メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2018年10月

10月27日(土) ヘッドホン祭オフ会 18時~21時 (再掲)

会場 中野サンプラザ 研修室⑧(7階) 
日時 10月27日(土)18時~21時 
参加費500円 
参加を希望される方はこちらのTwiplaよりご登録をお願いします。Twitterアカウントをお持ちでない方は私のメールアドレス「headphone.metal.blog@gmail.com」にご連絡ください。

中野で行われる秋のヘッドホン祭の後のオフ会を予定しています。会場はヘッドホン祭の会場と同じ中野サンプラザ内の会議室を借りましたのでエレベーターに乗るだけでオフ会に参加可能となります。
今回は申し訳ありませんが場所代として参加費500円を徴収します。それ以外の金額は一切かかりませんのでご安心ください。

Twiplaの参加登録は大まかな人数把握と参加者間の交流を円滑にするために行っているものであり、当日の体調不良や急用でドタキャンになったとしても全く問題ありませんので「行けたら行く」くらいの気持ちで参加登録をして頂けたらと思います。

飲み会ではありませんので、年齢は関係なく未成年の方の参加も歓迎致します。
当日の飛び入り参加も歓迎しますが、会場人数に制約があるため出来る限りは事前登録をお願いします(来て頂いて定員オーバーだからとお帰り頂く事になったら申し訳ないので)
特に私が仕切ってどうこうという事は無いので、場所を提供するので勝手に喋って、自分の手持ち機材を聴かせ合ってと自由にしてくださいというゆるい会にしたいと思っています。

禁止、注意事項
アルコール、食べ物の持ち込み 禁止(アルコール以外の飲み物は持ち込み可)
会場内での喫煙 禁止
会場内での食事 禁止
上記は会場にて禁止されている行為で、実際にやられてしまうと追加料金や違約金を取られてしまうので明確に禁止とさせていただきます。
また、所持品の管理は自己責任でお願いします。仮に盗難等が起きた際に主催者は一切の責任を負いませんので、しっかりと注意するようにお願いします。(最近イベントでの盗難が増えていますので)

Q&A
Q、初心者でも参加できますか?大したものを所持していませんが参加しても平気ですか?
A、初心者の方でも未成年の方でもご年配の方でも、誰でも歓迎します。また、ポータブルオーディオの方々は、自分の手持ち機材を聴いてもらいたいという方が多いので、手ぶらで聴き専として来ても全く問題無いと思います。
Q、途中退出、途中参加は可能ですか?
A、可能ですが申し訳ありませんが参加費は一律500円を徴収します。

企業関係者様へ
過去のオフ会でHCKのイヤホンケースと伊藤屋国際のスマホリングと七福神商事提供のAuneゴムバンドといったノベルティ品を配布したところ非常に好評でしたので、オフ会にノベルティを置きたいという企業が居ればご連絡ください。
オフ会に試聴機を置くことも可能です。詳細や相談は当方のブログに記載されているメールアドレスかTwitterのほうにご連絡を頂ければと思います。
また、出展企業関係者の方もオフ会への参加は可能ですが、参加費の500円は同じく徴収しますのでご了承ください。
展示予定貸し出し試聴機(随時更新)
HIFIMAN JAPAN様より
①R2R2000 (改良版)
の試聴機を貸して頂けることが決まりました。どこが変わったのかは私も聞かされていませんが、UIとかが変わるのかな?前回の状態でも音は非常に良いDAPだったので個人的にも気になります。
S'NEXT様より
Earsonics
②Final
の試聴機を持参していただけることが決まりました。持参して参加頂けるようですので、ヘッドホン祭終了の時間となる19時以降から展示と思って頂くといいと思います。
七福神商事様より
①SENDIY AIYAイヤホン&ヘッドホン
を持参して頂けることが決まりました。ヘッドホン祭にて新製品発表会を開催後にSENDIYとTanchjimの方と一緒にオフ会に参加してくださる予定とのことです。また、これ以外にも色々なものを持参してくだる予定とのことです個人的にも非常に楽しみにしております。
NiceHCK 様より
①NICEHCK NK10
②NICEHCK EB2
こちらを試聴機として展示します。特にHCK NK10は聴かせてほしいという要望が多かったので、是非お試しください。 
Kinboofi様より
①KBF MK4
②KBF F60
の試聴機を貸して頂けることが決まりました。特にKBF MK4は既に上がってるレビューでも非常に高評価のところが多いモデルですので個人的にも楽しみです。
634EARS様より
①634EARS ROAK
NUTS改良試作機
③89-634(木材:リオグランデパリサンダー)
の試聴機を貸して頂けることに決まりました。特に関東圏では聴ける機会の少ない製品ですので個人的にも楽しみにしています。
配布予定ノベルティ(随時更新)
NiceHCK 様より
①HCKロゴ入りイヤホンケース
Kinboofi様より
①イヤーピースセット
七福神商事様より 
①Auneゴムバンド
HIFIMAN JAPAN様より
①HIFIMANロゴ入りUSBメモリ

