メタラーのヘッドホンブログ〈PR〉

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2013年07月

T-PEOS H-200のレビュー

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TPEOSのH-200です。韓国のイヤホンメーカーの物で現在ebayでは295ドルで売られており、日本ではeme audioさんが取扱いをする予定のようです(ポタ研でオリジナルのケーブルを追加付属して先行販売していました)私のは国内取扱いではなく韓国から直接送ってもらった物です。
特徴等
・3way3driver、2BA1dynamicのハイブリッドイヤホンです。K3003の構成を意識していますね。
・イヤーピースはフォームタイプが1ペア、出口の穴の小さいシリコンタイプが大中小1ペアずつ、穴の大きい物が大中小1ペアずつ付属しています(本レビューは穴の大きいシリコンを使用しての試聴)
・ケーブルはiphone等用のマイク付きの物(黒色)マイクが無い物(赤色)の2本が付属、国内版はポタ研の先行販売ではオリジナルのケーブルが追加されていました。(本レビューでは赤のマイク無しでの試聴)
・装着感はなかなか良し、写真を見て頂くとわかるように本体部分に突起があり耳から落ちにくくなっているのですが、この突起部分が耳に当たって痛いという人も居そうですが、自分には特に問題無し。
・タッチノイズは本体部の突起が耳に触れているため分散されるのか、全体的にカナルタイプにしては少な目。
・若干造りが雑、自分のはBAドライバの向きが少し曲がっていたため、一度耳垢防止用のフィルタを剥がしてマイナスドライバを本体に差し込み調整しました。ちょっと耐久性等に心配があります。
・音漏れは少な目、ザッと見た感じでは音を抜く穴が無いため音漏れは少ないかと思います。遮音性もなかなか優秀。
音質評価 □□□□■
・音質はなかなか良いです。3万円程度ならなかなか優秀ではないかと思います。
・音の傾向は若干低音寄りのドンシャリ
・全体的に音がかなり濃厚で情報量がかなりあります。濃い音が苦手な人には向かないと思います。
・はっきりいって聴き疲れする音ではあります。ER-4S等は聴きながら寝てしまえそうな音ですが、このイヤホンではまずそういう事は無さそう。
・高域は低音域が強めのため若干曇りますが、デスメタル等の低音の音数が多い音源でなくゆったりしたpops等の音源では全く気になりません。ハイブリッドのため、音源によっての相性は結構別れるのかもしれません。
・中音域は全体の音域では一番少な目ですが、分離がとても良いので埋もれること無くしっかり聴こえてきます。
・低音域は全体の中で一番多め、カチッとした音ではありませんが、若干硬めのドシッと腰を据えた音。テクニカルメタルデスメタルのような高速のドラムの音数も何とか拾ってくれます。
・とりかく音が濃い、正直気合を入れて聴かないと音酔いをしそうなほど濃いw ここまで濃い音はroothのLS8やUEの18Proを聴いた時以来かもしれません。 
・合うジャンルは明るめのポップス音源、やラップ音源等。全体的に音がクッキリした音源に合うようです。ラップ音源はEminemのlose yorselfを聴いて確認しましたが、重低音はかなりしっかり出るものの分離が良いので、とても聴きやすかったです。
・メタル音源ならスラッシュメタルやライブ音源等、全体的に音が物凄く濃いので、若干初期状態で重低音が薄目の音源を鳴らしてあげると相性が良いと思います。そのため録音音質があまり良くない音源でも、結構楽しく聴くことが出来ます。ただし録音が悪いといっても、全体的に音が軽めの音源に限ります、低音がべたついていたり、モコモコしてしまっている音源には合いません。
・合わないジャンルはクラシック等、基本的に生楽器系の音源には音に違和感を覚える物が多そうに感じます。
・音源によって篭りが気になる物と全く気にならない物があるのが気がかりです。たとえば聴いた感じではGalneryusのhunting for your dreamでは篭りは気になりませんがMR.Bigのto be with youでは若干篭りが気になります。最初は音数の多い音源だと厳しいのかと思っていたのですが、to be with youは別に音数の多い音源では無いのでうーーんというところ。
高音域□□□□
中音域□□□■
低音域□□□□■

