メタラーのヘッドホンブログ

ヘッドホンやイヤホン集めが趣味のメタラーのブログです。

2018年08月

SMSL VMV D1のレビュー

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SMSL VMV  D1という現在142,227円にて販売されているSMSLのフラグシップDACになります。SMSLは低価格のDAC、スピーカーアンプ等で有名なメーカーで私も過去にSMSL Sanskritを使っておりかなり印象も良かったのですが、今回まさかのフラグシップDACを出してきました。
「コストパフォーマンスに優れた製品を出すメーカーが、本気の高級機を出したら凄いことになるんじゃないか」というのは結構多くの人が思うところだと思うものの、実際は高級機は採算が取れず実現しないケースが多いものですが、今回のSMSLは正にそういった思いに応える製品じゃないかなと思います。
販売サイトはこちら

前置きはここまでにしておいてレビューに入りたいと思います。
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最初に良い点と悪い点を簡単にまとめておきます。
良い点
・DACチップにESSの最上位ES9038PROをデュアルで使用
・電源が分離されており、電源部にはNORATELのトロイダルトランスを採用
・音質は文句なしに素晴らしい、非常に解像度が高く音の隅々まで見通せるパッと聴きでも違いの分かる質の高い音
・DACフィルターの変更だけではない音質の変更が機能があり、真空管ライクなサウンド等が選べて遊び心がある
・音量は固定と可変が選べ、プリアンプ無しでパワーアンプに繋ぐことも可能
悪い点

・操作を全てリモコンで行わないといきないため、本体のみだと何も操作出来ない(私の勘違いでした本体のボタンで電源オン、オフ、入力の切り替えが可能です)
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1、音質は非常に良好。ES9038PRO×2を採用したおかげか解像度の高さがダントツ
音質は文句なしに良いです。今まで使っていたAune S16も非常に良いDACだっただけにそこまで変化があるかなと心配しましたが、ES9038PROをデュアルで使用しているおかげなのか解像度の高さが一聴してわかるほど優れています。「解像度の高い音」というと音のエッジのキツイ派手な音だったり、小奇麗なつまらない音を想像しがちですが、そういったまがいものの高解像度ではなく、純粋に音の粒立ちの良さがしっかりと感じられる真っ当な解像度の高い音が鳴ります。例えば映像でも色を派手にして輪郭を強調したフルHDと、何の加工もしていない4Kでは強調したフルHDのほうが鮮やかに見えたりしますがそれは高解像度ではありません。このDACはそういったまやかしの高解像度ではなく、真っ当な高解像度、高精細さが音から感じられます。
音の傾向としては癖が少なく、帯域ごとに非常に忠実な音を鳴らしてくれる印象です。音の分離が非常によく、テクニカルデスメタル等の手数の多い音源でも、演奏の音数は当然としながら録音のノイズにも気付ける程の今まで体感したことが無い余裕のある音を鳴らしてくれます。録音のノイズにも気付けるといういと「録音の悪い音源聴けない」と思われる方が居るかもしれませんがそれは間違いで、録音のノイズにも気付けるほどの音であるからこそ、ボーカルの艶やかさ、音の余韻といった1つ1つの音のニュアンスに気付くことができ、今まで聴いていた音源が1ランクアップしたものとして耳に届いてくれます。
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2、小型ながらも重量があり、電源が分離されている等高級感が非常にある
大きさは単体DACとしては小型なほうでありながら非常にずっしりとした重みがあり、電源が分離されていたりとオーディオ好きとしてはテンションの上がる要素の多い製品です。
オーディオ好きの方の中には「電源分離」という言葉にやたらと弱い人は多いのではないでしょうか?私もその一人でハイエンド機材に多い電源が分離された製品に一種の憧れを持っていましたが、最近は低価格機でも電源分離の製品が増えており、正直そこまで特別感は薄れてしまいました。ですが、SMSL VMV  D1ずっしりと重みのある筐体、シンプルな黒いデザイン、そして特にNORATELのトロイダルトランスを採用した電源部が分離されていると、見かけだけではないきちんと「フラグシップ機材」らしさのある仕様で、正直この点だけで選んだと言えるほど魅力的な仕様だと思っています。
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3、DACフィルタの変更、音質調整、音量の可変が可能など機能が多い(パワーアンプに直結も可能)
DACフィルタにより音質調整は最近のDACは大体出来ると思うのですが、このDACはそれ以外にも音質調整機能がついており「Standard」「Rich1、2、3」「Tube1、2、3」「Crystal1、2、3」と変更することが出来ます。正直そこまで極端に音が変わる訳ではないのですがTubeモードにすると、少し余韻の強調される音になったりと気分次第で音の傾向が変えられるのはなかなか楽しさがあります