オフ会についての私の考え方や流れについてはこちらをご覧くださいhttp://blog.livedoor.jp/headphone_metal/archives/52397744.html
質問等があればお気軽に私のブログに記載されているメールアドレスやTwitterから連絡して頂ければと思います

Sabaj PHA3のレビュー

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Sabaj PHA3という据え置き真空管ヘッドホンアンプのレビューです。PHA3という型番だとSONYのPHA3があるのでポータブルにも使えるような勘違いをしそうですが、こちらは完全に据え置きのヘッドホンアンプになります。価格は現在Amazonにて6199円にて販売されています。
販売サイトはこちら 

最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。
良い点
・6199円という安価でありながら、きちんと真空管の音を楽しめる
・真空管の温め時間のために電源を入れてから10秒ほどは音が出ないと、安価でありながら細かい気配りがある。
・真空管はソケット式になっており交換可能(標準は6J9の中国管)
・入力はRCAとステレオミニの2系統があり、据え置きアンプでありながらポターブル製品との組み合わせもしやすい
悪い点

・真空管は下部から赤色LEDで照らされているため、真空管本来の淡い光の情緒は楽しめない(たまにある青色のLED入ってる物とかよりは全然いいが)
・真空管アンプの大抵がそうなのだが、解像度はどうしても多少下がる

ではここからは詳細なレポを書いていきます。
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1、音質は真空管らしい暖かみのあるゆったりとした音でなかなか良い。
音質はなかなか良いです。真空管アンプで全体的に音がゆったりとする傾向の製品なので、どうしても音の解像度は多少下がるのですが、真空管らしい中、低音域に厚みがあり余韻の気持ちいい、ゆったりと聴き入りたくなるような優しい音を奏でてくれます。
低価格の真空管アンプというと結構「偽装真空管アンプ」というものがあり、スピーカーアンプでも真空管は光っているだけで実際はただのデジタルアンプだったというケースもあるのですが、この製品はきちんと真空管を叩くとマイクロフォニックノイズという「カーン」という音が乗り、真空管を外した状態では音の出ない、真っ当な真空管の音を楽しめるアンプですので安心して使えます。
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3、真空管の暖め時間のため電源を入れてから10秒ほどは音が出ない等、低価格ながら真っ当な真空管アンプ。ただ赤色LEDの演出は個人的には過剰。
真空管は暖まるのに時間がかかるため、電源を入れてから数秒は音が歪んでしまいます。そんなことは気にせず電源を入れた瞬間から歪んだ音を出している真空管アンプも多い中、このアンプは電源投入後10秒ほどは電源LEDが点滅し音も鳴らないようになっており非常に関心しました。1万円を切る真空管アンプでこういった気の利いた仕様の真空管アンプを出してくるのは非常に印象がいいです。
ただ、写真にもあるように真空管は下部から赤色のLEDで照らされているため、本来の真空管の淡い趣のある光を楽しみたい人には演出過剰となってしまいます。大抵の低価格な真空管アンプはLEDの演出があり、物によっては青LEDと真空管とは全く関係ない色で照らす物もあり、真空管の光だけでも十分美しいだけに少し勿体なさを感じます。
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3、駆動力はそれなり。鳴らしにくいヘッドホンは無理だがMDR-Z7は意外と不満の無い音を鳴らしてくれた。
駆動力はそれなりです。同価格帯の真空管以外のヘッドホンアンプと比べると流石に劣ってしまうと思うのですが、予想していたよりは駆動力はある印象で手持ちのMDR-Z7で試聴してみたところ、低音域の張りはもう少し駆動力が必要なのかな?という印象はあるものの、広がりのある包まれるような暖かみのある音を鳴らしてくれて好印象でした。正直1万以下の真空管ヘッドホンアンプでこれだけ真空管らしさを楽しめるというだけで非常に貴重な存在かなと思います。
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4、真空管を交換して音質の変化を楽しむことが可能。(6J9真空管)
真空管の楽しみの一つは何といっても真空管を交換しての音の傾向を変えられることです。こちらのアンプも低価格でありながら真空管はソケット式になっており簡単に交換することが出来ますので6J9と互換性のある真空管を色々と付け替えることが出来ます。真空管は安いものから高いものまで様々ですが、意外と高ければ良いというものでもなく安価で1本数百円で買った真空管がやたら音が良いという事も大いにあるジャンルですので、標準の中国管の音も趣があって良いのですが、色々な真空管の音の可能性を探ってみるのも楽しいかなと思います。
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5、細かいところまで気が利く真面目な真空管ヘッドホンアンプ
低価格真空管ヘッドホンアンプですが、きちんと真空管の暖め時間が考慮されていたり、RCAとステレオミニ入力があるためDAPと繋いだりしやすかったりと、意外なほど丁寧に考えて作られた真空管アンプだなという印象でした。流石に高級な真空管ヘッドホンアンプと比べたらそれなりの差はありますが「真空管の音ってどんな音なんだろう?」と興味を持った人に真空管の良さを感じてもらうための入門機としては十分過ぎる良さを持った製品だと思います。
是非、真空管の音に関心のある方や、ゆくゆくは真空管の交換まで視野に入れてドップリ真空管を楽しみたい方の最初の1台として是非検討してほしい製品です。こういう言い方は適切では無いかもしれませんが、本当に意外なくらい真面目に作られた真空管ヘッドホンアンプだと思いますw

