メタラーのヘッドホンブログ〈PR〉

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2017年10月

秋のヘッドホン祭2017の予習② /個人的注目ブース一覧

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http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php
前回の1回目予習に引き続き、今回は個人的注目ブースの一覧です。色々と新製品が出ると思いますが、話題性とかは無視して個人的に楽しみにしているブースだけをピックアップしました。
また以前告知しましたが11月3日の19時~21でオフ会を予定していますので、興味のある方はそちらも合わせてご確認ください。

ヘッドホン祭の出展リストは以下のフジヤエービックさんのサイトをご覧ください。 
http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes_brand.php#haitizu2017a 

その他、個人的な注目ブース。
①七福神商事 参考サイト 
ここはオフ会とかでお世話になっている面も強いからという面もあるのですが、毎回面白い中華系の製品を持ってきてくれるので期待しています。今回もAnewという新ブランドの2BA、4BAイヤホンやLZのハイブリッド、7BAの試作期、Earnineの新作試作機なんかが出てくる予定です。
②Final 参考サイト 
新作ヘッドホンのFinal D8000の試聴が可能です。40万円近い高級ヘッドホンですが、ショールームで聴いた感じでは音はなかなか良かったので気になる方は是非試聴してみてください。ちなみにヘッドホン祭での試聴は数と時間の関係上、整理券が必要なため予めこちらで情報を確認しておきましょう。
③伊藤屋国際 参考サイト
NF AUDIOの3BAイヤホンが今回の目玉なのかな?このブースは参考出品で取り扱い前の中華系製品を置いてくれる事が多いので、むしろそちら目当てで期待しています。
④キングインターナショナル 参考サイト 
前回は来ていなかったと思うのですが、今回は復活していました。ブースでCDを販売しておりクラシックやジャズCDのアウトレット安く購入する事が出来ます。クラシック音源に興味を持ち始めたばかりという人に是非お勧めしたいブースです。
⑤SENNHEISER 参考サイト
デザイン的にはあれ??とは思ったのですが、IE800SやHD660Sといった新機種は気になっています。特にHD660SはロングセラーのHD650の後続機なので嫌でも気になりますね。ただこのブースは話題性が高くかなり混むことが予想されるので並ぶ覚悟はしておいたほうが良いです。
⑥Victor 参考サイト
WiZMUSICの体験会があります。WiZMUSICとは耳内音響マイクを使い一人一人に合わせた音響特性を最適化するヘッドホン環境らしいです。お値段はWiZMUSIC90 300台限定、90万円、WiZMUSIC30 30万円とかなり効果なパッケージになりますが、新しい試みなので気にはなりますね。こちらは参加には整理券が必要なため予めこちらで情報を確認しておきましょう。
⑦ULTRASONE 参考サイト
まぁ個人的にはそこまで気になるわけではないですが、今回のポスターにもなっているイベントの目玉っぽいので一応。写真の新製品はまんま開放のEdition5なのかな??その他にもSignature DXPや新しいPROシリーズも発売され、かなりラインナップが一新するようです。
⑧Simgot 参考サイト
新製品の4BA1D、2BA1Dイヤホンや72mm楕円型プランナーダイヤフラムを採用したヘッドホン等かなり興味深い新製品が沢山出るようです。特にヘッドホンに関してはかなり特殊な製品っぽいので気になりますね。

その他思う事
評論家野村ケンジ氏による野村家とかいう意味不明なイベントいい加減やめればいいのに、、、

とりあえずこんなところですかね。今回は完全に私個人の興味のあるブースだけを選出しただけであり、他にも色々面白いブースはあると思いますし、何より公開されていない情報でも面白い製品をこっそり持ってくるメーカーも沢山あると思うので、フジヤエービックさんのツイッターHPをよく確認されることをお勧めします。

その他にも何か面白そうなブースがあったら教えてください、、、w

yinyoo IN8のレビュー〈PR〉

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yinyoo IN8という1BA1D構成のハイブリッドイヤホンです。通常価格は22ドルですがいつも通り合言葉の「METAL」を伝えて頂くと18ドルにて購入することができます。
販売サイトはこちら In-Canal Earbuds Rankingこちら 

