メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2020年05月

TRN VXのレビュー

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TRN VXという7,986円で6BA1Dのハイブリッド構成イヤホンのレビューです。今回はTRN official storeさんからの依頼のためAli expressのリンクを貼っていますが、Amazonでも大差ない金額で買えるので好きなところから買ってください。

販売サイトは
こちら  In-Canal Earbuds Rankingはこちら 
特徴等
・6BA1D構成でありながら7986円と比較的安価
・筐体は金属で非常に造りが綺麗、色合いが絶妙でなかなか渋くて良い
・QDC 2pinタイプでリケーブル可能だが、何故か同社が出しているアップグレードケーブルはただの2pinなため使えなくは無いが見た目があまり良くなくなる。
・装着感はなかなか良好
・遮音性は一般的なカナルイヤホンの平均か、それより少し良いくらいという印象。電車などでの使用は全く問題ないだろう。

音質評価 89点 
・音はかなり良い、正直TRNのイヤホンは結構ハズレも引いてきたので期待していなかったのだが、今回のイヤホンは間違いなくアタリと言える。
・音の大まかな印象は「元気で明るい音でありながら、不自然にならず楽しく聴ける音絶妙なバランスのイヤホン。6BA1Dという構成でありながら不自然な音の濃さが無くそれでいて明瞭に高音域の刺激的な音がアクセントとして主張してくるのがとても気持ち良い。ボーカル帯域の高めの帯域が刺さりやすくなっていることだけはマイナスポイント。」
・音質は低音域寄りの軽いドンシャリ
・音場は広くも狭くも無くといった印象。
高音域は派手めの主張が強めな音を鳴らす。パッと聴きは派手さを感じるものの音のバランスとしてはそこまで強調感も無く自然な音に聞こえるのだが、ドラムのハイハット音等が適度にキラキラと鮮やかな音で耳に強めの主張をしてくる、刺激的でありながら不自然さを感じさせない絶妙なバランスである。刺さりを気にする人にはお勧めしにくいが、ある程度刺激的な高音域が許容できる人であれば非常に楽しめる質感の音である。
中音域は他の帯域と比べて少し控えめであるが、分離が良く他の音域に埋もれることは無い。ボーカルの質感は抜けが良く、ハッキリとした聴きやすい音になつているが、高めの音域のボーカルでは少し刺さりやすさを感じる印象がある。個人的には気にならない程度の刺さりなのだが、気になる人は気になるだろう。
低音域はサッパリとした分離の良い音を鳴らす。低音域はこのイヤホンで一番印象の良かったポイントで、ドライバ数が6BA1D構成となると、大抵のイヤホンは濃い音になり低音域は「面白い音はするのだが、、、しつこい」と感じるレベルの不自然な濃さになりがちなのだが、このイヤホンは情報力の多さは感じるものの違和感の無い、ハッキリとしつつクセの少ない低音を鳴らしてくれることが非常に好印象。基本的にドライバ数の多いイヤホンは良い印象を持たない事の多い私でも「こういうイヤホンならドライバ数多くても良いんだよな」と感じられるイヤホンである。
・相性の良い音源は、パワーメタル、メロディックデスメタル。明るいアニソンなど。高音域の煌びやかな音のアクセントが楽しいイヤホンなので、少しアップテンポで元気な音の音源と相性が良い。
・相性の悪い音源はバラード、カントリー、ジャズなど。ボーカルが主体となる音源や膨らむ低音域が求められる音源では、このイヤホンでもちゃんと聴けるが他の選択肢を探したほうがより良いと思える。
TRN VX
音のバランス
高音域□□□□■
中音域□□□□
低音域□□□□□

オススメ度 90点
・音質だけなら88点くらいだが、筐体のデザインの良さも含めてこの点数。正直TRNのイヤホンにあまり良い印象を持っていなかったので「TRNやれば出来るやん!」と思ったイヤホンである。
・「6BA1D構成で濃く鳴りすぎない、良い帯域バランスのイヤホン」というのが個人的なこのイヤホンの分かりやすい誉め言葉である。それでいてドライバ数が多いことが無駄になっているわけではなく、随所でアクセントとして主張してほしい音がハッキリと力感のある音で鳴ってくれる。とても聴いていて楽しいイヤホンである。
・元気な音のイヤホンが欲しい人、1万以下で単純になるべく良いイヤホンが欲しい人におススメしたいイヤホンである。

プレゼント企画当選者発表

プレゼント企画にご応募いただいた方々ありがとうございました。
今回はいつもより応募方法を面倒にしたので応募数はいつもの半分くればいいかなと思っていましたが、何だかんだで終わってみると374件の応募があり、いつもよりむしろ多いくらいの参加者となりました。

今回寄せられた応募に際するオーディオ環境の写真はTwitterで「#メタラーのヘッドホンブログプレゼント企画」で検索すると見られますので、是非眺めてみてください。色々な拘り環境が見られて面白いですよ。

