メタラーのヘッドホンブログ〈PR〉

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2019年01月

Victor JVC HA-FW10000のレビュー

20181223_20134120181223_201413 (1)20181223_20151920181223_201657
Victor JVC HA-FW10000という現在173,016円で販売されているダイナミック一発構成のイヤホンのレビューです。

販売サイトこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら 

特徴等
・ダイナミック1発構成で、ドライバの振動版にはカーボン+ウッドを採用
・ドライバの固定にはチタンを採用
・ハウジングは日本産の楓を削り出したもの
・装着感は個人的には悪くないが人は選ぶと思われる。ハウジングが大きめであるため耳の小さな人は要注意かも
・音漏れ、遮音性はあまり良くない。音漏れはそこまで無いが、遮音性は大分低くRE2000等と同等かそれ以下くらいの遮音性と思っていい、電車でそれなりの音量で聴いていても車内アナウンスが聞き取れるほどなので、電車内では本来の音では聴けてない印象がある(電車内で聴いていても十分良い音ではあるが)

音質評価 100点 
・音質はかなり素晴らしい。約20万円とかなり高価なイヤホンでありながら、全くその値段を高いと思わせない非常に満足度の高い音を鳴らす
・音のま大まかな印象は「非常にナチュラルで抜けの良い音を鳴らす。どんな音源を聴いても自然でクセの無い音を聴かせてくれ、どんな音源でも100点に限りなく近い音を鳴らしてくれる万能機。特に音の抜け、伸びの良さは特筆できるものであり、開放ヘッドホンを聴いているかのような伸びやかで窮屈感の無い素晴らしい音を鳴らす。」
・音場は広め、とても自然に伸びていく音場で大きさの制約の無い自然な音場を形成してくれる
・音の傾向はかなりフラット、厳密にいえば少し高音域寄りか
・このイヤホンの特徴は非常にナチュラルな音を鳴らしてくれるため、良い意味で音の特徴といったものはあまり感じにくいところ。厳密に聴いていけば各帯域の質感の良さが随所に感じられるのだが、そういった個々の帯域の特徴を忘れて純粋にトータルバランスとしての「良い音」を非常に自然な形で提示してくれる。
高音域は非常に伸びやかで綺麗な音を鳴らす。とても明瞭な音でありながら音の伸びの良さからドラムシンバルのような耳に付く音域も自然な嫌味の無い音で鳴らしてくれる。音の伸びやかさとナチュラルさから生楽器の演奏とも非常に相性が良く、オーケストラ音源での金管楽器や弦楽器の音の余韻の美しさが非常に生々しく強調感の無い音で再生される、イヤホンでここまでクラシック音源を聴きごたえのある音で再生してくれる物が出てきたということは非常に驚きである(基本的にオーケストラはイヤホンで聴くものでは無いと思っているほうなので)
中音域は高音域と同様非常に伸びやかで自然な音を鳴らす。ボーカル帯域で聴きごたえのある音というと、良くも悪くも音場を広くしたり、余韻を強調することで音のアクセントを強く感じられるようなチューニングをしているものが多いが、このイヤホンは味付けの無い純粋な音の解像度と音の質感の高さ等の総合的な質の高さから音の魅力を最大限に生かしている印象である。特に音の伸びやかさが素晴らしく、ボーカルの音がどうこうというよりは「このボーカルこんなに上手かったんだな」と音情報量の多さから音源の魅力を高めて再確認させてくれるようなクオリティの高さを体感させてくれる。
低音域は解像度が高く分離の良い音を自然な強調感の無い音で鳴らしてくれる。音の分離は非常に素晴らしくテクニカルデスメタル音源も全く問題なく再生してくれる。音の質感も非常に良く、深みのあるベースの音はしっかりと深みのある音で鳴らし、ソリッドなドラムの連打はソリッドな音で鳴らす音源に含まれた低音域の質感をあるがままに耳に届けてくれる。低音域で特に印象的だったのが、ハリのある音をしっかりと再現しており、今まであまり意識していなかったドラムやベースの音のバンドごとのの音造りの違いを意識せずとも感じ取れるような質感の高い音を鳴らす。
・相性の良い音源は基本的に何でも合うが、特にクラシック、オーケストラ等の生楽器系の音源では圧巻と言えるほどの音を鳴らしくれる。またボーカルの表現力も素晴らしいので、メロディックスピードメタル、パワーメタルやバラード音源とも非常に相性が良い
・相性の悪い音源は基本的に無いが、低音域の量感を強く求めるような音源は非常にナチュラルな音造りのこのイヤホンでは少し物足りなさを感じるかもしれない(質の高いイコライザで低音を持ち上げれば問題ないだろうけど)
HA-FW10000
音のバランス
高音域□□□□□
中音域□□□□□
低音域□□□□■

