メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2021年10月

DARUMA AUDIO Vento Conductor T-1000のレビュー 同社の中で一番クセの少ない、非常に良い意味で万人ウケする音

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ダルマオーディオ Vento Conductor T-1000という現在23,000円で販売されているダイナミック1発構成のイヤホンのレビューです。以前試作機のレビューも書きましたが今回は製品版のレビューになります。
今回から申し訳ないのですが、ご好評頂いていたIn-Canal Earbuds Rankingへの掲載は無しにしようと思います。まだ考え中ですがランキング形式はしばらく休止して、いずれ廃止にしようと思っています。(正直上下関係考えるために、他の機種も引っ張り出して試聴しなおすのとか大変すぎて)

販売サイトはこちら 
511VMmDHS7L._AC_SL1000_

注目ポイント
・材質を合金からアルミへ変更して軽量化
→試作機と筐体の材質が変わってアルミになりました。音は思ったより大きな変更は無く、少し全体的にサッパリしたかなくらいの印象(筐体の変更だけが理由ではないと思いますが)
・OEM技術メーカーから音のデザインとセンスも兼ね備えたオーディオ技術メーカーへ成長するとともに生まれたフラックシップ製品。
→T-800とかイーサリアルといった、もっと値段の高い製品がありますけれども、このT-1000が現状同社のフラグシップ製品みたいです。ここの決め方はちょっと謎。

良い点
・間違いなくダルマオーディオ製品の中で一番自然でフラットな音でかなり良い。イーサリアルは少し中域寄り、T-800が低音寄りだったのに対し、T-1000は非常にスッキリとしたフラットな傾向。
・フラットなスッキリとした音でありながら、低音域の質感、力感が非常に高い。低音は欲しいところでしっかりと出るタイプで、普段の量感はそこまでではないが、低音の強い場面ではしっかりと存在感を出す。
・筐体が軽く装着感が良い。正直アルミに変えると発表があったときはどうなねかなと思いましたが、非常に質感も良く、綺麗な筐体だと思います。
悪い点
・基本的にサッパリとした音なのでT-800のような濃い音を好む人には合わない。
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unnamed - 2021-10-31T162610.846DARUMA T-1000
音質評価 94点
1、非常にスッキリとした音でありながら、音に変な派手さの無いタイトな音で非常に良い。同社の中で一番フラットでクセの少ないバランスだと思う。

音は価格を考えたらかなり優秀だと思います。イーサリアルやT-800といったもっと高い製品があるにも関わらず、このT-1000をフラグシップと言うだけはあるなと思いますね(イーサリアルの広がり重視なまったり音も良かったけどねw)
音の傾向としてはフラットで非常にスッキリとした音を鳴らします。全体的に少し芯は細いサッパリとした音で、全体的に見通しが非常に良い音になっています。特に高音域の質感は非常に素晴らしく、あまりキラキラとした派手な音を強調するわけではないのですが、非常に自然な伸びやかさのある音で、ハッキリと鮮やかな音を鳴らしつつ耳につかない、この質感はかなりの実力だと思います。ただ、同社のT-800と比べると全体的に線が細めな音で、T-800のような濃い音の傾向が好きな人には合わないイヤホンだとも思いますね。私みたいなある程度タイトな寒色系のイヤホンが好きな人にバチッとハマるタイプのイヤホンだと思います。
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音のバランス
高音域 □□□□■
中音域 □□□□
低音域 □□□□
2、高音域はハッキリとした明瞭な音でありながら、伸びが良く耳につかない綺麗な音。中音域はクセが少なく音の広がり等も適度で自然なバランス。低音域はタイトな引き締まった音でありながら、重低音の再現度が高く重みも感じられる質の良さが良い。

