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NICEHCK DT500という現在12,229円にて販売されている5BAイヤホンです。
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特徴等
・5BA構成でありながら1万円前半の低価格
・MMCXリケーブル可能
・筐体の作りはなかなか良い
・遮音性は高め、音漏れなどは基本気にする必要はない

音質評価 □□ 20点
・音ははっきり言って良くない、5BAでこの価格というところを考えれば地雷とまでは言い難いのだが、音的には地雷に限りなく近い機種。正直チューニングミスだろうとしか個人的には言えない音が鳴る。
・音の大まかな印象は「中音域が非常に被る不自然な音、高音域は少し籠るものの低音域の質感は悪くないのだが、中音域が明らかに帯域の被りが酷く1人のボーカルが2~3人で歌っているように感じる違和感がある音」
・音の傾向はかまぼこ
・高音域は少し曇る、基本的にはそれなりに明瞭な音を出してくれ煌びやかなドラムのハイハット音等は鮮やかに鳴らしてくれるのだが、ボーカルが入ってくると一気にバランスが崩れこの帯域の曇りも酷くなる。
・中音域はかなり不自然な音を鳴らす。明らかに幾つかのドライバが中音域で帯域被りを起こしており他の帯域と比較して音の歪みが酷い。特に高い声のボーカルでこの傾向が顕著に表れており、女性ボーカルや男性のハイトーンボーカルの曲では歪み感が非常に強く、それでいて1人のボーカルが2、3人で歌っているような明らかな音の被りを感じる。正直私はあまりボーカル帯域を重視しないほうなためボーカル帯域で違和感を持つことは少ないのだが、この機種の中音域は一聴してすぐに強い違和感を持った。
・低音域は膨らみのあるゆったりとした音を鳴らす。低音域のドライバの質は悪くないようで音数の少ないバラード音源などではそれなりに質の良い音を鳴らしてくれるのだが、音数が増えてくると中音域の歪みが影響して音が曇り不自然な音になってしまう。音の分離はそれなりに良く一般的なデスメタル音源であればそれなりに分離して鳴らすが、テクニカルデスメタルは試す前から絶対無理だろうと分かるレベルの分離
・相性の良い音源は、ゆったりとした歌謡曲、ボーカルの無いインスト音源などか、ただあくまで聴ける音源を無理やり探しただけであり基本的どんな音源でも違和感がある
・相性の悪い音源は高い声のボーカルが入る音源は基本的に全般

音のバランス
高音域□□□
中音域□□□□□
低音域□□□□

オススメ度□□ 20点
・正直個人的にはチューニングミス機としか言いようが無い機種である、ここまで中音域で違和感を持った機種は初めてというくらいに帯域の被りがあり音が歪んでいる。
・申し訳ないがお勧めしない機種