メタラーのヘッドホンブログ

ヘッドホンやイヤホン集めが趣味のメタラーのブログです。

2020年10月

Little Dot Cu KISのレビュー

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Little Dot Cu KISという現在589ドルで販売されている2D2BA構成イヤホンのレビューです。2Dはデュアル振動版になっています。Little dotは真空管のアンプなどで有名なメーカーでしたが、今回ポータブルオーディオに参入するということで、一発目から気合の入ってそうな製品を出してきたため、メーカーから直接購入してみました。

販売サイトはこちら  In-Canal Earbuds Rankingはこちら
良い点
・音質はかなり良い、589ドルという価格なら非常に優秀
・低音域の質感が素晴らしい。重みのある重低音を鳴らしつつ全くしつこさを感じさせない端切れの良い音。こんなにドラムの音が楽しく鳴るイヤホンはそう無い。
・2D2BA構成でありながら音自体はとても自然
・音の強弱の付け方が上手く、音楽の抑揚をとても楽しく、それでいて自然に演出してくれる。欲しいところで欲しい音が出てくれる感じ。
・バランスの変換端子が付いており最初から色々な端子を使える。何もつけない状態では3.5mm4極で2.5、4.4、3.5 3極に変換できる。
悪い点
・見た目は安っぽい。正直589ドルのイヤホンにはとても見えない。
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IMG_20201008_175855Little dot cu kis
音質評価 98点
1、音質は素晴らしい。特に低音域の質感が非常に実像感がある生々しい音で聴いていて最高に楽しい。音量を上げてロックを聴きたくなるタイプの音。

音質は素晴らしいです。正直届いたときに見た目の安っぽさから本当に音良いのか心配になりましたが全くの杞憂でした。音質は非常にノリの良い自然と音量を上げて聴きたくなるような楽しい音を鳴らしてくれます。音のバランス的には軽めのドンシャリ傾向ですが、帯域ごとの音自体はとても自然で強調感が無くとても自然です。そしてこのイヤホンの最大の特徴は低音域の実像感、生々しさだと思います。低音域はとても重低音まで再現されたしっかりと重みのある音を鳴らします、それでいて音のハギレが良く全くしつこさを感じさせない、またドラムの張りのある音をしっかりと再現してくれており、聴いていて本当に楽しい音を演出してくれています。こういう楽しい音のイヤホンのレビューは難しいですね、今もLittle Dot Cu KISでメタル音源を聴きながら書いているのですが、楽しくなってきて自然と身体が動いてしまっているので落ち着いて書けていません(笑)
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音のバランス
高音域□□□■
中音域□□□
低音域□□□■
2、高音域とても明瞭でハッキリとしつつ強調感の無い嫌味の無い音。中音域は少し遠めだがクセの少ない音。低音域は非常にリアリティがあり迫力がありつつしつこさを感じさせないハギレの良い音が素晴らしい。
高音域は明瞭でスッキリとした音を鳴らします。ドラムのシンバル音のような煌びやかな音も明るくハッキリとした質の良い音で鳴らしてくれますが、音の伸びが良いので明瞭さの割に耳につくことなく聴きやすい音になっていると思います。
中音域は少し遠めですが、音の分離が良いため全く埋もれることなく鳴ります。ボーカル帯域の質感は特筆するほどの良さがあるわけではありませんが、変な味付けをせずにクセの無い音を淡々と鳴らしてくれる感じで好印象です。ただ、音の伸びやかさはイマヒトツなところもあるかな
低音域は素晴らしい質感の高い音を鳴らします。しっかりとズシンと響く重低音域を鳴らしつつ、全くしつこさを感じさせない実像感とバキレの良さを兼ね備えた音で今まで聞いていたイヤホンの中でもトップクラスに疾走感があり、聴いていて最高に楽しくなれるタイプの音です。印象としてはER-4Sのよさな淡々としたスピード感のある音を実像感のある重みのある音で再現してくれているような感じです。この力感とスピード感がありつつも、音の輪郭に強調感を持たせず、しっかりとハリのあるドラムの音を再現してくれるイヤホンは他にあまり思いつきませんね。本当自然と頭を振りたくなる元気系サウンドでありながら、これだけ実像感のある音を鳴らしてくれることは素晴らしいとしか言いようがありません。
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3、ケーブルは変換プラグが最初からついており5.5mm、4.4mm、3.5mmを楽しめる。筐体が軽く装着感が良いこともあって非常に使い勝手の良いイヤホンと言える。
2枚目の写真のようにケーブルの変換端子が最初から付属しており幅広い接続に対応していますし、本隊も2pinのリケーブルに対応しており使い勝手は良いです。また、装着感が良く、本体がアルミで軽いこともあり長時間の使用も全く問題ないですし、遮音性も比較的良好と普段使いのイヤホンとしてとても便利な立ち位置の製品かなと思います。どうも高級なイヤホンってこういう使い勝手の良さを無視した製品が多くて「音質は最高なんだけども、気が付いたらあまり使っていない」ということは多々あるのですが、このイヤホンにはそういった心配は必要なさそうです。
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おススメ度 98点
4、聴いていて楽しくなれる低音域の質感が最高のイヤホン。使い勝手も良く文句なしに推奨できる名機。
音質は本当に聴いていて楽しくなれる魅力の詰まったものであるし、何より低音域の質感の良さは「久しぶりにこんな楽しい音聴いた」と思える実像感がありつつ疾走感を持ち合わせたものになっています。筐体がアルミで正直ちょっと安っぽいところだけが気になりますが、軽く小さい筐体のおかげで装着感もとても軽く疲れにくいものになっていますし、利便性の良さに貢献していると思えば問題ないでしょう。このイヤホンのポイントは「自然に頭を振りたくなる楽しい音」というところかなと思います。私は基本的にレビューするイヤホンで音楽を聴きながら書いていますが、このイヤホンでメタル音源をを聴いていると自然に身体でリズムを取ってしまい、楽しくなってきて執筆に全然集中できませんでしたw そういった「楽しさ」とそれでいて楽曲の雰囲気を壊さない「自然さ」を兼ね備えた素晴らしいイヤホンだと思います。特にドラム帯域の質感は特筆ものですので、是非聴いてもらいたいです。
スピード感のある音でありつつもクセの少ない音を求めている人、楽しく聴けるイヤホンを探している人におススメしたい名機です。こんなに聴いていて楽しくなれる音のイヤホンは久しぶりであり、個人的にも本当にテンションの上がるタイプの製品でした。おススメ!