音のバランスはフラット傾向、厳密にいえば少し高音域が強めといった印象です。音場は広くも狭くもなくといった印象ですが、全体的に抜けが良い伸びやかな音が鳴るせいか音場の広がり方には爽快感がある印象です。
高音域は明瞭でスッキリとした抜けの良い音を鳴らします。非常に鮮やかな音を鳴らしつつも、抜けやノビの良さのおかげでドラムのシンバルのような耳につく帯域の音も、耳に付かない嫌味の無い音で再生してくれるのがポイントが高いですね。私はRHA CL1とかの結構耳につくタイプの高音域も大好きなのですが、T-1000のような抜けの良い音だと、明瞭さは損なわれないのに聴き疲れはし難いので長時間の鑑賞も問題無いのが好印象です。高音域の伸びやかさは同価格帯では随一かなと勝手に思っています。
中音域はクセの少ない自然な音を鳴らします。「お前中音域は大体クセが無いっていうよな」と思った人もいるかもれしれません、正直その通りです。私は中音域は極端に変な音がしなければ基本クセが少ないと書いているのですが、このイヤホンはその中でも比較的自然さは高めだと思います。音自体は少し線の細めの音だと思うのですが筐体の響きのおかげで絶妙な、自然な広がりのある聴きやすいボーカル帯域を表現していると思います。
低音域はかなりタイトで引き締まった音を鳴らします。タイトな音というと重低音の少ない軽めの低音域を想定する人も少なくないと思うのですがね、このイヤホンの低音域は非常に重低音域の質感が良く、欲しいところでズシンと重みのある音を鳴らしてくれ非常に聴いていて楽しいです。この低音域の質感の良さは、ある程度駆動力のある再生機材に繋ぐと、より際立ちますのである程度の再生機材で鳴らしたほうが良いかもしれません。
相性の良い音源は、基本何でも合いますが、非常にスピード感の出せるタイトな音なので、スラッシュメタルやメロディックスピードメタル、ロックやゲームサウンド等を聴くとこのイヤホンの魅力は感じやすいかなと思います。
相性の悪い音源は、基本的に線の細い音ではあるので、クラブサウンドやEDM等の低音の厚み、膨らみが必要な音源だと少し物足りないかもしれません。
unnamed - 2021-10-31T162616.328
おススメ度 96点
3、非常にスッキリとした抜けの良い音でかなり好印象。2万円付近のイヤホンとしてはトップクラスにおススメしやすい実力を持ったイヤホン。

個人的にはダルマオーディオ製品の中で一番クセの少ない、非常に良い意味で万人ウケする音のイヤホンだと思います。特に高音域の派手にはならないものの、スッキリとしたノビが良く、耳に付くような嫌味がない聴きやすい音はかなり素晴らしいと思います。正直メーカーの販売戦略にはかなり??と思うことがあり、以前少し苦言を書いた社外アドバイザーの件といい、もう少ししっかりしてほしいなと思うところは大いにあるのですが、製品自体は本当に良いものを出してくる印象があり好感を持っています。このT-1000も値段としては同社の中間グレードくらいの製品なのに「フラグシップ」と敢えて言いたくなるくらいの実力は感じられましたし、もう少し普通のオーディオメーカーらしくしてくれていたら、もっと素直に応援できるのになぁと思います、、、w
スッキリとした音が好きだけど、派手な傾向の音は嫌いという人におススメしたい名機です。2万近辺としてはトップクラスの実力機だと思っています。

Audirect Beam3PLUSのレビュー 利便性を重視しつつちゃんと良い音が聴きたい人におススメ

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Audirect  Beam3PLUSという22,000円で販売されている小型のUSB DACアンプ兼Bluetoothレシーバーのレビューです。

販売サイトはこちら 
614vLBUQ7vL._AC_SL1500_
注目ポイント 
・DACチップにESSのES9281AC PROを採用
→このDACチップを採用しているおかげで最大PCM(32Bit/768kHz)をサポートとのこと。ただ、同社のAtom2やBeam2 SEでも採用されているチップなので、そこまで同価格帯で珍しいチップというわけではなさそう。
・高性能なBluetoothチップを採用
→どんなチップを使っているかの記載はありませんでしたが、この大きさでLDACやAPT-X HDに対応しているのは有難いですね。