また、音量が「固定」と「可変」が選べるようになっており、可変にすればパワーアンプとの直結も可能です。DACの音量調整でプリアンプ無しで直結なんてと思われる方も多いでしょうが、最近のデジタルボリュームはかなり進歩しており、非常にしっかりとした鮮度の高い音を奏でてくれます。
難点としては、そういった色々な機能は全てリモコンでの操作になっており、本体のみでは入力の切り替えすらも出来ないので、この点だけは少し残念。(私の勘違いでした本体のボタンで電源オン、オフ、入力の切り替えが可能です)
☆Aune S16、Nuforce DAC-9、HEGEL HD10との比較☆
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単体の音質評価だけではわかりにくいと思いますので、今回はAune S16、Nuforce DAC-9、HEGEL HD10ととの比較をしていきます。条件としてはPC(windows)→USB接続(WASAPI)→DACと繋ぎ、そこからRCA接続でヘッドホンアンプのPHASETECH EPA-007に繋いでFinal D8000にて比較試聴をしていきます。
・Aune S16 
解像度は高めでスッキリとして気持ちの良い高音域を鳴らすことが非常に好印象なのに対し、他の機種より少し低音域が軽くロック、ハードロックといった音源では少し音の密度感、力感に欠ける印象がある。解像度だけで見ればSMSL VMV  D1の次に優れている印象でこの中で一番安い699ドルという価格を考えれば相当健闘していると言える
・Nuforce DAC-9
音の広がりがあり、一番音の雰囲気づくりの上手い機種という印象。解像度面では他の機種より一歩譲印象はあるが、一番オーディオらしい適度な余韻や広がりのある音を再現してくれヘッドホン特有の頭内定位が気になりにくい音であり、非常に上手い味付けの音だなと思う反面、良くも悪くも癖のある音ではある。
・HEGEL HD10 
一番押し出しの強い力感のある音を鳴らす。解像度面ではそこまでではないが、ドラムのスネアやベースの音が非常に押し出しの強いノリの良い音で鳴ってくれる。ハードロック、パワーメタル等を聴く際にこの音の傾向は非常に気持ちは良いのだが、正直ノリの良さに比例するように音が全体的に少し雑になっている印象もある。
・SMSL VMV  D1
解像度面で言えば一聴して分かるレベルに一番優れており、この中で一番癖の少ない音を鳴らす。一番音の焦点がハッキリした音であり、音の強調感は無いのにも関わらず1音1音が非常に輪郭のハッキリした音で耳に届き音の高精細さが聴いていて非常に伝わってくる。この4機種の中で一番面白みの無い音と評されがちな気はするが、癖が少なく、音の1つ1つのアクセントや余韻まで余さず届けてくれる非常に優秀なDACであると言える。
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4、非常に高精細で癖の無い音を鳴らしてくれる、文句なしに勧められるDAC
ここまで見て頂いた方はわかるでしょうが、このDACの個人的な評価はかなり高いです。DACごとの比較も本当はもっと「ここは良くないけど、ここはこっちより優れている」と短所と長所を挙げる比較にする予定だったのですが、正直私の印象としては手持ちDACの中では頭1つ抜けた実力という印象でしたので、そのままの感想を載せました。これだけ癖が少なく、純粋な高精細、高解像度さを感じられるDACはそう多くないのではないかと思っています。
142,227円と安くは無い製品ですが「中国メーカーのフラグシップ機は凄いぞ」と自信を持って言える実力機だと思いますので、同価格帯で癖の少ない高解像度な製品を探されている方、電源分離のカッコいいDACを求めている方、そして中国メーカーのフラグシップ機に関心がある方に文句なしに勧められる名機です。

七福神商事 Anew 白玉のレビュー

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七福神商事のAnew 白玉という現在14,980で販売されているダイナミック一発構成のイヤホンです。同社の丸七の弟分機という位置づけになるそうです。
販売サイトはこちら   In-Canal Earbuds Rankingはこちら 丸七のレビューはこちら 