PCR検査を受けていました。 雑記

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久しぶりに雑記です。
先週の土曜日の夜からかなりの発熱があり、月曜日に近所の医師に電話で相談したところ、念のため検査したほうがいいという話になりPCR検査を受けに行ってきました。厳戒態勢の病院に行き唾液を提出して、抗生物質などを貰って帰ってきました。PCR検査の結果としては陰性でしたのでホッとしましたが、今は誰がかかるかわかりませんからね、これからはより一層気を付けていかなくてはと気を引き締めるきっかけとなりました。

Twitterのほうで多くの方より心配の声や、アドバイスを頂き本当にありがとうございました。現在は体調のほうもかなり回復しています。明日あたりには完全回復しそうかな?
レビューの執筆も随時再開していきたいと思います。ちょっと件数が溜まっているので、更新頻度を上げていきたいと思います。
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https://littledotus.com/?product=cu-kis 
Little Dot cu kisというイヤホンを購入しました。
面白そうだったのでメーカーに直接問い合わせて売ってもらったのですが、これが予想以上に素晴らしい音でかなり気に入っています。こちらは近いうちにレビューを書きたいと思っています。久しぶりにこういう隠れた名機みたいな機種を発掘する楽しみを思い出した気分ですね。最近のイヤホンってすぐに日本から簡単に買えるようになるから、こういう隠れた良きイヤホンを探し当てる楽しみって少ないんですよね。まぁ、容易に何でも入手できることは勿論良いことなのですけどね。
Little dot自体は昔からある据え置きのオーディオメーカーですし、これからのポータブルへどの程度力を入れてくるのか楽しみなところです。
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最近インド料理の「ビリヤニ」というインド式炊き込みご飯にハマッています。
何でもビリヤニは世界3台炊き込みご飯の1つなんだそうで(誰がそんな定義作ってるのかは知らんけど)日本での知名度は低いですが、これがメチャクチャ美味いんですわ。
ただ、ビリヤニはいくつかの店を食べてわかったこととしては、ビリヤニは結構露骨にアタリハズレが出る料理で、写真のようなちゃんと炊き込んで作っているものは良いのですが、炊いたご飯にカレーを混ぜて炒める炊き込みご飯では無い炒飯方式のものもあって、正直そちらの味は私は好ましいと思えませんでした。

