メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2015年08月

Cayin N5とか色々試聴してきたり

毎回のことですが、あくまで試聴、しかも短時間の試聴ということで、基本的にアテにならない物と思って見てください。

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CayinのN5です。本国でも来月発売予定な製品なので、試聴機が予想以上に早く日本に来て驚きましたね。多分ヘッドホン祭あたりでのお披露目なんだろうなーと思っていましたので。
音はなかなか良いです。N6みたいな良くも悪くも癖のあるタイプでは無く、とってもモニターライクで癖の少ない音ですね。ただし自分みたいなN6の深みのある低音にハマってしまった人としては正直少し味気ない音に感じる面もあり、あくまでN6と完全に別のターゲットを狙った音だなぁという印象は持ちましたね。癖が少ない分音源のジャンルは選ばないですし、N6よりN5のほうが気に入るという人も少なくないと思います。上位、下位という関係では無く完全に別枠の物と考えたほうが良いです。
操作性はN6より良い印象がありました。右側のホイール部を回しての操作なのですが、これがなかなか快適でよく考えられているなという印象です。今回触った実機は少しこのホイールが重めになっていましたが、恐らくしばらく使っていると少しこのホイールも軽くなってしまうと思うので、それを考慮すると丁度よい按配かなと感じました。
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ponoです。N5の試聴待ちをしている間にTwitterにていつもお世話になっている方に貸して頂き試聴しました。
音は予想以上に良かったです。スッキリめな音でなかなかの高解像度、少し元気めな音でノリが良いのも私にとっては良かったですね。筐体は正直もう少し高級感があっても良かったんじゃと思いましたが、なかなか面白い機種だなと思いました。しかしponoはクラウドファンディング時はあんだけ話題になった割には思ったより普及しませんでしたねぇ、音は良かったですし日本の量販店とかで試聴出来ればもう少し人気出ただろうになーと思いながら聴いていました。
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Ultrasone GOです。音はなかなか良かったです。少し元気な所謂Ultrasoneらしい音で、かつultrasoneにしては高音域の独特な癖も少なく思ったより聴きやすい音でした。これで2万円を切っているので、その価格ならなかなか選択肢としてはアリだなぁと思いました。ただ正直これの前に聴いた同社のEditionMの印象が最悪だったので、その反動で良く聞こえたってのもありそうな気はします。

以下は写真を撮り忘れたので画像無しです。
Ultrasone EditionM・・・正直かなりの期待外れという印象でした。音は籠り気味でとても10万を超えるヘッドホンの音とは思えず、筐体の造りもかなり安っぽく何故か同社のエントリー機であるEdition Goより安っぽく感じるという何とも言えなさ。イヤホンで「これは無いわぁ」ってなる機種は結構多いのですが、ヘッドホンでは久しぶりに無いなぁと思った機種でした。
campfireaudio Lyra・・・んーー、ヘッドホン祭の時から音が変わったということだったので試聴してみたのですが、正直微妙という印象。それぞれの音の質自体は悪くないのですが、どうも音のバランスに違和感を強く感じる音でした。どうも高域ばかりを強調しており、かつ高音域にも特に伸びの良さ等をあまり感じないため高音域のシャリつき感だけが印象に残ってしまう感じ。低音域等の質は良かっただけに何だか勿体なさを感じました。
Focal Spirit classic・・・音はなかなか良かったです。個人的にはSpirit proよりこちらのほうが好みでした。音はproよりフラットめで聴きやすい音、全体的な解像度も高く万能なヘッドホンに感じました。本来はspirit proとSpirit Classicは同じ価格帯で売られている製品なのですが(アメリカのamazonではどちらも349ドル)proとclassicは代理店が違い、またclassicは日本での発売が遅れ円相場がぐっと円安に振れてしまったため、proとclassicで値段差が倍近いという異常な状態になっているのがとても残念です。proと同じくらいの価格だったらかなり欲しかったなぁ、、、