特徴等
・ダイナミック1発構成で、ドライバはカーボンナノチューブ振動板を採用
・MMCXリケーブル対応
・筐体は陶器のような柔らかい白色で非常に見た目は可愛らしい
・6N銀メッキケーブルが付属、同社の丸七は本体のみの漢気仕様だったが、弟分の白玉はきちんと付属品のある一般的な販売方法となっている。
・丸七と同様にダイナミックドライバ用の音抜け穴に金属メッシュを使用している。樹脂筐体のハイブリッドイヤホンはリューターで穴を開けただけの物が多く、穴の大きさが左右で違うため音のバランスが崩れるといった不具合が起きがちなため非常に信頼性の高い構造だと思う。
・装着感はなかなか良い、同社の丸七より筐体が小さくなっている分付け心地は良くなっている。
・遮音性は一般的なカナルの平均クラス、一般的な音量であれば音漏れ等は殆ど気にしなくて良いだろう

音質評価 □□□□■ 86点
・音はなかなか良い、1万円台のイヤホンとしてなかなか満足度の高い音質であると思う。
・音の大まかな印象は「低音の強めなガツンと鳴るタイプの音、低音域の力感は強いが音の癖は少なく他音域も過不足無く鳴らしてくれるところが好印象。低音域はタイトな音ではなく立体感を感じられる張りのある音を鳴らしてくれるところが魅力的」
・それなりにパワーのある機材が必要なイヤホンという印象で、スマホの直挿し等ではこのイヤホンの魅力である力感と張りのある低音域が生きてこない印象があったので、最近のそれなりのDAPやポータブルアンプと一緒に使ってあげることをお勧めする。
・音の傾向は軽く低音寄り
・音場は広くも狭くもなくといった印象
高音域は刺さりの無い少し大人しい音を鳴らす。音の曇り感は無いのだが、ドラムのシンバル音のような耳に刺さる帯域は少し煌びやかさに欠ける印象があり、私のような少し刺さるくらいの音が好きな人としては物足りなさも感じるが、刺さりを気にする人にはちょうど良い絶妙なバランスかなと。音の伸びはなかなか良く、音の余韻まできちんと鮮やかに再生してくれ聴きごたえのある音を奏でてくれる。
中音域は特に凹むことなく鳴る。ボーカル帯域は癖は少なく、適度に広がりのある余韻の綺麗な抜けの良い音を鳴らす。ハードロック、メタル音源のような力強いボーカルよりも、しっとりとした女性ボーカルのような音源と相性が良く、繊細な歌声のアクセントまできちんと感じられる綺麗な音を鳴らしてくれる。
低音域はかなりガツンとくる重みのある音を鳴らす。低音域はこのイヤホンの一番魅力的に感じる帯域で、少し膨らみがあり、非常に張りと立体感を感じられる音を鳴らしてくれる。特にロック、ハードロックといった音源ではこの低音域の力感が非常に良くはたらいてくれ、他のイヤホンで気が付かなかった音源の低域の力感を発見することが出来る1段階上の質感を持った低音域を鳴らしてくれる。
・音の分離はそれなりで一般的なテクニカルデスメタルであれば問題無いが、過度に音の分離を要求する音源では音の被りが出てしまうCryptopsy two pound torchにて確認)
・相性の良い音源は、ロック、ハードロック、デスラッシュ、パワーメタル、ジャズ、女性ボーカルのPOPS等。低音域の力感のを求める音源や、しっとりと歌い上げる女性ボーカルの曲と相性が良い。
・相性の悪い音源はテクニカルデスメタル、クラシック等。テクニカルデスメタルは音の分離面で、クラシックは高音域の鮮やかさで少し不満が出てくる印象。

音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□■
低音域□□□□□

オススメ度□□□□■ 85点
・見た目の可愛らしさに反してかなりガツンとくる力感のある音を鳴らしてくれるイヤホン。音的にはなかなか良く、ロック、デスラッシュといった音源では同価格帯でもトップクラスに魅力のある音を鳴らしてくれるのだが、個人的にもう少し高音域の明瞭さが欲しかったなという思いからこの評価
・筐体の陶器のような透明感のある白色がとても綺麗で、シェルのデザインだけで欲しくなる魅力のあるイヤホンである。
・立体感のある音、力感のある低音域を鳴らすイヤホンを探している人にお勧めしたいイヤホン。

