メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2015年01月

DUNU TITAN 1のレビュー

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DUNU TITAN 1です。価格は現在だと15,980円くらいが相場のようです。 In-Canal Earbuds Rankingこちら
特徴等
・13㎜径のチタニウム製ダイアフラムダイナミックドライバを採用
・イヤーピースは3種類付属しており、中心が赤いイヤーピースは高音域が綺麗に出るものの少し低音域が減り、ソニーのイヤーピースに似ている物は低音が増える物の少し音が曇る、一番オーソドックスな黒い穴の大き目なイヤーピースが音的には最初の2つの中間に感じる(このレビューは一番バランスが良く感じたオーソドックスなイヤーピースを使用して確認している)
・ケーブルは左右の分岐点までは布巻ケーブルで、その先はゴムと別の素材とタッチノイズを少なくする工夫がされている。
・4枚目の画像でわかるように、音抜け穴の多い半開放イヤホンのため、遮音性、音漏れ防止は悪い、特に音漏れに関してはカナル型と思わずに普通の開放イヤホンと同等の量漏れると思って使ったほうが無難である。 
音質評価 □□□□■
・音はなかなか良い、価格を考えればなかなか優秀であると感じる。
・慣らし始めはかなり極端なドンシャリであったが、エージングで音のバランスが改善され癖がかなり減るため、買ったらある程度は根気強くエージングをしたほうが良い(このレビューは丸3日ほどエージングをした後に書いている)
・音の傾向は高音域寄りの軽いドンシャリ(鳴らし始めは明確な低音域寄りのドンシャリ)
・音の第一印象は「抜けの良い気持ちの良い高音域が特徴的で、とてもスッキリした音」
・全体的にかなりクッキリ、ハッキリとした音で、かなりレスポンスの速い音。
・しかし、全体的にかなりカチッと硬質な音を坦々と鳴らす印象があるため、音としては少し面白みに欠ける印象もある。
・全体的に音は硬めなため、ウッドベースなどの膨らみのある低音を鳴らすには少し味気ないかなと感じる。
・高音域は全体で一番多めに感じる。全体的にかなり明瞭かつ抜けの良い高音域で、高音域に金属独特の刺さるような音は残っているのだが、音の抜けの良さのおかげで特に耳につく印象は無い。この明瞭で抜けの良い高音域はBAのイヤホンや音抜け穴の少ないイヤホンには出せないであろう強みであると感じる。
・中音域は全体で一番少な目に感じるが、極端なバランスでは無く、音の分離もかなり良いためボーカルが他の楽器に埋もれると言う事はまず無い。
・低音域は高音域よりも少し少ないくらいの量に感じる。低音域の質はかなりカチッとした硬質な音であり、テクニカルデスメタルのドラム等も余裕でしっかりと分離し音数を追うことが出来る。(cryptopsyのtwo pound torchで確認)この分離の良さは同価格帯のイヤホンとしてトップクラスに感じる。
・相性の良いジャンルはPOPS、ROCK等、かなりレスポンスの良い音であり、癖もそこまで強く無いため合わない極端に合わないジャンルは無いが、正直「コレはこのイヤホンじゃないと!」と言えるほどの相性の良いジャンルも少なく感じる。
・相性の悪いジャンルは打ち込みやクラブミュージック等の低音域の量や沈み込みが必要とされる音楽だろうか。特に鳴らしてて違和感があるということは無いが、低音域の量や坦々と鳴らす傾向から少し面白みの無さを感じてしまうかもしれない。
高音域□□□□□
中音域□□□■
低音域□□□□