Lear LHF-AE1dのレビュー

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LearのLHF-AE1dです。販売サイトはこちら価格は1488香港ドル( 日本円で約23000円ほど)となっています。 In-Canal Earbuds Rankingこちら
特徴等
・ダイナミック1発のユニバーサルイヤホン
・同等仕様のカスタムIEMのLCM-A1dという製品もある。こちらは1999香港ドル
・ステムが交換出来るようになっていて、カスタムイヤーピースに付け替えることが可能(私のはカスタムイヤーピースが付属しないモデル)
・ケーブルは着脱可能、形状は2ピン
・IE80等のような低音調整ノブが付いており、低音の調整幅は9段階とかなり広い
・低音調整ノブの音の変化がかなり大きく、少しの微調整でも音が変わってしまうため左右のバランスを合わせるのに少し慣れが必要
・音量が取りずらくER-4Sと同等のボリュームでないと鳴らせないと思っておいたほうが良い。
・装着感はなかなか良い、色々な種類のイヤーピースが付属しているのでどれか1つは自分の耳に合うものがあると思う。
・ケーブルは見た目よりずっと柔らかくタッチノイズ等もあまり無く快適
・遮音性はなかなか良い、本体を見回してみてもかなり小さな音抜け穴が2つあるだけなので音漏れも特に心配する必要は無いと感じる。
・筐体の造りは正直あまり良くない、よく見ると接着剤の飛び出しや塗装時のムラ等所々に手作り感が感じられる。
・付属の金属ケースがかなりしっかりとした造りで高級感がとてもある、ただなかなかの大きさなので用途は結構限られる印象。

音質評価 □□□□□
・音はかなり良い。23,000円という価格を考えるとコストパフォーマンスも良好であると感じる。
・今回は自分の聴感上一番好みであった、低音低音調整ノブを最大から-2の「7」状態での音をメインに書く。9段階あるうち全てを書くのは厳しいため、7,8,9状態での音を分けて記載する。 

低音調整ノブ7状態での音

・音の大まかな印象は「かなりタイトで癖の無いモニターライクな音、そして全体の解像度がかなり高い」
・音の傾向は低音調整ノブ「7」の状態でフラットに感じる。
・高音域はかなりスッキリとした音が出る。鮮明な音でありつつ刺さる感じはあまり無くよく伸びる高音域。曇り感は全く無く、変に強調をすることも無くとても自然な音に感じる。
・中音域は特に凹むことも無く鳴る、ボーカルはほんの少しだけ近めに感じるが特に違和感を覚えるほどではない。
・低音域はかなり歯切れの良い音が鳴る。かなり分離が良くテクニカルデスメタル等のバスドラムも当たり前のようにしっかりと分離して鳴らす。また沈み込みもかなり良くクラブミュージックやゲームミュージック等の電子音もかなり気持ちよく聞くことが出来る。
・相性の良いジャンルはポップス、メタル、デスメタル、スラッシュメタル等、正直何でも御座れ状態。
・音に癖が無く、かなり分離が良く、ありがちな「何でも元気に鳴らしすぎる」みたいな事も無く、低音の沈み込みも良好と、どんな音源も驚くほど無難に鳴らしてくれるので、強いて言えばという前置きをつけても合わないジャンルが特に思いつかない。今までイヤホンのレビューを書いていてこんなことは初めてである。
高音域□□□□■
中音域□□□□
低音域□□□□

低音調整ノブ8状態での音
音の大まかな印象は「とても主張する低音域、ただし分離の良さから意外なほどにしつこさは感じず楽しく聴ける音」
・低音調整ノブ7の状態よりかなり低音が増える、正直IE80等では低音最小と最大くらいの変化がこの1段階で出る印象。
高音域は7の時と質はほぼ変わらないのだが低音の量が多いため7の時より少し曇って感じる場面もあるかもしれない。
・中音域は7の時より少し広がりが出る、中音域に関しては7の時よりこちらのほうが実体感はあるかもしれない。特に凹むような印象は無いのだが低音の量が多いので、少し遠めに感じる場面もある。
・低音域は7の時よりかなり量感が増える、ベースの音等はうねるように鳴る。分離の良さからデスメタル等は問題無く鳴らせるのであるが、流石にテクニカルデスメタル等では低音に音の被りを感じる場面も出てくる。
・この低音の量は「小さい箱のデスメタルライブとかこんな感じのバランスだよな」等と思う。
・合うジャンルはロック、クラブミュージック等の音源、低音域の量感が欲しい音源、ロック等を少しノリ良く聴きたいという際に最適であると感じる。
・合わないジャンルはテクニカルデスメタル、スラッシュメタル等
高音域□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□□

