
水月雨 MOONDROP ILLUMINATIONという現在89,800円にて販売されているダイナミック1発構成のイヤホンのレビューです。新年一発目のレビューになりますが、初めに言っておきますが今回は久しぶりにガッツリとべた褒めするレビューになっています。公平なレビューを求めるような人は見ないでください。私は好きなイヤホンはちょっと過剰になろうが、自分の製品に対する愛着、テンションの高まり方をそのまま伝えるほうが正しいと思っている人です。私は最初から自分のレビューに公平さなんて求めていませんw
アップグレードケーブルの国内販売が開始しましたが、輸入と価格差が大きいうえに3.5mmのみの展開のようですので輸入を推奨します。輸入の場合は89ドルで購入可能です。
販売サイトはこちら 秋月ケーブルの輸入サイトはこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら
良い点
・音質は素晴らしい。89,800円という高級品であるがむしろ価格破壊と言っていい実力を持っている。特に高音域のトゲが無く、伸びやかで透明感のある、非常に上品で抜けの良い音は素晴らしいとしか言いようがない。
・付属ケーブルが端子を変更することで3.5mm、4.4mmなど幅広い端子に変換が可能となっており、信用性が高い。
・アップグレードケーブルの秋月の相性が素晴らしい。高音域の抜けが非常に良くなり、とても伸びやかな音にしてくれる。
・付属ケーブルが端子を変更することで3.5mm、4.4mmなど幅広い端子に変換が可能となっており、信用性が高い。
・アップグレードケーブルの秋月の相性が素晴らしい。高音域の抜けが非常に良くなり、とても伸びやかな音にしてくれる。
悪い点
・遮音性はあまり高くなく、音漏れも多め。私の印象としてはRE2000よりは遮音性は少しマシというレベル。
・デザインがかなり金色で、正直成金クサイ
・付属ケーブルとイヤーピースの音がイマイチ、このイヤホンはアップグレードの秋月ケーブルを繋げて、イヤーピースを交換して完成形の製品だと思う。
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今回はケーブルをアップグレードケーブルの秋月(89ドルで購入可能)と、イヤーピースはスパイラルドット++をつけた状態での音を基本としてレビューを書きます。本来は付属品でレビューを書くべきだとは思うのですが、このイヤホンはイヤーピースとケーブルの交換でかなり音が変わる製品なため、私のこのイヤホンへの愛着も含めて少し贔屓させてもらおうと思います。
そのため価格に対しての評価はケーブルを含めて「約10万円の製品」として評価をさせてもらいます。


音質評価 100点 (秋月ケーブルをつけた場合の点数。付属ケーブルの場合は93点)
1、音質は素晴らしい、約10万円という価格を高いどころか「価格破壊」と自信を持って言える実力を持ったイヤホンである。上品で伸びやかな高音域と、絶妙なホール感のある広がりを持った音は聞き入ってしまう魅力を持っている。
音質は素晴らしいです。価格は約10万円と決して安いイヤホンではありせんが、むしろ「10万円以下でこの製品を出してくるMoondropは本当に挑戦的だな」と思える価格破壊機種だと思っています。音質の傾向としてはフラット傾向の少し高音域寄りな音です。私が褒めているということで色々な人が「RHA CL1のように高音域がキツい音なのでは」と心配されていましたが、そんな心配は全く必要ありません。MOONDROP ILLUMINATIONの高音域は非常に伸びやかで刺激の少ない上品な音で、バンドミュージックとかよりは生楽器系の音源を聴きたくなるような質の高い音になっています。この高音域の明瞭でありながら伸びやかで、全く嫌味の無い、余韻の美しさをしっかりと再現してくれている音は本当に聴き入ってしまう魅力があります。
ただし、これはアップグレードケーブルの秋月を付けた場合の評価で、付属のケーブルを使用した場合は少し評価が落ちます。一番分かりやすいのは高音域の音が少し刺さりやすい、ザラつきのある音になってしまい、秋月ケーブルをつけた時のような伸びやかさを感じられない音になってしまいます。アップグレードケーブルの秋月は89ドルで購入出来るので、個人的にこのケーブルは必需品として推奨したいと思います。