良い点
・良い意味で凄く普通の音。パッと聴きで凄みを感じるような音では無いが、バランスが良く毎日聴いていても飽きないようなクセの少ない音。
・非常に軽量で小型と使い勝手は非常に良い。
・BluetoothアンプでありつつUSB DACの機能もあるので、仮に電池が無くなってもスマホと繋げば音が聴ける(大型機だとこれが出来ても外で使いにくいが、これは普通に使えるサイズ)
・この大きさで3.5mmと4.4mmの端子に対応。
悪い点
・正直見た目は安っぽくて2万円する製品にはとても見えない。
・プラスチッキーな筐体で傷はそこそこ目立ちやすい
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unnamed - 2021-10-30T194014.351
1、音質はなかなか良い。一聴して「オオッ」となる凄みがあるタイプではないが、バランスが良く秋の来ない自然な音が好印象。
音はなかなか良いです。同価格帯の中でも結構優秀な製品かと思います。音質は非常にクセの少ない自然な音造りです。音のバランスはフラットから若干カマボコのサウンドで、一聴して「高音域のココが凄い!」「低音域のここが凄い!」みたいな凄みがあるわけではないので、正直地味な音にも感じられますが、じっくりと聴くのこの製品のトータルバランスが良く自然な音造りの良さが感じられてきます。
音の特徴としてはあまり刺激の強いタイプではなく、非常にフラットな誇張の無い音になっています。高音域は刺さりやすい帯域の音も明瞭さは損なわずにスッキリとした音で鳴らしつつ、伸びやかで聴きやすい音になっています。若干丸みのある音で、刺激的な音も多少聴きやすい音で表現する印象もあり比較的聴きやすい音だと思います。低音域も特に製品の特徴らしい特徴はあまり感じないのですが、自然でしっかりと分離の良い音を淡々と鳴らしてくれる印象でなかなか印象は良いです。良い意味で本当に「普通の音」なので正直レビューとして特徴を書くのが難しいのですが、誇張の無い自然な音でどんな音源でも過不足なく鳴らしてくれるバランスは結構秀逸かなと思います。
unnamed - 2021-10-30T194032.900
2、非常に軽量、小型でありながら3.5mmと4.4mmの端子に対応しており使い勝手はピカイチ。ただ正直筐体は安っぽく2万円の製品には全然見えない。
本体は非常に軽量かつ小型で使い勝手が良いです。本体の重さは何と公証69gと物凄く軽く、胸ポケットに入れていても全く邪魔にならない筐体になっています。ただ、これだけ軽量だから仕方ないところではあるのですが、本体はかなりプラスチッキーで安っぽく、正直2万円するオーディオ機材には見えないのが玉に瑕ですね。金属筐体を使ったらこの軽量な使い勝手の良さは実現できないので、ここはどちらを重視するかで選ばれたほうがいいと思います。個人的にはこのいかにもオモチャ感のある筐体は嫌いではりありません。
また、この大きさで3.5mmと4.4mmの端子に対応しているため使い勝手は良いですし、USB DACの機能もあるので仮にBluetoothで使っているときに電池が無くなってしまっても、USBで繋げば音楽が聴き続けられるのもポイント高いですね。もちろんUSB DAC機能も付いているBluetoothレシーバー製品は他にも多くありますが、このくらいの小型の製品じゃないと「ちょっと無理して使う」感じになるのですが、Beam3PLUSは何の不満もなく快適に使えるかなと思います。
unnamed - 2021-10-30T194037.981 
3、Fiio Q5S(AM3D)、Oriolus 1795との比較。
単体の音だけで語っても何が何やらだと思いますので、Fiio Q5S(AM3D)、Oriolus 1795との比較を書きたいと思います。Q5SはBeam3PLUSの倍以上の金額の製品ですし、Oriolus 1795は同価格帯ではありますが大きさは大分違う製品なので、そこも考慮しながら見て頂けたらと思います。
試聴条件は全てBluetoothのLDAC接続で、4.4mmのバランス駆動したFinal A8000で行っています。
Fiio Q5S(AM3D) 約5万円
一聴して3機種の中で一番力感のある音なことがわかる。特に低音域は駆動力の良さが生きており重低音の迫力がかなりある。3機種の中で一番解像度は高いし、1ランク上の音だなとは思うのだが、全体的に派手な音造りで高音域のシャリつく音も強めに再生するので好みは分かれそう。良い意味で派手な荒々しさがありつつレベルの高い音。
Oriolus 1795 約3万円
3機種の中で一番高音域の主張は弱めだが、特に曇った様子は無く抜けが良く伸びやかな音を鳴らす。低域の力感はQ5Sほどは無いがBeam3PLUSよりは強く、そこそこ迫力があり実像感のある音を鳴らす。3機種の中で一番ゆったりとした音という印象
Audirect Beam3PLUS 約2万円
3機種の中で一番低音域のは少なく力感は少ないのだが、重低音の下支えはしっかりあるため、そこまで迫力不足という印象は無い。3機種の中で一番タイトな音で、ドラムの音もスピード感があり良い意味で若干淡泊な音を鳴らす。正直低音の力感は上記2機種に大分劣るが、タイトで淡々としたハギレの良い音は別のベクトルとして非常に心地よいと思える。
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おススメ度 84点
4、絶妙な大きさと軽さで使い勝手の良いBluetoothアンプ。音もタイトで飽きの来ない自然さがあり満足度は高い。
正直音だけで言えば、同価格帯のもっと大きな製品を買ったほうが優位性はあると思います。でも、この製品はあくまで「この大きさ」だから良いのです。この大きさで、3.5mmも4.4mmも付いていて、音もタイトでクセが少ない、なかなか侮れない音を鳴らす。もうそれだけで十分じゃないですか?
Bluetoothアンプ系の製品はFiio Q5Sを結構長いこと愛用しているのですが、やはりAudirect  Beam3PLUSの大きさは正義です。利便性を重視しつつちゃんと良い音が聴きたい人におススメしたい逸品です。鞄に入れっぱなしで通勤時に使っていますが、かなり便利で本当に痒いところに手が届くような製品だと思います。

