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KBEAR KS1という現在1980円で販売されているダイナミック1発構成イヤホンのレビューです。
販売サイトは
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良い点
・音はまぁまぁ、低音域の力感のある音音は悪くない
・2Pinでリケーブル可能
悪い点
・正直低価格中華にありがちな音で特筆するものは基本無い
・超高音域が再現されていない印象が強く、上の帯域の寸詰まり感がかなりある。
20210310_020405KBEAR KS1
音質評価 65点
1、音はまぁまぁだけど正直特筆するものは無い。低価格中華にありがちなドンシャリの元気音で、低音の質感はまぁまあだが高音域の寸詰まり感がキビシイ。
音は1980円という価格を考えたら、可もなく不可も無くといったところです。正直あまりにありがちな低価格中華イヤホンの音でビックリするほど感想がありません(苦笑) 別に聴いて居て極端に不満があるわけではなく、低音が強めな軽めのドンシャリ元気サウンドで、聴いて居て楽しさはそれなりにあるのですが、低価格中華でこういう音のイヤホンは腐るほどあるし、何よりKZやTRNあたりが出している低価格の中でもよく出来ているイヤホン群と比べると正直1、2ランク見劣りする音です。また、低音域はそれなりに力感のあり楽しい音を鳴らしますが、高音域が曇りはしないものの超高音が再現されていない印象が強く、寸詰まり感がかなりあるのがキビシイです。
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音のバランス
高音域 □□□
中音域 □□■
低音域 □□□□
2、高音域は曇り感は無いものの超高音の再現度が低く寸詰まり感が気になる。中音域は変な味付けは無いが、抜けの悪さから伸びやかさに欠ける。低音域は重みのある力感のある音を鳴らすが、分離はイマイチ。

高音域は曇り感は無いものの、超高音の再現度が低く非常に寸詰まり感が気になります。大げさに言うと隊長が悪くて少し耳が詰まっているときのような寸詰まり感があり、正直長時間聴いてるのが個人的には少ししんどいレベルです。まぁ1980円という価格を考えたら、極端に残念というレベルでは無いのですが、最近の低価格中華イヤホンはレベルの高い製品が多いので、この強い寸詰まり感は大分キビシイです。
中音域は変な味付けこそないものの、抜けの悪さから伸びやかさに欠け、高音域同様に少し窮屈さを感じます。聴いていて特に違和感があるわけではなく、出音自体は変な味付けも無く聴きやすい音を鳴らしているのですが、ボーカルの音の消え際のような余韻の部分がバツッと切られるのような余裕の無い音になっていて、物足りなさを感じます。
低音域は重みのある力感ある音を鳴らします。分離はあまり良くなく、デスメタル系の音源では、音に被りを感じはしないまでも音の輪郭が曖昧でスピード感を得られずモヤッとした気持ちになります。ハードロック等のミドルテンポの曲では重低音の力感を感じられる、この価格帯としては優秀な力感のある低音域と言えるかもしれません。
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おススメ度62点
3、特別悪くないけど、特別良くも無いというのが本音なイヤホン。
ここまでかなり厳しめな音質評価を書いてきたので「あれ?特別悪くない程度なの?」と思う方も多いかもしれませんが、あくまで「1980円」という価格を考えたら、こんなもんかなという印象からの評価になります。高音域の寸詰まり感は気になりましたが、それ以外はまぁ本当に「よくある低価格中華イヤホンの音」で特に言うことは無いんですよね。貰いもんだし、頑張って少しは褒めるとこ探そうかとも思いましたが、自分にはちょっと無理でした(苦笑)
特段極端に悪いイヤホンというわけではないので、低価格中華イヤホンの音が嫌いでは無い人には良いのではないでしょうか。