音のバランス
・デザインがかなり金色で、正直成金クサイ
・付属ケーブルとイヤーピースの音がイマイチ、このイヤホンはアップグレードの秋月ケーブルを繋げて、イヤーピースを交換して完成形の製品だと思う。
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今回はケーブルをアップグレードケーブルの秋月(89ドルで購入可能)と、イヤーピースはスパイラルドット++をつけた状態での音を基本としてレビューを書きます。本来は付属品でレビューを書くべきだとは思うのですが、このイヤホンはイヤーピースとケーブルの交換でかなり音が変わる製品なため、私のこのイヤホンへの愛着も含めて少し贔屓させてもらおうと思います。
そのため価格に対しての評価はケーブルを含めて「約10万円の製品」として評価をさせてもらいます。


音質評価 100点 (秋月ケーブルをつけた場合の点数。付属ケーブルの場合は93点)
1、音質は素晴らしい、約10万円という価格を高いどころか「価格破壊」と自信を持って言える実力を持ったイヤホンである。上品で伸びやかな高音域と、絶妙なホール感のある広がりを持った音は聞き入ってしまう魅力を持っている。
音質は素晴らしいです。価格は約10万円と決して安いイヤホンではありせんが、むしろ「10万円以下でこの製品を出してくるMoondropは本当に挑戦的だな」と思える価格破壊機種だと思っています。音質の傾向としてはフラット傾向の少し高音域寄りな音です。私が褒めているということで色々な人が「RHA CL1のように高音域がキツい音なのでは」と心配されていましたが、そんな心配は全く必要ありません。MOONDROP ILLUMINATIONの高音域は非常に伸びやかで刺激の少ない上品な音で、バンドミュージックとかよりは生楽器系の音源を聴きたくなるような質の高い音になっています。この高音域の明瞭でありながら伸びやかで、全く嫌味の無い、余韻の美しさをしっかりと再現してくれている音は本当に聴き入ってしまう魅力があります。
ただし、これはアップグレードケーブルの秋月を付けた場合の評価で、付属のケーブルを使用した場合は少し評価が落ちます。一番分かりやすいのは高音域の音が少し刺さりやすい、ザラつきのある音になってしまい、秋月ケーブルをつけた時のような伸びやかさを感じられない音になってしまいます。アップグレードケーブルの秋月は89ドルで購入出来るので、個人的にこのケーブルは必需品として推奨したいと思います。


音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□■
低音域□□□
2、高音域は非常に伸びやかで美しい上品な音を鳴らす。中音域は伸びやかで適度に広がりのある音を鳴らし、筐体の響きと相まって本当に美しい。低音域は量感は少な目だが、力感はしっかりとあり、分離が良くレスポンスの速い音を鳴らす。
高音域は非常に伸びやかで上品な音を鳴らします。個人的にこのイヤホンで一番の魅力がある帯域だと思っていて、音の質感自体はかなりハッキリとした輪郭のクッキリとした音を鳴らしてくれるのですが、とても音の伸び、抜けが良いことから耳につく感じがなく、とても上品で聴きやすい音を鳴らしてくれます。こういう「優しい音」の傾向のイヤホンは、どちらかというと音の分離が悪かったり、ドラムシンバルのような刺激的な音を曇らせて誤魔化したような音の製品が多いのですが、このイヤホンは「明瞭さはそのままに、音の抜けの良さで全部解決してやる!」と言わんばかりの良いとこどりをした音になっており、オーケストラのような生楽器系の音から、ヘヴィメタル系のスピード感のあるバンドサウンドまで最高の音で鳴らしてくれます。
中音域は高音域同様、非常に伸びやかで上品な音を鳴らします。この帯域は筐体の響きによる音場の広さが非常に生きており、ボーカルの音が自然にふわっと広がりのある気持ちの良い音で鳴ってくれます。変にボーカルの音をボヤケさせて広げるのではなく、質の高く伸びやかな音を、金属筐体の自然な響きの美しさを付加させてくれる印象で、音の余韻まで絶妙に響きのある聴き応えのある音で鳴らしてくれます。素晴らしいです。
低音域は量感は少な目ですが、しっかりと力感のある音を、引き締まった解像感のある音で鳴らしてくれます。音のバランス的には少な目なのですが、重低音の再現度は高く、下支えある音を鳴らしてくれるため、ハードロックなどの音源でも不足感は全くありません。また、非常に引き締まった解像感の高い音を鳴らしてくれるため、高速のドラミングをするメロディックスピードメタルなどの音源とも非常に相性が良く、力感がありながらスピード感、疾走感のある音を鳴らしてくれます。