NiceHCK EB2のレビュー

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NiceHCK EB2というインナーイヤーのイヤホンです。現在32.99ドルにて販売されている製品になりますが、いつもの合言葉「METAL」を伝えて頂くと26.99ドルにて購入が可能となります。
販売サイトはこちら 割引方法はこちら Earbuds Rankingはこちら

特徴等
・14.8mm PEK振動版を採用したダイナミックドライバを使用
・ケーブルは銀メッキOFCケーブルを使用
・装着感はなかなか良好、筐体が軽く耳への収まりが良いので長時間の使用も全く問題なく耳から落ちてくることも無い
・音漏れ、遮音性はインナーイヤーとしては平均的、音漏れに関してカナルと比較するのは酷だが一般的なインナーイヤーと同等の注意で十分だろう

音質評価 □□□□ 98点
・音は非常に良い、26.99ドルという値段でこの音質なら文句なしに手放しで絶賛出来る素晴らしい魅力がある。
・一番印象の良かったイヤーパッド無し状態の音を基準として書く
・音の大まかな印象は「高音域のキラキラとした煌びやかな音が際立つ、非常にスッキリとした綺麗な音のイヤホン。全体的に文句なく素晴らしいと言える音であるが、特に高音域の煌びやかさと、明瞭でありながら耳に付かない自然さは同価格帯の中でも抜きん出た音であると断言できる」
・音の傾向は軽く高音域寄りのドンシャリ
・音場は広くも狭くもなくといった印象
高音域は非常に明瞭で鮮烈な煌びやかな音を鳴らす。音の傾向としてはMoonDrop Liebesleidの高音域の煌びやかさと似ており、流石に音の余韻の美しさや鮮烈さでは数歩及ばないが、低価格帯のイヤホンでここまでの質の高い高音域が出るかと驚かされたほど。非常に明瞭でしっかりと主張してくる高音域ではあるが、音の刺さりは殆ど感じられず明瞭でありながら音の抜けの良さもきちんと感じさせてくれ、音の質がタイトな傾向であることからどんな音源にも上手く対応してくれる正に万能機という音になっている。 
中音域は特に凹むことなく鳴る。ボーカル帯域はタイトで癖のない音を鳴らし、高級機のような音の余韻まで魅力を感じられるような音ではないが、スッキリとした癖のない音を淡々と鳴らしてくれ非常に好印象。
低音域はスッキリと硬質でタイトな音を鳴らしてくれる。あまり低音域の量感は少な目だが、意外なほど重低音の下支えはしっかりしているようで低音域の軽さはあまり感じず、ロックやメタルといった音源も不満なく聴くことが出来るが、流石にデスメタル系のようなガツンと低音を聴かせる音源では少し腰高感があった。(穴あきイヤーパッド等を使う事で低音域の量感は改善するが、その変わりに全体の音の硬質さが損なわれ少し緩い音になる印象があったので、どちらにせよデスメタルとの相性はあまり良くない印象)
・とてもタイトで硬質な音を鳴らしてくれるため、どんな音源とも相性を選びにくく、ドラムやベースの音を淡々と質の高い音で鳴らしてくれる。
・音の分離は非常に良く過度に音の分離を要求するテクニカルデスメタル音源でも音の被りを感じさせずに聴くことができたCryptopsy two pound torchにて確認)
・相性の良い音源はスラッシュメタル、メロディックデスメタル、ジャーマンメタル、ポップス、明るいアニソン等。高音域の煌びやかさが非常に印象的なイヤホンなので、高音域にアクセントのある音源や、タイトで硬質な音を鳴らしてくれることから、スラッシュメタルのような疾走感のある音源とも相性が良い。
・相性の悪い音源はデスメタル、ハードロック等の低音域の力感や迫力を求める音源では腰高に感じる面があり相性はあまり良くない(イヤーパッドの使用である程度は改善される)
HCK EB2
音のバランス (イヤーパッド無し)
高音域□□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□
音のバランス (穴空きイヤーパッド装着時)
高音域□□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□■

オススメ度□□□□□ 99点
・低価格インナーイヤーの定番機になり得る非常に素晴らしい実力を持った名機であると断言できる製品であり、私のように煌びやかな高音域を重視する人には是非検討してほしい逸品。
・HCKのイヤホンだからこんなに推しているんだろうと言われそうだが、HCKのオリジナルイヤホンは今までアタリと思える物はいくつかあったが、ここまで絶賛出来るほどの物は無かった印象で、むしろDT500G1Sのような「ん??」となる物も多かった。しかし、今回のEB2は個人的には間違いなく大当たりといえる製品である。
・勿論インナーイヤーの最高級機あたりと比較をすればそれなりに差はあるが、それでも26ドルという価格でここまで魅力的な高音域を鳴らしてくれるイヤホンは他にそうは無く、インナーイヤーの入門機として強くお勧めしたい一台。
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