また、ビリヤニって結構高い。画像の「アナスドーサ ビリヤニ」さんは1000円以下で美味しい炊き込みタイプの本格ビリヤニを食べさせてくれますが、大抵のお店だと1,500円くらいとられるし、炒める炒飯タイプでもそのくらい取られることが多々あります。そして、ちゃんと炊き込み式でビリヤニを作っている店って結構少ないように思えます。そりゃあ1,500円で炒め式のビリヤニを最初に食べていたら、私も多分リピートはしなかったし、アタリハズレが大きい料理であることは人気が広まらない大きな理由の1つな気がしますね。

美味しいビリヤニはハンパなく美味しいので、是非食べに行ってみてください。私のおススメは豊田駅すぐ近くのアナスドーサビリヤニです。そして、是非美味しいビリヤニのお店を知っている人は教えていただけると幸いです。
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コロナの影響で大型イベントが開催されないため、ポータブルオーディオの新製品情報もどうも賑わいに欠ける印象がありますね。一部代理店は何社かで集まって独自に試聴イベントとかをやっているようですけど、Eイヤやフジヤがそういったイベントを自粛しているのにはそれなりに理由があるわけで、独自にやればいいってのも正直どうなんかなぁ?と思う面もあったり、でもいつまでもイベントとして大々的にやらない現状を維持するのも厳しいでしょうし、難しい状況だなと思っています。

https://twitter.com/tsh_corporation
そんな中、個人的にも仲良くさせてもらっていた七福神商事さんが事業を畳むということを発表されて本当に驚きました。コロナの影響というよりは、社長の健康の問題が強いようなのでお大事にしてもらいたいですが、マイナーな中華製品を国内に真っ先に入れてくれる代理店であり、また非常にマイナーなブランドも内外差がほぼ無い非常に良心的な価格で国内販売をしてくれる、本当に有難い代理店さんでした。私のブログの企画に、いつも真っ先に「協力しますよ!」と声をかけてくれるのは七福神商事さんでした。またユーザーの交流の場を設けることに積極的に取り組んでおり、オフ会、フリーマーケットなど面白いイベントを率先して企画してくれる代理店さんでもありました。私がオフ会を始めたのも元々は七福神商事さんが行っていたオフ会に行って「これいいじゃん」と思い、自分なりにアレンジしたものだったりします。

七福神商事社長Tony氏の早いご快復と、また何らかの形でオーディオ市場でお会いできることを願っています。

水月雨 Moondrop SSRのレビュー

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水月雨 Moondrop SSRという現在5,490円で販売されているダイナミック1発構成イヤホンのレビューです。輸入だとHIFIGOからだと4,205円くらいで購入することが出来ます。正直ここの内外差は極端に大きいわけではないですが、もう少し頑張ってほしかったなというのが本音のところ。
あと、HIFIGOの価格について調べようとするとHIFIGOの本家サイトじゃなくてどこぞの翻訳サイトばかりがトップに表示されるの、本当どうにかなりませんかね。HIFIGO自体は良いショップなだけに非常にやるせなさを感じます(苦笑)