3、遮音性は低めで音漏れも多めだが、個人的には外での使用は許容範囲内。デザインは金ピカで成金感は正直あるが、ここまで金ピカに振り切っていると逆にアリかなと思える。
遮音性は低めで音漏れは結構多めとなっています。私の印象としては遮音性はVictor HA-FW10000よりは大分マシ、HIFIMAN RE2000よりは多少マシという印象で、個人的に遮音性はギリギリ電車などの使用でも問題ないレベルかなと思いますが、ただ地下鉄などの周りの音が普通より大きい車内だと厳しい印象です。今はコロナの問題でどの電車も窓を開けているので余計ですね。
デザインはかなり金ピカで好みが分かれると思います。私も正直最初見たときは「うわっ、成金クセェ!」と思ったのですが、音の印象がかなり良いせいか、ここまで振り切った金ピカデザインなら、これはこれでアリなように思えてきています。まぁ音の満足度がかなり高い場合は細かいことは気にならなくなりますねw


おススメ度 99点
4、文句なしに素晴らしい、とても上品な音を鳴らすイヤホン。遮音性の低さだけがネックでその分点数を下げたが、正直「そんなことは些細な事」とゴリ押しをしたくなる魅力を持った名機。
もうね、これは素晴らしいイヤホンですよ。こんなイヤホンを10万円切る価格で出してきたことに驚愕ですし、この伸びやかで美しい高音域、もう最高に私好みのイヤホンで「もしかして、このイヤホンは私のために設計されたのでは?」なんて意味のわからない妄想に浸れそうなくらい、私の好みにドンピシャな製品でした。
難点は無くはありません、遮音性は低いですし、アップグレードケーブルの秋月を繋がない高音域が少し荒くなりますし、付属のイヤピも正直お話にならない質なので交換は必需です。でも、本当に「そんなことは些細な事」と一蹴できるくらいに素晴らしい魅力を持った音を鳴らすイヤホンです。Moondropのイヤホンはインナーイヤーのliebesleidやchaconneは大好きなのですが、正直カナルのほうは評判の良いKXXSあたりも「悪くはないけど、別におススメするほどではない」くらいの印象であり、同社のカナルはそこまで期待できない印象を持っていたのですが、今回完全に認識を改めることになりました。個人的にはliebesleidやchaconneが好きだった人は無条件で買っていい素晴らしいイヤホンだと思います。
伸びやかで上品な高音域のイヤホンが欲しい人、上品で適度な響きのある音場の広いイヤホンが欲しい人、予算内でなるべく良いイヤホンが欲しい人(予算は10万円まで上げなさい)におススメしたいイヤホンです。
これはもう黙って買え枠のイヤホンです。
2、高音域は非常に伸びやかで美しい上品な音を鳴らす。中音域は伸びやかで適度に広がりのある音を鳴らし、筐体の響きと相まって本当に美しい。低音域は量感は少な目だが、力感はしっかりとあり、分離が良くレスポンスの速い音を鳴らす。
高音域は非常に伸びやかで上品な音を鳴らします。個人的にこのイヤホンで一番の魅力がある帯域だと思っていて、音の質感自体はかなりハッキリとした輪郭のクッキリとした音を鳴らしてくれるのですが、とても音の伸び、抜けが良いことから耳につく感じがなく、とても上品で聴きやすい音を鳴らしてくれます。こういう「優しい音」の傾向のイヤホンは、どちらかというと音の分離が悪かったり、ドラムシンバルのような刺激的な音を曇らせて誤魔化したような音の製品が多いのですが、このイヤホンは「明瞭さはそのままに、音の抜けの良さで全部解決してやる!」と言わんばかりの良いとこどりをした音になっており、オーケストラのような生楽器系の音から、ヘヴィメタル系のスピード感のあるバンドサウンドまで最高の音で鳴らしてくれます。
中音域は高音域同様、非常に伸びやかで上品な音を鳴らします。この帯域は筐体の響きによる音場の広さが非常に生きており、ボーカルの音が自然にふわっと広がりのある気持ちの良い音で鳴ってくれます。変にボーカルの音をボヤケさせて広げるのではなく、質の高く伸びやかな音を、金属筐体の自然な響きの美しさを付加させてくれる印象で、音の余韻まで絶妙に響きのある聴き応えのある音で鳴らしてくれます。素晴らしいです。
低音域は量感は少な目ですが、しっかりと力感のある音を、引き締まった解像感のある音で鳴らしてくれます。音のバランス的には少な目なのですが、重低音の再現度は高く、下支えある音を鳴らしてくれるため、ハードロックなどの音源でも不足感は全くありません。また、非常に引き締まった解像感の高い音を鳴らしてくれるため、高速のドラミングをするメロディックスピードメタルなどの音源とも非常に相性が良く、力感がありながらスピード感、疾走感のある音を鳴らしてくれます。


