メタラーのヘッドホンブログ

うちも含めレビュアーなんてクソですよクソ。

2013年03月

ATH-EW9NRのレビュー

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ATH-EW9NRです。確かATH-EW9のオーディオテクニカのHP限定販売品です。価格は確か25000円くらいの物だったと思うのですが、今となってはメーカーのHPにも情報が無くなっているため、色々わからない事の多くなってしまったイヤホンです。中古品を発見した時は本当に驚きました。ヤフオク等でも滅多に見ない物です。
特徴等
・EW9との見た目の違いは二枚目の画像にある通り木の材質が違うことと、EW9NRにはLimited editionと木に書かれていることです。
・ステレオミニプラグには型番として「ATH-EW9」と書かれておりEW9NRという型番は書かれていません。
・ドライバはEW9と同じと知人が教えてくれましたが、本当にそうだったか。。。今となっては情報が無さすぎて色々断言できない機種です。
・耳かけタイプのため音漏れはかなり多く、遮音性もほぼ皆無 
音質評価 □□□□□
・音はとても良いです。EW9とは間違いなく音は違います。
・音の傾向はフラット、ほんの少しだけ中、高音域寄りか
・全体的に音がとても自然です。出ている音色自体はEW9に似てはいるのですが、EW9は音が詰まってるように感じるのですが、EW9NRは音がとても自然に伸びていく印象
・EW9との音の違いで一番わかりやすい違いは音場です。EW9よりもEW9NRの音場はとても広く、かつ自然です。EW9は耳元で音が鳴っているなとしっかりわかるのですが、EW9NRはまるで大型の開放ヘッドホンをつけているかのような自然で広い音場です。
・解像度もEW9NRのほうが上ですし、全体的に1ランク上、いや2ランク上の音だと思っています。
・高音域はとても綺麗です。全体的にとても伸びが良く、刺さるような音もしっかりと出てはいるのですが耳障りになりません。
・中音域はアッサリしています。ゆったりしたジャズのボーカル等、声の艶やかさを求める音源だと少し寂しく感じるかもしれません。とても癖が無く、そのままの素の音が耳に届きます。
・低音域は全体の中では多少少な目、重低音を主体とする音源等には相性が悪いかもしれません。こちらもすっきりとした音で、キレのある音ではありませんがミドルテンポのロック等では、スネアドラムの跳ねるような音がとても心地よいです。
・正直あまり癖が無い機種のため、なかなか文章にすることが難しいのですが、現状耳かけでここまでスッキリととした気持ちの良い音を鳴らす機種は少ないと思います。
・合うジャンルは全体的にどんな音源でも問題なくこなすとは思いますが、あえて言うなら軽めのロック、クラシック等
・合わないジャンルは音源自体がドンシャリで低音の量が要求されそうなもの、クラブ系ミュージック等は聴けない事はありませんが、聞いててもあまり楽しくは無いかもしれません。
高音域□□□□□
中音域□□□□□
低音域□□□□■

オススメ度□□□□□
・音自体は本当にお勧めできる物です。正直今すぐ再販してほしいくらいです。何故この音が限定品なのか、本当に惜しいです。
・耳かけ方式自体が衰退して新製品が殆ど出ない現状からして 、耳かけでここまで自然な音を出せる機種は今後二度と出てこないのではないかと思ってしまいます。
・オーデイオテクニカの限定販売品も考え物だなと思ってしまう機種です。やはり本当に良い物は限定などではなく、いつでも買いなおせる状態であってほしいところ。現に私もこの機種の音は大好きなのですが、買いなおせないため、滅多に外で使うなどは出来ない本末転倒なことになっています。。。 
・EW9自体も私はなかかな良いイヤホンだと思っているのですが、それでもこのEW9NRと聞き比べてしまうと少しため息が出てしまいます。本当に、何故このイヤホンが限定なのか、そして殆ど知られていないのか、本当に残念でなりません。是非再販をしてほしいですが、無いだろうなぁ。。。。 

ULTRASONE PRO900を購入&スピーカー関連雑記

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ULTRASONE PRO900をダイナミックオーディオにて展示品を15000円で購入。キズは多いですが、新しいデザインのPRO900が替えパッド等の付属品等は全部新品でこの価格はなかなかお買い得だったと思います。音はなかなか面白いですね。低音がかなり主張する音ですが、解像度もなかなか高く、とても派手な音。ULTRASONEの中で一番癖の強い機種では無いかなと個人的には思っています。レビューはまたいずれ

・最近アンプを買い換えようか悩み中です。TP60自体の音に現状そこまで不満は無いし、今まで色々なアンプを買ってきた上でメインアンプとして使っているので、本当はこのアンプ凄く音良いのでは?と思う反面、やっぱりたかだか14500円で買った安物アンプだしなぁという気持ちもあります。オーデイオは価格では無いと言いつつも、やはり一つだけ極端に安い機材があると気になるものです。今気になっているのはRDA-720ですが、これを導入するとヘッドホン環境をまた別に構築しないといけないし、DAC-9が不要になってしまうため、なかなか踏ん切りのつかないところ。何かおススメのアンプがある方は教えて頂けるとありがたいです(汗

