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色々なオカルトオーディオがありますが、今回はかなり懐疑的な人も多いであろう「オーディオ用ヒューズ」です。正直電源ケーブルで音が変わると言われても9割方の人は「こいつ何言っているんだ」という反応をするでしょうし、オーディオ好きの中でもここを否定する人も少なくありません。その上「ヒューズによって音が違う」なんて言い出したら「頭おかしいんじゃないか」何て反応をされるのは目に見えていますが、やっぱり何事も試さないとですよねwちなみに私は電源ケーブルの音質に関しては完全に肯定派です。

今回はIsoclean powerのヒューズとフルテックのヒューズを購入しました。本来は両方とも同じ機材に入れて確認したほうが良いとは思うのですが、今回はIsoclean powerはDACにフルテックのヒューズはパワーアンプに使い、それぞれ元々ついていた付属ヒューズと比較して確認をします。何故かというと単純に金銭面の問題です。ヒューズ1本4千円でモノパワーアンプの場合は2本必要なので8千円と正直そんなポンポン買ってられない('д` ;)
とりあえず一度に両方の機材のヒューズを変えてしまうと、それぞれの音の変化がわからないため順番に交換して確認をしてみました。
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まずはフルテックのヒューズをパワーアンプに入れてみました。
正直変えたばかりの印象では「少し高音域が奇麗になった?」くらいの印象でしたが、元のヒューズに戻してみると解像度の違いなどが結構ハッキリとわかりました。音の方向性としては少し硬めの音かなと思いますが、高音域の伸びや音の分離が良くなり、しっかりと機材の音を底上げしてくれているという印象です。特に低音域の質が印象的で沈み込みが良く、またとても引き締まった音が鳴ってくれるようになりました。デスメタル音源でのベース音等では分かりやすく違いが出てくれ、硬質でとても芯のある低音に思わずニヤリとしてしまう感じでした( ̄ー ̄)

次にisocleanpowerのヒューズをDACに入れてみました。
こちらはフルテックのヒューズをパワーアンプに入れたときと違い、音の出だしから明確に違いがわかりました。 高音域の音の伸びの良さが印象的で、バイオリンの協奏曲などを聴いてみると「ヒューズ一本でここまで変わるか」と思うほどの違いを感じられました。しかし、残念ながら良いことばかりでは無く、自分の環境では音のバランスが高音域に寄ってしまうこと、全体的に柔らかめの音色になりメタルなどを聴く際バスドラムなどの音に違和感を感じる等、正直良くも悪くも変わりすぎるという印象もありました。なので残念ながら今は使用せずにノーマルのヒューズに戻しています。音の変化量は本当に凄いものがあり、良い面も沢山あったのですが、残念ながらうちの場合は相性が悪かったようです。

結論、ヒューズを変えるだけでも音は結構変わる!