このブログは別に中華オーディオに特化した物では無いのですが、数年前に中華イヤホンにハマってその後HCKとやり取りをするようになってからブログで紹介する大半は中華製品になってきました。
私のブログを見て中華イヤホンに関心を持つようになったという声を頂く事も増え非常に有難いのですが、中華オーディオ製品を直接輸入する事にもやはりメリットとデメリットがありますので今回は最近中華オーディオに関心を持たれた人向けに、敢えてデメリットを中心に記載したいと思います。

まず中華オーディオ製品を個人輸入するデメリットを箇条書きにしますと。
1、基本的に英語でやり取りする必要がある。(翻訳サイト等で十分対応は可能)
2、造りの粗い製品も多い
3、初期不良があった場合の保証が心配(セラーによって物凄く対応に差がある)
4、初期不良があった場合は海外へ発送しなくてはならなく、また返送料を負担してくれないセラーも多い。(HCKは返送料もクーポン等で負担してくれるが、初期不良でも返送料を負担してくれないセラーは意外と多い。)
5、注文してから到着まで時間がかかる(チャイナポストでの発送の場合2、3週間は平均でかかる)
とりあえず、パッと思いつくのはこのくらいでしょうか。


まず1の英語でのやり取りは基本的には翻訳サイトを使えば問題なく取引が出来ます。最近イヤホン関連は日本人からの購入も多く、セラーの多くは私のように正直英語が下手な人との取引にも慣れていますので翻訳サイトを介した適当な英語で問題無くやり取りできると思います。そもそも相手も中国人で英語が母国語なわけではないので意味さえ通じれば英語の間違いくらいで何か言ってきたりはしません。翻訳サイトを使うコツは、なるべく簡潔な文章をいくつかに分けてつくる事と、日本語→英語 英語→日本語と翻訳し直して変な意味の文章にならないか確認する事ですかね。

次に2の造りの粗い製品も多いというところですが、ここは中華の国内代理店が付いていないような少しマイナーな製品を輸入する以上は諦めるしかありません。実際私のレビューでも「接着剤のはみ出し等ハンドメイド感がある」とか記載する事は結構あると思います。ここは、そういった粗さも含めて楽しむ気持ちで購入したほうが良いです。

次に3、4の初期不良があった時の問題ですが、これに関しては「信頼できるセラーを選ぶ」事が大切です。私はHCKと多くやり取りをさせて頂いているのでHCKを推していますが、中華系のイヤホンセラーではEasy earphonesも昔からファンが多く今ではこの2セラーが代表的なのかなと思います。そういった評判の良いセラーから買えば保証の面で心配する事はありません。むしろ下手な日本の代理店から買うよりよっぽど手厚い対応をしてくれるでしょう。
ただし4の海外への発送は慣れるしかないです。海外への発送の場合EMSやSAL便が取っつきやすく、日本の郵便局にて発送出来ますので心配であれば郵便局にて職員の方に聞きながら手続きをしましょう。Amazonの中華イヤホンを売るショップから購入すれば初期不良時に送り返すのはかなり楽になるのですが、Amazonの中華イヤホンを売るショップはAli Expressの値段より割高なケースが多いので値段を取るか楽さを取るかというところだと思います。(返送が楽なのは「Amazon.co.jp が発送します」と記載されている商品のみ)

最後に5つめの届くまで時間がかかるという点ですが、これはもう諦めて待ちましょう。Ali Expressでよく使われるチャイナポストはかなりいい加減な発送なので箱が潰れて来るとかは日常茶飯事ですし1か月以上待たされる事もザラですが、不思議な事に今のところ一度も「届かなかった」という事は私は無いので、もうここは諦めて待つしかないと思います。またAmazonの中華イヤホンを売るショップで買えば早く届きますが、こちらも先ほど言ったように割高なケースが多いのでそこをどう取るかです。(早く届くのは「Amazon.co.jp が発送します」と記載されている商品のみ)

こんなところでしょうか。HCKやEasyといった日本人向けに商売をしてくれるセラーが増えたおかげで個人輸入の敷居はかなり下がっていると思います。国内未発売の珍しい物や、独特な面白い製品を安く購入する事の出来る個人輸入、色々デメリットもありますが非常に面白い世界なので興味のある方は是非足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?