また、今回もかなり多くの不正応募がありました。内容を細かく言うと対策されるので言いませんが、正直殆どが「お前アホか」と言いたくなるレベルのバレバレのもので正直呆れました(苦笑)うちのブログのプレゼント企画は大手サイトのプレゼント企画と違って商品の割には間違いなく倍率は低いです。不正して可能性を0にした挙句ブラックリスト入りするより、普通に応募して抽選に入ったほうが確実に得ですよ、と(苦笑)

間違えて送ってしまった後に「訂正です」みたいな感じで2通目のメールを送ってきた方は全て抽選有効となっていますので、そこはご安心ください。

ではプレゼントの当選者を発表します。
抽選はフリーソフトの抽選君にて行いました。(抽選君はこちら

A賞 @Sor08_様 ・HIFIMAN RE800 Silver
・ZIKU HD-X10
・NICEHCK B40
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど
B賞 @KOMA_EDF 様 ・HIFIMAN RE800 Silver
・NICEHCK DB3
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・Cayin C5
・Yinyoo YYX-4862 MMCXケーブル
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど
C賞 
@tsZ様
・Shanling M0
・NICEHCK NX7PRO
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど
D賞 @UBON_K様 ・Sabaj PHA-3
・ONKYO ED-PHON3S IRON MAIDEN
・NICEHCK DB3
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど 
E賞 @Bozu1975様 ・BLON Audition
・FAN ACOUSTICS リケーブル
・NICEHCK DB3
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど 
F賞 @Flak_様 ・Vsonic GR09
・FAN ACOUSTICS リケーブル
・NICEHCK B40
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど 
G賞 @GungnirZero様

・ortofon O-One
・Nuarl NT01L-NV
・Jawbone Mini Jambox
・NICEHCK B40
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど 
H賞@TTakufit様
・Blue MO-FI
・Creative Muvo 2c
・Audio technica AT-PHA50BT 
・NICEHCK B40
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど 
I賞@aries_enola様
・Shanling M5
・ブルガリア製鉛メッキ銅 8芯 mmcx 4.4mm
・Addiction mkV
・シルク巻スズメッキ線(ソ連ビンテージ) 
・FAN ACOUSTICS リケーブル
・NICEHCK 8芯エナメル銅線
・Xiaofanケーブル
・Sudio VASA BLA
・NICEHCK DB3
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど 
J賞@raigou4様
・Flang V5
・Creative Muvo 2c
・ブルガリア製銀メッキ銅 8芯 mmcx 4.4mm
・Addiction mkV
・シルク巻スズメッキ線(ソ連ビンテージ) 
・FAN ACOUSTICS リケーブル 2本
・Xiaofanケーブル 2本
・ACOUSTIC REVIVE REC-130SH 
・NICEHCK B40
・KZ BA10 
・GeekWood GK3
・丸七 イヤピース 
・丸七防塵プラグ 防塵太郎
・その他イヤホンケースなど  

以上となります。今回はTwitterでの応募が8割近かったので、当選者も全員Twitterで応募された方になりました。

当選者の方には後程こちらからメールをお送りします。
あと、、、まだ梱包もしていない状況なので発送はのんびり待ってください(苦笑)
沢山のご応募ありがとうございました。

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いつもなら応募頂いたメールに対してコメントを返していくのですが、正直今回はまだ全部のメールには目を通せていません。後程ゆっくりと見させていただこうと思います。

KZ-S2のレビュー(注意)

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https://camp-fire.jp/projects/view/24806
KZ-S2という現在CampFireにて販売されているイヤホンのレビュー、、、ではありません。
今回はどうしようかなーと思ったのですが、個人的にちょっと危機感を覚えたので書いています。

今回のこちらのイヤホンは日本での技適認証が取れているかのように記載してクラウドファンディングを行っていますが、レビュアーに配られたサンプルでは技適の記載が一切ありません。Campfireのクラウドファンディングサイトに書かれている技適の番号はKZの過去製品の技適番号で全く関係の無いものです。

一応記載自体に問題はあるものの出資者にはちゃんと技適のあるものが届く可能性はあります。しかし、現状この件について問い合わせをしていますが、回答は得られていません。レビュー依頼元のLS AUDIOさんのほうでも問い合わせをしてもらっているのですが、確証の持てる情報を貰えていないとのことでした。LS Audioさんは真面目に対応してくださっており、こういった記事を掲載することも了承してくれており、個人的に信頼しています。

個人的に技適なんて制度はクソ食らえだと思っています。技適の無い製品のレビューを書くこと自体も正直別に問題があるとは思っていません。ただ、今回のように「技適があると宣伝しておきながら、技適が無い可能性が高い」製品に関しては流石にそこをスルーしてレビューするのは違うだろうという思いから記事にしています。
こういう記事を公開するか悩んだんですがKZ S2に関する先行レビューがどんどんあがりはじめていて、こういう状況を知らないで出資する人が増える可能性をスルーするというのは、ちょっと個人的には無いなと思っています。

満足な回答がもらえたら記事を削除したいと思います。

これから出資される方はこういう懸念のある製品だと理解した上で出資していただけたらと思います。個人的には技適に関しては正直大して気にするような問題ではないと思いますし、知った上で出資することを止める気は全くないです。

色々な批判もあると思いますが、私なりに考えた末の結論です。
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