ikko Zerda ITM01のレビュー 難点は少なくはないが、音質は価格を考えたからかなり優秀な小型DACアンプ。

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ikko ITM01という現在8,500円で販売されているUSBスティックDACのレビューです。最近はこういった小型のDACアンプの製品が充実していますね。

販売サイトはこちら
注目ポイント
・3つの表現モードを選択可能
→Music、Movie、Gameの3モードから好きなモードを選択できます。側面のLEDの色でモードがわかるのもなかなか綺麗で良いです。
・DACチップにESS9298を採用
→ESSのDACチップのようですが、この機種以外での採用例は検索してもヒットしません。最近こういう省電力用のDACチップは数が多くてわかりませんね。
・マグネット方式のUSBケーブルを採用(恐らく独自端子)
→USB-TYPE CとLightningが選べますが、DACとの接続部はマグネットで独自端子で接続となっています。マグネットなのでケーブルをひっかけたりしてもすぐに外れて安全。

良い点
・音はなかなか良い。1万以下のDACアンプの中では駆動力も高く、ハッキリとした解像度の高い音を鳴らすのが好印象。
・1万以下でボリュームボタンが本体に付いている。1万以下だと結構付いていない製品が多いのですが、個人的にはあったほうがいいです。真ん中のボタンで曲送り等の操作も出来るので使い勝手は良いです。
・マグネットケーブルはケーブルをひっかけたときの対策として安心感がある。
悪い点
・マグネット方式のためケーブルは独自ケーブルで互換性はない。
・接続が切れた時や、モードの変更時に結構大きめのポップノイズが乗る。
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1、駆動力の高いカッチリとした音で、低音の力感もあり音はなかなか良い。
音質はなかなか良いです。個人的に1万以下の小型DACアンプ系ではトップクラスの音質だと思います。音の傾向はかなりカッチリとした分離の良い音で、とても見通しの良い音を鳴らします。カッチリとした音でありながら、低音域の力感、重低音の重さをしっかりと再現してくれており、駆動力も比較的高そうなのがかなりポイント高いですね。USB DACアンプ系は、どうしても駆動力不足な製品が多くてパっと聴きは綺麗な音がしているものの、よく聴くと重低音が結構軽いことに気が付く製品が多いのですが、このイヤホンはしっかりと迫力のある音を鳴らしてくれます。(あくまで比較的であり、流石に大型ヘッドホン等を鳴らすような過度な期待はしないほうがいい)
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2、マグネット方式のケーブルはケーブルをひっかけた時の安心感はあるが、独自端子であることから好き嫌いが分かれそう。また、接続が切れた時やモード変更時の大き目のポップノイズが気になる。
マグネット方式のケーブルは好みが分かれそうですね。マグネット方式にした結果として端子が独自のものになってしまったので、汎用性は全然ありません。汎用性の高さと、マグネット方式による安全さのどちらを重視するかというところになりますが、個人的にはUSB Type C方式でも引っかかったら外れてくれる気がしますし、汎用性の高いType Cのほうが有難かったのが本音です。(マグネットのほうがより安心ではありますが)
