ハイレゾマークに関しては色々否定的な話も多く、特にイヤホン、ヘッドホンに関しては基準も売り方も意味不明と言いたくなる点が非常に多いです。ですので今回は皮肉たっぷりにハイレゾマークの無い良いイヤホンをピックアップしようと思います。あくまで勘違いしないで欲しいのは、ハイレゾマークをつけた製品が悪いというわけではなく「イヤホン、ヘッドホンでハイレゾマークなんて関係ねぇよ」と言いたいだけで、ハイレゾマークの付いた良機は沢山あります。
ドルは計算を簡単にするために1ドル100円にて計算しています。(実際今はかなり違うけど大体ってことで)
~5000円
KZ ZS6 35ドル レビュー
KZ ZS6にはハイレゾマークなんてありません、2BA2Dを積んだ低価格の良機で同価格帯のイヤホンを圧倒するほど音が良いですが、中華のマイナーメーカーイヤホンにハイレゾマークなんて物はありません。
~7,000円
EARNiNE EN120 5,480円 レビュー
EARNiNE EN120もハイレゾマークはありません、シングルBAの名器で癖の無い非常に良い音を鳴らしますがシングルBAでハイレゾマークを取る条件である40kHzなんて帯域は出しようがないのでハイレゾマークはありません。ちなみにスペック上で言えばB&W 800D3というペア425万円もするスピーカーも周波数帯域は13Hz~35kなので表記スペック上はハイレゾマークの基準を満たしていません。
~10,000円
K's Earphone 500Ω 90ドル レビュー
K's Earphone 500Ωもハイレゾマークはありません。非常に質の良い低音域を鳴らすオールラウンダーな名器ですが、中華のDIY系マイナーメーカーにはハイレゾマークなんて概念は無さそうです。
~20,000円
LZ-A4 195ドル レビュー
LZ-A4もハイレゾマークはありません。非常に抜けが良く鮮やかな高音域を鳴らしてくれるハイブリッドの名器ですが、こういうメーカーがハイレゾマークを取るとしたら日本の代理店からアドバイス等が無ければ興味も示さないんじゃないかなと思います。
~30,000円
MoonDrop Liebesleid 26,670円 レビュー
MoonDrop Liebesleidもハイレゾマークはありません。非常に鮮やかな高音域を鳴らす名器でインナーイヤーとしては圧倒的な音質を誇りますがハイレゾマークはありません。実は公表スペック的には10Hz~45kHzなのでハイレゾマークの基準は満たしていると思いますが、新興中華メーカーにはそんなもの興味無いのかもしれません。
~100,000円
HIFIMAN RE800 82,080円 レビュー
HIFIMAN RE800もハイレゾマークはありません。シングルダイナミックの名器でとても聴きごたえのある音を鳴らしますが、ハイレゾマークはありません。
~200,000円
HIFIMAN RE2000 194,400円 レビュー
HIFIMAN RE2000もハイレゾマークはありません。約20万円というド級のイヤホンでありながら、その価格も納得できるくらいの音を鳴らす名器ですがハイレゾマークはありません。実はHIFIMAN RE2000とRE800のスペック上の周波数帯域はどちらも「20Hz~20kHz」です。ちなみにZERO AUDIOのDUOZA ZH-DWX10は最初は再生周波数帯域「7Hz~24kHz」で発売されていましたが、後日新たに高域特性を精緻に測定できる仕様にカスタマイズした音響測定設備を導入し、慎重に音質評価を行った結果「7Hz~40kHz」にスペック表記が改められ、めでたくハイレゾマークの仲間入りを果たしました、やったね!