販売サイトは
こちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら 
良い点
・高音域はそれなりに明瞭で癖も少なく聴きやすい音
・筐体が小さく装着感良し、女性でも使いやすそう
悪い点
・音は正直価格なりかそれ未満という印象。大きくマイナス評価をするほどでは無いのだが、全体的に特に褒めるところも見つからない。
・全体的に音のレンジが狭く、明瞭っぽく聞こえる割にはスッキリとした感覚が無い。音の抜けも悪く出音の割に野暮ったい感じ
・欠陥があった初期ロットはシルバーで見た目の印象も良かったのに、何故か対策版では色付きがメインとなりシルバーも安っぽい塗装されたシルバーになり正直何でやねん感
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IMG_20201002_204128Moondrop SSR
音質評価 62点
1、サッパリとした明るめの効きやすい音で、分離もそこそこ良いのだが、全体的にレンジが狭く、音のバランスの割に全体的に野暮ったさ、スッキリとしない抜けきらない音が気になる。
音質は正直微妙です。別に特別酷評するほどのレベルでも無いですし、音のバランスも悪くないです。ただ「全体的に音のバランスの割に野暮ったい」と言うのがこのイヤホンの音の一番最初の印象でした。全体的に音のレンジが狭く、一聴すると高音域は綺麗に鳴っているように思えるものの、よく聞くと抜けが悪くある帯域以上がカットされた抜けきらない音に感じるし、低音域も分離が良さそうな音の割に、よく聴くと鮮明さが無く筐体の響きと抜けの悪さが絶妙に邪魔をする印象で「スッキリしていそうな出音なのに、聴いていて全然スッキリしない」という絶妙なもどかしさがあります。音のバランス自体は悪くないのに本当もったいないなと聴いていて思います。
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音のバランス
高音域□□□
中音域□□■
低音域□□□
2、高音域はそこそこ明瞭、中音域は余計な癖が無く聴きやすい、低音域もサッパリと分離の良い音。しかし全体的にな音の抜けの悪さ、抜けきらなさが凄く勿体ない音。
高音域は明るくハッキリとした音を鳴らすのですが、ある帯域でカットされたようなレンジの狭さ、抜けの悪さが気になります。出音自体はスッキリ、ハッキリとした音で明瞭な音が鳴っているのですが「これだけ明瞭な音なのに何でこんなにスッキリしないんだろう」と思ってしまう。絶妙な抜けの悪さ、超高音域の伸びの無さが邪魔をします。
中音域は変に味を付けずにクセの少ない音を鳴らします。この帯域はそこまで抜けの悪さも気にならず、質の良い音を鳴らしてくれる印象ではあるのですが、特筆するほどの良さがあるかというと、そうでも無いというのが本音。
低音域はサッパリとした分離の良い音を鳴らします。分離は比較的良いのですが、全体的な適度な筐体の響き感から、高速なデスメタル音源などに対応できるほどの分離の良さはありません。この帯域も全体的な抜けの悪さがあり、どうもどの帯域もここが大きなネックという印象です。
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3、筐体は小さく装着感が良い、ケーブルの取り回しも良く利便性は好印象なのだが。何故か初期ロットのシルバーは国内では発売されず、海外で発売されているシルバーも初期より安っぽい見た目になってしまったのが残念。
筐体は小さく、女性も問題なくつけられそうな軽い装着感になっていることが好印象です。ケーブルの取り回しも良く普段使いのイヤホンとしての利便性は十分高いと言っていいでしょう。ただ、元々このSSRはシルバー色のみの販売だったのが、製品欠陥があり1度発売が停止になった背景があります。そして、いざ発売となるとカラーリングモデルがメインとなり、シルバーは日本では取り扱いが無く、海外で取り扱われているシルバーも製品版は安っぽい塗装感のものに変更されてしまって非常に残念感がありました。ちなみに1枚目が初期モデル、2枚目が現行モデルです。個人的にはかなり「コレジャナイ」感がかなりありました。
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おススメ度 57点
4、Moondropの過去作が良いものが多かったので、SSRも低価格イヤホンの定番気になることを期待していたのだが、個人的にはそれほどの魅力は全然感じられなかった。個人的な期待値が高すぎたこともあるとは思うがあまりお勧めしないイヤホン。
個人的にはMoondrop製品は好印象のものが多かったので、このSSRも5,000円近辺の定番機種になるくらいの実力のあるイヤホンであることを期待していたのだが、正直大分期待を裏切られたなという印象でした。別に酷評するほど極端に悪い音という印象も無いのですが、価格なりかそれ未満というのが個人的なこのイヤホンの評価です。「出音はハッキリしているのに、全体的に野暮ったくスッキリしない」というのが、このイヤホンに対する私のわかりやすい評価です。
あまりお勧めしないイヤホンです。

