メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2018年02月

Final D8000が届きました

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ダイレクトショップにて購入して納品待ちだったFinal D8000が届きました、予定では3月中旬とのことだったので予定より早くなりましたね、かなり待ち遠しかったので結構テンション高めですw
Finalダイレクトショップはこちら ダイレクトショップのお友達紹介割引を使いたい方は 私のIDの「masterplan」をお使いください。

音は散々試聴して買ったのでいう事も無いのですが、文句なしに非常に良い音です。平面駆動のヘッドホンですが平面駆動にありがちな高音域の野暮ったさが無く非常にスッキリと鮮やかな高音域を鳴らしてくれますし、中低域の濃密でありながら解像度の極端な高さはパッと聴きでガッツボーズをしたくなるような良さですw Finalの製品は良くも悪くも独特な音の味を楽しむものが多い印象で、同社のSONOROUS Xとかは個人的には正直全然欲しくならなかったのですが、今回のD8000は物理特性を徹底的に高めることに努めたと言っているだけあって非常に癖の少ない基礎性能の高いヘッドホンに仕上がっていると思います。
これとは別に同社のシルバーコートケーブルも注文中なのでそちらが待ち遠しいですね。現状でも文句なしに良い音なのですが、以前ショールームのレポートでも書いたように、このヘッドホンはシルバーコートケーブルがあって完成形なのかなと思えるくらいに印象が良かったので、こちらも待ち遠しいです。

レビューはまたいずれ

七福神商事 丸七 (4BA+1DD)のレビュー

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七福神商事 丸七 (4BA+1DD)のレビューです。このイヤホンは現在24,980円にて販売されている商品ですが、付属品はイヤホン本体のみでケーブル、イヤーピースが付属しません。ケーブル類はご自身の手持ちを使うか別途購入する必要があります。また今回のレビューはMMCXモデルですが2pinモデルも選択が可能です。今回はあまりケーブルでドーピングするのも良くないかなと思いNOBUNAGA LabsのTR-SC1Sという5,000円くらいのケーブルを使い、イヤーピースはSpinfitを使った際のレビューです。
メーカー直販サイトはこちら In-Canal Earbuds Rankingはこちら

特徴等
・イヤホン本体のみで、ケーブル、イヤーピース等の付属品は一切無い。
・MMCXと2pinの両方のモデルがあり選択可能
・3枚目の画像のようにダイナミックドライバ用の音抜け穴に金属メッシュを使用している、樹脂筐体のハイブリッドイヤホンはリューターで穴を開けただけの物が多く、穴の大きさが左右で違うため音のバランスが崩れるといった不具合が起きがちなため非常に信頼性の高い構造だと思う(むしろ何故他もこういう方式を取らないのか疑問なくらい)
・装着感は付けるケーブル次第なところもあるがNOBUNAGA LabsのTR-SC1Sを使った状態では特に問題無い
・音漏れ、遮音性は一般的なカナルの平均くらいで悪くはない、金属メッシュ部が結構大きいので音漏れは心配だったが特に問題無く感じた