また、接続が切れたときや、モードの変更時に結構大きめなポップノイズが乗ります。大抵のイヤホンであればそこまで問題にならないのですが、能率の良いシングルBAとかのイヤホンだと、少し不安になるくらいの音量のポップノイズが鳴るので、ここは結構残念です。
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3、アップグレードケーブルでより滑らかな音を目指せる。
国内で販売されるかはわかりませんが、この製品は39ドルほどでアップグレードケーブルを販売しています。音の印象としては、プラシーボかもしれませんがアップグレードケーブルのほうが中音域の量感が上がって、全体的に落ち着いた上品な音になる印象です。ノーマルケーブルのほうが少し荒々しさのある音なのでハードロックとかを聞くのであればむしろノーマルのほうが楽しいかもしれませんが、一般的なポップスなどを聴くのであればアップグレードケーブルを検討してみてもいいかもしれません。まぁ、ノーマルケーブルでも十分音良いので、あくまで追加で余裕があればって感じのアイテムかなと思います。
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4、ikko ITM01、Beam 2se、Atomの比較。
こういう製品は単体のだけレビューしても何が何やらだと思いますので、価格帯も近いAudirect Beam SE、Audirect atomと比較していこうと思います。
Audirect beam2SE
3機種の中で一番音の輪郭がハッキリしており、音場は狭め、低域は一番力感があるかも。低域のアタック感、スピード感がとても気持ちよく、全体的に力感がありスピード感のあるメリハリサウンド。メタル、ロック等のハッキリとした音造りの音源で活躍しそう。
Audirect Atom
3機種の中で一番落ち着いた音。大きさの制約がかなりある製品なため仕方ない部分もあるが、駆動力で他2機種より劣る印象があり音の輪郭は甘め。ただ、比較しなければ十分楽しめる音を鳴らしており、音に強調感が無いので聴きやすい音になっている。
ikko ITM01
beam2SEほどではないが明るく元気な音。元気な傾向の音ではあるが、Beam 2SEより音の輪郭の強調感は少ないため対応できるジャンルの幅は広く自然さは上な気がする。Beam 2SEは低域の力感が強かったがITM01は2SEより高音域が強めでノビの良さはそこまで無いが明瞭でスッキリとした高音域が魅力的。低音の量感も十分にあり良い意味で楽しく聴けるノリの良い音を鳴らす。
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おススメ度 82点
5、難点は少なくはないが、音質は価格を考えたからかなり優秀。ボタンでの使い勝手も良く、1万以下のDACアンプとして有力な選択肢。

正直難点は少なく無い製品です。独自端子のマグネットケーブルは正直いくら安全性は高いとはいえ不便に感じますし、大き目のポップノイズが鳴るのも正直微妙です。ですが、音質はこの価格帯の製品としては間違いなく優秀で、この値段で本体側にボリュームや選曲で使えるボタンがあり利便性は高いですし、総合的に見れば結構おススメしやすい製品かなと思います。こういうある程度難点が見つかる製品ほど音は他より良かったりする現象何なんでしょうね、、、w
低価格のUSB DACアンプ系の製品を探している人で、比較的駆動力が高くカッチリとした音を好む人におススメしたい製品です。
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