オススメ度 95点
・単純な音質で言えば100点を付けて良いくらいの素晴らしさのあるイヤホンであるが、遮音性の低さから電車等で使用する場合は魅力が減ってしまうことを考慮してこの点数。これで遮音性さえ問題無ければ本当に最強のイヤホンと言えたのだが、、、惜しい
・高級イヤホンを試聴して「何だこの程度の音か」と思うことが多かった人にこそ聴いてほしいイヤホンであり、20万円近い価格も高くないどころか安く感じるほどの魅力の詰まった機種である。このイヤホンの出現のおかげでクオリティの低い高級イヤホンの淘汰が進み、平均クオリティが一気に上がりそうな気がするほどの名機である。
・これより高い価格のイヤホンも含めて、現状の高級イヤホンの中で間違いなく頂点であると言える名機である。今までの高級イヤホンに首をかしげることが多かった人にほど聴いてほしい実力を持ったイヤホン。

TENHZ T5のレビュー〈PR〉

20181231_17465820181231_17475720181231_17485420181231_174946
TENHZ T5という現在18,000円にて販売されている5BAドライバイヤホンのレビューです。
初めに言っておきますがかなり低い評価になります。依頼を頂いたLS AUDIOさんに「販売店の信頼アップにも繋がると思うのでかなり低い評価になるが、ありのままのレビューを掲載して問題無いか」と確認したところ、全く問題ないとのことで今回のレビューを掲載しています。

販売サイトこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら 

特徴等
・5BA構成のイヤホンで、低域1、中域1、高音域3の構成
・MMCXリケーブル仕様
・シェルの造りは非常に綺麗で背面のラメも主張し過ぎずデザインや造りの面での印象は良い。
・遮音性、音漏れ体制はカナルイヤホンとしては平均的か少し優れるている印象、音抜け穴の無いBAのみのイヤホンなので音漏れ等は基本的には気にする必要は無いだろう

音質評価 □□ 20点 
・音質は正直ヒドイ、あまりに変な音なので故障を疑ったほど(確認としてもう一台を貸して貰いましたが、どちらもほぼ同じ音なのでこの音で正しいらしい)
・音のま大まかな印象は「ボーカルの違和感が全てを台無しにする音。簡単に言えばイヤホンジャックを半挿しにしたり、GND線が切れてしまった時の音にかなり近い。インスト音源等を聴くと個々の音域では質の良さを感じられる面もあるのだが、テレビ音声を聴くだけでも違和感を覚えるこの中音域の再現性は流石に好意的には見れない」
・メーカーとしては「今回はアーティストチューニングでわざと音場を後ろに調整した」とのことなので、あくまで意図した音造りとのこと(個人的にはかなり印象が良くないが)
・音場は広め、というより逆位相のような少し飽和気味の音。
・音の傾向は高音域寄り
高音域は透き通った綺麗な音を鳴らす。中音域が合わさると高音域も釣られて不自然な音に感じてしまうが、中音域の少ない場面では高音域のドライバが綺麗な音を奏でてくれていることがわかり、高音域単体の質感で言えば決して同価格帯と比較しても悪いものではない。音の刺さりも少なく、適度に鮮やかで煌びやかな音を鳴らしてくれ高音域の印象は個人的には悪くない。
中音域は非常に違和感のある音を鳴らす。簡単に言えば中音域のドライバだけ位相が反転していたり接触が間違っているのではないか?と思ってしまうような音が鳴る。ボーカルは非常に広い、というよりは無理やり広げて飽和しており、1人のボーカルなのに2、3人で歌っているような変なリバーブ、残響感がある。ボーカルはとても遠く、音量としては十分鳴っているのだがかなり遠くからメガホンを使って歌っているような非常に違和感のある音を鳴らす。この音の違和感は音楽を聴く時だけでなく、ただの会話音声を聴くだけでも非常に違和感を強く持つ音であり、テレビのトーク番組を見ているだけでも違和感を強く覚えてしまうほどといえば、どの程度強い違和感なのかを理解していただけるだろう。
低音域は広がりのある少し飽和気味の音を鳴らす。音の質としては非常に軽くバスドラムのドンという音がポンポンと力の無い音で鳴っている印象で、こちらも中音域同様違和感のある音になっている。低音域の迫力はまるで感じられない、というよりは低音域が鳴っているのかも怪しいというレベルである。中音域の違和感に釣られないようなインストの音源を聴いても低音域の違和感は強く、イコライザで低音域をカットしたかのような音が再生される。正直言ってこれは何が何やら、、、聴いていて少し混乱するレベルの音である。
・相性の良い音源は基本的に無いが、かろうじて言えばボーカルの無いインスト音源であればある程度聴けるだろう。
・相性の悪い音源は基本的に全部というほどだが、ボーカルの音域が一般的では無いおかげかデスメタル音源は他より違和感は少なく聴ける