・スピーカーのインシュレーターを前2後1と前1後2で比較試聴をしてみました。 スピーカーはいつものKX-5でインシュレーターは結構前にTLの方のご厚意に甘えて頂いたtaoc TITE-25PIN。結果はといいますと、前1後2の場合音はクリアになって、最初は良いじゃないかと思ったのですが、よく聞いてみると音の広がりがかなり死んでしまい、スピーカーの位置が物凄くわかってしまう、窮屈な音になってしまったため、前2後1の環境に戻しました。しかし、たかだかインシュレーターの置き方でここまでガラっと音が変わるんだから面白いものです。当たり前だと言われてしまえば、そうなのかもですがw

・ アンプとDACには機材インシュを一応入れてあるのですが、正直私の駄耳には変化はあまりわからず。まぁ入れといて悪い事は無いだろうということで、とりあえず入れてはいます

・TLの方から、もっとリッピングに拘らないと勿体ないよと言われて、試しにリッピングソフトの聞き比べをしてみました。ソフトはitunesとdBpowerampで同じ形式のファイルを作ってみました。で結果はと言いますと、いやぁ変わりますね、驚くほど違いました。というかitunesのリッピングってこんなに音悪くなるんですかと(汗)今までリッピングした物を全部やり直すのはかなり大変な作業のため、少しずつやって行こうと思いますが、しかし、こんなことでここまで変わってしまうとなると、拘りがいがある。。。というよりはちょっと面倒だなぁ(苦笑

etymotic research ER-4Sのレビュー 2017/07/01修正

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ER-4Sのレビューです。価格は現在は15800円あたりが相場、発売当時はし4万円以上していたものなので、安くなったなぁと
特徴
・3段フランジイヤーピースによる抜群の遮音性、カスタムIEMなどでもこれほどの遮音性は無い
・装着感は人を選ぶ、私は小さい3段フランジを使用しており、通常の大きさの3段フランジだと耳が痛く使用できない(最初はこの小さい3段フランジは売られておらず大きいものしかなかった)
・ケーブルは脱着式となっているが、交換ケーブルはetymotic researchからは発売されていない、そして一応脱着できるというレベルでもの凄くプラグが硬く、気軽にケーブルを変えて聴くなどは難しいと思われる
・耳垢混入防止のフィルターは交換式となっており、交換のフィルターも販売されている。
・タッチノイズは多め、私が所持しているタイプは旧型のケーブル分岐後のケーブルが太いタイプのため、さらにタッチノイズが多い、後期の分岐後のケーブルが細く捻ってあるもののほうは多少この点は改善されている
・100Ωと大きいインピーダンスではあるが、ipod classic直刺しでも充分な音量はとれる
音質評価 □□□□□
・音質はとても良い
・全体的に癖の少ないとても聴きやすい音
・音のバランスは高音域寄りの軽いカマボコ
・高音域はとてもクリア、籠もるような感じは全く無く、とても綺麗な音色である。シングルBAということもありレンジは狭めで最高音のところが鳴っていないような感じはしてしまうのだが、逆にこのおかげで聴きやすく、聴き疲れのしない音になっている。
・中音域は多少張り出してくる、特に味付けも感じず自然な声が再生される
・低音域は少な目で、とてもシャープな鳴り方をする。シャープな鳴り方といっても金属的な鳴り方のようにキンキンとした音ではなく、とてもナチュラルに引き締まった音がする。聴き疲れがしない音でありながら、とてもシャープな音がするため、スラッシュメタルなどにはうってつけの音
・合うジャンルはスラッシュメタル、デスラッシュなどの疾走間感のる音楽、slayerのangel of deathなどを聴くとつい音量をあげてリズムを取りながら聴いてしまう。全体的にシャープな音でありながらも聴き疲れをしない音のため、低音が少な目でも良いのなら通常編成のギター、ベース、ドラム、ボーカルといったバンドの音楽であるならジャンルを選ばず聴けるイヤホンではないかと思う。
・合わないジャンルは大編成のクラシックなど、よくクラシック専用イヤホンなどと評される当機であるが、個人的にクラシックなどを聴くにはレンジが狭すぎる、レンジの狭さが影響して金管楽器や弦楽器の高音域がとても寂しく聞こえてしまい、聴きながすには良いのだが、純粋に音楽鑑賞という用途では向かないように感じる
音のバランス
高音域□□□□
中音域□□□□□
低音域□□□■

おすすめ度 □□□□■
・今の価格であれば文句なしでおすすめできる機種であると思う、ただし装着感や見た目、タッチノイズなど人を選ぶ点も多い機種ではある
・遮音性がとても高く、聴き疲れのしない音のため、喫茶店などで聞き流しながら作業をしたり、本を読んだりする際にとても重宝する、とてもうるさい場所であっても当機をつけて音楽を小さめに流してやれば、ほぼ間違いなく周りの音は気にならなくなるだろう
・装着感は見た目からも痛そうに感じるだろうが、私の場合慣れてしまうととても良好、一時間でも二時間でも私は平気でつけていられる
・価格が新品でも1万円半ばとなった今、元祖シングルBAとして、そして未だに唯一無二の存在感を持つ機種として、持っていて損は無いイヤホンであると思っている
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