音質評価 □□□□□ 88点
・音質は文句なしに良い、24,980円という価格であれば本体のみでも文句なしにお勧めできるし、今回のNOBUNAGA LabsのTR-SC1Sを含めた約30,000円という価格でも高い満足感を得られると思う。
・音の大まかな印象は「広い音場と適度に余韻のある良い意味で音楽的な音のイヤホン。中、低音の情報量の多さと力感が素晴らしく非常に深みのある中低域を鳴らし、それでいて高音域は曇り感が無く鮮やかな音を鳴らす」
・音の傾向は少し低音寄り
・音場は少し広め、中低域の適度な音の広がりと合わさって窮屈感の無い音場を形成してくれる
・高音域は曇り感の無い鮮やかな音を鳴らす。低音域の量感が強めなため高音はどうかなと思ったが、音の抜けが良いおかげか全く問題なく曇り感の無い鮮やかな音を鳴らしてくれる。高音域は刺さりが少なくドラムのシンバル音などに耳につく感じは無いのだが、それでもきちんと煌びやかな高音域の質感は再現してくれる(個人的にはもう少し刺さるくらいでも良いのだけども)
・中音域は伸びやかなスッキリとした音を鳴らす。ボーカルは適度に音の広がりがあり聴きやい音になっているのだが音の抜けが良いおかげで強調感や音にくどさが無く、聴きごたえのある伸びやかな声として再生してくれ、なかなか絶妙なバランスかなと感じる
・低音域は少し膨らみがあり、濃密で力感のある音を鳴らす。音の情報量が多く非常に重厚な音を鳴らしてくれており重低音まできっちりと再現された力感のある音を鳴らしてくれており、非常に美味くハイブリッドの利点を生かせている音だなと感じられる。音の分離も良いため、ドライバを多く積んだイヤホンにありがちな「濃密っていうかゴチャゴチャしてるだけ」みたいな音とは違い、きちんと整理された1音1音の音の粒を確認出来るような解像度の高さがあるため濃密でありながらきちんと整理された音を聴くことが出来る。
・音の分離は比較的良好なほうであり、大抵のテクニカルデスメタル音源等も問題無くしっかり鳴らしてくれるのだが、一部の極端に音の分離は必要とする音源は厳しい印象がある。確認した中ではinferiのA Betrayal Unfortoldは問題無く分離して再生されるがCryptopsyのtwo pound torchでは少し音が被る場面を感じられた。
・相性の良い音源は、デスラッシュ、ハードロック等の低音域の重厚感が合う音源やポップス、明るいアニソン等適度な音の広がりが合う軽快な音とも相性は良い
・相性の悪い音源は一部のテクニカルデスメタルや、オーケストラ音源等はもう少し音の分離が高いほうが楽しく聴ける印象がある。

音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□□

オススメ度□□□□□ 89点
・音は非常に素晴らしく、本体のみ24,980円という価格であれば文句なしにお勧めできるイヤホンだと思う。本体のみでケーブルやイヤーピースも付属しないという思い切った割り切り方をしたイヤホンだが、その割り切りの良さがきちんと価格に反映されているんだなと思える満足度の高い音を鳴らしてくれる。
・個人的には3枚目の写真のような音抜け穴に金属メッシュを採用していることが非常にポイントが高い、どうも安いハイブリッドイヤホンはこの音抜け穴の左右の違いで左右バランスが崩れていることが多い印象なので、こういった信頼性の高い構造は非常に印象が良い(本当何故これが主流じゃないんだと不思議に思うくらい)
・濃厚な音、重厚な音というと全体的にゴチャゴチャした籠り気味な音の物が多い印象で正直苦手意識もあったのだが、このイヤホンは重厚でありながら音の分離が良くデスラッシュ音源等を非常に楽しく聴けるため重宝している。
・良いハイブリッドイヤホンを探されている方、濃厚な音でありつつ分離の良い音のイヤホンを探されている方、聴いていて楽しくなれるイヤホンを探されている方等に強くお勧め出来るイヤホン。

Artio CU1が届きました

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予約注文していたArtio CU1が届きました。以前ポタフェスで試聴した時から欲しいと思っており久しぶりに待ち遠しかった製品です。

このイヤホンの特徴は3枚目の画像のようにノズルと直角にドライバが設置されており耳に付けた際にドライバが前方に来るようになっています。別に前方にドライバが来るからといって前方定位になるわけではないのですが、それでも音場は普通のイヤホンらしからぬ自然な広さがあり、それでいて音質もきちんと自然な音を実現しているのが非常に好印象です(こういう変わり種な構造のイヤホンって大抵独特な音だから)
また、音場の表現力だけでなくドライバをこういう設置をしているおかげで、音自体はきちんと明瞭な音を出しているのに聴き疲れもし難い印象で長時間聴いていても違和感がありません。まだ鳴らし始めたばかりですが個人的には久しぶりにらテンションの上がるタイプのイヤホンですね。個人的には万人受けする音造りを目指したプラ筐体のPianoForteが出来たらこういう製品になるんじやないかなぁと思っており、1つの理想形なイヤホンだと思っています。

レビューはまたそのうち。
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