低音調整ノブ9(最大)状態での音
音の大まかな印象は「物凄い量感の低音、流石に他の音域は埋もれがちであるが、少し中毒になりそうなほどの質の良い低音域にハマってしまいそう」
・外でたまに見かける低音をボカボカ鳴らしながら走っている車のような音のバランスをイヤホンで体験することが出来る。(
乗って聴いたことがあるわけではないが)
・電子音のゲームミュージック等を聴いていると低音が鳴るたび頭を揺すられているような感覚になる。
・高音域は質も少し変わり曇り感が出る、しかし流石の分離の良さでこの低音の量でよくちゃんとシンバル等の音が聞き取れるなと思える。
・中音域は8の時と音の質はあまり印象は変わらない、ただし物凄い低音の量なため遠目で歌っているように聞こえる
・低音域は笑ってしまうくらいの量が出る、もうここまで来ると今まで聴いていた音楽が別物のように感じられる。元々の分離は良いためこの低音量でもポップス、ロック等は問題なく聴くことが出来る。しかしテクニカルデスメタルは勿論デスメタル、ハードロック等も少し厳しい印象がある。
・実は自分は昔は低音モリモリな音が大好きでKossのThe PlugにDAPのイコライザで更に低音を増すなんてことをやっていたのだが、そのころの事を思い出す音である。勿論その時の音よりもずっと全体的な質は断トツで高いのだが、イコライザも無しでこの低音量が出るイヤホンがあるというのは驚きであある。
・合うジャンルはポップス、クラブミュージック等か、ただし「低音モリモリ大好き!」と胸を張って言える人以外にはお勧めできない音である、こうして聴きながらレビューを書いているだけでも少し疲れてしまうほどの物凄い低音である。
・合わないジャンルはハードロック、デスメタル等
高音域□□□□
中音域□□□□
低音域□□□□□□■
 
オススメ度□□□□■
・音的には文句なしで満点をつけられるのであるが、筐体の造りがあまり良くないことで少しだけ減点
・1台のイヤホンでここまで色々な音のバランスを鳴らせる機種はそう無いと感じる、明らかにやりすぎな量を鳴らしたり、とてもフラットな音を鳴らしたり、殆ど高音域しか鳴っていないような状態の音まで何でもござれである。
・そんなやりすぎなバランスの音であっても、元々の分離がかなり良いため意外なほどに聴けてしまうのが面白い。あの低音量でまともに聴ける音が鳴る機種は相当少ないと感じる。
・フラットな状態での音は本当に質が良く、ここまで聴いていて違和感の出ない音は少ないのではないかと感じる。 
・地の音がかなり良く、かつ色々な音のバランスが鳴らせ本当に楽しめる機種である。かつ遮音性も良く、装着感も特に問題なしと使い勝手も良く、とても使っていて楽しいイヤホンである。
 

Brainwavz JiveとBrainwavzとhengjaが届きました

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Brainwavz JiveとBrainwavzとhengjaがです。メーカーサイトはこちら
今回はサンプル品を提供して頂きました。brainwavz様ありがどうございます。
 
Brainwavz Jiveは28ドルで販売されているイヤホンですが、音はなかなか良いですね。個人的には同社の同価格帯のDeltaよりこちらのほうが好みです。ドンシャリで少し軽めの音ですが、ドンシャリ具合が同社のS5とかよりも軽めなので聴きやすい音だと思います。しかしこのメーカーは毎回付属品が豪華ですね、このJiveも28ドルのイヤホンなのにしっかりとしたセミハードケース、コンプライのイヤーピース、シャツクリップ等がついています。特に今回初めて付いた縦長のセミハードケースはなかなか良いですねこのサイズのイヤホン用ケースはあまり見たこと無いですし造りもしっかしているので重宝しそうです。最近のこのメーカーのイヤホンは本当に安定して良い物が多いです。
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ヘッドハンガーのhengjaは15ドルで販売されているヘッドハンガーです。正直ヘッドハンガーを使う機会は自分はあまり無いのですが、値段の割に造りはしっかりしています。2枚目の画像のようにズラして固定すると大型ヘッドホン等も置けて便利だと思います。ただ正直6画レンチやマイナスドライバーやらが無いと設置が出来なく最近のこういう製品は工具なしで付けられるものが多いので、そこは少し不便に思いますね。あとオーテクとかのヘッドハンガーみたいに落下防止用に先端が曲がってると良かったかなー。

レビューはまたいずれ。 
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