛しましたが、敢えて難点を挙げるとしたら音質の項目でも書いたように低音は少し軽めの質感であることと、あとは全体的に元気な音で鳴らす傾向なためそこの好みは分かれるかなーというところですね。高級ヘッドホンでなるべく良い音を求めている人には是非お勧めしたい製品です。この音で27万は本当に破格と自信を持って言えます。

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