オススメ度□□□□■
・音自体はかなり高い水準にあると感じるのだが、音漏れがかなり多いことと、もう少し低音域が強ければもっと楽しく聴けるイヤホンだっただろうなぁという思いがあるため多少減点してこの点数。
・ ただ、この音のレスポンスの良さ、高音域の明瞭さは価格を抜きに考えてもかなり優秀であり、音的にも少し金属的な音の傾向である事さえ許容出来ればかなり使いやすいイヤホンであると感じる。
・個人的には恐らく元祖半開放カナルイヤホンであるMDR-EX90SLよりも、こちらのイヤホンのほうが好みの音である。(空間表現はEX90SLのほうが得意に感じるが、音の明瞭さ、分離の良さ等はTITAN1が優位にあると感じる。)
・最近はダイナミックとBAのハイブリッド形式のイヤホンが流行であり、ハイブリッドのイヤホンにもハイブリッドなりの良さはあるのだが「ああ、多分こういう音はダイナミックドライバ1発じゃないと出せないな」とダイナミックドライバ1発の良さを再確認させてくれる、そんなイヤホンであると感じる。
 

QLS QA360の新ファーム1.4が公開されました。

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http://www.qlshifi.com/bbs/dispbbs.asp?boardid=2&Id=4554
まだ中国語のサイトのほうでしか公開してないため、細かな変更点等はよくわからないのですが、今回はWAVオンリーファームが2つ、FLAC等にも対応した通常ファームが2つと計4つもファームを同時にリリースしており、好きな音のファームを入れてくれということのようです。あくまでアップデートは自己責任でお願いします。

アップデート方法は

1、上記サイトからダウンロードしたファームファイルを解凍
2、SDのルートに解凍したファイルを置く
3、そのSDを挿した状態でQA360の左方向キーを押しながら電源を入れる
4、アップグレードモードに入るのでファームファイルを選択
5、完了画面が出たら再起動
という流れです。

とりあえず全ファームを入れて聴き比べをしてみましたので、その感想をまとめますと。
WAVオンリーファーム
「WAV_v1.4.05」音の広がりが良く、中音域が厚くなるものの少し解像度はWAV_v1.4.02より劣る。
「WAV_v1.4.02」」解像度が高め音の癖が少ない印象、中音域の表現力は多少WAV_v1.4.05より劣る。
FLAC等も対応した通常ファーム
「APP_v1.4.04」1.3の音の傾向を引き継いだファームらしい(多分)他のファームより少しレンジは狭く感じられるが、音の癖は少なく聴き易い音、低音の締りはこれが一番良いかも?
「APP_v1.4」 APP_v1.4.04のレンジを少し広くしたような音
といった印象です。私は「WAV_v1.4.02」が一番好みの音でしたので、このファームを使用しています。あくまで私の印象ですので、参考程度に見てください。とりあえず聴いた感じでは「WAV_v1.4.05」が一番特徴のある音で、他の差は微量かなと思います。

音以外に気がついた変更点
・左右キーでフォルダの移動が追加された。
・SDカード部分を少し触るとSDの接触で音が乱れてフリーズするようなことがあったが、このファームからは無くなった。
SDを触ってもフリーズしなくなったのはかなり有難いですね。このDAPはSDを入れるところが横にありカバー等も無いため、どうしても取り出す時に触れてしまって再生停止なんて事も多かったので、かなり使いやすくなったと思います。 

中国語サッパリわからないので、他にも気がついた変更点等があれば教えてくれると嬉しいですw

DUNU TITAN 1が届きました。

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DUNUの代理店のSOUNDEARTHにて、このDUNU TITAN 1のレビューモニターを募集していたので応募してみたところ有難いことに当選致しましたので、今聴きながらこの記事を書いています。SOUNDEARTH様ありがとうございます。

音は、まだ鳴らし始めたばかりでエージングも何も出来ていない状態なのですが、その状態でもカッチリとした解像度の高い音が出ていてなかなか好印象です。音抜け穴が多いため、音漏れが多そうなところだけが気になりますが、その代わりカナルイヤホンにありがちな音の閉塞感というか窮屈な感じが無く、とてもぬけの良い音ですね。

詳細なレビューは数日後、もう少しエージングが進んだ頃に書こうと思います。
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