特徴等
・18ドルという価格でありながら1BA1Dのハイブリッド構成
・ケーブルはマイク付きの物のみで、マイク無しはラインナップに無い、個人的にここはとても残念。
・ケーブルは柔らかく取り回しは良い、中華系にありがちなケーブルでLZ-A4の標準ケーブルと質感は近い。
・遮音性、音漏れ耐性は一般的なカナルより若干良い。音抜け穴は小さい穴が1つあるだけなので、音漏れはそこまで気にする必要は無いだろう。

音質評価 □□□ 70点
・音が良いというよりは「面白い」と表現するのが正しいと思えるイヤホン。個人的には非常に気に入っているが間違いなく一部の人にしか勧められないイヤホン。
・音の大まかな印象は「物凄い低音ホン、普通のイヤホンで「ドーン」と鳴る音が「ディーン」と鳴るような唸るような重低音ほ聴くことが出来る。高音域の曇り感は気になるが20ドルのイヤホンとしては唯一無二な良い意味で頭の悪い低音を聴かせてくれるイヤホン。」
・まず大前提として、このイヤホンは一部の音源以外では本当に良さを感じにくいイヤホンである。個人的にメタル系の音源ではあまり良さを感じられなかったが、一部のベースや打ち込みのうねるような低音機を鳴らす音源では非常に楽しい音を鳴らしてくれる。
・音の傾向はしっかりとした低音域寄り
・高音域はそれなりに曇る、きちんと鮮やかな高音域は随所で感じられるためドライバから出ている高音域自体の質は悪くないと思うのだがデスメタル音源のような音数の多い音源では低音域の量感に埋もれて曇りを感じる面がある。長時間のエージングでかなり解消はされるが、曇りのある音が苦手な人はまず手を出さないほうがいい。
・中音域はそこそこ凹む、音の分離は悪くないためボーカルが埋もれてしまう事は無いが普通のイヤホンより1歩ほど遠くでボーカルが歌っているように感じられる。またボーカル帯域の質としては特に癖のある音は鳴らさず淡々と鳴らしてくれるものの、音の伸びはあまり良くなく綺麗なハイトーンボーカルのロングトーン等を聴くと物足りなさはとても感じる。(AngraのHoly landにて確認)
・低音域は非常に面白い音を鳴らす。かなりしっかりと沈み込む音を鳴らしてくれる印象でベースが際立つ音源や打ち込みの音源と非常に相性が良い。他のイヤホンで「ドーン」と鳴っていた音が「ディーン」とやけに重みのある音で鳴るのが印象的で、この変に重低音の重みが強調される音はStormboltの低音域と似ており非常に面白い(勿論同等の音というわけでは無いが)
・低音域は重低音の強調された重みのある音で非常に面白いのだが、残念ながら低音域の分離は良くないためデスメタル音源のような音数の多めな音源では飽和してしまい重低音の良さを感じられない。POPS、ロック、アニソン等のような、そこまで音数の詰まっていない音源やゲームミュージック、打ち込み音源のような音が元々ハッキリとして音源と相性が良い。
・私の聴いた中で「このイヤホンの低音は面白い」と感じられた音源はFourfoliumのススメRunner!!というNEW GAME!!のOPシングルのカップリング曲、元々唸るような低音域が鳴るのだが、その低音域がこれでもかという程重みのある音で再生され非常に面白い。その他にもペルソナ4のTheaterもとても重みのある低音が感じられ面白い。正直ここまで合う音源と合わない音源が分かれるイヤホンは久しぶりなため、どう表現していいかわからないという本音、、、w
・相性の良い音源はゲームミュージック、アニソン、ロック、ポップス等、ただし全て「低音域にアクセントのある音源に限る」という印象でこれらの中でも合う音源はかなり限定される。ただし20ドル以下でこれだけ面白い低音域が出るイヤホンはかなり貴重。
・相性の悪い音源はメタル、クラシック、バラード等、はっきり言って合わない音源のほうが多いくらいの印象で明瞭な音や音の自然さを求める音源は基本的に合わない。