TENHZ T5

音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□
低音域□■

オススメ度□■ 10点
・ハッキリ言って全くオススメしない機種である。一応個々の帯域の質では悪くない場面もあるが、中音域の違和感が全てを台無しにする。メーカーとしては意図して作ったチューニングらしいので、合う人には合うのかもしれないが私としては全く評価出来ないレベルのイヤホンである。
・音の評価以前に故障を疑ってしまうレベルの音というのが私の印象を一番率直に伝えられると思う、正直確認用にもう一台を貸してもらい2台の音を確認してもまだ「2台とも壊れてるだけじゃ」と思っているほどである。
・TENHZのイヤホンは全体的に印象は悪くなく、好印象なイヤホンもいくつもあっただけに今回は「急にどうした?」と思ってしまうほどであった。
・個人的には申し訳ないが完全にチューニングミス、地雷としか言いようがない機種。

トレーダーの福袋買ってきました&今年もよろしくお願いします。 雑記

新年になりましたね。今年も低クオリティで適当なレビューサイトを気軽に運営していく所存ですので、暇なときにお付き合い頂けたら幸いです。

新年になるとやはり買いたくなるのが福袋。大抵の店は在庫処分の詰め合わせでろくな物が入っていませんが、オーディオ系はちょくちょくアタリの福袋も存在しており、私が昨年購入したトレーダーの中古オーディオ福袋は5万円で状態の良いCampfire Audio LYRA IIとCHORD Mojoが入っていたりと今年も期待できそうでしたので元旦から狙ってみました。
20190101_08133320190101_091523
昨年は一番高い福袋が5万円だったのに対し今年は10万円と大分上がり、期待もその分高まっていたのですが残念ながら10万円の福袋は間に合わず購入出来ず、代わりに「同メーカーセット袋 5万円」を購入してみました。去年は開店ちょい前に行っても余裕で変えたのに今年は開店2時間以上前から並んでも残り2つほどしか残って居なかったですし、去年の内容が良かったこともあり自分以外の方の期待値もかなり高まっていることが伺えます。
20190101_100614 (1)20190101_100702
「同メーカーセット袋 5万円」の内容がこちらになります。
・Acoustic Research AR-M2
・Acoustic Research AR-E10
うーーーーん。定価で考えれば結構行きますけど、正直中古相場的には普通にこれ以下の値段で買えそうな(苦笑)ですが、商品の状態は非常に良いほうでしたので、それを考えればアリかな?去年の印象が良すぎたので、正直肩透かしを食らった感はありましたが、まぁそれなりの内容でした。