IKKO Musikv OH7のレビュー

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IKKO Musikv OH7という現在129,800円で販売されているダイナミック1発構成イヤホンのレビューです。ダイナミックドライバはナノカーボン薄膜を蒸着させたオリジナルダイナミックドライバ―となっています。IC-CONNECTさんからのレビュー依頼として借りている物なため、In-Canal Earbuds Rankingのほうには掲載をしていません。

販売サイトはこちら 代理店商品紹介ページはこちら 
良い点
・音はなかなか素直で好印象。素直な癖の少ないドライバの音を適度に筐体の響きで聴きやすい音造りになっている。
・音の性格としてbeyerdynamic xelento remoteに似ている。xelento remoteの中低域の暗さを明るくして、音の響きを付加させたような音でxelento remoteが好きな人は気に入りそう。
・筐体が小さく、遮音性も低くないため使い勝手が良い。高級イヤホンはどうも使い勝手の悪いものが多いため、気楽に使いやすい利便性は魅力
悪い点
・正直筐体のデザインは好みが分かれる。個人的には結構嫌いなデザイン。
・響きを生かした音である影響で、高速な音源では少し音が被りやすくテクニカルデスメタル系のような分離を過度に要求する音源は相性が悪め
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音質評価89点
1、音質は素直な出音のドライバに適度な筐体の響きを乗せた音でとても聴きやすく好印象。beyerdynamic xelento remoteを明るい音にして響きを付加したような音でxelento remoteが好きな人は気に入る人が多そう。