音のバランス
高音域□□□
中音域□□■
低音域□□□□□

オススメ度□□□□ 70点
・おススメ度の得点は高すぎるかな?という思いもあったのだが、20ドルでこれだけ使い分けに楽しめそうなイヤホンは最近殆どなかったため高めに付けた。癖があるイヤホンというよりは良くも悪くも「癖しか無いイヤホン」であり、その癖に価値を感じられた場合20ドル以下でこれほど楽しめるイヤホンはそう無いだろうと思える。
・単純に「良いイヤホンか?」と聞かれたら正直首をかしげてしまうのだが「面白いイヤホンである」とは断言できる、そんな特徴的な音を持ったイヤホン。低音域の質は本当に面白くイヤホンを沢山持っている人にこそ試して欲しいじゃじゃ馬なイヤホンかなと。
・Spinfitのイヤーピースが非常に相性が良く、上手く高音域の曇りを減らしてくれるので持っている人は試してほしい。
・相性の悪い音源として示したものたちも、価格が20ドル以下という事を考えればそこまで絶望的に聴けないという事も無い。ただ本当にハマる音源では非常に楽しい音を鳴らしてくれるだけに相性の悪い音源との印象の落差も大きい。
・最近良くも悪くも低価格も小綺麗に上手く纏まった音を出してくれるイヤホンが多いので、久しぶりに癖の強いイヤホンが欲しくなっている人や、面白い低音域を鳴らすイヤホンを求めている人に試してほしいイヤホン。

注意
下記Amazonリンクの場合はAli expressで買うより少し割高かつ合言葉での割引も利きません。
安く買いたい場合はAliexpressのこちらからご購入頂き、少し割高でも手軽に買えるAmazonのほうが良いという方は以下リンクからどうぞ。

秋のヘッドホン祭2017の予習① /私の知らなかった会社のブース一覧

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http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php
前回
のヘッドホン祭りの時にもやって好評でも不評でも無かった予習記事ですが、自分の予習としても結構楽しかったので今回も書いてみますw 今回は私の知らないブースだけだと数が少ないので個人的に期待しているブースを次回記載します。また前回告知しましたが11月3日の19時~21でオフ会を予定していますので、興味のある方はそちらも合わせてご確認ください。

ヘッドホン祭の出展リストは以下のフジヤエービックさんのサイトをご覧ください。 
http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes_brand.php#haitizu2017a 

私の知らなかった会社のブースリスト 
①CLEARAUDIO 参考サイト 
アナログのターンテーブルやフォノイコライザを作っているメーカーのようですね、ポータブルがメインな人からすれば殆ど関係無いメーカーかな。
②Venetor Sound  参考サイト
神奈川県平塚市にある真空管アンプやネットワークオーディオ機器の会社みたいです。ここも見た感じは据え置きがメインなのでポータブルメインの人にはあまり関係なさそうです。
③Brimar Cables 参考サイト 
ポータブルオーディオ用のケーブルを作っているメーカーのようです。パッと見た中でも2,500ドルのイヤホン用ケーブルがあったり私はあまり縁の無さそうなブースかな、、、w
④TSST Inc. 参考サイト 
韓国のEARNiNEのBA造りの部門が独立した会社なのかな?ちょっと細かくはわかりませんが、EARNiNEとは別に商品を持ってくるなら面白そうですね。ただのBAドライバの展示だけかもしれませんけども。
⑤AUMEO AUDIO 参考サイト 
聴覚測定をし音質をそれぞれの人に最適化するような補正をしてくれるアンプを作ってるメーカーらしいです。既に終わっていますがクラウドファンディングの募集もしていたみたいですね。
⑥ROOM AUDIO 
調べたけど情報が出てきませんでした。
⑦SIA
調べたけど情報が出てきませんでした。
⑧High Fidelity Cables 代理店サイト 
高級ケーブルやTrinity-Goというポータブルオーディオ用のアクセサリを作っているメーカーみたいですね。
⑨NGS 参考サイト 
Bluetoothスピーカーや低価格イヤホンを作っているメーカーのようですが、HPを見る限りではポータブルオーディオに拘っている人がわざわざ行くほどのブースでは無さそう。

こんなところですかね、正直知らなかったブースの中で今回気になるようなブースは無かったです。
近々これとは別に個人的な注目ブース一覧を挙げたいと思います。

特選!ハイレゾマークの無いイヤホンたち

ハイレゾマークに関しては色々否定的な話も多く、特にイヤホン、ヘッドホンに関しては基準も売り方も意味不明と言いたくなる点が非常に多いです。ですので今回は皮肉たっぷりにハイレゾマークの無い良いイヤホンをピックアップしようと思います。あくまで勘違いしないで欲しいのは、ハイレゾマークをつけた製品が悪いというわけではなく「イヤホン、ヘッドホンでハイレゾマークなんて関係ねぇよ」と言いたいだけで、ハイレゾマークの付いた良機は沢山あります。