オススメ度□□□□
・音は面白いですが、 はっきり言ってかなり人を選ぶ機種です。濃い音が好きで、分離の良い物が欲しい人には向いて いますが、作業しながら音楽を聞き流したりするのには向きませんし自然な音を求める人にもあまりお勧めできません。
・ですが、この音の濃さは多ドライバならではの音だと思いますし、数個イヤホンを所持していて「独特な音のイヤホンが欲しい」と思っている方には是非お勧めしたい機種です。使い分けには本当に楽しいイヤホンだと思います。
・正直最近のイヤホンの新製品は、どうも当たり障りの無い似たり寄ったりなアッサリ音だったり、低音がベッタリとしたイヤホンが多くて、こういう純粋に音の密度が高い「濃い音」と言うものはあまり無かったと思うため、とても面白い選択肢になるイヤホンが出たなと思います。 

IHIFI-760なるものと、AUNEがDAPを出すみたいですよ

IHIFI-760はこちら
http://audiodsc.com/XUELIN-IHIFI-760 
 
何というか、もう完全にAK100を意識したデザインでちょっと笑ってしまいました(^-^;
このメーカーは今までの製品を大分造りがアレだったり、バッテリーがアレだったりと色々問題が多かったのですが、今回はどうなのでしょうかね。バッテリーだけでもまともな物繋げてくれているなら候補になるのですが、流石にIHIFI812とかのデジカメ用バッテリーに無理やりはんだ付けしたものはやめてほしい(^-^; 

AuneのDAPはこれ
http://t2.qpic.cn/mblogpic/8c08f09163b6aa7de386/460 
http://t2.qpic.cn/mblogpic/c706a9cbc8dcd4944e70/460 
http://e.t.qq.com/fly-audioってサイトにほんの少しだけ情報が載っていたものの、殆ど詳細は不明、中国語を翻訳サイトにかけてみたところ9月には市場に出るかもーみたいに書いてあるようにも見えるけど、ちょっとわからず。

何にせよ選択肢が増えるのは良い事ですね、楽しみです\(^o^)/

ポータブルオーディオ研究会2013夏に行ってきました。

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フジヤエービック主催のポタ研2013夏に行ってきました。ヘッドホン祭は規模が拡大してしまったため、中野では出来なくなってしまいましたがポタ研は中野サンプラザでの開催です。正直こちらのほうが離脱後にエービックのお店を覗けたり、周りに飲食店も沢山あるので助かるのですがね。







IMG_1900カルダスのイヤホンのEM5813 MODEL1です、多分今回のポタ研で初お披露目の機種の中では一番注目度が高かったのがこのイヤホンじゃないかと思います。
正直音は。。。個人的にはちょっと期待外れでしたね、ファイナルの金属Piano forteシリーズが好きな人にはどう取られるのかが気になります。(自分はファイナルオーデイオのイヤホンはadagioやheavenシリーズは好きですが、piano forteシリーズはあまり好きでありません)  
エージングが進んだ頃にまた聴きたいですね。





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ULTRASONEの新作ダイナミックイヤホンpycoです。
音は結構良かったです、高域の抜けが良く、全体的にアッサリとした音、ただ物凄く普通なアッサリとした音だったため、これUltrasoneである必要があるのだろうかと、ちょっとよくわからない不満も持ったりw(s-logicのヘッドホンは良くも悪くも独特な音のヘッドホンとして良い物だと思っています)
価格は2万円くらいとのことなので、なかなか悪くなさそうな機種だったかなと。 






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ゼンハイザーのmomentum on earです。
うーーーん、全体的にmomentumより低域が強め、正直あまり印象に 残っていないです。これならmomentumのほうが好きかな~、と思って席を立ったような気がします









IMG_1906HD25 aluminumです。
個人的にはhd25 amperiorより、こちらのほうが好みな気がしました。HD25のレンジを少し広くして、高域に金属っぽいキラキラ感が加わったような音。
ノーマルのHD25が好きで、HD25 amperiorを聴いてガッカリした人は、こちらのHD25 aluminumほうが好きな人が多いんじゃないかなと思います。逆にhd25 amperiorが好きだった人には違和感を覚えるかも。






IMG_1903ShureのSE846です。前回のヘッドホン祭は行けなかったので聴くのは初めてです。(ozzfestに行ってました)
んーーーーー、前回のヘッドホン祭に行った方に話を聞くと、高確率でこの846に対して厳しい評価をしている人が多かったのですが、正直音を聴いて納得という感じ。。。
この試聴機の音だけ聴いた感じでは、私は価格を抜きにしてもSE535のほうがずっと好きでしたね。発売時には音が変わっていることを期待します。これで12万って言われちゃぁ。。。