音質はなかなか良いです。129,800円というかなり高価な製品ではありますが、音は同価格帯の他社製品と比較しても全く引けを取らない実力を持っていますし、何よりこのイヤホンならではの唯一無二の魅力がしっかりと感じられます。音の傾向としては少し低音域が強めながら全体的には癖の少ないストレートな音で、そのストレートなドライバの音を筐体の響きで絶妙に聴きやすい音にしてくれている印象です。CARDAS EM5813やFinal HeavenⅥのように強めの響きを乗せるタイプではなく。自然に少し音場を広める程度の響かせ方をするため、音源を選ばず、どんな楽曲でも適度に聴きやすく魅力的な響きのある音で鳴らしてくれて非常に好印象です。適度に広がりある音、響き感のある音のイヤホンが欲しい人には文句なしに勧められるイヤホンだと思います。
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音のバランス 
高音域□□□■
中音域□□□□
低音域□□□□
2、高音域は伸びやかでハッキリとしながらもキツさの無い聴きやすい音。中低域は適度な響きから余韻の美しさを感じやすい非常に聴きごたえのある音。
高音域はハッキリとした音でありながら、伸びやかで刺激の少ない聴きやすい音を鳴らします。こういう筐体の響き感を生かしたイヤホンというのはどうも高音域の明瞭さを蔑ろにするイヤホンが多い印象があるのですが、このOH7はしっかりと明るく曇り感の無い明るい音を鳴らしながら、刺激的な音も伸びやかで耳に負担の無い状態で届けてくれます。
中音域は適度に広がりのある質感の良い音を鳴らします。ボーカル帯域の余韻、アクセントの付け方がとてもよく表現される印象であり、女性ボーカル、男性ボーカルともにとても魅力な音を鳴らしてくれます。正直私はボーカル帯域の音はそこまで重視しない人なのですが、このイヤホンの適度な響き感の伸びやかさを持ち合わせた音で聴くボーカルは聞き入ってしまう魅力を感じられます。POPS、アニソン、ロックなどのミドルテンポの音源のボーカルは特に魅力を感じやすいように思います。
低音域はしっかりと芯のある締まった音を鳴らしながら、響きにより少し広がりのある音を鳴らす。音の分離は良くテクニカルデスメタルのような音源もしっかり分離はしてくれるのだが、一部の過度に分離を要求する音源では少し音の被りを感じる場面があるため、あまりスピード感、疾走感を重視する音源には向かない印象です。適度に広がりのある音を鳴らしてくれ、低音域の質感自体も癖の少ない音を出してくれるため非常に良いです。特にジャズ音源、クラシック音源などのでこの広がりがありつつ味付けの少ない音は重宝しそうです。
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3、筐体が小さく装着感は良好、遮音性も悪くなく利便性は高いが、、、正直筐体のデザインは好みが分かれるだろう(正直私はかなり苦手なデザイン)
筐体は高級イヤホンとしては小さめで、遮音性も悪くないので利便性はなかなか高いです。どうも10万越えのイヤホンで音の良い製品は筐体が大きかったり、遮音性が低いものが多いため利便性は結構不満を持つ機種が多いのですが、このOH7はその面では非常に優秀です。個人的にHIFIMAN RE2000やVictor HA-FW1000あたりの機種は音的に本当に素晴らしいと思っているのですが、遮音性の問題から使用頻度は低めですし、こういった利便性の高さというのはもう少し考慮された製品が増えてほしいな最近結構思っています。
上記のように利便性面では好印象ですし、音もかなり好印象なのですが、筐体のデザインは金色に彫刻と正直かなり好みが分かれると思います。何を隠そう、私はこのイヤホンのデザインが苦手すぎて試聴するのがかなり後回しになり、良いイヤホンだと知ることがかなり遅れました、、、w 金色自体は嫌いではないのですが、どうも仏具のように見えてあまり好意的に見られないデザインだなというのが本音です。
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おススメ度 87点
4、唯一無二の適度に響き感のある音がヤミツキになるイヤホン。デザインが気に入れば文句なしの実力を持ったイヤホン
音は素晴らしいです。何よりこの質感の高い音で、適度に響きを持たせた音は唯一無二であり同価格帯のイヤホンと比較してもしっかりとしたアドバンテージを持っていると思います。正直筐体のデザインが苦手で結構敬遠していたイヤホンなのですが、音の質感は文句なしに良かったですし、手持ちのイヤホンとの差別化も図りやすいので使い分けとしても面白いしかなり魅力のあるイヤホンだと思います。
広がりのある音、響き感のある音のイヤホンを探している人におススメしたいイヤホンです。私は結構好き。