Ar:tio RK01のレビュー

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Ar:tio RK01という現在29,454円にて販売されているダイナミック1発構成のイヤホンです。
販売サイトはこちら   In-Canal Earbuds Rankingはこちら

特徴等
・チタン合金筐体、全体的にしっかりとした造りで安心感がある
・MMCXリケーブル対応
・一般的な3.5mmだけでなく2.5mm、4.4mm 二種類のバランスケーブルを標準で付属
・半永久保証(自然故障限定の無償保証対応を、回数に限りなく生産終了まで行う)
・遮音性は一般的なカナルの平均クラス、一般的な音量であれば音漏れ等は殆ど気にしなくて良いだろう

音質評価 □□□□□ 96点
・音はかなり良い、3万円以下のイヤホンの定番機になれそうな実力を持った機種。
・音の大まかな印象は「全体的にスッキリとした分かりやすい高解像度な音。少し金属的で高解像度な音の傾向でありながら、音に刺さる印象や聴き疲れる印象は無く、非常にタイトで淡々と綺麗な音を鳴らしてくれるところが好印象」
・音の傾向は軽いドンシャリだが、フラットに近い傾向
・音場は広くも狭くもなくといった印象、全体的に金属的な響きが少し乗るが、音の抜けが良いおかげで自然な音場を再現している。
高音域は少し金属的な煌びやかさが乗るスッキリ、サッパリとした音を鳴らす。ドラムのシンバル音のような刺さりやすい音は煌びやかにしっかりと主張してくるが、耳につく印象はなく聴きやすい音になっている。全体的に余計な付帯音を乗せず、金属的な煌びやかさが違和感無い程度にアクセントとして付加されており自然でありながら飽きの来ない魅力的な高音域を鳴らしてくれる。
中音域は特に凹むことなく鳴る。ボーカルはあまり広がらずしっかりとした定位で癖のない音を鳴らしてくれる。癖が無く淡々と鳴らす傾向であるが、ボーカル帯域の音の伸びは良く、音の余韻や力強いロングトーン等しっかり聴き込むうちに魅力を感じられる音である。
低音域はかなりタイトでカチッとした硬質な音を鳴らしてくれる。非常に音の分離が良くテクニカルデスメタル音源も余裕を持って分離をしてくれるのだが、音の輪郭に強調感のある音ではなくあくまで自然に淡々とタイトな音を鳴らしてくれる。また、それでいて重低音の再現度も悪くないため、スピード感の代わりに低音の重みを犠牲にするタイプの音とは一線を画す。この低音の傾向はヘッドホンのHD25 ALUMINIUMと似ており、硬質で重みのある音を鳴らしてくれる。
・相性の良い音源は、テクニカルデスメタル、スラッシュメタル、ロック、ゲームミュージック、EDM等。基本的にどんな音源でも卒なく鳴らしてくれる優等生タイプだが、かなりタイトで分離の良い音なためスピード感のある音源ではより良さを感じられるだろう。
・相性の悪い音源は基本的には無いのだが、淡々と鳴らす傾向から膨らみのある低音域を鳴らすウッドベース等が目立つジャズ音源等は少し面白みがない音に感じてしまうかもしれない。

音のバランス
高音域□□□□□
中音域□□□□■
低音域□□□□□

オススメ度□□□□□ 97点
・音は文句なしに良く、造り、ケース等の付属品まで細部まで丁寧に作られた製品という印象で文句なしにお勧め出来る製品。
・音の傾向も癖が少なく万人ウケするタイプの音だと思うので、自分で使う分だけでなく人にも勧めやすい機種だと思う。
・音の解像度や分離の良さを重視する人、どんな音源も上手く鳴らしてくれる万能なイヤホンが欲しい人、HD25系統のヘッドホンの音が好きな人にお勧めしたい名機。

RE800 Silverのレビュー

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HIFIMAN RE800 Silverという現在62,500円にて販売されているダイナミック1発イヤホンのレビューです。今回はHIFIMAN JAPANさんからのレビュー依頼があり試聴機をお借りしてのレビューになります。
販売サイトはこちら  RE800Jのレビューはこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら

