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Razer THX Onyxという現在21,769円で販売されているUSB DACアンプのレビューです。この製品はFiio AM3D等で採用されているTHX AAAというTHXの独自技術を使ったアンプを採用していることが特徴の製品です。

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良い点
・かなりハッキリとしたメリハリの効いた音。Fiio Q5S+AM3Dに似た傾向の派手さがある。
・駆動力はそれなりに高く大型ヘッドホンでなければ大抵は不満の無い音が鳴る
・ゆったりとした音のイヤホンでもカッチリとした音を鳴らす
・DACチップにES9281PROを採用
悪い点
・良くも悪くも音がかなり派手で自然な音、落ち着いた音を求めるならあまり向かない。
・Fiio Q5S+AM3Dのような圧倒的な駆動力は無く鳴らしにくいヘッドホンでの駆動は期待できない。THX AAA採用だからといって駆動力の過度な期待は禁物
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1、音はとても良いが、とても派手な音なので好みは分かれる。
音はかなり良いのですが、かなりカッチリとした傾向の音で音のエッジも結構強調する軽いドンシャリ傾向なため好みは相当分かれると思います。音の傾向として高音域が目立つドンシャリ傾向の音で、全体的に音の分離の良さ、解像感を重視したかなりカッチリと硬い音になっています。この傾向が良くも悪くもかなり極端で、ゆったりとした響きの良さを持ったゆったりと鳴らすFinal HeavenⅥのようなイヤホンもかなり分離の良いハッキリとした音で鳴らしてしまうため、正直音の自然さはあまり無いと思います。こういった派手な音の傾向はFiio Q5S+AM3Dの音に似ており「AM3Dの音の派手の傾向をもう少し強めた音」というと傾向は伝わりやすいかなと思います。正直ちょっとやりすぎ感は否めないのだが、Final A8000のように音の分離の良いイヤホンと組み合わせると、本当にキレッキレのスピード感の高い音を鳴らしてくれるのでなかなか楽しいです。
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2、ケーブルは直付けで、本体にボリュームが無くかなりシンプルな造りのおかげで非常に薄くコンパクト。
ケーブルは直付けで外せないものになっており、本体にボリュームが無くスマホのボリューム操作のみになっているため、正直2万円近辺の小型USB DAC製品としては同価格帯のluxury&precision W1やPAW S1等と比べて機能面で劣っている印象は結構あります。しかし、その代わり非常に薄くコンパクトなデザインになっているので使い勝手は良いかなと思います。ここは自分の使用用途に合わせて選んでいただければと思います。個人的にケーブル直刺しは外使いの時にケーブルと本体が外れる可能性が低くなりそうなので一長一短かなーと思っています(正直本体ボリュームは欲しいけど。
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3、PAW S1、luxury&precision W1との比較
単体の音だけグダグダ語っても分かりにくいと思うのでPAW S1、luxury&precision W1との比較を書いていこうと思います。全て3.5mmアンバランスでの音質比較となります。(写真には日本ディックスのPentaconn Cが写っていますが手持ちが4.4mm仕様で比較できないことに写真を掲載してから気が付いたのですが、面倒だからそのまま使っていますw)
・luxury&precision W1
3機種の中で一番大人しい、落ち着いた音を鳴らしてくれます。正直他の2機種と比較すると全体的に音のレンジは狭く、音の明瞭感や伸びやかさに欠け、パッと聴きは一番ダメな音に感じてしまうのですが、じっくりと聴きこむと音の自然な広がりが気持ちよく、音に刺激が少ないおかげで全体的にゆったりと聴きやすい優しい音になっているので、のんびりと長時間聴きたいときには一番使いたくなる音になっていると思います。3機種の中で一番ナローな音になっています。
・PAW S1
とても力感のある低音域を鳴らしてくれ3機種の中で一番全体的に芯の太い音を鳴らしてくれます。中低音域の下支えがある良い意味でアナログライクな少し濃いめの音が非常に楽しく、聴いていて「聴かせどころをわかっているな」と感じさせる非常に聴きやすい音になっています。3機種の中で一番バランスの良い音かなーと思っています。
・Razer THX Onyx
3機種の中で一番派手でPAW S1の音を派手にして、全体的な音の線を細く、それでいて鋭くしたような音を鳴らします。正直PAW S1と比較すると音の線が細いことがあり、音源によっては低音域の力感を感じる割には、音がシャープすぎて音の濃さが足りないなと感じる場面もあります。luxury&precision W1よりは音のレンジが広く、PAW S1よりは音の線が細い音といった感じでしょうか。正直かなり好みの分かれる派手な傾向の音だとは思いますが、個人的には結構楽しく聴ける音造りだと思います。
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おススメ度 79点
4、派手な音の傾向が嫌いでなければ悪くない選択肢ではあるが、正直同価格帯にPAW S1やluxury&precision W1がある現状では少し苦戦をしそうというのも本音。

音はかなり派手な傾向で好みはかなり分かれると思います。個人的にはこういう派手な傾向の音も好きで少しボヤけた傾向のKojo Keyaguなんかでも比較的カチッと分離の良い音で鳴らしてくれるので結構重宝しているのですが、正直同価格帯にボリューム機能があり、ケーブルの着脱機能等もあるPAW S1やluxury&precision W1があるので少し苦戦するだろうなぁというのは本音でもあります。PAW S1やluxury&precision W1って国内価格だと29,800円くらいしますけど、輸入価格だと20,000円するかしないかという価格なので、今回のRazer THX Onyxとバッティングするんですよね。
ですが、Razer THX Onyxの派手で非常にカッチリとした鋭い音はスピード感のあるパワーメタル音源等と非常に相性が良く楽しい音を鳴らしてくれるので個人的には気に入っています。是非USB DACアンプ製品を検討する際に候補に入れてみてはいかがでしょうか。