ドルは計算を簡単にするために1ドル100円にて計算しています。(実際今はかなり違うけど大体ってことで)
~5000円 
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KZ ZS6 35ドル  レビュー  
KZ ZS6にはハイレゾマークなんてありません、2BA2Dを積んだ低価格の良機で同価格帯のイヤホンを圧倒するほど音が良いですが、中華のマイナーメーカーイヤホンにハイレゾマークなんて物はありません。
~7,000円 
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EARNiNE EN120 5,480円 レビュー 
EARNiNE EN120もハイレゾマークはありません、シングルBAの名器で癖の無い非常に良い音を鳴らしますがシングルBAでハイレゾマークを取る条件である40kHzなんて帯域は出しようがないのでハイレゾマークはありません。ちなみにスペック上で言えばB&W  800D3というペア425万円もするスピーカーも周波数帯域は13Hz~35kなので表記スペック上はハイレゾマークの基準を満たしていません。
~10,000円 
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K's Earphone 500Ω 90ドル レビュー 
K's Earphone 500Ωもハイレゾマークはありません。非常に質の良い低音域を鳴らすオールラウンダーな名器ですが、中華のDIY系マイナーメーカーにはハイレゾマークなんて概念は無さそうです。
~20,000円
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LZ-A4 195ドル レビュー
LZ-A4もハイレゾマークはありません。非常に抜けが良く鮮やかな高音域を鳴らしてくれるハイブリッドの名器ですが、こういうメーカーがハイレゾマークを取るとしたら日本の代理店からアドバイス等が無ければ興味も示さないんじゃないかなと思います。
~30,000円 
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MoonDrop Liebesleid 26,670円 レビュー 
MoonDrop Liebesleidもハイレゾマークはありません。非常に鮮やかな高音域を鳴らす名器でインナーイヤーとしては圧倒的な音質を誇りますがハイレゾマークはありません。実は公表スペック的には10Hz~45kHzなのでハイレゾマークの基準は満たしていると思いますが、新興中華メーカーにはそんなもの興味無いのかもしれません。
~100,000円
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HIFIMAN RE800 82,080円 レビュー 
HIFIMAN RE800もハイレゾマークはありません。シングルダイナミックの名器でとても聴きごたえのある音を鳴らしますが、ハイレゾマークはありません。
~200,000円
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HIFIMAN RE2000 194,400円 レビュー 
HIFIMAN RE2000もハイレゾマークはありません。約20万円というド級のイヤホンでありながら、その価格も納得できるくらいの音を鳴らす名器ですがハイレゾマークはありません。実はHIFIMAN RE2000とRE800のスペック上の周波数帯域はどちらも「20Hz~20kHz」です。ちなみにZERO AUDIOのDUOZA ZH-DWX10は最初は再生周波数帯域「7Hz~24kHz」で発売されていましたが、後日新たに高域特性を精緻に測定できる仕様にカスタマイズした音響測定設備を導入し、慎重に音質評価を行った結果「7Hz~40kHz」にスペック表記が改められ、めでたくハイレゾマークの仲間入りを果たしました、やったね!

こんな感じです。
繰り返しになりますがハイレゾマークをつけた製品が悪いというわけではなく「イヤホン、ヘッドホンでハイレゾマークなんて関係ねぇよ」と言いたいだけで、ハイレゾマークの付いた良機は沢山ありますので、そこだけは勘違いしないでほしいと思います。 

最近量販店で店員に「ハイレゾ対応のイヤホンが欲しいんですけど」なんて聞いている人をよく見かけるようになりました、名前は伏せますが店によってはイヤホンでも「ハイレゾ対応 ×」なんて表記をつけているところもあり本当にオイオイと言いたくなってしまいます。もうこれだけ広まっちゃったので、こういった流れが変わる事は当分無いと思うのですが、もう少しハイレゾマークのやり口は考えなおしたほうが良いと思うし、消費者も「本当にイヤホンやヘッドホンのハイレゾマークって重要か?」というところに早い段階で気が付いて欲しいと思います。
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