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NICEHCK NX7 MK3という現在16,900円で販売されている4BA+2D+1セラミックツイーター構成のイヤホンのレビューです。過去にNX7、NX7 PROという機種が出て、今回のNX7 MK3が三作目ということになります(NX7 PROが2作目という扱い)

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良い点
・音はとても良い、高音域が強めなセラミックツイーターの主張が強めの音ではあるが、NX7シリーズの中で一番バランスの取れた音。
・3つのフィルタが付属し、音の調節が可能。高音域の主張の強さが苦手な人はある程度の調整が可能
・4BA+2D+1セラミックツイーターというゴチャゴチャした構成でありながら、違和感の少ないとてもまとまりの良い音
・高音域シャリシャリ系の音が好きなら高確率で気に入るタイプのイヤホン。
・今までのNX7シリーズで一番洗礼されたデザイン(好みは分かれるだろうが)
悪い点
・高音域のシャリシャリとした主張が強いため、刺さりを気にする人には向かない。
・聴き疲れはそこそこしやすい
・低音寄りのフィルタをつけてもそこそこ高音域の主張が強い
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IMG_20200915_030447NICEHCK NX7 MK3
音質評価 95点
1、明るく煌びやかな高音域シャリシャリ系サウンド。私のレビュをいくつか見ている人には「私の好きそうな音」といえばイメージはつきやすいだろう。(中間フィルタ使用時)
音質はかなり明るくハッキリとした音造りで好みは分かれると思いますが、個人的には「HCKよくやった」と言いたくなる絶妙なバランスの音になっています。音質傾向としては高音域が目立つ軽いドンシャリ傾向で、特にドラムのシンバル帯域のシャリシャリとした音が強めに再生されます。ボーカルは少し遠めに再生されますが、特に違和感を持つほどではありませんし、高音域のツイーターからの音も質感が良く、シャリシャリと強めの主張をする割には不快感はなく、高音域の切れ味を耳に届けてくれて聴いていてとても楽しい音になっています。ここに関しては「筆者の私が好きそうな音」といえば、このブログを何度か見てくれている方は一番イメージしやすいのかなと思います。そうです、いつもの私の好きな高音域シャリシャリ系の音ですwしかし、、高音域シャリシャリ系ではRHA CL1レベルの極端さではなく、絶妙に常識的な節度を守ったバランスという印象で、楽しく聴けて違和感の少ないギリギリの切れ味のある音に収めてきたという印象です。うーーん、こういう好きな音のイヤホンだといつもより抽象的な表現でわかりにくくなるのが私の悪い癖ですね(苦笑)
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音のバランス(中間フィルタ使用時)
高音域□□□■
中音域□□■
低音域□□□
2、高音域はとても煌びやかで明るく突き抜けるようなキレのある音、中音域は少し遠めだが違和感は少ない、低音域はとても分離が良くサッパリとした音を淡々と鳴らす。
高音域はなかなか派手でドラムシンバルのシャリシャリとした音が目立つ音造りです。ハッキリとした音造りでしっかりと強めの主張をしてくるのですが、意外にも音のまとまりとしては悪くなく、高音域のドライバが分離して単体で鳴っている印象は少なく、全体のバランスとして強めの主張をするものの、まとまりのある音になっているのが好印象です。ただ、この低音域が強めのフィルタにしてもこの高音域の主張の強さはある程度は抑えられるものの、完全には大人しくはならないため刺さりを気にされる人には向かないと思います。
中音域は全体のバランスとしては少なく、少し遠めに鳴ります。ボーカル帯域の質感自体は変な味付けをせず、あるがままの音を淡々と鳴らしてくれるタイプで、余韻の美しさとかを強調することは無いためボーカル重視のバラード音源などでは面白みは無いかもしれませんが、幅広い音源で違和感なく聴ける質感だと思います。
低音域はとてもサッパリとした分離の良い音を鳴らします。音の分離は非常に良く、テクニカルデスメタル系の音源も難なく分離して再生してくれるのですが、音の性格として重低音が控えめのサッパリとした音なため重みのある重低音を重視するような音源とはあまり相性が良くありません。
全体的にスピード感のある音源を切れ味抜群の高音域の質感で楽しく聴けるイヤホンなため、メロディックデスメタル、スラッシュメタル、アップテンポなアニソン、ゲームサウンドなどと相性が良いです。相性の悪い音源はボーカルを重視するバラードや、深みのある低音域を要求するジャズなどでしょうか。
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3、フィルタ交換で音を変えられ、フェイスプレートも自分で交換可能とNXシリーズの面白さは継承しつつ、デザインも無難で使いやすくなっており好印象。
フィルタ交換で音質を変えられ、フェイスプレートも交換可能とNX7 PROの面白かった点を継承しつつ、デザインの安っぽさが無くなりとても使いやすいデザインになってくれた印象です。遮音性も問題ないため外での使用も問題ありませんし、過去のNX7シリーズの中で一番まとまりのある違和感の少ないサウンドと、とても利便性の高いイヤホンに仕上がっている印象です。ただ、あくまで前述しているように高音域の主張が強めのシャリシャリ系サウンドなので、そういう傾向の音が苦手な人には合わないとは思いますし、低音域強めのフィルタにしてもこの高音域の主張はそれなりに残るので、ここだけは注意していただけたらと思います。
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おススメ度 93点
4、明るくハッキリとした高音域と全体的な分離の良さがあり、それでいてある程度まとまりのある違和感少ない音に仕上がっているのが非常に好印象。私の好み的にはドンピシャな楽しいイヤホン。
ここまで読んでもらった人ならわかると思いますが「高音域シャリシャリ系の筆者が好きそうなイヤホン」これが一番わかりやすいこのイヤホンの評価であり、個人的には素晴らしいと言える音のバランスで「HCKよくやった!」と拍手を送りたい出来のイヤホンになっています。ただし、高音域の主張が強めなため、好みはしっかりと別れるタイプのイヤホンだとは思うため、そこも考慮してこの点数となっています。
高音域シャリシャリ系でありながら、違和感の少ないギリギリを攻めた絶妙なバランスのイヤホンです。好みは間違いなく分かれるタイプのイヤホンですが、スピード感のある音、キレのある音のイヤホンを探している人には是非候補に入れてほしい機種です。過去のHCKのオリジナルイヤホンの中で断トツに一番印象の良いイヤホンで、個人的には文句なしにおススメできる名機です。

HCKよくやった!w