RE800Jとの相違点
・仕様的にはRE800Jではなく旧機種のRE800の廉価機なのだが、音はRE800Jに近い機種
・MMCXリケーブルが非対応になりケーブル直付けに
・価格が定価ベースで2万円ほど安い
・筐体がアルミになり重さも軽くなった(RE800Jは真鍮筐体 )
・ケーブルのプラグがストレートプラグに変更(RE2000はL字)
・RE2000 Silverと同様アルミ筐体になったことで音は全体的にサッパリとした音に変わっている、音の響きが少し減りもう少しタイトな音になった印象

特徴等
・アルミハウジング
・トポロジータイヤフラムを採用した9.2mmダイナミックトドライバー1発構成(トポロジーダイヤフラムはダイヤフラムの表面に特殊なメッキ処理を施したもの)
・ケーブルは直付けで変更不可
・ケーブルは銀メッキ結晶銅線を採用
・筐体はとても小さく装着感は非常に良い。
・遮音性や音漏れ防止は一般的なカナルと同等という印象で特別優れている印象も悪い印象も無い。

音質評価 □□□□□ 82点
・音は非常に良い。RE2000 Silverでは全体的にサッパリとした音になったことはあまり良い印象に私は捉えられなかったが、こちらのRE800 Silverは1つの選択肢としてかなりアリな機種になっていると思う。
・基本的にはRE800の廉価機なのだが、音質的にはRE800よりRE800Jに近い
・音の大まかな傾向は「軽めのドンシャリで非常に軽快なスッキリとした音を鳴らすイヤホン、RE800Jより全体的に音の広がりが少なくサッパリとした鳴り方がする。適度にシャキッとした音でありつつも音のトゲが目立たない音の伸びの良さがある。」
・音の傾向は軽めのドンシャリ、高音域が目立つ印象がありRE800Jより全体的に明るく元気な音
・音場は特に広くも狭くもなくといった印象、RE800Jより響きが少ないが音の抜けが良いおかげか音場に窮屈さは感じられず自然な広がりを感じられる。
・高音域はかなりサッパリとしたスッキリ明瞭な音が鳴る。音の響き等は少なく1音1音が明瞭にハッキリと聴こえる印象。RE800Jより高音域の刺激は強めで金属的なキラキラとした音が強めに乗る音になっており全体的に少し派手な音になっているが、音の伸びが良いため耳に刺さるような嫌な明瞭さではない。
・中音域は帯域バランスとしては一番少なめではあるが、特にボーカルが遠くで歌っているような印象は無い。ボーカルの音はウェットではなくサッパリとした音であまり味付けを感じさせない素直な音が鳴る。
・低音域はとてもタイトで分離の良い音を鳴らす。重低音域もきちんと再現度はRE800Jより弱まっており比較すると少し軽めな低音域に感じるが、ポップス、アニソンのような軽快な音源を聴く分にはよけ軽快さが際立つ元気な音になっており一長一短という印象(あくまでRE800Jと比較してなので重低音の表現力も悪くはない)RE800Jがあくまでタイトに小気味の良い低音を鳴らしてくれていたのに対し、RE800 Silverは少し音の金属的なエッジの際立つ音を鳴らしてくれ疾走感や音のキレの良さが際立つ音になっている。
・全体的な音の分離は非常に良く、かなり音の分離の難しいテクニカルデスメタル音源も余裕で分離して鳴らしてくれる。(CryptopsyのShag Harbour's Visitorにて確認)
・相性の良い音源はスラッシュメタル、アニソン、ロック等。疾走感を求める音源や小気味の良い音で鳴らしたほうが楽しく聴ける音源と非常に相性が良い。RE800Jより更に元気な音になっているのでRE2000と使い分ける用途ではあれば、こちらのRE800 Silverのほうが傾向が異なっており面白いかもしれない。 
・相性の悪い音源は、比較的何でも元気に鳴らしてしまう傾向から、ゆったりとした音を鳴らすジャズやバラード音源等はあまり相性は良くないように思う。

音のバランス
高音域□□□□□
中音域□□□□□
低音域□□□□■

オススメ度□□□□ 83点
・音は非常に良く、RE2000とRE2000 Silverよりこちらのほうがそれぞれ傾向が違っており選択肢として面白い機種になっている印象である。
・RE2000 Silverと同様価格差を考慮して妥協するというよりは、音の傾向の違いで選んだほうが良い。特にRE800 SilverはRE800 Jより大分元気な音になっており、こちらのほうが好きという人も結構多いのではないかと思う。
・RE800Jの音が好きだった人、ノリの良い軽快な音が好きだった人にお勧めしたい機種。
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