こんな感じです。
繰り返しになりますがハイレゾマークをつけた製品が悪いというわけではなく「イヤホン、ヘッドホンでハイレゾマークなんて関係ねぇよ」と言いたいだけで、ハイレゾマークの付いた良機は沢山ありますので、そこだけは勘違いしないでほしいと思います。
最近量販店で店員に「ハイレゾ対応のイヤホンが欲しいんですけど」なんて聞いている人をよく見かけるようになりました、名前は伏せますが店によってはイヤホンでも「ハイレゾ対応 ×」なんて表記をつけているところもあり本当にオイオイと言いたくなってしまいます。もうこれだけ広まっちゃったので、こういった流れが変わる事は当分無いと思うのですが、もう少しハイレゾマークのやり口は考えなおしたほうが良いと思うし、消費者も「本当にイヤホンやヘッドホンのハイレゾマークって重要か?」というところに早い段階で気が付いて欲しいと思います。
ドルは計算を簡単にするために1ドル100円にて計算しています。(実際今はかなり違うけど大体ってことで)
~5000円
KZ ZS6 35ドル レビュー
KZ ZS6にはハイレゾマークなんてありません、2BA2Dを積んだ低価格の良機で同価格帯のイヤホンを圧倒するほど音が良いですが、中華のマイナーメーカーイヤホンにハイレゾマークなんて物はありません。
~7,000円
EARNiNE EN120 5,480円 レビュー
EARNiNE EN120もハイレゾマークはありません、シングルBAの名器で癖の無い非常に良い音を鳴らしますがシングルBAでハイレゾマークを取る条件である40kHzなんて帯域は出しようがないのでハイレゾマークはありません。ちなみにスペック上で言えばB&W 800D3というペア425万円もするスピーカーも周波数帯域は13Hz~35kなので表記スペック上はハイレゾマークの基準を満たしていません。
~10,000円
K's Earphone 500Ω 90ドル レビュー
K's Earphone 500Ωもハイレゾマークはありません。非常に質の良い低音域を鳴らすオールラウンダーな名器ですが、中華のDIY系マイナーメーカーにはハイレゾマークなんて概念は無さそうです。
~20,000円
LZ-A4 195ドル レビュー
LZ-A4もハイレゾマークはありません。非常に抜けが良く鮮やかな高音域を鳴らしてくれるハイブリッドの名器ですが、こういうメーカーがハイレゾマークを取るとしたら日本の代理店からアドバイス等が無ければ興味も示さないんじゃないかなと思います。
~30,000円
MoonDrop Liebesleid 26,670円 レビュー
MoonDrop Liebesleidもハイレゾマークはありません。非常に鮮やかな高音域を鳴らす名器でインナーイヤーとしては圧倒的な音質を誇りますがハイレゾマークはありません。実は公表スペック的には10Hz~45kHzなのでハイレゾマークの基準は満たしていると思いますが、新興中華メーカーにはそんなもの興味無いのかもしれません。
~100,000円
HIFIMAN RE800 82,080円 レビュー
HIFIMAN RE800もハイレゾマークはありません。シングルダイナミックの名器でとても聴きごたえのある音を鳴らしますが、ハイレゾマークはありません。
~200,000円
HIFIMAN RE2000 194,400円 レビュー
HIFIMAN RE2000もハイレゾマークはありません。約20万円というド級のイヤホンでありながら、その価格も納得できるくらいの音を鳴らす名器ですがハイレゾマークはありません。実はHIFIMAN RE2000とRE800のスペック上の周波数帯域はどちらも「20Hz~20kHz」です。ちなみにZERO AUDIOのDUOZA ZH-DWX10は最初は再生周波数帯域「7Hz~24kHz」で発売されていましたが、後日新たに高域特性を精緻に測定できる仕様にカスタマイズした音響測定設備を導入し、慎重に音質評価を行った結果「7Hz~40kHz」にスペック表記が改められ、めでたくハイレゾマークの仲間入りを果たしました、やったね!
こんな感じです。
繰り返しになりますがハイレゾマークをつけた製品が悪いというわけではなく「イヤホン、ヘッドホンでハイレゾマークなんて関係ねぇよ」と言いたいだけで、ハイレゾマークの付いた良機は沢山ありますので、そこだけは勘違いしないでほしいと思います。
最近量販店で店員に「ハイレゾ対応のイヤホンが欲しいんですけど」なんて聞いている人をよく見かけるようになりました、名前は伏せますが店によってはイヤホンでも「ハイレゾ対応 ×」なんて表記をつけているところもあり本当にオイオイと言いたくなってしまいます。もうこれだけ広まっちゃったので、こういった流れが変わる事は当分無いと思うのですが、もう少しハイレゾマークのやり口は考えなおしたほうが良いと思うし、消費者も「本当にイヤホンやヘッドホンのハイレゾマークって重要か?」というところに早い段階で気が付いて欲しいと思います。
まぁ昔から再生周波数帯域が広いから高音質とうたってるとこもあったので、似たようなものなんでしょうけど、ハイレゾは対応してないとダメみたいな売り方してるのがよくないですね。