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eme audioさんから発売予定のT-PEOS H-200です。BA×2 D×1のハイブリッドイヤホンですね。
自分も韓国から直接取り寄せたものを所持していますが、国内仕様は写真のように高級そうなケーブルが追加で付属するようです。(ポタ研の会場で先行販売されたものには付属していましたが、通常販売時はどうなるかわかりません)
先行販売の価格は独自ケーブル込みの事を考慮すると内外差は少なく、かなり良心的な値段でしたので、通常販売時の価格にも期待したいところです。
なかなか面白いイヤホンだと思います。 




IMG_1908Aurisonicsのイヤホン群です。3種類ほど聴きましたが正直どれがどれかは見分けつかなくて、あまりわからず。 これは会場を離脱して中野のエービック店舗にて聴きました。
正直、全部。。。低域が支配気味で、音が全体的に曇っているのが気になる物が多かったですね。 価格を考えてしまうと、全部結構良い値段するものなので、正直、うーーーんと。 






IMG_1911sound potionのmonolithです。
今回は
monolithの高出力版やバランス版、据え置きヘッドホンアンプ等を参考展示していました。
バランス版はバランスのイヤホンやヘッドホンを所持していないため聴きませんでしたが、monolithの高出力版は、繊細で高解像度な音で好印象でした。







IMG_1910FOSTEXの真空管ポータブルアンプです。
なかなか良かったです。全体的にシャープでアッサリとした音、モニターライクで癖は少なく、どんな音源でもそつなく鳴らしてくれそうなアンプでした。ただ、真空管っぽさは全然無かったですね。真空管と言われてイメージされやすい、中音域がふくよかで、暖かみのある音、みたいなものを期待して聴くとガッカリしそうです。







 他にも新製品はチラホラとあったようですが、自分が聴いたものはこれだけです。珍しく今回は沢山試聴してきましたw

しかし、最近は本当にポータブル製品の高価格化が進んでいますね。ちょっと前まで5万も出せば一式そこそこ良い物が揃う印象がありましたが、最近は10万を超えるような 製品がポンポン出てきて、正直困惑しています。
別に高いこと自体が悪いわけではありませんが、 最近の新製品はどうも「高いだけ」みたいな製品が増えてきている印象で、せっかく盛り上がってきていたポータブルオーディオ市場に水を差しかねない流れではないかな、と思う気持ちは正直ありますね。 
こういったイベントで試聴をしても、その構成と、その音でそんなに高いんですか。。。と言いたくなることが増えた印象ですし、ポータブルアンプなんかも新製品群は殆どが5万円を超えてくるような印象があって、何だかなぁと思ったり。


IMG_1907最後に全然関係無いですが、お昼に食べた三田製麺所のつけ麺を。
ポタ研の会場のサンプラザ中野から近く、味もなかなか美味しかったので、次回のポタ研で食事に困ったら是非w 
本当は青葉に行くつもりだったのですが、あまりに混んでいて暑い中外で並ぶ気になれなかったのでねw 

T-PEOS H-200がキタ

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T-PEOS H-200です。2BA+1DynamicのK3003のような構成のイヤホンです。しかもケーブルは脱着式とスペックだけでもかなり面白いイヤホンです。価格はebayでは現在295ドルで売られており、結構良い値段します。 
これはeme audioさんで扱ってる物ではなく、韓国の本社から直接頂いた物です。国内のeme  audioさん扱いの物はケーブルが追加されていて太いいかにもオーディオ用!なケーブルが付属するみたいです。(ポタ研でそのケーブルのバージョンも試聴させてもらいましたが、なかなか好印象でした)
まだ開けたばかりなので、細かいことは書けませんが、音はなかなか良いと思います。ハイブリッドにありがちな不自然さが少なく、かなり濃い音でありながらもくどくない、そして分離も良く色々なジャンルに対応出来そうなイヤホンに思います。
脱着のケーブルですが、見た目はRP-HJE900等のプラグに似ているので、互換性あるかなと思ったのですが、残念ながら別物のようです、RP-HJE900のプラグのほうが細くて入りません。
細かいレビューはまたエージングが進んだ頃に
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