Astrotec Phoenixのレビュー

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Astrotec Phoenixという現在99,800円で販売されている、静電×2+ダイナミック×1のハイブリッド構成のイヤホンのレビューです。木の筐体を採用している珍しいイヤホンでもありますね。今回は代理店のIC-CONNECTさんからのレビュー依頼として借りている物なため、In-Canal Earbuds Rankingのほうには掲載をしていません。
販売サイトはこちら 代理店商品紹介ページはこちら
良い点
・全体的にハッキリとした音でありながら、情報量の多い音を鳴らしてくれる。
・高音域の煌びやかさやハキハキとした音は個人的にも好印象。
・全体的に音が直接耳に届いて居ないような、反響音を聴いているような感覚になる。金属を間に挟んだ音を聴かせるUltrsoneのヘッドホンの音を聴いているような感覚。そのため音の派手さの割には聴き疲れはしにくい。
悪い点
・正気か?と思うレベルで鳴らしにくく、音量も取りにくい。手持ち機材だとDAP単体でまともに鳴らせると思ったのはDX220MAXのみである。
・ドライバのあるがままの音を直接聞いているのではなく、反響音を聴いているような感覚になるため、音自体は独特である。
・高音域の静電からなる音が目立つ印象で、全体の音のまとまりは正直良いと思えない。
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IMG_20200923_205832Astrotec phonix
音質評価74点
1、音質は非常に独特で好みが分かれる。高音域のハキハキとした静電からの音は唯一無二の気持ちよさがあるが、全体的な音のまとまりは悪い印象がある。
音質はかなり独特です。Ultrasoneのヘッドホンがドライバの前に金属板を挟み、その干渉させた音を聴かせる構造になっていますが、それと同様にドライバの音を直接聴かせず干渉させた音を聴いているような感覚になります。干渉させた音といっても特に曇り感があるわけではなく、音がボワつくということもない、正直今まで聞いたことの無いタイプの音で私も言葉に困るというのが本音だったりします。
静電ドライバから出ていると思われる高音域の鮮明でありながら情報量の多い音は唯一無二の音であり、聴いていて非常に面白いと思えるのですが、ただ高音域のドラムのシンバル音の帯域が強めに独立して耳に届く印象があり、全体的な音のまとまりは正直良いとは思わないというのも本音です。
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音のバランス 
高音域□□□□
中音域□□□■
低音域□□□□
2、高音域はかなり鮮明でハッキリ、低音域はサッパリと淡々と鳴らすタイプの音。
高音域はかなりサッパリとハッキリとした音を鳴らします。前述したようにツイーター部の音が独立で聞こえるような主張の強さが正直気になりますが、単体の音の質感自体はなかなかよく、煌びやかでハッキリとした音でありながら刺さり感はそこまで無い音の質感はなかなか好印象です。
中音域は適度に広がりのある自然な音を鳴らします。木のハウジングを使っているおかげか広がり感はしっかりとあるものの、人工的な違和感のある広がりではなく自然にスッと収束するような音を鳴らします。
低音域はサッパリと淡々とした音を鳴らします。重低音域の再現度は低くないためドッシリとした深みのある音も鳴らせるのですが、どちらかといえば一般的なポップスやアニソンなどのミドルテンポの音を淡々と鳴らしてあげたほうが相性は良い気がします。また、スピード感のある音源でもこの淡々と鳴らす傾向は相性が良くスラッシュメタル音源などではドラムのスピード感、疾走感を演出してくれて非常に楽しく聞くことができます。
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3、音量が取りにくく、とにかく鳴らしにくい。普通のイヤホンの倍のボリュームで同等の音量になる。手持ち機材だとDAPならDX220MAX、ポタアンなら
The Portaphile 627でやっと満足に鳴るかなという印象。
とにかく鳴らしにくい。駆動力という面での鳴らしにくさは勿論なのですが、音量も今まで使ってきたイヤホンの中で一番取りにくいと言えるレベルで取れないです。一般的なイヤホンの倍のボリュームで同等の音量になると言えばわかりやすいでしょうか、冗談でも誇張でも無く本当にそのレベルです。手持ちのDAPでは満足な音が鳴ると思えたのがDX220MAXのみ、ポタアンでもThe Portaphile 627などを使用してやっと満足にな鳴らせる印象で非常に気難しいです。このイヤホンの購入を検討さている人は相当な環境を要求されと思っていたほうが良いと思います。ちなみに前項の写真のChord mojo+polyで鳴らしたときは低音域が再現されていない印象で鳴らせてない印象が強かったです。Mojoも駆動力は高いほうだと思うんだけどな(苦笑)
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おススメ度70点
4、静電ドライバによる高音域の質感はなかなか好印象。ただ極端な鳴らしにくさがあり、音も好みがかなり分かれるだろうというのが本音。
音はなかなか面白いです。特に高音域のスッキリとした音でありながら、情報量の多い実像感のある音は唯一無二な印象です。ただ、高音域のドライバだけ独立して耳に届くような感覚はちょっと独特で個人的にはまとまりがあまり良くなく思えましたし、極端な音量の取れなさ、鳴らしにくさも相まって大分気難しいイヤホンだなというのも本音のところですね。
再生環境にかなり厳しいイヤホンです。正直私の鳴らし方や、所持機材では力不足で印象を下げている可能性もあると思ってるくらいです。再生環境に自信のある方、「鳴らしにくいイヤホンを手なづけてやるぜ!」という気概のある人におススメのイヤホンです。玄人向け製品であることは間違いないと思います。正直今までレビューを書いてきた中で一番評価に迷ったイヤホンの1つです、、、w
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