で、本来はここで終わるはずだったのですが、暫くしてもう一度お店に寄ると買えなかった10万円の福袋が置かれており、話を聞くと整理券を貰った人がキャンセルをされたそうで残ってしまったそう。店員さんに伺ったところ本来は1人1袋とのことでしたが、キャンセル品なので購入しても問題無いとのことなので、ここまで来たら買うかと買ってみました。(迷惑になるから福袋の整理券貰っといてキャンセルとかはやめましょうね)
20190101_145126 (1)20190101_145230
「大盤振る舞い袋B 10万円」の内容がこちら
・FitEar fitear
・Astell&Kern AK70 MKII Noir Black
・Venturecraft Soundroid Vantam
うーーーーーーーーん、これも普通に中古でこれ以下の値段で揃えられそうな内容(苦笑)特にVenturecraft Soundroid Vantamは今ではほぼ値段の付かない製品だし、個人的にも非常に印象の悪いメーカーなので新年早々苦笑いをしてしまいましたw 正直個人的には期待外れな内容でしたが、まぁ去年の福袋でかなりいい思いをさせて貰ったし、価格相応な内容ではあったのでプラマイゼロって感じですかねw でも来年の購入はちょっと消極的かな、、、w 

-----------------------------------------------------------------------------
・福袋関連はTwitterで開封速報を色々と見ていましたが、印象としては今年はEイヤホンはかなり気合の入った内容になっていたようでしたね、当たらなくても抽選券だけでも貰っておけばよかったなと少し後悔しました。それに対してフジヤエービックのほうは、、、かなり内容的に期待外れ扱いされているものを見かけましたし個人的にも??という内容でした。少なくとも「表記と違うじゃん」と多くの人から突っ込みが入るような内容の物が結構あったのは「いくら何でも、、、」という印象でした。Twitterでも「高級袋は完売したけど安いのは多少残っています」なんて昼前にツイートをしていたのに、14時ぐらい店頭に行って張り出されているリストを確認した限りでは高級福袋も半分近く売れ残っているようでしたし、何というか最近のフジヤって本当対応の誠実さが欠落してきているよなぁと思ってしまいました。2、3年前は丁寧すぎるくらいの対応の良い店という印象だったのに、ここ数年で本当に良くない方向への変化が凄いなぁという印象が多々あり残念な限り。
20181223_20141320181217_001303
・昨年末にVictor HA-FW10000とFinal PianoForteⅩを購入しました。
Victor HA-FW10000は非常に音は好印象だったものの約20万円という価格がネックで買う予定は無かったのですが、Paypayの100億円キャンペーンに乗せられてビックカメラで買ってしまいました。まさか入荷未定機種の予約でもキャンペーン対象にしてもらえるとは、有難いような財布的にはやめてほしかったようなw音質は非常に良く、手持ちイヤホンでもRE2000と並ぶ間違いなくトップクラスの音を鳴らしてくれる名機だと思います。ただ遮音性はRE2000と同じくらい低いので電車で使うと本来の良さが発揮し難いのが惜しい
Final PianoForteⅩも買う気は全然無かったのですが、年末に秋葉原のヨドバシカメラで半額セール品として売られていたので買ってしまいました。音は、、、やっぱり独特ですね、音のレンジは狭いし、帯域によっては歪み感もあるにも関わらず、音の響きの心地よさから何か嫌いになれない不思議な音を鳴らすイヤホンです。まぁ他人にお勧めするかと言われたら全然しません(笑)

・今年ものんびりとレビューを書いていく予定です。近々LZ A6、LZ A6mini、KZ ZS7、TENHZ T5等のレビューを書いていく予定ですし、去年書く予定だったものの色々あって今年に持ち込みになったものをいくつかありますので、徐々に更新していこうと思います。他レビューサイト様より圧倒的にクオリティ面では劣る当ブログですが、まぁ今後も期待せず低い期待値のまま覗きに来ていただければ私としては幸いですwあんまプレッシャー感じてまでやりたく無いんですよね、この程度の趣味のブログですので(苦笑)

そんな感じで、今年もよろしくお願いします。

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
記事検索
メールアドレス
ご意見ご要望等は
headphone.metal.blog
@gmail.comにお願いします

レビュー依頼等も受け付けておりますが、高評価を前提とするものは予めお断りします
読者登録
LINE読者登録QRコード
  • ライブドアブログ