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NICEHCK BLOCCという現在13,099円で販売されている銀メッキ銅UPOCCケーブルのレビューです。
販売サイトは
こちら 

特徴等

・線材は単結晶銅 5N UPOCC
・布巻きケーブルで非常に手触りが良く、肌に触れても違和感が無い
・柔らかさのグレードはAクラス。

・タッチノイズの少なさはBクラス。かなり柔らかくタッチノイズは少ないほうではあるが、布巻きケーブルなので少し衣服と擦れたこきにノイズを感じることはある。
・イヤーフックは針金無しの形状記憶タイプ。イヤホンによって形を変えることはできないので、元々耳掛けを想定して作られたイヤホン以外は基本的に合わない。

音質傾向 
・音質傾向は自然で伸びやかな音を鳴らす、違和感の少ないナチュラルサウンド。
・銀メッキ線にありがちな高音域を変に盛るような音造りでなく、自然に全体的な音の質感を高めてハッキリとした分離の良い音にしてくれる。そんな縁の下の力持ち的な働きをしてくれるケーブルである。
・全体的にサッパリとした音造りになる印象で、ゆったりとした広がりを重視したようなイヤホンと合わせるとタイトな鳴り方になる傾向があるように思える。
・全体的に一聴して極端に音が良くなるタイプではなく、じわじわと良さがわかっていくタイプのケーブルである。決して派手な音造りをせず、それでいて高音域の伸びやかさ、全体のレンジの広さを押し上げていくようなどんなイヤホンとも合わせやすいケーブルである。
NICEHCK blocc



相性の良さそうな傾向のイヤホン
・癖が少なく、元々の音のバランスが過剰ではないもののの「高音域がもう少しハッキリ出たらいいのに」というもう少し明瞭な音になってほしいなと思うイヤホン。

相性が良かったイヤホン
〇七福神商事 丸七・・・持ち前の力感のある低音域は少し大人しくなり、全体的にタイトで整理された音になる。
〇LZ-A6・・・丸七同様に低音域は少し大人しくなるが、全体的に音の輪郭がハッキリとしたサッパリとタイトな音になる。うねるようなベースラインの重みを求める人には少し物足りなさがあるかもしれないが、メタル聴きとしてはこのタイトな鳴り方には好感
ZhiYin QT5・・・元々かなりゴチャッとした音のイヤホンだが、かなりまともな整理された分離の良い音になる。
〇SEMKARCH SKC-CNT1・・・持ち前の力感のある低音域がもう少し整理された分離の良い音として鳴ってくれる。

相性が悪かったイヤホン
〇UE900・・・分離を良くし過ぎる傾向からか、少しまとまりの無い音になってしまう印象

まとめ
・全体的にクセが少なく、違和感の無い程度に音を明瞭に底上げしてくれるタイプのケーブルで好印象であった。
・ケーブルの見た目が地味でどんなイヤホンに合わせても目立たないのがとても良い。やはり金色、銀色のケーブルというのは一般人からはいかにも「変わったケーブルのイヤホン使ってますよ」と見えてしまうところもあるし、付属ケーブル群と大差なく見える高級ケーブルというのは個人的にありがたい。
・どんなイヤホンとも合わせやすく、使い勝手の良いケーブルである。