3、遮音性は低めで音漏れも多めだが、個人的には外での使用は許容範囲内。デザインは金ピカで成金感は正直あるが、ここまで金ピカに振り切っていると逆にアリかなと思える。
遮音性は低めで音漏れは結構多めとなっています。私の印象としては遮音性はVictor HA-FW10000よりは大分マシ、HIFIMAN RE2000よりは多少マシという印象で、個人的に遮音性はギリギリ電車などの使用でも問題ないレベルかなと思いますが、ただ地下鉄などの周りの音が普通より大きい車内だと厳しい印象です。今はコロナの問題でどの電車も窓を開けているので余計ですね。
デザインはかなり金ピカで好みが分かれると思います。私も正直最初見たときは「うわっ、成金クセェ!」と思ったのですが、音の印象がかなり良いせいか、ここまで振り切った金ピカデザインなら、これはこれでアリなように思えてきています。まぁ音の満足度がかなり高い場合は細かいことは気にならなくなりますねw


おススメ度 99点
4、文句なしに素晴らしい、とても上品な音を鳴らすイヤホン。遮音性の低さだけがネックでその分点数を下げたが、正直「そんなことは些細な事」とゴリ押しをしたくなる魅力を持った名機。
もうね、これは素晴らしいイヤホンですよ。こんなイヤホンを10万円切る価格で出してきたことに驚愕ですし、この伸びやかで美しい高音域、もう最高に私好みのイヤホンで「もしかして、このイヤホンは私のために設計されたのでは?」なんて意味のわからない妄想に浸れそうなくらい、私の好みにドンピシャな製品でした。
難点は無くはありません、遮音性は低いですし、アップグレードケーブルの秋月を繋がない高音域が少し荒くなりますし、付属のイヤピも正直お話にならない質なので交換は必需です。でも、本当に「そんなことは些細な事」と一蹴できるくらいに素晴らしい魅力を持った音を鳴らすイヤホンです。Moondropのイヤホンはインナーイヤーのliebesleidやchaconneは大好きなのですが、正直カナルのほうは評判の良いKXXSあたりも「悪くはないけど、別におススメするほどではない」くらいの印象であり、同社のカナルはそこまで期待できない印象を持っていたのですが、今回完全に認識を改めることになりました。個人的にはliebesleidやchaconneが好きだった人は無条件で買っていい素晴らしいイヤホンだと思います。
伸びやかで上品な高音域のイヤホンが欲しい人、上品で適度な響きのある音場の広いイヤホンが欲しい人、予算内でなるべく良いイヤホンが欲しい人(予算は10万円まで上げなさい)におススメしたいイヤホンです。
これはもう黙って買え枠のイヤホンです。